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小型ドローンのWi-Fi中継

最近ドローンでの撮影にハマっている私です。
特に今面白いなと思っているのは、DJIが技術提供をしたというライズテック社から販売されている「Tello」という僅か89gのHDカメラ付きの小型軽量ドローン。航空法で言う200g未満の無人回転翼機ですので、航空法の適用外になる為、法令上の許可だのと言った面倒でややこしい面がなく、安全に配慮さえすれば気軽にどこでも飛ばせます(他法令で特段に禁止されている場所を除く)。200g未満のドローンは「無人回転翼機」等という仰々しい呼び方は世間ではされておらず、おもちゃという意味を込めて「トイドローン」と一般的には呼ばれています。
トイドローンは、専用のコントローラがある物もありますが、Telloなどカメラを搭載した機種の場合は、大抵その本体とスマホをWi-Fiで接続し、専用のコントロールアプリを使って目視とスマホに映るドローンからの映像を見ながら操作をします。最近では高性能なトイドローンも出てきており、2022年春には100g未満にするという法改正もほぼ決定されているようですが、89gのTelloに関しては、そんな話もどこ吹く風という話ですね。
今回は、そんなTelloをテーマに書いていきたいと思います。
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Telloは小型軽量ゆえの泣き所が多々あります。

1)とにかく風に弱い
野外で飛ばす場合、圧倒的に風に弱いです。Telloだと風速3m程の風だと、もう糸の切れた凧の如く、どこへ飛んで行くか分かりません。屋内でも扇風機の前は鬼門だと思います(笑)。

2)GPSを搭載していない
TelloにはGPSが内蔵されていませんので、位置情報を使って飛行するという概念がありません。つまりフルマニュアルです。しかしビジョンポジショニングという映像から立ち位置を自律で決めて飛行する機能がありますので、ホバリングは驚く程安定しています。

3)コントロール範囲が狭い
TelloがハブとなってスマホとWi-Fiで接続してワイヤレスでコントロールする為、Telloとスマホの電力の問題もあって、操作できる範囲が狭いです。概ね自分を中心に10mまでの範囲が安定区域といえます。Mavic Air2等は5km位まで届くので、かなり狭いですね。
 
その他にも上級機に比べると映像面だとか細かい機能が端折られていますが、そこはトイドローンです。パッと出してチャっと飛ばしてパッとしまう…そんなカジュアルな飛行が可能なのが利点と考えると、とても楽しいドローンです。
しかし、安定コントロール範囲が直線で10m以内というのは、トイドローンと言えど余りにも狭い…。泣く程狭い…。
 
そこで…
 
この範囲を伸ばしてくれる、つまりは3)の泣き所を少しでも克服してくれる「Wi-Fi中継機」という機械があったりします。
どういう物かというと、通常はTelloとスマホを直接Wi-Fiで繋ぐのですが、この間に「Wi-Fi中継機」を挟む事で、TelloはスマホのWi-Fi範囲を超えて、より遠く、より高く飛ぶ事が出来るようになります。この中継機の事を「レピーター」と呼ぶ事もあります。
間違えてはいけないのは、中継機はTelloとスマホのWi-Fi電波を飽くまで「中継ぎ」する事で電波範囲を広げる物であって、電波を増幅する物ではありません。増幅する=出力を上げる装置は「トランスミッター」と言って全く別の機械です(無許可無免許で一定以上増幅すると電波法違反です)。たまに間違えてブログに書いている人がいるので勘違いしないようにしてくださいね。
 
ではその中継機とは実際どこで売っているのかと言いますと、アマゾンなどの通販はもちろん、どこの電気屋さんでも売っています(笑)。とりわけトイドローンで使われているのは、小型の中継機でモバイルバッテリーからUSB給電で動作する物が多いようです。これをあたかもトイドローン専用の中継機のように語っているブログも散見しますが専用品なんて本当はありません。実は家庭用のWi-Fiルーターに中継機能があれば、そのルーターが中継機能を果たしてくれます。
私は車にACコンセントが挿せるバッテリーを積んでいますので、ソフトバンク光に加入してBBユニットを使う羽目になり、結果余っていたバッファロー製のWSR-2533DHPというルーターを使って、実際に設定、Telloを飛行させてみた所、難なく成功しました。って言うかAC電源のルータなので電波出力も小型の物に比べると断トツで強く安定します。お手持ちのルーターに中継機能があるかどうかは各メーカーのHP等で調べてください。
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実際の設定は、ルーターを中継機モードで起動し、パソコンに繋ぐかスマホで設定画面に入ります(ルーターのマニュアル読んでね)。その後Telloを起動すると、ルーターの設定画面に中継するTelloのSSIDが表示されますので、それを拾って接続設定を行います。一度行えば電源を抜いてもルーターは次回からTelloの電波が来たら自動で接続してくれるようになります。つまりルーターはTello専用の中継機と化します。
ちなみにこの時、ルーターの5GHzのWi-Fi機能は必ず切っておきましょう。5GHz帯の電波は野外では使用してはいけない決まりになっているからです。それができないルーターは残念ながら電波法違反になるので野外では使えません。どうしても使いたい場合はアマチュア無線の免許を取って、電管に申請して無線局の開局許可を取らなければいけません。Telloごときでここまでやる必要はありませんね…。
一方、スマホ側は何も考えず、いつも通りTelloのSSIDを拾って繋いでください。これでスマホはTelloかルーターのどちらか強い電波の方を自動的に切り替えつつ繋いだ状態を維持してくれます。

ちなみにWSR-2533DHPを用いた実際の飛行では、10mどころか30m先でも余裕でした。上空は風が強かったので止めましたが、多分30mなど余裕だと思います。ルーターをバッテリーもろとも広場の真ん中に置くと、もっと凄い事になりそうでしたが、目視外飛行になるのでやめました。家庭用ルーター、ヤバいっすね…。
ちなみに2階の部屋にルーターを置いてTelloを置き、1階の居間からFPVで飛行させるという芸当も可能です。
ところで、わざわざこれをやる利点は、コントロール範囲が広がる事はもちろんですが、Telloからの映像がグッと安定し、ノイズやコマ落ちの無い綺麗な映像が撮れる期待が出来る事です。Telloにはメモリカードが挿せず、専らWi-Fiで送られてくる映像が録画されますので、私の場合はその目的の方が大きかったですね。中継機を車窓からひょいとルーフラックに置けば、クルマを中心にTelloは広範な撮影に応じてくれるようになります。頑張ってみる価値はあったかなと思っています。
しかしTelloを別のコントローラーでさらわれないように、Wi-Fiにパスワードをかけておいた方が良いと初めて思った今日この頃でした。

山椒の木(鉢植え)の続報。

鉢植えでの栽培がやたら難しいとされている「山椒」を、どこが問題になりやすく難しいのか・・・というナゾに迫ってみようと、一昨年秋より山椒の木を買い集めて色々な条件で栽培をしてみたという以前の日記の続編です。
 
