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EV車に限らず完全自動運転自動車の一般普及は無理。

世間では脱炭素だEVだと意見が分かれつつも世の中はEVの方向に向いているというのが多勢のようだが、それと並行するように語られるのが自動車の完全自動運転化である。今日はこのクルマの完全自動運転化に絞って私見を書き綴ってみたいと思う次第です。
自動車の完全自動運転化には、もはや誰もが知っての通りその自動化の程度によってレベル1からレベル5まであります。
ITMediaさんの以前の記事に掲載されていた表を拝借して載せます(アカンかったら言うてください)。
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今現在、日本国ではレベル3の機能を持ったクルマはありますが、法令的にはレベル2までとなっているため、レベル3の走行をしていても運転者の監視が必要となっています。つまりハンドルから手を離す(=運転をシステムに任せて脇見や居眠りをする)ことは基本的には許されていません。つまり「運転業務責任は運転者にある」という法体系になっています。
さて、責任論や法的にどうのというお堅い話はこの際置いといて、実際にこの日本でレベル5の完全自動運転の自動車を「OK」として一般ピーポーに解き放ったら、実際にどういう事が起こるのかを具体的に考えてみましょう。具体的に考える事で、私が向こう100年経っても無理とか夢のない事を言った意味が分かってくると思います。

さて、自分が完全自動運転のできる、いわゆる夢のロボット自動車に乗り込んで旅行へ行こうとしましょう。
マイカーを停めている自分の車庫から数百km先にある目的地をカーナビだかスマホだかでセットします。でクルマの「スタート」ボタンでも押すと勝手にエンジンがかかって、後はクルマが勝手に運転していつ着くとも知れない目的地に向かって走り出してくれる訳ですね。「レベル5は運転監視は不要」ですから、出発したらあとは寝てようが後部席で家族と団らんしてようが構いません。正に夢のような話ですね・・・。
と、ここでちょっと待ってください。
さらっと書きましたが、このクルマにセットする「目的地」ってのが問題なんですよ。この目的地って具体的にどこを指すんでしょうかね?
現在のカーナビシステムの場合は、運転者がいますので目的地周辺に着いたら運転者の判断で駐車場なり、旅館の停車場なりにクルマを滑り込ませて乗降します。何の問題もありません。しかし、完全自動運転の場合はどうなるのでしょうか?
具体的に目的地をどこにセットするのでしょうか。到着してからの判断もロボットたるクルマが判断しますので、どこかの広場、待避所、駐車場という事になりますね。となると目的地周辺に24時間開放されている広い駐車場があれば問題ありませんが、田舎の人が東京都内や大阪市内、道の狭い京都市内等に目的地とした場合はどうなるのでしょうか。私はまずここが問題としてひっかかるんですね。また、思っていた駐車場が何か事情があってパイロンやロープで入り口が封鎖されていた場合等はどうなるのでしょうか。仮にコンビニやスーパーの駐車場を目的地にしたとしても、この場合は迷惑千万な話だし、コンビニに未明の時刻に入ってきたクルマが、そのまま沈黙して駐車場の一角を占有してしまうとなると、コンビニのオヤジも黙ってはいないでしょう。到着予定時刻をセットすればロボットクルマはその時刻に到着しようとするのでしょうが、途中で事故があったり道路工事等で到着時刻が狂って真夜中になる事も考えられます。すると大型スーパーの駐車場も閉鎖されていますよね。コインパーキングだって同じ事です。観光地の駐車場だってシーズン中は夜中はロープ張ってますし昼間は満車は普通ですしね。
そうなると、運転者(?)がハッと目を覚ますと、幹線道路上で駐車場待ちの路駐状態になっていて大渋滞を引き起こしていた・・・なんて事にもなり得る訳で、コインパーキングに勝手に入られていたりすると、朝起きて出て行く際には数千円の駐車料金になっていた・・・なんて事もありますね。
つまり、この先時代がいくら進んでも「クルマの放置」はできませんので「目的地のセット」と言う時点で、寝てたら目的地に着くクルマってのは既に無理がある訳で、「近所に着いたら起こされる」というシステムになるわけです。ま、それでも楽で便利なんですけどね。
となると、完全自動運転のクルマが一般に普及するなんて、責任論や法律論の前に物理的な理由で既に無理って事になるんですよ。今から原発20基新調して、再生可能エネルギーだの火力だのを増強してEVを普及させて自動運転化しても、「寝てたら着くクルマ」は「どことも知れない目的地の駐車場を100%空いている」という状況になるまで整備しないと無理なんですね。そんな事って非現実的だと思うんですよね。特に駐車場については無頓着で居続けた日本では厳しいと言わざるを得ないでしょう。
 
しかし、完全自動運転車を一般普及させる方法が一つだけあります。
これを言うと自動運転マンセーな方に後出しジャンケンされるので気に食わないのですが、敢えて書いておきましょう。それは一般人の車の所有を規制で無くして全てハイヤーにする事です(ハイヤーは呼ぶ、タクシーは拾うと言います)。
つまり、通勤、帰省、旅行など移動したい時にスマホなどで「クルマを呼ぶ」と、自宅前などにクルマが来てくれて乗り込み、目的地をセットしてやれば自動運転で目的地まで運んでくれ、到着15分前位にはアラームで起こしてくれるなり知らせてくれる。目的地に着いたらそのクルマは乗り捨てます。するとクルマは次のご用人の所へ走り出します。となると、到着時の駐車場問題は解決します。恐らくこれしか方法はないでしょうね。
そうなると、クルマはもはや個人的な公共の乗り物という事になるのでしょうね。
さてさて、これ、バイクでもやりますか・・・?

