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山椒の鉢植えが枯れ始めた。

こないだから山椒の鉢植えの管理について書き綴っていますが、あれから早速色々と変遷があったので、書き留めておこうと思う。
前回までに話題にして育てていた山椒の鉢植えとその後は以下の通り。

自宅で管理(南側日当たり良好)
A)葉山椒 異変あり。
B)朝倉山椒 多少異変あり。
C)ぶどう山椒 異変なし。

実家で管理(北側昼から夕方にかけて日当たり)
D)葉山椒(地植え) 異変あり。
E)朝倉山椒 異変あり。
F)ぶどう山椒 異変なし。

以上となっています。異変ありのものを順番に書き留めておきたいと思います。
まずA)の葉山椒はこんな感じになりました。
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何も変わった事もしていなかったが、梅雨入りした途端に葉を落とし、現在ではほぼ棒だけ状態になっています。ちなみに軒下なので雨は被りません。しかし・・・幹がまだ緑色なので「休み」に入った可能性がある。いわゆる「死んだフリ」ってやつ。実際にB)は真夏日の間は葉を茂らせず、少し涼しくなってきた秋口から成長を再開しているので、まだわからないので乾燥気味ではあるが水やりは続けています。

写真の枚数の関係で掲載していないがB)の朝倉山椒は相変わらず元気。しかし下の方の葉が黄変してきており、上の方の葉も香りがほぼしない事から、梅雨明け間もなくして「夏休み」で葉を落とすかもしれない(笑)。

唯一の地植え株である葉山椒のD)は、こんな感じです。
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写真では後方半分が枯死したような感じになっているが、現在は手前の部分も同じく立ち枯れしたような状態になっている。A)と品種が同じで状態も似通っているが、こっちは地植えなので私は「嫌な予感」がしました。で、隣の月桂樹の鉢をのけるとその予感が的中している事を悟ることに・・・(;゚ロ゚)。
なんと、鉢裏にコガネムシの成虫がいたのです。と言う事はこの土中にはコガネムシの幼虫が巣くっている可能性が大ということです。コガネムシの幼虫は土中でほぼ植物の種類を問わず新根の部分を食欲に任せて食べまくります。なので、突然枯死したような状態になり、手遅れになると風で倒れるほどの根無し草にされてしまいます。D)の葉山椒は奴らにやられている可能性大というわけです。このコガネムシやネキリムシ等への土中害虫への対処は専用薬もあるようですが、予め土に混ぜ込んでおくタイプの物はあまり役に立ちません。薬剤が流れ出した頃にコガネムシが産卵すると、その手の薬は後撒きでは効かないことを私はすでに経験しているからです。後撒きでも効果を如何なく発揮するのはオルトラン粒剤のDXの方です。余談ですがオルトラン粒剤DXは、はっきり言って植物を育てるなら必ず買っておいて損はない万能薬です。特に室内で観葉植物を育てる場合は最初に一撒きしておくと、葉ダニや小バエが湧かず、綺麗な新葉を生やしてくれます。ただしハーブや果実など収穫する植物の場合は30日間は収穫できなくなるので注意が必要です。また今回のように地植えの土に撒いてしまうと、ミミズなどの有益な虫も死滅させてしまうので有機的に土壌作りをしている場合は禁忌の薬剤ということになります。
今回もこのD)の葉山椒の周囲にオルトランを撒いたところ、その後雨が降って土中に薬剤が染みこんで効果が出たようで、早速2匹のコガネムシの幼虫が地上に出てきて半死状態になっておりました。やはり犯人はこいつらのようです。
しかし、食べるのは新根が主なので、このサイズの山椒の場合だと太い古い根がやられていなければ復活する可能性があるので、しばらく様子を見たいと思います。

最後のE)朝倉山椒ですが、こんな感じです。
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これが一番状態が良かったように見えてたのですが、実はこれが一番先の梅雨入り前に葉を落とし始めました。しかし、原因は不明で幹が緑色なのでこれも「死んだフリ」と判断して、現在も水やりに注意して管理を続けています。
 