一昨年より栽培を行っていた山椒の木の鉢植えは全部で8鉢。
このうち、地植えにした山椒2本は途中まで順調であったが、強風にあおられた隣の月桂樹の10号鉢が倒れた折にモロに下敷きになってしまい、その後は地植えという好条件にも拘わらず持ち直す事も無く2本とも枯れてしまった。5号深鉢の朝倉山椒は冬を越す前に葉を落とし、今春に芽吹く事も無くそのまま枯れてしまった。かなりの強光が差し込む窓際という室内での栽培をしてみた朝倉山椒も、葉を落とすだけでその後枯死した。一番の大鉢だった朝倉山椒も冬を越す前に根が腐り枯死。と言うわけで・・・今春、元気よく芽吹いた山椒は3鉢だけとなった。
 
1)ぶどう山椒
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実家の片隅でやたら元気の良かったぶどう山椒が、そのまま生存。植え替えは昨年の初冬、葉を全部落とした所で大きめの8号深鉢に土を崩さぬように移植した。用土は赤玉5腐葉土4ピートモス1で元肥は腐葉土に任せて混ぜていない。同じ場所、条件で移植した朝倉山椒は枯死したが、こちらのぶどう山椒は全く問題なく、昨秋にはアゲハチョウの幼虫を一匹さなぎにまで育て上げて、現在一番元気に生育している。条件は北向きで夕刻に強烈な西日が2~3時間ほど差し込む場所である。ちなみにアゲハのさなぎは、今も蝶になる日を夢見て、さなぎで季節越しをしている。
 
2)自宅の朝倉山椒
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この株は一昨年の秋に購入しているので、唯一我が家で二度の冬を越している山椒である。昨年の初冬に一回り大きなだおん鉢に植え替えた後、葉を落とし始めて、その後は一切音沙汰なしになったが、今春一気に芽吹きを再開して樹勢を取り戻した感じだ。朝倉山椒は葉の香りがぶどう山椒に比べて爽やかで、見に行く度に指でこすって香りを楽しんでしまう。この香りが無くなると、葉を落とす兆候或いは木が弱っている事になるのだが、その判断は未だに私には難しい。樹勢が強いので、この夏を無事に乗り切ったら9号のだおん鉢に移植する予定であるが・・・。
 
3)自宅のぶどう山椒
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この株は昨年の夏前、つまり一番最後に購入したぶどう山椒の株である。樹勢は好調で昨夏は盛大に葉を吹いていたが、その後なぜかこの株だけハダニの大量発生に見舞われ、枯死寸前にまで追い込まれたが、オルトランやハダニ駆除剤等での対策が常となっていたが、葉を落とした後、枯死の判断が付かなかった為「生きている」という前提で冬も水をやり続けた結果、樹勢は弱いがたくさんの新芽を吹いてくれた苦労山椒である。昨秋の新枝が悉くダニ被害で枯死しているので、実家のぶどう山椒に比較して、葉は小さく弱々しいが、何が原因でハダニの被害に遭ったのか判然としない。ちなみにこの株も隣にある朝倉山椒と同じく昨年の冬に植え替えを行っている。この株だけ早めにハダニ対策を行う予定である。
 
1年で8分の3という生存率だったわけですが、正直言うと生育の正解は未だに見つかっていない。同条件で枯死と生育に分かれている点で訳が分からなくなりますね。ただ、残った3株に関して考察すると、以下のようになる。
 
・室内飼育は不可能。
・鉢を絶対に移動しない。回さない。
・水をやりすぎない。しかし土は乾燥させない。夏場は観葉植物のように毎日ドブドブにやる必要は無い。冬場は葉はないので雨だけでも良いが乾いたら湿らす感じで水やりする。要はほったらかし気味が良いようだ。
・直射光は1日2~3時間程度が望ましい。それ以上になると葉が乾燥して早めに香りが抜けて落としてしまうようである。
・基本的に剪定をしない。どうしてもしたい場合は、枯死した枝先部分だけを摘む程度が限界。生きている枝先を摘むと一気に崩れる可能性がある。
 
今の所、そんな感じかなって言う程度。あまり面倒見が良すぎると枯死の確率が増えるのかなって言う感覚だ。
また続報を書きたいと思う。
 
おまけ
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昨年買ったタラノキ。昨秋には葉は無くなるし、冬になると土は乾くし、ただの棒だし、絶対に死んでるんだろうな・・・などと思いつつタイムに囲まれた場所に移して冬場そっとしておいたら、なんと新芽をグングン吹き出した。タラノキって案外Mで強いんですね。地植えにしてあげようかと考えていますが、今はその時じゃないですね・・・。

リモートによるお仕事。

新型コロナが流行しだしてから少し経った頃、通勤ラッシュ時や社内での人的過密を避ける為の手段として、自宅に居ながらにして仕事を行う、いわゆる「リモート」によるお仕事スタイルの導入が、其処彼処に語られるようになったり、行政からも推奨されるようになったりしたわけだが、そのコロナ禍の入り口から1年半経とうかと言う昨今にあって、現在では特に企業関係において、そのリモート率というのが俄に下がってきているらしい。
これは、日本人の古来からの心情と、今持って会社を仕切っている役員連中の年代を考えると、私的には至極当たり前の事で、会社側としてはやはり、目の前に社員に机に座ってもらい、自分の監視下に於いてお仕事をしてもらいたいと考えるのが自然なのだろう。また、会社の部署や仕事内容によってリモートで会議までは出来ても仕事までは無理っていう場合も多々あるだろう。或いはリモートをしてみたけど、結局会社に出てきて仕事をした方が捗る・・・という事もあると思われる。
それはそれで、会社の労使共にそれぞれの立場や意見があると思うので、私のあずかり知る所ではありませんが、日記に書こうと思ったのは、そもそも「お仕事をリモートで・・・」とは言うものの、一体どんなリモートを言っているのだろう?と疑問になったからだ。
疑問が湧いたのは、何も世間一般を見渡したり、会社を訪問したりして湧いたわけでは無く、家電量販店やパソコンショップなどの広告の内容だった。
 
「リモート会議もお仕事も、これでスイスイ・・・」
 
みたいな文言と共に、そこそこのお値段のノートパソコンやデスクトップパソコンがセットになって販売されている。何も知らない方は「リモート」と聞くと、こういうパソコンが必要なのかと勘違いして、自宅のパソコンはおざなりにしておいて、新しいパソコンを購入したりしている方が一部にいるのかと思うと、ちょっとやり切れない思いがしてしまいますね。
 
そもそもに置いて、世間でいう「リモート」って一体何を指して言っているんでしょうかね?
一般ピーポーが考えてそうな事由をいかに書き並べてみた。
 
1)会社から持ち帰ってきたお仕事を、自宅でパソコンを立ち上げてこなす。
2)スマホやタブレットを使って、ネット会議のアプリ(ZOOMとか)を使って会議や商談をする。
3)自宅でパソコンを立ち上げて、会社にあるパソコンを遠隔操作して、自宅が会社の机の如くお仕事をする。
4)自宅でパソコンを立ち上げて、会社のシステムにログインしてデータを打込んだり共有フォルダに企画書を入れたりしてお仕事をする。
5)会社のシステム専用タブレットを使用して、データを入力、閲覧、指示を受けながらお仕事をする。
 