「写真を撮る」という私の考え。

あちこちに出掛けては、写真を撮り集めている私でありますが、ここへ来て少し物言いを申し上げますと、私はこの日記やSNSの文中などで「写真を撮ってきました」という表現は、特別な理由がある時以外はできるだけ避けております。過去を見て戴くと分かるかと思いますが、私は「~~な、とても美しい風景が見られました…」という表現をしています。これは私の場合、写真に残すためにその地へ出向いている訳ではなく、どんな風景が見られるのか、どんな雰囲気に身を置く事が出来るのか、どんな感動を覚える事が出来るのか…という興味で出掛けて、実際にそれが見られた時に、この感動を少しでも多くの方にお見せしたい、という思いで撮影しているからです。だって、自分が感動もしていない風景を撮影して写真にしたって、人を感動に誘う事なんて出来ないと思っていますし、そう教え込まれもしましたしね…。
なので、私は実際に見てきた風景をできるだけ再現する形で現像処理を行っています。私の記憶色ですので、実際とはちょっと違うのかも知れませんが、雰囲気もこんな感じだったなぁ…、明るさもこんな感じで、色はこんなに濃くなかったなぁ…等と思い出しながら1枚の写真に仕上げてゆきます。撮影現場で記憶がアヤシくなりそうな時は、スマホで撮影したり動画を撮ったりもして、できるだけ記憶の補充が出来るようにします。
そうやって出来た光画、つまり私のその地で見てきた光景をSNSや自サイトにアップして、皆さんに見て戴く…というのが私の「写真を撮る」という基本的な考えであります。
なぜそうなのか、と言いますと、「面白い物を見てきました。それをカメラで撮ってきたから、みんな見てください」。写真ってそういう物だと私自身が思うからです。
 
ところが…。
 
取り敢えずデジカメで撮影してきておいて、現像処理で感動を後付けで演出する写真ってのが、デジタルな昨今では結構な幅をきかせてきているんですね。もう、幅広の電気自動車みたいに狭い道幅を食ってる感じですよ(笑)。
 
はっきり言います。
 
私は、後付けの感動を演出した写真など興味はないです。実は評価に値する物でも無いとも思っています。まぁそうですね、評価するとしたら写真ではなく現像処理とか画像処理がお得意なんですねって言いますかね。一方で、そういうのは写真サイトではなくイラストレーターさんが集うPIXIVの方へ出されてはどうですか?って言いたくなります。まぁそっちでも浮くでしょうけど…(笑)。
 
ちょっと強烈な言い方をしましたけど、最近のフォトコンだの何だので選ばれたという写真を見ますと、撮影よりもパソコンがお得意なんですねって言いたくなるような物がそれこそ幅を利かせているんですよね。
それを投稿し、選ばれたと喜んでいる撮影者に私は問いたい、「そこへ行けば、本当にそんな風景が見られるんですか?」と…。
それと、もう一つ言いたい。
そのお写真とやらを、A4サイズ位で良いので紙焼きに起こしてご覧なさい。紙焼きに起こした瞬間、そのデジタル絵画は馬脚を現します。その時「恥ずかしい!」と思えたなら、まだ写真の世界に引き返す余地があると思います。しかし「やっぱいいねぇ…」と自画自賛されるなら、やっぱPIXIVに投稿された方が良いと思います。
その写真を見た者をファンタジーの世界で感動はさせられたのかも知れないけれど、現実の世界では感動させる事はできない架空の絵画ですから…。まぁ、面白いとは思いますけどね。
 
以上、私がインスタで予めフィーチャーを断っているのも、フォトコンに出さないのも、そういう理由からです。でも、今は後付けの感動演出がもて囃されている時代のようですので、それはそれで一つのカテゴリーとして成立しているんでしょうね。
私は飽くまで「写真の道」を歩いて行きたいと思っております。だから偶にフィルムカメラでも撮影をしています。
でも、フィルムで撮った物をデジタルにしてSNSとかに投稿するくらいなら、初めからデジカメで撮れば良いじゃんと思うので、フィルムで撮った物はDPEで紙焼きに起こして見ます。今は高く付くよね。昔は1円プリントとか訳の分からない激安DPEショップが林立していたのに…。ちなみに私のフィルムカメラはキヤノンAE-1Pです。レンズは付属していたFD50mm/F1.8が壊れたので、ずーっとFD35-70mm/F4です。それしかありません。また中古で買ったモータードライブMAもカメラ側のネジが無くなったので、付けっぱなしです。AE-1Pだといい音で秒間4コマ撮れますが、さすがに今はフィルムでは連写は使いませんねぇ…。私のAE-1Pはもう長年のバディですが、未だに修理歴もなくシャッター鳴きもないアタリだったりします。フィルムは写真技術がそのまま出ますので、ある意味ゲーム性が上がって偶に使うと楽しい。が、その後が果てしなく面倒ですね。自己啓発の為だけに使い続けてるってのもどうなんだろう…。(^◇^;)

サイトを引っ越しました。

長らく自分で立てたサーバーで運営しておりましたが、Windows7 32bit版で構築していたり、セキュリティの関係だったり、色々と避けられない事情が出来まして、この度サイトを引っ越しました。と、同時に独自ドメインも取得しました。イェイ!!
と言う訳で、新しいアドレスは下記の通りです。
 
https://toki-ryutaro-photographic.art/
または
https://www.toki-ryutaro-photographic.art/
でもいけます。
 
なんとSSLも取得しましたので、もう以前のように「安全ではないサイト」とかそういうのも出なくなりました。ちなみにサーバー屋さんが発給してくれる無料SSLなんだけど有り難いですね~。
 
肝心の写真アルバムページなのですが、以前使っていたPHPの物が、このサーバーでは使えないようで、これを機会に以前使っていたアルバムCGIに戻す事にしました。って言うか、ずーっと使いにくいなぁ…、見にくいなぁ…などと思いながら使っていたんですけどね…。(^◇^;)
今度の方が、アップロードもし易いし、なんと言ってもシンプルで見やすいんですよね。何事も結局シンプルな物に帰結するって感じですね。
 
と言う訳で、今しばらくはGoogle先生にもYahoo先生にも引っかからない日々が続きますが、そのうち読んでくれるんじゃないかと言う事で、今後ともよろしくお願い申し上げます。

三脚はアルミかカーボンか・・・。

時流に乗って、何も考えずカーボン三脚をポチってしまう直前に、アルミ三脚ってどうなんだろうか・・・?
と、疑問を持ってしまい、ネットで調べ始めたら訳が分からなくなったという話をよく耳にします。実際にどちらが良いのでしょうか。これははっきり言って答えはお金と時間を使って自分で探すしかありません。本当にそうなのです。
この質問を知り合いのカメラマン等に聞いてしまうと・・・
カーボン万歳の人の場合、軽いとか振動が伝わりにくいとか、よいよいずくめの事を並び立てるし、経験は浅いけど何だか自信満々の人だったらカーボンに決まってるみたいな言い方で奨めても来るでしょう。
一方、目の前で大砲レンズが付いたフラグシップカメラが、風に煽られてジッツォの三脚と共にぶっ倒れてデカいレンズ玉がコロコロ~と転がる所や、そんな場面を幾度とみている私に言わせると、カーボンが必ずしも正解では無いと言いたくもなってくるんですよね。
カーボンとアルミ三脚の比較をしているレビューサイトはたくさんあるけど、私の経験から余計な話をそぎ落とすと、エレベーション無しで1.5m位まで伸びるサイズで、同じ雲台を乗せた場合のカーボン三脚とアルミ三脚の比較はネイチャーステージでの使用の場合凡そ以下のようになる。
 