さて、6鉢のうち半分が葉を落とした山椒ですが、実は我が家には昨年購入してずっと「死んだフリ」をしていた葉山椒の40cm位の中株があり、その株が最近になってとてもゆっくりですが新芽を吹き出し始めました。昨年の秋に葉を落として、実に8ヶ月ぶりの成長です。山椒って本当に奥が深い、言い方を変えれば訳の分からない植物ですね。
ブドウ山椒の二株に関しては、我関せずという感じで超ゆっくりと成長?を続けています。
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ちなみに山椒に振り回されている間に、プランター栽培していた「激辛番長」というししとうが結構収穫できました。
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家庭栽培ではなかなか激辛にならないという話もありましたが、うちの場合は大体70%位の割合で「当たり」が混ざっています。さらにそのうちの20%に「大当たり」が混ざっているという、ある意味スリル満点なししとうになりました。
唐辛子類はあまり虫もよらず、私のようなド素人にも育てやすいですね。秋頃まで収穫できるとの事ですのでたくさん採れるといいなぁなんて思ったりしています。

山椒の木とおまけのオリーブの木。

先日からの山椒の木の栽培の続き。
 
現在は私の自宅で葉山椒、朝倉山椒、ぶどう山椒を各1鉢。
実家の方でも葉山椒(地植)、朝倉山椒、ぶどう山椒各1鉢を育てている。いづれも今年の春に購入して実験栽培しているわけですが、植え替えをしたにも拘らず現在の所は枯死する事無く栽培で来ている状態だ。
ちなみに自宅の3鉢をグループA、実家の3鉢をグループBと呼ぶことにしよう。
グループAは南向きの日当たりの良い場所で早朝から15時位まで直下に日が差す所に置いてますが、ぶどう山椒のみやや日陰になる場所に置いています。どちらかと言うと強光下での飼育という事になると思います。剪定は一切行っていません。水やりは鉢の表土が乾いたら鉢底からしみ出るほど水をやります。が、乾燥にも弱いとの事なので、そうではない場合はシャワーではなくキリに切り替えて葉水をやるように水やりをしています。キリモードは枝にダメージを与える事無く水やりができますので結構使っています。
気になるのは、朝倉山椒とぶどう山椒に関しては、植え替えしてから成長がぴたりと止まっている状況である事。小苗だった葉山椒のみがゆっくりではあるが新芽を出しつつ成長している状況だ。

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これがぶどう山椒。少し半日陰になる奥ばった所に置いています。
枝がお行儀が悪いので支柱で誘引矯正しています。一番あげは蝶が卵を産み付けてゆきます。植え替えてから成長が停止している。(-_-;)

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続いて朝倉山椒。唯一の越冬株である。15cm程で我が家に来たが、今は50cmを超えている。しかし、これも植え替えてから成長が鈍っている状況だ。

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この春に10cm程の小株で購入してきた葉山椒だが、若株だからか何とか土に順応して成長して今では20cm程に成長している。
 