などなど・・・。
リモートと一言で言うが、結構その内容は多岐にわたる。
実は上記1)~5)で、下へ行くほど会社はお金と手間がかかる。
とりわけ1)は、単に仕事を家に持ち帰ってきてやっているだけで、こういうのは自宅残業と言ってもリモートとは言わない(笑)。
2)は企業だけで無く学校や学習塾でも導入されているので、これがリモートだと思い込んでいる人も多いかも知れませんね。しかし厳密に言うと、これも単にネットを通してテレビ電話で話しているだけで実はリモートワークとは言わないと私は思う。だって先生はリモート授業をする為に学校へ行ってるわけですから・・・。
3)の辺りからいよいよリモートワークの世界へと入ってくる。会社の自分が使うパソコンには遠隔操作ができるようにアプリが仕込んであって、ネットとパソコン(スマホやタブレット)があれば、いつでも会社のPCに入り込んで操作し、必要な仕事が出来るというものだ。ネットの回線速度にもよるが当然、電話やZOOMをしながらの操作も可能である。現在リモートワーキングを行うには、これが一番現実的な方法と言えるだろう。デメリットは会社が1人に対して2台のパソコンをあてがう必要がある事くらいだ。
4)はVPNというネットのトンネリングという仕込みがしてある場合に可能になるリモート操作だ。VPNとはVirtual Private Networkの略でざっくり言うと会社のネットワークと自宅のネットを接続して、ネット空間的にあたかも同じ部屋にいるかのようにするネットワーク技術の事だ。これを行うと、自宅のパソコンの「ネットワーク」のアイコンを開くと会社のパソコンのアイコンがズラリと並ぶ・・・。共有フォルダも直接自宅のパソコンから開く事が可能になる。これをやるにはセキュリティ関連や情報漏洩の防止策などを高度に施す必要があるので、恐らくやっている会社はほぼないだろう。
5)は身近な例では、もう保険の外交屋さんが10年以上前からやってます。VPNで、会社のシステムにしか繋げられないように仕込んだ端末装置と化したタブレットやノートパソコンを社員にあてがって営業活動をさせるという物を自宅でするというものだ。これは一見お手軽そうに見えるが、サーバーと端末を高度に繋ぐ基幹システムが必要になります。このシステムが大抵は数千万単位のイニシャルコストと年間数百万単位のランニングコストがかかるので、これを導入している中小企業などは、めっちゃ儲かっている会社を除いて、よほど新しい物好きか世間知らずの社長の会社に限られるだろう。
 
つまり、現実的な所に置いては3)の会社のパソコンを遠隔操作する方式だ。

いいですか?
これをやるのに、特別なパソコンなんて必要ありません。
ノートだろうとデスクトッだろうと、きちんと動くパソコンが1台あれば、それだけでOKです。遠隔操作をしますから、こちらサイドのパソコンの性能も大した物で無くて良いです。
ネット会議(リモート飲み会)をする場合は、パソコンにカメラ(100万画素あれば充分)、マイク、スピーカーの3つが付いていればOKです。付いていなければ、マイク内蔵のウェブカメラとUSB給電が出来るパソコン用のスピーカーを1組買えばそれで事足ります。3000円位でしょうか。
一番大事なのは、ネット回線の速度です。
4Gや5G回線を使うなんとかAir(テザリング含む)とかじゃなくて、1Gbpsのきちんとした光回線が引かれているのが理想です。回線速度が不安定だと画像が止まったり切れたりします。スマホのテザリングとかは緊急手段であって、常備手段とはなり得ません。
 
皆さん、おかしな宣伝に惑わされて、無駄遣いしませぬように・・・。

ちょっと、おどろいた。w

先日2月23日にアップした私の日記、「もう、はっきり言ってしまった方が良い事。」で書いた事だが、私とほぼ同じ考えを示していた偉いさんがいた事に驚いた。まるで私がこの記事を読んで、勝手に迎合して日記を書いたと思われそうな程同じ考えだ。一応リンクを張っておこう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57205
2018年8月に大原浩と言う方が執筆しておられた。
日記を書いた後も、数字的に間違いが無いか等を再確認する為に、電気自動車について色々と調べていて見つけた記事だった。
実際は私の意見とは微妙に違うんだけど、結局ガス系を伸ばすのが手っ取り早くて良いんじゃないかなんて結論になっているのも同じだ。正直、私もこの大原浩氏の仰っている事に同感できる部分が非常に多い。
 
一方で…。
 
この意見に対して、真っ向からいちいち反論している記事も見つけました。これもリンクを張っておきます。
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/rebuttal-money-gendai-ohara/
名前が明示されていないのですが、コメントの返信欄から安川さんという方が書いておられるようです。

私は思っていた事をバシッと書いたつもりだったんですが、結構論争が起きていた話題だったんだなぁ…と思わされます。
 
なので…。
 
私は大原氏の意見派にはなるのでしょうけど、もう少しなぜ普及しない(=失敗する)かをツッコんで書いておく事にしました。

実際のクルマの買い物を考えてみて欲しい。
今ならディーラーなり中古車屋に行ってクルマを購入する手続きをすれば、晴れてマイカーオーナーになれますよね。ただこれだけです。しかしEVとなると話は違ってきます。
 
「EVと言うのは普段の充電を自宅で行う」
 
と言う事を前提に作られているからです。つまり、EVを購入する手続きが終わると、その後に
「続いて、ご自宅の充電設備に関する設置費用のお話ですが…」
と言う風に商談が続くのである。
自宅が広くて車庫にも余裕がある土地持ちの方なら問題ないでしょうけど、これが集合住宅やクルマの幅ギリギリの三階建て家屋や連棟で月極を借りているご家庭となると、話はここで頓挫してしまう事になる。いや、土地持ちの方や田舎で広い庭がある家の方にとっても、2台目、3台目のクルマとなってくるとちょっと眉をひそめる話になるのではないだろうか。世間では都会の集合住宅ばかりが話題に上がるが、それ以外にも普及を阻害するファクターを持った住宅事情があるという事だ。
 
それと…、
 
千歩譲って、一般家庭や月極駐車場にも充電設備が整ったと仮定したとしよう。大多数のご家庭の場合、クルマは昼間に出かけて、夜に帰ってくるという使用パターンであるはずだ。これが8000万台分の半分のクルマが毎晩同じパターンで充電をするとしたらどうだろうか。しかもこれが真夏の熱帯夜だったら…。安川氏の仰るように、今の毛の生えた程の電力分で賄えますかね?
ついでに安川氏にもう一つ苦言を呈させて戴くと、EVの充電ステーションは7000軒を超えて高速道路や各家庭を合わせると、今の3万軒のガソリンスタンドに見劣りしない数があるように言っておられるが、これはレトリックであると私は思う。氏が言っているのは充電器の数であって、ステーションの数ではない。ガソリンスタンドには1軒の中に多いところでは10カ所、少なくても3~4カ所の給油機がある。安川氏の勘定に照らすと、ガソリンスタンドは1軒5台としても150000カ所という数字になる。ここに圧倒的な利便性の違いがあるのだ。更に氏は、災害が起こった場合、電気は一番先に復旧するので電気自動車は実は災害に強いクルマなのだと仰っているが、氏の年齢なら東北の震災を知らないはずはあるまい。あの震災で電気自動車が復旧作業に大活躍したなんて話は私は聞いた事がない。電気を復旧させるには高所作業車など多彩な「作業車」が必要だ。それらは皆ガソリンや軽油で走る車両なのである。大規模な災害に遭って、ガソリン車と電気自動車が置いてあったら、咄嗟にどっちを使いますかって話だ。