1)カーボン三脚の方が700g位軽い。もう少し言うと600~1000g位軽い。これを大きなアドバンテージと捉えるかどうかは個人の感覚次第だろう。私個人は2kg位軽くなるなら買おうとも思えるが、1kg以下なら今の所はアルミを持ち出す。
 
2)振動吸収性に関しては、実際に差を感じた事は無い。体感するほどの地面や強風の揺れを感じる場合は、間違いなくどっちも揺れる。そんな場合は揺れない工夫をするか、インターバル撮影で数を撮ってアタリを引く撮影をします。地下鉄の振動があるとか凄い強風だからといって「ここはカーボン三脚だな」などと選ぶ事はまず無い。
 
3)強風下で倒れる場面を目にしたのはカーボンの方が多い。これはどうしてもヘッドヘビーのアンバランスな重量配分になるのが原因だと思う。強風で倒れるのを見た事が無いというカメラマンは、カメアシ付きのブルジョワ写真家か、国内外問わず幸運にも元々そういう所で撮影をした経験が無いのだろう。自然って、ものすげーんだぜ。でも、風速10m以上の突風が吹くような場面だとヘビー級のアルミ三脚でも倒れると思う。でもやっぱり倒れやすいのはカーボンだと思う。フックにバッグを吊して嵩増ししている人をよく見かけるが、あれははっきり言って余計に揺れます。鞄が地面に付く長さのチェーンとS字フックで嵩増しすると意味を成します。それが現実です。
 
とまぁ、時代はカーボンみたいな風潮がありますけど、今もアルミ三脚を開発販売されている現状を見ると、何でもカーボン、どこでもカーボンという訳でもない理由があると言う事を知っておいた方が良いです。フルサイズミラーレスになったからと言ってレフ機とそれほど重さも変わるわけでもありませんので状況は今まで通りです。要は三脚は撮影する場所に応じて選んで持っていくと言うのが正解です。それでもカーボンがどうとかと嘯くなら、カーボン三脚一本持って、伊丹空港の千里川土手の着陸機の軸線上に、ご自慢の機材を乗っけて撮影してみると良い。きっと三脚から手が離せないから・・・。私は161MK2Bで撮ったりするので余裕ですけど・・・と、しつこいヤツには悪態も突きたくなります。初心者の方は道具一つ購入するにも大いに悩みます。予算もそれほど掛けられる立場ではないかも知れません。果たして自分だけの経験で視野が足りたアドバイスが出来ているのかどうかは、常に考慮して回答しなくてはなりません。それが先駆者の責任だと思います。
私の場合、そんなに若い歳でもありませんが、カーボンでも700gほど軽くなるだけならあまり意味は無いと思い、鍛錬も兼ねてアルミ三脚をいつも持ち出しています。もう一度言います。機材選びは自分に合った物を全方位的に考えて購入する事です。主流だの流行だのと言った事はどうでも良いのです。
ちなみに私が一番持ち出す事が多い三脚はスリックの500DXとか言うAMT合金の三脚に昔からあるフリーターン雲台が付いた物です。風景ではマンフロットのアルミ055に410ギア雲台を付けた物です。花火や超望遠では重宝するセットです。長野のコハクチョウや北海道でのオオワシ撮影ではアルミの三段一脚に自由雲台またはマンフロットの475Bに498RC2自由雲台を付けていました。理由は敢えて申しません。私の行く場所では私自身にそういうニーズがあったので選択したまでです。
三脚は自分の大事な機材を預ける機材です。今はカーボンでしょ・・・等と言った本来はノリで選ぶような機材では無いのです。自分のニーズをよく考えて購入されてくださいませ。

今もバディはD500。だけど・・・。

私は使用機材のリストにもあるように、デジタル一眼レフではD500とD610の2台を使い回している。当初はD500の信頼性や操作性、機動性などが私の撮影スタイルによくマッチしてくれましたので、D500を中心に使用し、フルサイズのD610は持っている対応レンズの種類も少ない事もあって、まったりと風景写真を撮り歩いたり、下見用だったり、撮り歩きに使っていました。が、実は使用機材のリストには書いていない秘密兵器とも呼べるレンズを少し前に購入して使うようになってから、事態は一気に急転しD500は動き物を中心にやはり機動性のある撮影の際に持ち出し、D610は風景を撮影する際にレギュラーで持ち出すようになり、今では2台をある程度棲み分けする形で使用しています。
D610をレギュラーに押し上げた秘密兵器のレンズはシグマの24mm/F1.4 DG HSM Artという単焦点レンズです。これを購入する前まではD610には全く期待しておらず、オールドレンズで、露出も+1.7の補正をかけないと真っ暗な写真を撮ってしまうシグマ28mm/F1.8を使ってみたり、フィルム時代からあってD610で使うと左右1/8位が流れてトリミングしないと写真にならないニコンの24-120mm f3.5-5.6Gをつかってみたりして・・・写友からもD610の時は「今日は本気ではない撮影やな・・・。」と言われていたりしておりました(その通り:笑)。
しかし、気付かれないように24mmをしれっと使うようになってからは、それは言われなくなりました。撮った写真は嘘をつかないって事なのか・・・。
で、最近になってその写友から「何mmつかってんのん?」と不意に聞かれ24mm/F1.4の存在に気付かれてしまいました。
そうです。今の所フルサイズ対応ではこの24mm/F1.4は、私の一番信用できるレンズとなっていたので、ほぼD610のフタ代わりになっていたんですね。そりゃバレるわな(笑)。
今のZマウントになったミラーレスは、試写しかしてませんし興味ないので細かい写りまで見てませんが、このシグマの24mm/F1.4は正直私の思う通りの画角でファインダー像を見せてくれます。それ位使いやすい。あと、単焦点らしくヌケが良く、広角では毎度気になる周辺の歪みもほぼ無く、歪みもそれほどクセを感じません。
フルサイズに35mm/F1.8単を付けて撮影する写友の横で、こっそりと一回り大きく切り取った空間をカメラにしまい込んで、何食わぬ顔で写らないはずの部分までくっきり写っている写真を見せ合いするというのが面白かった(笑)。
D610は空間切り取り用、D500は時間切り取り用と、今では役割を与えて使い回しています。
ちなみにシグマの三兄弟レンズとして同じF1.4で20mmと28mmの物が存在しますが、私的にコスパが一番良いと思えたのは24mmでした。28mmは35mmとあまり代わり映えしない画角に思えましたし、20mmは
やはり画像の歪みが激しくて「私、広角してまーす!」っていう感じの絵面が私には好きになれなかったんですね。歪みという意味では24mmも歪みますが、私には案外気にならなかったのと、35mmよりも明らかに広いが画角が得られるのとで決めました。
ちなみにD500にこれを付けると、当然の事ながら今度は36mmとして働いてくれます。歪みのない真ん中の美味しい部分だけで36mmですので、集合写真など人物の被写体が視野に入ってきます。撮り歩き用途でも36mmは標準域で使いやすいですね。SAMYANGの14mmも持ち出せば21mmと36mmの単焦点2本で撮り歩きが出来ます。ま、こっちはマニュアルレンズですけど・・・。(^_^;)
しかし、なぜ今頃になってその秘密兵器のレンズを公言しちゃったのか・・・と申しますと、新しい秘密兵器を入手したからです。さすがに大三元は無理だし、私的には何を撮るねんっていうレンズですから違いますが、結構面白いレンズじゃないかという物を入手したつもりです。これもしばらくは使用機材に書き加えずに。しれっと使ってみたいと思います。
 
SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Artで撮影
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私はフルサイズミラーレス機は買う気はありません。

タイトルの通りの日記。
だって、撮れる写真に「おーミラーレスならではだねぇ・・・。」と思えるような写真が私には撮れるとも思えないし、趣味で撮る分にはD610とD500の今のまんまで十二分です。
逆にミラーレスがもっともっと普及してスタンダードになってくれると良いなぁなんて事も思っております。そうすると今の一眼レフ機がレトロなカメラになるから・・・。私こう見えて結構なレトロ好きなんですよね。さすがにフィルム機は面倒臭さが先だってしまって続きませんでしたが、デジタル一眼レフ機がレトロになったらこれは良いですねぇ。問題は、ニコン様がいつまで修理に応じてくれるかですけどね。私にとってはカメラ本体って手段であって目的ではないと言うか、別に何だっていいんですよ。要は何をどう撮るかが問題なんです。それなりに撮れる機材は揃っているので、後は己の心意気と技術を研鑽して被写体に臨むだけです。撮影機材は使い方が分かる物なら本当に何でもいいです。たまたまニコンのD610とD500を使い回しているだけ。近接や風景、静標が多いかなーと思ったらフルサイズのD610を持ち出すし、動標や高感度撮影、超望遠が必要と思ったらD500を持ち出してます。この先どんな機種が出てももうフルサイズミラーレスを買うことはないでしょう。
フルサイズミラーレス等を今から買い揃える位なら、ドローンを買い足しますかね。今既にMavic Air 2という私には贅沢すぎるドローンをお借り(包括許可も取得済み)しているのですが、カメラは1/2インチセンサーながらも4800万画素でのRAW撮影ができるなど、性能的には言うこと無しで、D610やD500では逆立ちしたって撮れない写真や動画を中途な高さや位置から撮ってきてくれます。それが有り難いんですね。ぶっちゃけドローンもきちんと私の思う写真や動画を撮ってきてくれる機材なら何でもいいんです。とりわけDJIのドローンが一番良かっただけの事で、そのうち自分のドローンを手にできたら良いなぁ・・・なんて思ったりしています。今の所は飛ばせる場所が限られていますので、大枚叩いて・・・という気持ちまで行かないだけなんですけどね。来年春にはもっと規制が厳しくなるみたいだし~。
D610とD500と数多のレンズ、DJIのドローン。
この三つがあれば今の所不満はゼロです。カメラの収集家の方を除いて、フルサイズミラーレスにわざわざ乗り換えた人って、何を目的に乗り換えたんだろう?って正直思います。私は色々と考えてD500でなければ撮れない野鳥や被写体があったのでD7000から買い換えたのですが、ミラーレスでなければ撮れない物があったという事なのでしょうか。大きなお世話だとかそういう話では無く、ミラーレスでなければ撮れない被写体って何だろうかと、私もカメラマンの端くれなので気になるんだよね~。そんな被写体があって、私も撮りたいって思えたら検討するかも知れないけど、まぁないかな。時代がミラーレスだからとか、レンズがどうだとか、無音シャッターがあるからとか、そういうのはどうでも良いです。ニコワン持ってますしスマホもそうだから・・・。