山椒の成長の調子を見る簡単な方法は、葉を指で少し擦って匂いを嗅いでみると良い。順調に成長し、盛んに枝を伸ばしている個体は割とどの葉も香りが強いが、成長が停止していたり、弱っている場合は葉を擦っても叩いても殆ど山椒の香りはしなくなってしまいます。こういう個体はほぼ間違いなく新芽も枝も伸ばす事無く、成長が停止しているはずだ。こうなると、放っておけば間もなく葉を落として棒状態になってゆくと思います。山椒は落葉樹なので、これが初冬の季節なら問題はないのですが、成長期であるはずの梅雨入り前や秋口だったりするとちょっとややこしい。なぜややこしいかと言うと、山椒には「死んだフリ」があるからだ。(;^ω^)
ここからは私の経験則だけど、山椒の木が「何だか環境が変わった」と認識してしまうと、山椒はその成長を一時停止して、必死で環境に適応しようと努力します。が、その適応力はあまり高くないので、適応できなかった時は二度と新芽を出す事なくそのまま枯死してしまいます。しかし適応できると早ければ春先、遅ければ梅雨入り前辺りで新芽を出し始めます。枯死しているかどうかわからない時は、5月中旬まで待って主枝の先の方をハサミで切って、幹の中身が乾いているかどうかで判断できます。幹汁が染み出すようだと生きていますが乾いていると、その山椒は残念ながらすでにこの世にはいません。
山椒の厄介な所は、この葉の香りが無くなって=株が弱っていても、ほぼ何も対策を行う事ができない点にあります。もっと良い条件を…と考えてさらに大きな鉢に植え替えたり、根洗いをして土を変えてしまう等をやった日には、ほぼ間違いなく枯死します。ならば枝葉を減らして負担を減らしてやろうと青枝に剪定を行うと、栄養を取り込む事もできなくなってこれまたさらに株が弱ってしまいます。20cm程の小苗を買ってきて、料理用にと葉を取りまくっていると、いつの間にか調子を崩して枯れてしまったというのはこのパターンです。葉を摘んで料理に使うには、少なくとも3年位問題なく育っている環境に適応した山椒から利用すると言うのが良いと思います。
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一方、実家で育てているグループBの山椒ですが、こちらは1日3時間程の西日が当たる北側の環境で育てています。掲載できる写真の枚数の関係で掲載は次回に譲りますが、こちらのグループは全て順調に育っています。葉山椒は完全日陰ですが鶏糞がたくさん含まれた地植えという環境の強みもあって非常に順調です。
ぶどう山椒はグループAの物と同じく横枝を支柱で矯正していますが、こちらからも新芽を伸ばしていますし、朝倉山椒は下枝の葉は枯れて葉を落としている物の、新芽を出しているので問題は出ていません。こう考えると、山椒の木は南側の日当たりのよい場所よりも、北側のやや涼しい半日陰のような場所の方が適しているのかも知れません。
今のところ、特に山椒の木だから特に栽培が難しいという感覚は私にはありませんが、水やりに気を遣うのと、アゲハ蝶などの天敵に常に気を配らなければならないという、やたらと手がかかるという面倒さだけが際立っている感じはありますね。

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ちなみにこれはおまけのグループAろ一緒に育てているオリーブのネバディロブランコ種。オリーブは植木屋さんに買いに行くとやたらと高額な感じがする植木ではありますが、実はも萌芽力が非常に強く、割と3年ほどで大きく育つので、特に必要でなければ始めから数万円もするような太く大きな株を購入する必要はありません。
ただ知っておいた方が良いのは、2種類の品種を同時に購入しないと実がなりにくいという特性がある事です。何がどれか分からない場合は、とりあえずネバディロブランコを買ってもう1本は花期の近いミッションかルッカを買っておけば無難です。ただここで思うのだ。
 
同じオリーブを2鉢も置くのかよ…。
 
しかも、結構育つし場所も取るしな…ってなもんですね。
そういう方に裏技です。
まず、500~600円で売っている柔らかい幹の若い苗をセオリー通りに2品種購入します。
少し大きめの深い植木鉢(7~8号位)を用意します。
2本のオリーブをベンジャミンのようによじって1本の木のように仕立てて植えこみます。上手くよじれない場合は、ビニタイなどを使って括り付けても構いませんが、あまりキツく括ると成長した際にビニタイが取れなくなってしまいますのでゆるめに…。
これで、2品種を1鉢に植える事になって場所も取らず手間も1鉢分で、尚且つ実もなりやすくなります。実はこの手は佐藤錦とナポレオンなどの高級サクランボにも使えたりします。が、サクランボは低温飼育が必要なのと、矮小化が難しいので一般家庭での飼育は難しいと思います。私は現在、単体結実の暖地サクランボの矮小飼育に挑戦していますが、なかなかハードルが高いです。これについてはまた次回の講釈で…。