と、言ったところがEV普及の最大の障壁だと私は思います。

ちなみにLPGやLNGを伸ばす方が良いのではないかと言ったのは、「どうしてもガソリンはダメ」って考えた場合、何が一番近道かと考えた私の意見である。数が少ないにしても、一応の供給網が存在する事、コストが安い事、まだまだ技術の進歩の余地を感じる事、などがその理由です。これも安田氏は今の10倍のタンクローリーを走らせる必要がある…等と反論していますが、それは技術を進化させていない物の見方で、実際に大量供給となれば人間は知恵を出す物で、困難な日本の地形でも対応できるパイプライン等を敷設したりして克服してゆくと思われます。実際に海外では国をまたいで供給されているではないか…。技術の進歩の余地というのは、そういった事も含めての話である。
 
なんか疲れたので、ここまでにしとこう。

Windows10を使ってアクセス制限付き共有フォルダを作ってみる。

今日は、カメラや写真とは全然関係ないマニアックな内容です。
長年、何となく「WindowsのPCでは無理なんじゃね?」と思っていたWindows版ファイルサーバーが、何だか出来たので備忘録として手順を書いておこうと思った次第です。
 
<サーバー側の設定>
出来ればシステム用をSSDにして、データ用はRAID1を組んだハードディスク(お金持ちの方はSSDでもOK)を仕込んで、システムとデータのドライブを物理的に分けた方が良い。
今回は、Windows10用に120GBのSSD、データ用に500GBのHDDでRAID1を組んで、データ用をDドライブとした。
 
0)まずはサーバーの名前をserverとし、サインイン名をadminとし、サインインのパスワードを設定する。
1)Dドライブを共有してeveryoneでフルアクセスとした。セキュリティは触っていない。
2)DドライブにS1、S2、S3、S4、S5と5つのフォルダを作り、以下のようにクライアントPCからアクセスできるフォルダのランク付けを行った。
・ランクS・・・全てのフォルダにアクセス可能(一番偉い)。
・ランクA・・・S1、S2、S3のフォルダにアクセス可能。
・ランクB・・・S1、S2のフォルダにアクセス可能。
・ランクC・・・S5だけアクセス可能。
3)コントロールパネル→管理ツール→コンピューターの管理を開く。
4)ローカルユーザーとグループのユーザーフォルダを開く。
5)右クリックで新しいユーザーを開いて、まずはサーバーのサインイン名とパスワードを入力して「作成」ボタンを押して追加する。パスワードは無期限にしておこう。これがランクSのユーザーになる。
6)同じ要領でランクA~ランクCまでのユーザーを作成し、それぞれパスワードを設定し作成して追加する。パスワードを無期限に刷るのを忘れずに・・・。これでアクセスユーザーの設定は完了です。
7)共有したいフォルダで右クリックしてプロパティ→セキュリティ→(下にある)詳細設定に入ります。
8)上の所有者欄の「変更」のリンクをクリックします。
9)左下の「詳細設定」をクリックします。
10)「検索」ボタンを押して、「Administrators」を選んでOKをクリックします。
11)そのままOKをクリックすると、所有者が「Administrators(Server\Administrators)」となるはずです。そのすぐ下の「子オブジェクトがなんたら」というチェックボックスに必ずチェックを入れて「適用」をクリックします。これは設定をあれこれし過ぎてファイルにアクセスできなくなった場合の復旧方法でもあります。そういう意味でも知っておきましょう。
12)その画面の右下にある「継承の無効化」をクリックしてそのしたの「子オブジェクトがなんたら」のチェックも入れて「適用」をクリックします。継承を無効化する事で、このフォルダに個別のアクセス権を設定する事が出来るようになります。
13)OKボタンで画面を閉じてフォルダのプロパティのセキュリティ画面に戻ります。
14)「編集」ボタンを押して「SYSTEM」と「Administrators」以外のユーザーを全て削除します。
15)「追加」→「詳細設定」→「検索」とクリックして"アクセス可能にしたいユーザー"の名前を一覧からクリックしてOKボタンを押し、追加してゆきます。この7)~12)の手順で2)で作ったルール通りに各フォルダに設定を行ってゆきます。フォルダが多いと結構大変ですが、頑張りましょう。ここまででサーバー側の設定は完了です。
 
<クライアント側の設定>
サーバーの設定が完了していると、クライアント側から「ネットワーク」アイコンをWクリックすると、ファイルサーバーのアイコンがコンピューター欄に出ているはずです。
しかし、今時点ではWクリックすると「アクセスできません」というエラー画面か、ユーザー名とパスワードを求められる画面で止まるはずです。Dドライブの共有設定はしていますが、セキュリティで止められているからです。クライアント側にはアクセスする為の「資格情報」を与える作業を行う事でサーバーに入る事が出来るようになります。
 
1)スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックし欄内に「control」と入力してOKを押します。
2)コントロールパネルが開いたら表示方法をカテゴリに切り替えて「ユーザーアカウント」→「Windows資格情報の管理」をクリックします。
「Windows資格情報の追加」のリンクをクリックして、一番上にサーバー名である「server」と入れ、ユーザー名にそのPCのアクセス出来るランクのユーザー名とパスワードをそれぞれ入力しOKボタンを押して資格情報を追加します。
3)これで資格情報が与えられましたので、ネットワークアイコンからサーバーにアクセスしてみましょう。serverのアイコンを開くとDドライブのアイコンが出てきてWクリックするとDドライブ内のフォルダが一覧されるはずです。あとは目的のフォルダが開いたり拒否されたりしたら完了です。
4)資格情報は変更したら一旦サインアウトか再起動をしないと有効になりません。上手くいかない場合はサインアウトか再起動をしてアクセスしてみましょう。
 
以上です。
 
今回は、Windows10のセキュリティ機能と資格情報を主に使ってアクセス権を与えるかどうかで制限付きの共有設定方法を記しました。この方法だと、クライアント機にはサインインパスワードの設定はしなくても良い事になりますので、どうしてもパスワードを設定したくない、でも俺だけのフォルダをサーバーに作りたいという方には良い方法ではないかと思います。
ちなみに資格情報を他人に盗まれると、たちどころに危険になりますので、作ったルール表は絶対に管理者以外に漏らさないようにしましょう。また、サーバーとランクSのクライアント機からは全てのファイルが参照できますので、やはりパスワードはかけておくに超した事は無いのかも知れません。
 
それにしても、Windowsでの共有って、ややこしいですね・・・。

もう、はっきり言ってしまった方が良い事。

前々から思っている事だが、なかなかはっきり言える機会が無くて日伸ばしになっていた事があるので、今日はここにはっきりと断言してみたいと思います。それは…
 
「電気自動車は普及せず、必ず失敗する。」
 
以上です。
地球温暖化が叫ばれて二酸化炭素の排出量をどうするかでやり玉に挙がった「ガソリン自動車」に変わる環境に優しい次世代の自動車として政治的思惑に乗せられて金太鼓でPRされている「電気自動車」であるが、もう一度はっきり予言します。
 