ドラクエウォークをしばらく復活プレイしています。

ドラゴンクエストのナンバリングタイトルなら、レベルが上がるのと、それに伴って貯まってくるゴールドでのお買い物で、自身のキャラを強くかっこよくできるが、スマホの位置ゲーに属するドラクエウォークは強くなるためには、レベル、ココロ、装備の3つが必要になるが、その全てが運任せの仕様となっている。
なので、廃課金者(数百万円注ぎ込む人)を除いて、大多数を占めるであろう微課金~無課金者の間では不随意要素となるココロと装備に格差が出来る上に、確率もかなり低いため批判のコメントが連日評価スレッドを埋め尽くしているという状況だ。
で、毎回ちょっとナナメの視点から私はドラクエウォークというゲームをプレイしながら観察しているのであるが、先日メーカーは同じだが別のゲームで装備の配布に「テーブル」という要素を用いて問題になったというニュースが流れた。テーブルとは何かというと、本来は全ての装備(武器とか防具とか)のくじ引きに対して、宣言された確率で出てこないといけないはずなのだが、テーブル制では数種類の装備を一塊としてくじ引きに配置するため、テーブルに含まれない装備は、いくら課金してガチャを引いても絶対に出てこないワケだ。当然詐欺紛いの行為であり、私は犯罪行為だと思う。なぜこのような事を運営側がするかというと、単純にゲームの製作(プログラミング)が楽になるからだ。
この事件が出てから当然ドラクエウォークにも疑いがかかるわけで、今もって課金しまくっても目的の装備が引けない人からは、テーブル制の疑念が拭い去れないでモヤモヤしているようだが、ドラクエウォークでその事件以前から真しやかに言われて囁かれているのが、アカウントによるガチャで出る装備の偏りである。
あるアカウントでは、ゴミ装備しかでないとか、またあるアカウントでは星5装備がよく出るという都市伝説めいた話である。
ドラクエは、初期の自キャラの名前とか性別の設定によって、初期能力に多少の差が出るというリアル?な面があるので、そういった事も囁かれるのかも知れない。が、私はさすがにそれは無いと思う。アカウントによってガチャで出てくるランクの違いがあるとなると、それこそ公取委に取り調べを受けるレベルの犯罪行為だと思われるからだ。
しかし・・・、少し角度は違うが私的に以前から少し気になっている事がある。それは、アカウントによって攻撃アイテムが出やすかったり、回復アイテムが出やすかったりってな事があるのだろうか・・・?という疑問である。また、それが本当であると仮定したとしたら、ゲームを進めていく上ではどちらが有利なのだろうか・・・?
ちなみに私はリリースから1ヶ月後に始めた者であるが、今もずーっと無課金でやっております。これはこれで検証がし易いかもしれませんね。
閑話休題、仮にそういう区分があるとした場合、私のアカウントは間違いなく「攻撃型」である。回復型のアイテムはガチャが登場する度にそれなりに引いてはいるが、持っているのはひかりのタクトと気まぐれで出てくれたトワイライトブルームだけである。
それ以外の装備となると、自分で言うのも何だが無課金とは思えないほど結構な充実ぶりである。以下に星5武器を書き並べてみよう(配布武器と防具は除く)。
 
ドラゴンの杖 1本
ドラゴンの杖(1凸)
世界樹の天槍(紅)1本
オチェアーノの剣
クレセントムーン
インフェルノワンド
スーパーノヴァ
霊獣のつえ
世界樹のつるぎ
蒼竜のやり
オーシャンウィップ
聖盾騎士のオノ
黒嵐のツメ
王者の剣 2本
ボルケーノウィップ
デスピサロの牙(改4)
天空のつるぎ(改5)
メタルウィング 2本
プラチナウィング(4凸+2)
クリスタルクロー
クリスタルクロー(3凸)
冥獣のツメ
メタスラのやり(改4)
メタスラのやり(改3)
らいじんのやり(4凸+2)
やしゃのこん
やしゃのこん(4凸+1)
ゴシックパラソル(4凸+2)
キラーピアス(1凸)
グレートアックス(4凸+6)
名刀斬鉄丸
王家のレイピア(4凸)
王家のレイピア(1凸)

最近の強い武器がなかなか出なかったが、ドラゴンの杖が配布ジェム3000個で2個、マイレージで1個出た時はさすがに笑ったが、ロトのつるぎは無いものの、メタスラのやり、デスピサロの牙、天空のつるぎと言った錬成ができる武器は以前から引き当てていたりして、今になって重宝しています。バギ系は弱いですがメラ系、イオ系、ヒャド系となると鬼神の如く強いパーティが組めます。
回復武器は先述の通りなので、もしアカウントによる区分があるとすると、見ての通り完全に「攻撃型」と言うわけです。

で、
先述の通り、ゲームを進める上で「攻撃型」と「回復型」ではどちらが有利なのだろうかと、ご一緒したプレイヤーには気の毒だったのですが、メガモン討伐で私なりに試す機会がありましたので、やってみました。
メガモンは今を時めくゲマとミルドラースで、のこり30分の所で参加して行いました。
どうやったかと言いますと、当然私はドラゴンの杖や天空のつるぎ改を用いた完全攻撃型で回復アイテムはトワイライトブルームとパラディンに持たせたザオラルが使えるエデンの戦士達2のココロで参加したところ、たまたま参加してきた他プレイヤーさん2人は、戦いが始まって見ていると、余り攻撃力がなく1ターンで1500~2000程しか削れない様子で、中盤以降はベホマラーを連続で使ってしのいでいました。つまり強力な武器は持っていない代わりに回復最強の聖風の杖は持っているようだったのです。一方の私は1ターンで6000~8000程削り、会心や怒りが重なると10000を超えます。
しかし私は、中盤でしばらく防御をしたりしてモタモタとやってみました(悪気はないのです、プレイヤーさんごめんなさい)。2人のプレイヤーはベホマラーで回復や復活は出来るようなのですが、如何せんワンターンのダメージが小さくて、ほとんどゲージが減りません。ミルドラースになるとほぼ絶望的な戦いになったと思います。そのうち1名のプレイヤーが魔力が尽きて全滅したのか、逃げちゃったのか消えてしまいました。もう一人のプレイヤーはベホマラーで粘っています。私の見たい物は見られたので、戦いに参加しました。物の数分でケリが付きました。見ると削ったのはほとんどが私ですやん・・・(^◇^;)。もうひと方は、やはり表彰台にはいませんでした・・・。ごめんね・・・。
 
こうしてみると、聖風の杖のような強力な回復アイテムがあると全滅の確率は下がるものの、やはり魔力は無限ではありませんのでそのうちジリ貧で全滅となるようですが、圧倒的な攻撃アイテムを持っている場合は、被ダメを回復できるだけのアイテムさえあれば、確実に敵を打ち負かしてソロ勝利も視野に入ってくる結果となりました。ゲームを進めるという視点で見れば、どちらかというと今の所は、強力な回復アイテムよりも強力な攻撃アイテムを持っている方が有利のようです。
アカウントによって、回復型、攻撃型のプレイヤーに分かれてゆく仕組みがあるのだとすれば、レイド戦となるメガモンでも、プレイヤー同士の助け合い要素はありませんから、面白さとしては攻撃型の方が派手で面白い気がします。でも、ドラクエウォークにそういう区分って本当にあるのかないのかは、やはり都市伝説レベルの話ですね・・・。

iPhoneのappストアでたまたま見たら・・・w

私はiPhone(10smaxです)使いなのですが、金銭関係のアプリをインストールしなくてはいけなくなり、久しぶりにApp Storeを覗くことになりました。それはそれで丸く終わったんだけど、ちょっと気になってドラクエウォークを検索してみると、いやぁ・・・相変わらず最新は辛辣なコメントで荒れまくっていますねぇ・・・。(^_^;)
実は私のiPhoneにもまだドラクエウォーク入ったまんまです。全然やってないけど・・・。で、久しぶりに起動してみたら、色々とダウンロードされて、最終的に起動すると2周年記念だかでジェムをくれるクエストがあったり、モンスターを仲間にするコンテンツが増えていたり、ドラクエVのイベントで例の結婚する選択イベントがあったり・・・。面倒なので一通り見たらスルーです。もう飽きたしな。
で、そのApp Storeの方の不満コメントを一通り見ると、やはり一種の集金システムと化しているガチャに対する不満が多いようだ。
 