エアダスターをやめて・・・。

仕事柄、エアダスターを使う機会がとても多く、カメラのメンテナンスでも使う機会がある為、事ある毎にエアダスターをホームセンターや雑貨屋さん等で購入していたのですが、逆さ噴射OKとなるとこれが1本4~500円前後もしてボディブローのようにジワジワとお財布に響いてくるんですねーー。
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で、
世の常としてネットでのまとめ買いが少しでも安く買えると言う事で350円/本×24本+消費税と言った物を買っていたのですが、節約して使っても使用頻度からして3~4ヶ月で無くなってしまうので、2回リピート購入した所で何だかバカバカしくなって買うのを止めて、ちょっと一考する事にしました。
  
実は自宅には小型ながら15年位前に買ったコンプレッサーがあるので、エアガンを付けて使用しまくっています。コンプレッサーがあるならコストがやたら掛かるエアダスター等買う必要は無いと思うのですが、知る人は知っての通りコンプレッサーって作動音がハンパなくウルサいんですね。いや、ウルサいと言うよりもやかましいという部類です。
私が長年使用しているコンプレッサーは、アネスト岩田というメーカーのラパンという12L容量の日曜大工用の物で、これでも当時はかなり静かな(感じがした)コンプレッサーでした。
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12Lというエア容量には不満は特にないのですが、しかしながらタンクが満タンになるまでに6~7分ほどかかり、満タン状態から1分ほど噴射するとまた再充填のやかましい音が鳴ってしまう為、夜に使用する事はほぼできませんでした。
また、置いている場所の制約上、エアホースを家の中に引き込む事が出来ず、室内での使用も不可能な状況でした。 

しかし、
時代は進み、最新のコンプレッサー事情をネットで調べてみると、小型でめっちゃ静かな作動音のコンプレッサーが、安価(2万円位)でわんさかと販売されているではありませんか!(Oh!カルチャーショック!!)
と言うわけで、1回12000円というエアダスターの大量購入が馬鹿らしくなったわけであります(計算では半年位でペイします)。
で、どの機種が私のニーズに合うかを色々と勘案した結果、EARTH MAN(高儀)というメーカーの容量13Lの静音コンプレッサーを、在庫ありになっていた某有名ネットショップでゲットしました。
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注文して、なんと私の気が変わらないうちに発送してしまえと言わんばかりに、翌日にドカンとデカい箱で届きました。さすがヨドバシですね(言ってしまったし・・・笑)。
ちなみに高儀というメーカーは、私はずっとあちらの会社かと思っていたのですが、よくよく調べると新潟県にある慶応年間から存在する日本の老舗メーカーだったんですね。実は電動ドリルドライバーも高儀製の物を使っていて、安価でなかなか良かったのでコンプレッサーも高儀の物を選んだ次第だったりします。日本製となるとちょっとうれしいですね。
で、コンプレッサーですが、箱は大きいですが、中身を出すと50cm×50cmで幅が30cm足らずなので思ったよりもコンパクトです。
形式名はACP-13SLAとなっていました。
この「SLA」と言うのが「静音モデル」のようです。
実はこのシリーズには更に小型の10Lのタイプと、上は25Lと39Lの物がありますが、10Lの物には「SLA」は付いていません。が商品紹介には「静音」となっていて、室内用途でこじんまりと使いたい方が購入されるようですが、私的にはめちゃくちゃ爆音です。気密値の高い家や部屋だと近所迷惑にはならないかも知れませんが、家族には不評を買う事請け合いです。静音を求めるなら高儀の場合は13L以上のモデルを購入するのが正解だと思います。