「電気自動車は普及せず、必ず失敗する。」
 
将来はこの方向に進もうと、現在勉学や実務に励んでいる若き諸君らがいるとするなら、もう今すぐにでも進路方針を変えた方が良い。電気自動車は軒先をちょいと走る公用車に利用されて、次第に廃れてゆくのがオチで、現在の日本の道路上に走る8000万台の一般車が電気自動車(以下:EV)に置き換わる未来は絶対に来ないからだ。これは人生経験で言っているのではない、君たちの将来を案じて言っているんだよ。

では、なぜ一般普及しないのか…。

答えは実はもう大半の人が感づいている事で、要は
 
「充電時間が絶望的に長い」
 
これに尽きます。
2021年現在、最短で80%の電気を急速充電できるEVで15分かかる。最長のEVは60分だ。車種によって30分とか40分とかである。
さて、百歩譲って15分で出来るとしよう。EVに乗っての旅先で電気が無くなってきたので充電しようとステーションに愛車を滑り込ませたら、既に4台のEVが待っていた…。この時点で自分が充電できるのは1時間後に決定し、旅の続きに出られるのは1時間15分後と言う事になる。こんな充電を知らない土地でやり続けながら旅行をするなんて考えられるかっていう話だ。では、千歩譲って近所しか走らないと考えても良い。家で充電も出来るが一旦充電となると15分や30分待たないといけない車なんて、誰が乗りたがりますかね?
 
さて、今度は電気を売る側の立場に立ってみようか。
一般的なEVで考えて東京-大阪間の500kmを走るのに500円の電気代がかかる。これは2021年現在の実際の話。ガソリンが135円/Lの昨今で考えると電気は安いですねー。でもちょいと待った。私は「売る側の立場に立って」考えてみようと言ったでしょ。
このたった500円の売上を上げるのに、15分とか30分とかの時間を1台の車でステーションを占有されたら商売になりますか?って話なのよ。将来電気自動車の整備士や設計者になりたいと考えて今を学ぶ頭を持った者なら、ちょっと考えれば商売にならないって簡単に分かるでしょ。その商売にならないEVの為に、今から8000万台分の電気供給を行う為に、全国に大量に発電所を造らないといけないわけです。これのどこが環境に優しいクルマですか?
 
「電気自動車は普及せず、必ず失敗する。」
 
もう3回目ね。これ予言です。間違いないです。
EVって、画期的に言い回しているが、実はこんな未来しかないどん詰りのクルマなんです。だからこんな話に乗ってはダメです。
テスラ?航続距離を伸ばす為に大量に電池を積む必要があるのでめっちゃデカい車体ですよね。狭い道路が8割を占める日本で、あんなクルマが其処彼処に走られたら、裏道は離合渋滞でそれこそ道路がどん詰りしますよ。
 
ただし、ハイブリッド車は大丈夫です。ある程度は…(笑)
 
ハイブリッド車は日本の街中でも珍しくない程に普及していますよね。だからある程度は将来がありますってだけの事です。問題はハイブリッド車ではトヨタを筆頭に日本のメーカーが席巻している状況で、これが逆に仇になって他国のメーカーは歯が立たなくなっています。つまり、海外メーカーにとっては負け戦なのでハイブリッド車を主戦場にしたくないって考えるわけです。だからドイツを筆頭にした欧州メーカー勢やビッグスリーを看板に持つ米国勢は「電気だ!EVだ!」とやっているわけです。つまり、ハイブリッド車はかつての携帯電話のように、日本だけのガラパゴスな存在になる可能性が非常に高いです。だから「ある程度は…(笑)」なのです。
でも、ガラパゴスになろうと日本人に好かれればハイブリッド車は走り続けるでしょうし、メーカーも作り続けるでしょう。ハイブリッド車は100%ガソリン車に置き換わる一つの答えとも言うべき存在でもあるからです。しかし、これをやっていると欧米勢が絶対に黙ってはいません。恐らく原油価格を国策で吊上げたり、未だにガソリンを使って二酸化炭素を排出し続けていると国連で訴えたりして、必ず嫌がらせをしてくるでしょう。つまりハイブリッド車にもあまり開けた未来は無く、まぁ次世代車への橋渡しのような存在と言う事ですね。
では、次世代のクルマは一体何を燃料にしたクルマになるのか。
 
それは…
 
私には、分かりません。(笑)
トヨタが押しているMIRAIのような水素エンジンの自動車(FCV)でしょうか。私はこれも胡散臭い未来しか無いと思っています。トヨタ自身がその財力にモノを言わせて一軒5億とも10億(2021年現在)とも言われている水素ステーションを日本中に1年以内に2000軒以上建設すれば、普及するかも知れません。
ちなみに今、ガソリン車に乗っていると、給油に不自由したり不安になったりする事はほぼ無いと思います。それは日本全国にガソリンスタンドが3万軒存在するからです。2000軒で「そんなにいらんだろ」って思った人がいたとしたら、もう少し世間を知った方が良いですね。本当は2000軒でも全然足らんのです。でもFCV(FCEV含)は、自動車メーカーが率先して水素の供給の事も考えて進めれば、普及しない事は無い技術だと私は思います。が、今の状況を見ると厳しいですね。
未来の技術はともかく、ガソリンをやめるという事に主眼を置けば私は最有力なのがLPG(プロパンガス)やLNG(液化天然ガス)のクルマだと思います。結局化石燃料なのですが、ガソリンに比べると圧倒的にクリーンだし燃料コストも安い。数十年前からタクシー業界が使ってくれていますので供給網も構築出来ているし全国にスタンドもそれなりに存在しています。一昔前のようにガソリンをばら撒いて高出力を競うようなマッチョなクルマが流行らなくなった昨今においては、低コストで安定的な供給が可能なガス系を伸ばすのが良いのではないかと思いますが、いかがなもんでしょうかね。
ちなみにタクシー車のシェアの殆ど(9割だったかな)を握っているのはトヨタさんです。燃料電池車とか近未来の街作りも結構ですが、現実的な所にも投資をして戴きたいと考える今日この頃であります。

これは一体何を見ているのかと考えてみた結果。

Vシネマとか映画などでは和製のゾンビ物があったが、日本で初めての地上波での「ゾンビドラマ」という事で始まった「君と世界の終わる日に」というTVドラマ。ちなみに主演は竹内涼真さん、ヒロイン役は中条あやみさんです。22時からのドラマ枠という事でキャスティングに派手さはない(って言うか私があまり知らない:笑)が、早々に死んでしまうチョイ役で笹野高史さんや芳根京子さんが出演した辺りは、なかなか華があったような気がする。あとゾンビをどうしたいのかよく分からないマッドサイエンティストみたいな役で滝藤賢一さん、それに従う研究者として玄理さんが脇を固める。話はそれるが、芳根京子さんの悪女になる場面のあの表情は彼女の女優としての大きな振り幅を感じる物で素晴らしく、今も印象に残っているほどだ。彼女を早々に死なせてしまったのは残念だが、22時枠だしな・・・しょうが無いのかな。知らんけど・・・。
 