そこで・・・。
なぜ、こんな辛辣なコメントが並ぶのか、その根っこを考えてみた。すると、一つの答えが出てきました。
 
「ドラクエウォークは、やはりベホマラーの実装がまずかった。」
 
これに尽きると思います。要は「聖風のつえ」の配布ですね。これが早過ぎたというか、失敗だったように思います。

呪文や攻撃のアイテムは、いくら強力に設定しても登場するモンスターに耐性を持たせたりするだけでイベントが終了したらある程度ゴミ化して、ゲームというか持つプレイヤーと持たざるプレーヤー達のバランスを多少でも保つことが出来ます。ロトのつるぎや天空のつるぎ等がその良い例ですね。

しかし、全体回復・復活アイテムとなると話は違ってきます。

「聖風のつえ」が登場するまでは、多くはSPの「ひかりのタクト」や星4武器等に実装された「いやしのかぜ」で凌ぎ、ボーナス的な「トワイライトブルーム」や「さとりのつえ」で少し楽ができるような感じで戦っていました。特に「さとりのつえ」が優れているとされたのは唯一ザオラルが使えるキャップ650アイテムだったからです。トワイライトブルームもキャップ650で同等の回復能力ですが復活がザオで実用にやや難点がある・・・と言う辺りが駆け引きをする効果を呼び、それはそれでゲーム性があったと言えます。ちなみにキャップ650アイテムのHP回復量は230前後となります。
しかし「聖風のつえ」はキャップ1200と異常に高く、HP回復量も優に300を超える。これだけならまだ良かった。単純に回復させるだけのアイテムであったなら、HP350の回復量を誇ったとしても、最近流行らしいメガモンや強敵が繰り出してくる連続の「つうこんの一撃」を食らってしまう以上は、他の回復アイテムとゲーム性はほぼ変わらないからです。
しかし、運営は何を思ったのか、50%のHPで復活させる「天使のうたごえ」というザオラルと同等の機能を持たせてしまいました。つまり全体HP350を回復し、50%のHP復活ができるアイテムというわけです。これが特技ではなく魔法として発動しますから、賢者が持つと「やまびこ特性」で1ターンで2度発動する事もあります。この突出したアイテムの登場によって、ガチャで「持った者」と「持てなかった者」との間には圧倒的な戦力差が生じてしまい、持った者は単独でも星3メガモンや強敵Lv30でも容易に相手に出来る一方で、持てなかった者は他力本願で戦いに挑む事しか出来ず、単独を強いられる強敵Lv30クラスやLv65級のほこらの敵になると、ほぼ単独で倒す事はできません。ここにゲームを進める上での「効率の差」が大きく出来てしまう事になるのですね。
結果的に運営は「持った者」の為に難敵を用意する事になり、同時に「持てなかった者」の為にそこそこの敵を用意するというゲームとしては非常にアンバランスな事をしなければならない結果になっているわけです。
難敵が現れる以上「持っていない者」であっても、何らかの代替策を講じて相手をしなければ強くなれないしゲームに先も見えてきません。その代替策が特攻のピックアップアイテムと言うことになるのですが、その特攻アイテムもガチャで渋い運任せとなると、ゲームは詰んでしまい、やがては飽きてプレイヤーも離れてしまうと言うわけです。つまりこれが、辛辣なコメントが並ぶ根本的な原因であり、ゲームバランスを著しく欠いている要因になっていると私には見えます。
イベントのピックアップアイテムの現出確率の調整は、収益性にも直接関わってくるので非常に難しい面があるのも確かですが、もう止めようかと思っているプレイヤーでもピックアップアイテムが出ると「もう少しやってみよう」と思わせる要素でもあります。しかしそれが「聖風のつえ」の代替手段または圧倒的な攻撃のアイテムでなかったら、やはりプレイヤーは離れてしまうでしょう。
 
私が以前から「聖風のつえ」をやり玉に挙げているのは、ゲームバランスの崩壊をもたらしているからです。回復・復活アイテムを特攻アイテムのようにゴミ化させる手段は運営が頭を下げてやや弱体化させるか、無効化させるような難敵を多く出現させるしかありません。実際に運営は強敵の中にマホトーンを多用するモンスターを多く出現させたりしていますが、残念ながら今のアンバランスを解消するほどの効果は出ていないのが現実です。灼熱なぎはらいを使って魔法を弱体化させてくるモンスターとかをフィールドに放ったりする必要もありそうです。しかしせめて聖風のつえの復活機能が20%のHPでの復活であったなら、まだ何とかなったかも知れませんが・・・。
って言うか錬成なんてメニューを作るのなら、わざわざゲームバランスを崩してしまうアイテムなんぞを設えるよりも、ひかりのタクトやトワイライトブルームを錬成してちょいと機能を盛る方がよかったんじゃないですかね。
しかし、そんな「聖風のつえ」も二周年記念ガチャで復刻させていたようで、しかも仲間モンスターとか、私にはもはやこのゲームの意味が分かりませんでした(笑)。
 