さて、新しいコンプレッサーですが、写真を見てもお分かりの通り、放熱板が2つ付いています。これは圧縮空気を作るのに2つのピストンを使う事を意味しています。これがどうやらSLAの意味であり静かな作動音を醸す秘密のようです。他メーカー製のコンプレッサーも静音の物は大抵2つ(多い物は4つ!)付いています。しかも倍の速さで充填されますので、明らかに今使っているコンプレッサーよりも満タンになって休止するまでの時間が早いです。
それに・・・。
何と言っても、本当に静かです。
いや、静かって言うと誇張になるので訂正すると、今まで使っていたシングルピストンのコンプレッサーよりも遙かに静かで嫌みの無い作動音です。
何と言えば良いんだろう・・・。
従来は「ガラガラガラガラ・・・・・・・・・」
という感じの破裂音的な感じが延々続く感じでしたが、このコンプレッサーは、
「シャカシャカシャカシャカ・・・・・・・・・」
という摩擦音的というか、そんな感じですので、充填作動するとウンザリ・・・という気分にもあまりなりません。これが時代って奴かという感じです(笑)。実際に部屋の壁近くで作動させて、夜中に外に出て騒音を調べてみましたが殆ど気にならず、まず近所から苦情が来るような事は無いだろうと言う程度でした。とりあえず私の環境下では深夜での作業もこれで可能になったと思います。
 
で、このコンプレッサーは室内用で、実際に私もエアダスターの替わりと言うか専ら室内で使用する事を目的に購入しましたので、ホコリがそこら中に飛び散ってしまう通常のエアガンは使用しません。あれは引き続き従来のコンプレッサーに任せます。
室内用でエアダスター代わりに使うのは、ホビー用のエアブラシのペンです。こう言うの・・・。
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何故か、かなり昔に買って、今持って使った事が無いエアブラシのペンが、何とコンプレッサーに接続できる変換端子付きで置いてあったのを復活させました。
早速コンプレッサーに繋いで使用してみると、殊の外使いやすいです。エアの勢いも強いので細かい所のホコリを吹き飛ばすにも充分の出力です。室内なのでエアでホコリ等を吹き飛ばす一方で、バキューム(掃除機)で吸い込むという事をやるのですが、そのバランスも良さげです。
明日は圧縮空気から水分を除去するフィルター(これを付けないと精密機械類には使えない)を購入、取り付けて実際に仕事で稼働させたいと思います。
ちなみに、エアダスターは客先では使わないといけないので、不要になるわけではありませんが、購入数は劇的に減らせる事になりそうです。

難物と言われる山椒の木を育ててみています。その2

山椒の木の栽培の前回までのまとめ。
 
1)室内での栽培はLEDの補助光を使ってもほぼ不可能。室内栽培約2週間でほぼ枯死が確定する。
2)葉色が濃い緑色の株は弱光下、黄緑色の株は強光下で育てられた株なので、それを目安に栽培する場所を決める。違うと葉を落としたり成長が止まったりして株が弱る。
3)大きな株ほど、環境変化に弱い。
 
と言う感じです。
わずか半年で2本の山椒を枯らしてしまったが、2)が分かったのは収穫だった。実際に弱光下と強光下の葉色の差がどれくらいあるかと言うと、かなり差があるので写真で比べて見て欲しい。
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左が最近購入したブドウ山椒の株で、購入時も園芸店の軒下の日陰に置かれていた。右は昨年から我が家の南側の玄関口に置いている朝倉山椒の株で、真夏の炎天下はまだ経験がないが、秋~春にかけて1日4~5時間は確実に日が当たっている。光の加減もあるかも知れないが、それを考慮しても葉色にかなり差がある事に気付くと思う。ブドウ山椒の方は、当初日光下に置いていたが、写真のように葉がちじれて、枝先も水切れをしたようにナヨっとしおれた感じになるのを毎日繰り返していた。枯れたブドウ山椒がそんな感じだったので、今は奥の明るい日陰に置き、さらに朝倉山椒の枝葉で陰になるように対処している。右のこの朝倉山椒は前回朝倉山椒Bとして紹介した物だ。強光下の環境に順応し、今は50cm程に育って大きな葉を何枚も付けている。
勢いを感じたので春先に植え替えを敢行した訳だが、山椒は移植を特に嫌う植物だという話は、園芸ファンにも有名な話だ。つまり山椒は根を触られるのを極端に嫌う特性があるようだ。その他にも土が変わるのも嫌う傾向が強いようで、その原因は根張りが浅く、吸水が苦手である事も影響しているようである。だから植え替えをした途端に生育が止まって最悪は枯れ始めてしまうという事が起こるわけだ。
そんな山椒の植え替えの適期は生育が止まっている真冬の棒状態の時だとされる。休眠状態なのでその間に土環境を変えてしまえば環境変化の負荷が最小になって、結果成功確率が上がるという理屈だ。もちろんこれをそのまま実行すれば良いのかも知れないが、それでは実験にならないので、ある程度の仮説を立てて植え替えてみる事にした。その為に、以下の山椒を用意した。
 