と言うわけで、日本地上波初のゾンビドラマという事で、もはや主軸も副軸もブレまくってしまっているウォーキングデッド系に辟易していた私には多少の期待を込めて見始めたわけですが、ここまで6話が終わったが、何というのか・・・(汗)、ドラマってやっぱシナリオだよなーと思い直させられると共に、やっぱ日本ドラマの予算の少なさが、かなーり感じさせられてしまう内容となっているように思う。
地域もあまり拡大すると、ロケ地の設営や映像のCG処理で予算がかかってしまうので、そこは封鎖区域と言う事で、横須賀のごく一部と横浜のちょい手前までに限定している。第5話の最後で封鎖区域外までウイルスが蔓延してゾンビだらけになっている体にはなっていたが、横浜って事になるとロケが本当に大変になってしまうので、物語は横須賀(駐屯地)に戻って生きる術を探す事に。その途中にある無人島の猿島ももちろん利用します。するだろうと思ったし(笑)。あと、ゾンビはあまり大量に出現させるとエキストラとかメイクとか予算がかかるので基本的に物語の軸線上では5人以上は出てきません。唯一、序盤に中条あやみさん演じるヒロインが閉じ込められるバスの場面だけ、ゾンビがたくさん出てきますが、ドローンで真上からの遠景撮影ですので、実はこれも一人一人メイクまでしているかどうかは不明、でも唯一の迫力のある場面と言う事で、毎回使い回しております。
あと、大事な要素として「ゾンビ」の種別ですが、この物語のゾンビは「速いほう」です。つまり喚いて走って飛びかかってくるタイプです。バイオハザード系って言えば分かりやすいのかな。韓流なら「新感染シリーズ」の奴ね。
ちなみに「遅い方」っていうのはジョージAロメロが生み出した元祖「ゾンビ」で、ユラユラとゆっくりした動きで、確実に生きた人を食しに迫ってくるタイプです。私的には「遅い方」の方が恐怖を感じるのですが、これはやはり巨匠ロメロ監督の物語の進め方の巧さでしょうね。
そんな世界観の中で、竹内涼真演じる自動車整備士の主人公と、中条あやみ演じる医師のヒロインが、お互いを思いつつ、お互いを探し合い、ゾンビウイルスの渦巻く街に身を巻かれてつつ、再会出来そうで、しかしすれ違ったりして、なかなか出会えない・・・という、悲しくも切ない所を描写しつつ、数人の集団で冒険をするという日本版ウォーキングデッドっぽい感じの話になって・・・いるんですかね?これって・・・。(^◇^;)
正直、私的には全然感情移入できない、もっと言うとグダグダになったウォーキングデッド以下にしか見えないと言うか・・・。
 
「私は一体、何のドラマを見ているのだろう?」
 
と、思う事しきりで毎回見ております。
設定は現在(2021年)辺りだとすると、日本人なら間違いなく「ゾンビ」というものがどう言うものかは映画などで皆知っているはず。バイオハザードもウォーキングデッドもやってたろって話。それをわざわざ「ゴーレム」という呼び方をしてみたり、法も正義もない世界になっているのに、子供が暴力父をゾンビに襲わせた事をネタに「警察に突き出す」とか話し合ったり・・・訳わからんのだよね。ゾンビはゾンビで良いし、すでにどう言う世界に変貌してしまっているかはちょっと外の様子を伺えばピンと来るだろって話。

いやいや・・・。

よく考えたらこの話は「ゾンビドラマ」という内容で見てはいけないのだ。それにもっと早く気付くべきだった。これは、両思いの男女が出逢い、すれ違い、求め合い、冒険する恋愛ドラマなのだ。
なるほど、そう思ってみるとある程度合点がいく所も多くなるし、「おまえらアホやろ」って思う部分もほぼ無くなる。
決してウォーキングデッドや新感染、ゾンビシリーズ等と比較してはいけないし、ゾンビ愛を持って見てもいけないドラマなのだ。
 
うーむ・・・。
 
もっと言うと現在のコロナ禍に重ね合わせて見て欲しいという制作側の意図も見え隠れする部分も感じるんだけど、申し訳ないがコロナウイルスと重ねて見るって言うのは、ゾンビなだけにさすがに無理があるし、それだけはしたくないなって気分が勝りますね。

これは恋愛ドラマ。

と言う事で、今回の日記は一件落着という事で・・・。
評するドラマがグダグダだと、私の日記までグダグダになってしまうという現実・・・。笑

自信作ならプリントしてファイリングを。

「これは我ながら、なかなかの写真になったぞな!」
と、自信に満ち満ちた気分にさせる自信の一枚と言うのは、写真を趣味にしていれば誰しもがあるものだろう。
しかし、カメラも写真もデジタルになった昨今、今自分がモニターで見ている自信作は、さて本当に自分が見ている画像そのままがネットの向こうで見てくださっている皆様に届いているか…と言うと、実はそうでもなかったりする。って言うか、観覧者によっては全然違う色味の写真として届いている事の方が多いと思われる。
なぜそんな事になるかというと、写真をモニターというデジタル機器で見る以上、百人が百人、全員がモニターを同じ条件に設定して写真を見ている…なんて事はまず無いからだ。人によっては色温度を9300Kとかにして青っぽくしている方もいれば、ゲーム用に輝度とコントラストを普段から高くしていると言う方もいれば、映画鑑賞が主で暗めに設定している方もいるし、ブルーライトカットを入れていると色温度は当然下がる(=赤っぽくなる)、と言った具合に十人十色の条件下で、貴殿の自信作を見ているわけです。暗部を苦労して仕上げたのに、暗めの画面の方は真っ黒に見えて苦労も何も伝わらなければ、明るい光源をキモにした写真なのに、人によっては白飛び状態だったり…(´・ω・`)
一言で言うと、したり顔でアップしたアナタの自信作は、人によっては「大したことないねぇ」で終わってる可能性があるって事です。悲しいけれど、それが現実なんです…。(´・ω・`)(´・ω・`)

そう思うと、一体自分の撮った写真というのは、いまいち正体の分からない物になってしまうんですね。だって自分の撮った「自信作の写真」の真実の姿が分からないんだもん。
ちなみにその自分の撮った「自信作の写真」も、ある日モニターを買い換えたら全然違う色味の物になった…という事も起こり得ます。最悪は自信作の色がどうだったのか分からなくなってしまうという憂き目にも…。職業カメラマンも含めて、写真にコダワリを持つ方ほどそうなる可能性が高いですね。
そこで「自分の自信作」という写真を確定させる事が必要になってくると私は思うのです。
それは、デジタルではなく紙焼き…って今は言わないね、ちゃんとプリントして「原画」と言う物を作ってファイリングしておくという事です。写真屋さんで印画紙にプリントしてもらうと、自分が撮ったデジタルな写真も印画紙に起こされて「原画」として確定します。つまりその色味が「自分の撮ってきた写真の本当の姿」という事になるわけです。