しかし・・・。
 
回復アイテムをフル機能で使おうと思ったら「賢者」に持たせる必要があります。特にベホマラーの聖風のつえはそうなるでしょう。
一方で、ドラゴンのつえや霊獣のつえ等の強力な全体攻撃アイテムをフルに発揮しようと思うと、これまた「賢者」に持たせる必要がありますね。そうすると、両方をフルに使いたいと思ったら、4人パーティのうち2人が賢者となってしまうため、ほこらで制限が生じたり、レベリングなどの面でゲームが単調化したり、パーティが弱体化してしまう嫌いもあります。他に魔法が得意な職業には魔法戦士がありますが、やまびこ特性が無かったり、あまり攻撃魔力が盛れなかったり、攻略上フォースブレイクの関係で特定のアイテムを選ばなくてはならなかったりします。つまり「魔法」の特化キャラに関しては上級職では賢者しかいないと言うのが現実で、「持った者」は強力な特攻魔法アイテムがあるのに、聖風のつえを持たせなくてはならないというジレンマも生じるのでしょうね。なんせ賢者に特攻魔法アイテムを使わせると、やはり魔法戦士のそれよりも高い攻撃力を発揮しますので爽快そのものですから。って言うか賢者を回復専門キャラとしてしか使えないって、何だかこれもバランスに欠いていますよね。スーパースターか海賊は要らないので、別の攻撃魔法の専門職業を一つ作ってあげると、面白くなるんじゃないですかね。
魔法戦士の機能を上げたように、パラディン(本当は僧侶と武闘家のMIX)の機能を上げて、ザオの特技付加や回復特技(魔法のベホマラーは除外ですね)にプラスアルファが付く職業にしてあげると、他の回復系アイテムも甦って生きてくるんじゃないですかね。そうすると賢者を魔法攻撃に回せるので戦略に幅が出来て面白くなると思うのですが・・・。
 
ちなみに私、完全無課金の上にドラクエウォークの引退をしていますが、先日二周年のふくびきをやりまして、10連をやったらドラゴンのつえが2本でて、更に単発で1本追加で出ました。凸らずに3本をLv50にして、賢者を3人並べて助っ人も含めてドラゴラム4連発を「ゆきのじょおう」に食らわせたら爽快そのものでした(笑)。
ゲームの楽しみ方も色々という事で。
回復アイテムは大事ですが、1ターンで終わると関係なかったりしますね。
でもホント、ゲームバランスって大事ですね。

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宇治川で、初めて鵜飼いの実演を見てきました

数年前に岐阜へヒメボタルの撮影に行った際に、岐阜城から長良川を挟んで見下ろすような場所に「鵜飼いミュージアム」というのがあり、昼間で暇だった事もあって入ってみた事があった。
入園料500円と駐車場代200円が高いか安いかは別にして、鵜飼いミュージアムでは案内人がその伝統漁法である鵜飼いに関する事を一から十まで教えてくれたり、映像で説明をしてくれたりするので、鵜飼いに関してはちょっとした博学になれる程の知識が付く。

少しその知識を披露すると鵜飼い漁とは知っている方も多いと思うが、鵜匠と呼ばれる鵜の使い手さんが、紐で括った5~6羽の鵜を操って、鵜に魚を捕らせる。鵜の首は程よく紐で絞められており、鵜は魚を捕っても飲み込む事が出来ない。その鵜を鵜匠は手繰り寄せて喉に留まった魚を吐き出させて魚を捕獲するという日本の伝統漁法だ。
鵜は基本的に何でも食べる野鳥なので漁ではアユ、マス、ナマズ、大きさによってはブラックバスやブルーギルも捕まえてくる。一方の魚は、突然来た舟の陰に驚いて岩間から篝火の下に飛び出してくるので、鵜はその魚をすかさず捕まえるという、正に生き物の習性を利用した伝統的と言うに相応しい漁法と言えるだろう。しかし、鵜はウナギだけは苦手なのだそうで、鵜が難儀する→ウナンギ→ウナギ・・・となったとか、ならなかったとか・・・(^_^;)。
実はヒメボタルのその時期、長良川では既に鵜飼い漁が始まっていたのだが、その時は見る事もなく結局本命のヒメボタルを撮影して帰阪した為、その後鵜飼いを見るという事は無かったわけですが、最近になって興味が湧いてきた事もあって色々と調べてみると、以下の事が分かった。
 
1)長良川の鵜飼い
世襲制の鵜匠が9人いて、全員が国家公務員という身分。一番伝統を重んじている地域集団なのかも。5~6舟で「総構え」と呼ばれる追い込み漁のような勇壮な鵜飼い漁を見る事ができるのはここだけだ。

2)木曽川の鵜飼い
女性の鵜匠が彗星のようにデビューした事で一躍有名になった。日中に鵜飼いをやる事もあって犬山城と一緒に撮ったり、色々な鵜飼いの姿を撮る事が出来るようだ。

3)宇治川の鵜飼い
女性の鵜匠と言うと実はこちらの方が大先輩のようです。現在三人いるうちの二人が女性鵜匠です。ちなみにうちから一番近い所にある鵜飼いの現場です。

4)嵐山の鵜飼い
まさか嵐山にもあったとは知らなかった。昼間は貸しボートが浮かんでいる辺りで夕刻から鵜飼いをやるようだ。そのうち行ってみたい。
 
他にもあるんだろうけど、私の足の伸ばそうと思える範囲だとこの4カ所だった。で、今回行ってきたのはやはり一番近場となる3)の宇治川の鵜飼い。勇壮さがウリで女っ気など微塵もない長良川の鵜飼いでお勉強してきた私にとっては、ベテランと言えども女性鵜匠って体力的にどうなんだろうって勝手に心配していましたが、宇治川の鵜飼いは勇壮というよりも京都らしく漢字一文字で表すとやはり「雅」という事になろうか。貸切舟は既に二舟が川面に出ていたが、乗合舟は18時半頃から乗船が始まり19時に鵜飼いの現場に行く感じになる。今回は私は舟には乗らず川土手から撮影する道を選んだ。
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こんな感じで鵜舟が乗合船を追う形で静かに出航する。いつもアオサギとカモが一羽づつついてくるそうな・・・(笑)。乗っているのは四人だが船頭を除く三人が鵜匠だ。指導役の老爺は主に篝火を担当する。コロナの時期と東京五輪の開会式直前時刻という事もあってか、乗合船はある程度満員だったが土手からの見物人はまばらだった。

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鵜籠から鵜を一羽出して鵜匠が鵜飼いの説明を一通り行い、いよいよ鵜飼いの始まりである。見物舟三舟をロープで繋いで鵜舟が漁をしながらその周囲を回るような感じで披露される。普段は普通にいる鵜で、私的にはカラスのような存在だが、鵜匠に飼われた鵜は従順で可愛らしさを感じ来てしまうから不思議だ(笑)。