1)葉山椒を昨年秋に購入した。晩秋に葉を落としたが春先に新芽が膨らみつつあるのを確認し、枯死していない事を確認した株。
2)北側1日2時間程度日が差すブドウ山椒Aと、先ほどの南向きの日陰に置いたブドウ山椒B。
3)地植えにした葉山椒の小株2本(AとB)。
4)北側の夕刻になると強光が差す朝倉山椒。
5)南向きの強光下に置いた小株の葉山椒C
 
仮説と言うのは私の私見ではあるが、山椒の植え替えに失敗するのは、土の変化ではないかと実は思っていて、植え替え前の土質と植え替え用土の土質との差が、余りない場合は持ちこたえるし、差があると枯死してしまうという訳だ。
しかし、
各生産者の元で、それぞれのノウハウに応じて育てられてきた山椒の土質と同じ用土を配合するなど到底不可能なので、ここはクセのない配合の用土で育成してみる事にした。山椒を育てる平均的な用土の配合比は、腐葉土5、赤玉土(小粒)4、パーライト1である。パーライトは不要かも知れないが、入れた方が確実に排水性は上がるので、ここはおまじない気分で配合しておいた。山椒用の植木鉢の王道も通気性が程よい駄温鉢とされているようだが、一から買い揃えるのは大変なので、プラスチック製の鉢も用いた。
この用土に、購入時のポットよりも2回りほど大きなサイズの鉢に3月下旬辺りで植え替えた所、結果は以下のようになった。

1)の葉山椒であるが、株全体のあちこちから新芽が吹き出つつあったが駄温鉢に植え替えた所で成長が停止し、中途半端な新芽の状態となっている。場所はほぼ変えていないので、やはり土質の変化に敏感に反応しているようである。5月中旬現在も新芽は青いままで中途半端に停止している。昨年購入し冬越しをしてきた株なので踏ん張って欲しい所だが…。
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2)ブドウ山椒Aは、プラスチック製の深鉢に植え替えたが、現在の所は問題は出ていない。弱光下で育った葉色なので北側の場所は良かったのかも知れない。ブドウ山椒Bも弱光下飼育の株のようだったので、南向きではあるが日陰になる場所に置いている。こちらも問題は特に出ていない。

3)地植えにした葉山椒は、完全に日陰になる葉山椒Aは生育が悪く、生育の勢いが上がってこない。少し日の当たる葉山椒Bはゆっくりではあるが成長している。
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4)北側の朝倉山椒は、現在一番好調に育っている株と思う。10cm弱の小さい株ではあったが今は30cm以上に育っている。が、そろそろ夕刻の西日がきつ過ぎるのか、葉が枯れてきている部分があるのが気になる所だ。
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5)南向きの葉山椒Cは小さな株ではあったが6号の駄温鉢に植えている。これもゆっくりではあるが問題なく生育している。
 