正直言いますと、何も口出ししないと全然違う色で仕上がってきます(笑)。しかし、上手いラボマンだと凄く綺麗に仕上げてきてくれます。だから展示会や個展をされる方は、展示するための写真の仕上がりに拘る必要があるので、業者と緊密に連携して納得の一枚に仕上げた「原画」を展示するわけです。
デジタルな昨今になっても、モニターに映して見せるような写真展をやらないのはそういう理由があるからです(最近はモニターで展示会なんてやるんですかね?)。

しかし、私のように展示や個展とは縁遠い人間であったとしても、やはり自分が撮ってきた写真は、自信作であるならば、そこはやはり自宅のプリンターでも良いので印画紙にプリントして「原画」としてファイリングで保存しておくのが良いと思います。
プリントすると、モニターでは写っていなかったような陰影や映り込み等も見えたりします。また、モニターでは派手で個性的な光画になったと自信満々だったのが「なんじゃこれ?」と、写真を弄り倒した自分に赤面してしまう事もあります。でも、それらが全てマイオリジナルの「原画」です。
自分の撮っている写真を、もうワンステップ上げたいと思われるなら、過去作も含めて自信作はプリントして「原画」確定してあげてください。そこから自信や反省が湧き出てくると思います。

リボルビング機能付き雲台・ベルボンのPHD-66Qを買ってみた。

前回の記事の続きというわけではありませんが、真四角センサー搭載の一眼レフ(ミラーレス)カメラが登場してきそうにない、頭カッチカチカメラメーカーに期待してもしょうがないので、カメラの撮影体制で縦撮りと横撮りを少しでも楽に変更できるように、やはりこちらで対処を取る事にした。それにしても、なんで今持ってライカ版のフィルムサイズにこだわる必要があるんでしょうね・・・?
以下の写真はメーカーのサイトから拝借して参りましたので悪しからず。
 
今まではこういうL型ブラケットというのをカメラに付けていました。
ファイル 135-1.jpg
今は1300円前後とちょいと高くなったようだが、その昔は確か1000円もしなかったと思う。これを先代のバディだったD7000の時代から今のD500でも使っており、三脚のヘッドにはアルカスイス互換のクランプを下駄にしてカメラを固定している。横位置から縦位置(または逆)に替える時には、一旦クランプからカメラを外して、縦位置(または横位置)にしてクランプに固定して撮影する。
これのメリットは、慣れれば素早く縦横の変更が出来る事と、三脚のヘッド位置を動かさないので重心が変わらず安定している事。L型ブラケットを付けっぱなしにしているので、何となくカメラの保護になる事かな。被写位置は微妙にズレるのでそれはしょうがないです。デメリットは三脚からカメラを外す瞬間があるので、特に夜景撮影時などの暗がりではカメラを落下させてしまう危険がある事。三脚に確実に固定するまではストラップを首に掛けておく事という原則を守れば済む事だが、ハンドストラップの時やタイトな撮影ではそんな基本もどこ吹く風の如く振る舞ってしまうものだ。
長年この方法で風景・夜景を撮影してきたが、やはり毎回危険を感じるのと、面倒臭い気持ちが徐々に勝ってきていたという・・・(笑)
 
そこで・・・
 
こういう時は何か良い物が無いかとググってしまうのが人情というもの。「三脚 雲台 回転式」とかでググっていると、苦労して自作をする方もいたが、大がかりな工具が必要だったりして予算的に現実離れしていると思われた中で、ベルボンからリボルビング機能付き雲台PHD-66Qと言うのが出ているページに行き当たった。
ファイル 135-2.jpg

見てくれが独特で、まるで電車の折りたたんだパンタグラフのようで、既にギミック感ありありの雲台だが、これがレバー一つを緩める事で、こんな風に動いてカメラを固定したまま縦横の位置変換が素早く出来るようになっている模様。
ファイル 135-3.jpg

水平出しの機能も入っておりなかなか高機能だ。ここら辺はさすが日本メーカーの気配りの細やかさを感じる所ですね。
ファイル 135-4.jpg
 
ちなみに素材はマグネシウムで、見た目よりも軽量な造りとなっているようだ。耐荷重は3kgで私の持っている機材の最大荷重だとちょっと足りないが、普段の風景撮影で持ち出す機材では半分も行かないので全く問題ない耐荷重だ。
写真で見る限りでは、私の場合だと非常に使い勝手が向上しそうな予感がして「これは一度使ってみたい」と咄嗟に思った。

が、

定価が何と28820円もする・・・(汗)。実売は2021年1月5日現在で15800円となっている(価格.com最安値)。
実勢価格を見ると安いのか高いのかよく分からないが、これだけの仕掛けが施されたヘッドなのでどちらかと言うと良心的な価格と言う気がする。これがマンフロットやSIRUIだと倍の値段、ジッツォだと4倍は付けているだろうと想像してしまう・・・。

そんな事を思いながら、中古とかもネットで漁っていると、なんとほぼ未使用という本品が某個人売買サイトで税込7980円で売りに出されていました。
レバーがすぐに甘くなったとか、色々と初期・短期の不具合も報告されている機材ではあるが、実勢の半額以下となると買わない手はない・・・と言う事で反射的にポチりました(笑)。
 
そして商品が昨日届きました。
 
商品は、箱こそ無いものの、付属品は全て添付されており、本体も新品?と思うほど使用感がありません。どういう経緯で売りに出しておられたのかは分かりませんが、私の所に来たからには先の所有者の方に敬意を表して大切に使わせて頂きますよ~~(今までの機材も全部そうだよ)。

現場で使用した詳細は後日にするとして、とりあえず適当な三脚に付けてバツグリ付きのD610に24-120mm(旧型)を載せて見た所、所見での使い勝手は、ベルボンの雲台を使った事がないので若干のクセを感じるものの、やはり縦横の位置替えをガシャッと一瞬で出来るのはかなーり便利です。
操作系は以下の通りです。
ファイル 135-5.jpg

まず、
①のハンドルを回して緩めると上下の首振りだけがフリーになります。②のレバーのLockを外すと左右の首振りがフリーになります。
・・・・・・・・・・・・??
これって逆の方がよくね?
三脚のハンドルって普通はパンハンドルって言うじゃん?
パンと言うと英語では上下左右どれでもOKだけど、カメラ業界では普通は横方向の事を指すじゃん?
パンハンドルのつもりでハンドルを緩めたら、縦方向(チルト)がフリーになって「ガシャン!」ってやっちゃいそう・・・。ベルボンさんはパンハンドルではなくチルトハンドルって呼ぶのかな・・・?
正直ちょっとやってしまいそうで怖いけど、まぁ、とにかく慣れるしかないですね。って言うか、私は普段はパンはフリーにしたまま使う事が多いのでベルボンさん逆にしてくれ・・・。
③を緩めると水平出しの調整が出来るように皿が動くようになる。これは地味に便利。なんだけど私の場合ベルボンのプレシジョンレベラーを挟んでるんだよね。ま、2カ所で調整できるって事で・・・。
④をフリーにすると、いよいよ独自のギミックが動いてカメラがガシャッと縦位置、横位置に自在に動きます。当然斜め位置というのもできますので性格の出た撮影もできますよ。私の場合は縦横の変更が結構激しいので殆どの場合②のパンレバー(笑)と④の縦横レバーはフリーにして使う事になると思う。
 