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篝火に薪が足され火の粉が舞う。その後ろでは鵜匠が鵜籠から6羽の鵜を川面に放っていよいよ宇治川の鵜飼い漁の始まりである。

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この時期の19時過ぎは、まだ陽光が僅かに残る時間帯で、その分撮影はし易い。鵜も魚を見つけやすいのか、早速魚を咥えている鵜がいたりする。それよりも、6羽もの鵜を紐が絡まないように手繰って漁を行う鵜匠の腕前はさすがにお見事で、写真を撮るのを忘れて見入ってしまうほどだ。時折鵜を高揚させるのか「ほー」という声を上げたり、川面に手を入れたりして、とにかく忙しくも動きに無駄がない。で、鵜が見事に魚を捕らえると鵜匠はすかさずその鵜を手繰り寄せて鵜から魚を吐き出させる・・・。ちなみに魚を餌にする鳥類は必ず頭から飲み込む。これは魚がエラなどで喉に引っかかったりしない為なのだが、魚を吐き出させるという事は、鵜からすると喉に骨が引っかかる方向に魚を出す事になる。この吐き出させ方も鵜匠の腕の見せ所だったりするのだ。鵜匠も慣れないうちは吐き出せる事が出来なかったり、鵜の喉を傷つけてしまったりするようで、やはり普段からの研鑽が必要なのだろう。

この女性鵜匠さんはキャリア10年以上のベテランの域にある方のようで、実は前日にもテレビニュースに出ておられました。鵜の手綱捌きは見事なもので、鵜が魚を飲み込むとすかさず手繰って「吐かせまーす」と言いつつスムーズに鵜から魚を捕りだしていました。いや本当にお見事。京都の宇治という場所柄も相まって、時間は穏やかに、見事な鵜飼いと共に過ぎてゆきました。

最後になりましたが、宇治川ではこの鵜を日本で初めて人工ふ化に成功させており、既に若鳥と言うまでに成長した鵜達が飼育されています。この宇治川生まれの鵜達を総称して「ウッティー」と言うそうです。鵜と宇治の「う」にお茶のティーを掛けてウッティーとなったのでしょうか。ウッティー達は漁に出る野生由来の鵜達よりもまだ一回り小さいですが、鵜匠を親と思っている利を生かして、現在なんと鵜の放漁、つまり手綱無しでの鵜飼い漁の練習をしているそうです。これが成功したら本当に凄い事です。

ちなみに・・・
鵜は魚へのアタックが強くて捕らえた魚は殆どが即死状態らしく、現在ではその魚を料理して客に出す事はないそうです。これは他所の鵜飼いでも同じです。と言う事は鵜飼いの披露が終わったあとで鵜達のご褒美になるのかな・・・。

初めて見る宇治川での鵜飼い、しばしの時間ではありましたが、贅沢な時間を戴いた、そんな気持ちにさせて頂いたひと時でした。
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私はドラクエウォークをやめたが、Youtuberさんは盛り上げている件

ドラクエウォーク、私はもうやめてしまいましたが、Youtuberさんは数百万円単位で課金をしているからか、とにかく盛り上げようと必死のパッチで実況したり動画作ったりしている感じですね。Youtuberさんって大変だなぁ・・・と、私には逆に悲哀しか感じないのですが。
 
やめたのでもうどうでも良いんだけど、Youtuberさん達のピックアップ武器狙いのガチャを引く動画を見ていて、ドラクエウォークのピックアップ武器の確率について少し違う角度で考えてみました。
飽くまで運営が言っている事を信じての話なのですが、レアリティが星5の武器や防具が出る確率は7%と謳われています。その中で、特定の武器または防具を狙いに行くと、その確率は0.2%になります。多くのサイトではこれを課金した場合に換算している事が多いのですが、そうではなくて特定の武器、要するにピックアップ武器を手にする人数を考えるとどうなるかを考えてみたのです。
0.2%の確率という事は、1000人に2人。要するに500人に1人がピックアップ武器を手にするという確率になります。簡単な計算なのでバリバリ文系な私にも分かります(笑)。つまり各イベントで出てくるピックアップ武器を手にする事が出来る人は、500人に1人という割合と言うわけです。2021年3月の時点でのドラクエウォークのユーザー数は130万人とされていますので、それをこの確率で当てはめると2600人と言う事になります。助っ人欄を見て、その時旬のピックアップ武器を手にした人がいたとしたら、その方は2600人の中の一人と言う事になります。めでたくアナタが手にしたとしたら、2600人の中に入れたと言う事です。130万人の中の2600人ってなかなか凄い確率ですよね。ちなみに、さいたま市の人口が約130万人です。
つまり、言い換えるとピックアップ武器(防具)は各々2600個排出したらお終いという事を基本的に運営側は繰り返しているという訳です。この渋い武器を少しでも自分の手の中にたぐり寄せる確率を上げようと思ったら、やはり課金しかありません。一方で、一度課金し出したら、マーライオンが水を吐き出すが如く際限なく課金してしまう人がいたりしますよね。私からすると、たかがデータにそこまでやるか・・・?って引いて見てしまうのですが、実はこの500人に1人という確率。何かと共通しているのです。こう言うともうピンと来た方がいるかも知れませんね。そうです。「パチスロ」の初当りの確率に近いのです。実際に10年前は1/500を中心に初当りが出るように設定されていたようですし、とにかく射幸心を煽るプロ集団であるパチンコ業界が、その先駆者として規制を掻い潜りつつも長年にわたって導き出した確率こそが1/500=0.2%という確率なのです。ドラクエウォークの運営会社(ここでは伏せます:笑)がこれを参考にしないワケがありません。
 
「もう少し注ぎ込んだらアタリが出るはず」
 
そう思いつつ、妙に執着してしまってドツボにハマる。
しかし、パチスロやパチンコにはリスクの向こうにはリターンがあります。ではドラクエウォークはどうでしょうか。1イベントで2600人だけが手にする事ができる「データ」がスマホに刻まれるだけで実際の果実はありません。
坂道を転げ落ちてしまう前に、ゲームに金をかける事のバカバカしさは、常に心のどこかに持っていた方がよいと思います。
以上、お節介な者からのお印書きでございました。<(_ _)>