という感じです。若干のクセを持つが、それを差し置いても有り余る便利さを感じる雲台ですね。
ちなみに縦横変更で「光軸がズレない」ではなく「ほとんどズレない」です。世にある全てのカメラが下端からノーダルポイントまで同じ距離と決まっていたら、ベルボンもその規格に合わせて雲台を作れるので万人のカメラでズレないギミックを作成できますが、そうは問屋が卸しませんからこれはズレます。あと、バッテリーグリップ付けてるとめっちゃズレます。縦横を変えたら画角を取り直す。この基本は忘れないようにした方が良いです。
PHD-66Qは、面倒抜きで縦横の位置替えが出来る機材という事で理解しておくのがよろしいかと思う次第です。

デカい口径にしたのなら、ニコン様にお願い。

なんか、特にフルサイズミラーレスに参入してからこっち、業績不振に喘いでいますねぇ・・・ニコン様。
実はなかなかの機能が搭載されているんだけど、宣伝が下手で世間様に知られず、売れ行きがイマイチになってしまうニコン様。
条件だらけで、実はそれほどでもない機能なんだけど、巧みにセンセーショナルな宣伝をして売れ行きに結びつけてゆくキヤノン様。
私には昔からこういうイメージがあります。キヤノン信者の方には失礼だが、あくまで個人的なイメージなので悪しからず。
 
ま、キヤノン様やソニー様の事はひとまず置いといて、今日はニコン様へ提言というお話。って言うか、古くはフィルム時代から、デジカメを手にした頃からは特に言っている事なんだけどね。
ニコンのFマウントに関してはフィルム時代からの産物も多くあるのでしょうがない面もあったんだけど、フルサイズミラーレスのZマウントでは、理想のレンズを実現する為に口径を大きくしたのなら是非やって欲しい事があるんだよな。それが真四角センサーを搭載したカメラ。
レンズというのは、皆が知っている通り原型は真円である。で、ガラスの厚みを真ん中と端っこで適度に変える事によって拡大したり縮小したり、物を歪ませて見えるようにしているわけですね。
しかし、光というのは色によって屈折率が違っており、レンズを通すと赤、青、緑の要素が分解されてしまいます。そうすると、カメラの場合、写真の端っこ方で色がズレて何だかピンボケしたような画像になってしまいます。この色ずれを「色収差(しきしゅうさ)」というのですが、カメラのレンズではこれを補正する為に出来るだけ屈折を出さない素材や、色んな凹凸のレンズを組み合わせて広角や望遠のレンズが作られています。レンズに6群8枚とか書かれているのがそうです。ちなみに重ねるレンズが少ない方がヌケが良くスカッとした画質になりますが色収差を除去するのが困難になります。ここら辺がレンズメーカーの凌ぎを削る所なのですね。ヌケの良さや色収差等ががわかりにくい場合は、夜景の遠景を撮ってみると一発で分かります。アタリのレンズ(高価なレンズでは無い)だと遠景の灯りまできっちり写っていますが、ハズレのレンズはどんなにピントを合わせても遠景の灯りが綿棒の先で色を塗ったようにボヤけているはずです。そういうレンズは夜景撮影には向かない事が多いですが、そこにこだわりすぎると単焦点に行き着いてしまいますからほどほどに・・・。
 
閑話休題。
レンズ作成の難しさに色収差を挙げましたが、レンズの造り出す画像の歪みは色収差だけではありませんので、ここからは「収差」と言います。
レンズの原型が真円であり、真ん中が一番収差が少なく、尚且つ眼鏡と違ってカメラにはそのまま真円のレンズが使われている・・・にもかかわらず、何故デジタルになった昨今のカメラには、全メーカーが申し合わせたように3:2の横長の撮像センサー(フィルムに相当)が使われているのでしょうか。フィルム時代はしょうが無かったにしても、デジタルの場合は画像までカメラで完結するのでセンサーの比率は各メーカーが独自の思想でサイズを決めれば良いはずです。現にAPS-CとかAPS-Hとかフォーサーズとかいっぱい出ているわけですが、なぜか真四角サイズは一つもありません。意味が分かりません。
 
図で示しますと、例えばフルサイズのレンズにフルサイズのカメラを、又はAPS-C用レンズにAPS-Cのカメラを組み合わせると、レンズとセンサーの関係はこうなります。
ファイル 134-1.jpg
真円のレンズに横長のセンサーを使うので、両横の収差がどうしてもキツく出てしまいます。ハズレのレンズだと尚更です。特にフルサイズの場合はレンズも大きくなる為、収差の除去などにより高度な技術が必要になるのでコストが上がります。だからフルサイズ用のレンズは大きく重く高額なのですね。
このフルサイズ用のレンズにAPS-Cカメラを組み合わせるとこうなります。
ファイル 134-2.jpg
こうなるとレンズのオイシイ部分だけを使う事になりますので、周囲は切られてしまいますが収差に関しては改善できます。私はこのパターンが割かし好きです。ただ、結構な望遠になってしまうのが玉に瑕ですが・・・。
ちなみに、中盤用のレンズにマウントアダプターを付けてフルサイズで撮影するというプロカメラマンの方もいらっしゃいます。これは目から鱗だった。実際に周囲まですごく綺麗に写っています(原画を戴いたのでわかります)。
ニコンがZマウントで口径を最大に大きくしたのは、実はこの状態をしれっと作りたかったからだと思います。そうすれば周辺減光も含めた収差をカットして小さかったFマウントに比べて大幅に画質を改善できることになるからです。大きな真円(イメージサークルと言います)になった事に合わせて、レンズとセンサーの距離(フランジバック)を短くする事で、レンズ作成の幅も拡げています。
つまり色収差はレンズの素材や設計で改善するよりも、カットしてしまう方が良いとニコンは判断したと思うのです。私はこれは正解だと思います。実際に本気のZマウントレンズの画質は、他メーカーのどの画質よりも頭一つ抜けている程に綺麗です。これはきちんと見比べれば分かります。
 
で、そんなこんなで口径を拡げたなら、真四角センサーを搭載したカメラも出して欲しいのです。そうするとこういう感じになります。
ファイル 134-3.jpg
イメージサークルよりもちょっぴり小さなセンサーというのがミソです。要は4x5や8x10に倣っているわけですが、センサーを真四角にする事で、カメラを縦にしたり横にしたりして撮影する事が無くなりますので撮影の手間とコマ数が半分くらいに減らせます(これが有り難い)。画像の収差が均一になりますのでアオリなどの補正現像がやりやすくなる。さらに現像時にトリミングで縦なり横なりに自分で構図を決め直せる。などなど・・・。メリットはあれどデメリットはせっかくカットした収差がまた出てきてしまうと言う以外に、べつに無いと思いますがいかがでしょうかニコン様。
ちなみにZマウントと言わずFマウントのカメラでもいいので、これを出して欲しいと今でも思います。
 
これをやると、何か問題でもあるんですかね・・・?
せっかく苦労して造ったレンズですよ。端から端まで無駄なく使えるカメラを出しましょうよ。