これらを踏まえて考察すると、小さく若い株ほど環境変化の順応性が高く、土質や環境が変わる植え替えにも比較的強いという印象だ。つまり、山椒の苗木は品種に関わらず大きめの株を購入するよりも、若い株を購入した方が、植え替えの失敗が少ないという事だ。実際に、葉山椒ではあるが、小さな株で購入し鉢植えに1株、地植えに1株植え付けたが、どの株も枯れる事無く生育しているし、順応も早く新芽が出るまでが早かった。一方の40cm位の接木の葉山椒は、植え替えた途端に生育が止まり、どうなるか分からない全く逆の状況となっている。
という訳で、今回の教訓としては、

1)購入する山椒の苗は、できるだけ若い株を購入する。
2)若い株は、真冬の棒状態でなくても植え替えにほぼ順応してくれる。また地植えの場合は元肥が施された土でも順応する。
3)鉢植えの植え替え用土には腐葉土5、赤玉小粒5、または赤玉4にしてパーライト1を混ぜ元肥は行わない方が良い。
4)30cm以上の中株を購入した場合は、真冬になるまで購入した状態で育てる。真冬の棒状態になってから大きめの鉢又は地面に植え付ける。施肥はしない。これで春先に萌芽が無い場合は、6月初旬位まで様子を見る。それでも新芽がない場合は枯死している可能性が高い(幹の上の方を切断して中が乾燥していれば枯死しています)。
5)共通して言える事だが、購入時に付いている土は絶対に崩さない事。そのままポットから抜いてそのまま鉢または地面に植え付ける事。土を落とした瞬間に、その株はほぼ枯れる。また根を洗ったり肩の土を落としてもいけない。
6)一度置き場所を決めたら動かさない事。一方からしか光が入らないからと言って鉢を回したりするのもダメです。

という感じですね。
残るは水やりと剪定と言う日頃の管理ですが、これについてはまだ私は四季を通して山椒を育成していないので何とも言えませんが、水やりに関しては山椒の野生下での生育環境を再現するような水やりをすればよいと思います。野生の山椒の木は、日照時間が1日数時間とそれほど長くない所で、ジメジメした所に自生しています。という事は、割とジメジメさせておけば良いという事になりますが、鉢植えという限定された土環境の場合はそう単純にはいきません。いつもジメジメさせていると白絹病という治療不能の病気に罹ったり、根腐れして枯死してしまうからです。鉢植えの水やりは表土が乾いたらたっぷりやると言うのが基本です。しかし実はこの表現にも落とし穴があります。表土が乾いても中の方はたっぷり水を含んでいるからです。そこへまた水をじゃぶじゃぶやると水のやり過ぎになって根腐れしてしまいます。かと言って葉が萎れてしまう程控えると、水をやれば戻りますが、それを何度か繰り返していると株が弱ってしまいます。このタイミングが難しく「水やり3年」とも言われる所以でもありますね。私の場合は、表土が乾いていたら鉢を持ち上げて重さで判断します。ある程度まだ水があるなと思ったらやらなかったり「霧」モードにして葉水だけで終わらせたりします。たくさん葉を持っている株は、蒸散が盛んなので水がすぐ切れますので毎日水の含み具合を触ったり持ち上げたりしてから水やりを判断します。日陰にある鉢は、基本的に2~3日に1回です。朝一番にやるのが良いとよく言われますが、私は専ら夜にやります。なぜなら朝にやると特に強光下の鉢は、中のたっぷりの水がお湯になってしまうからです。試しに日が当たっている時の鉢を触ってみてください。めっちゃ熱いですから…。

という訳で行きがかり上、たくさん購入してしまった山椒の木ですが、できるだけ長く、そして立派に育ったら良いなぁと思っています。まだまだ分からない事が起こりそうですが、それらも記録して、また日記に記したいと思います。

難物と言われる山椒の木を育ててみています。

新型コロナの影響で、撮影行どころではありませんので、自宅と職場で植物栽培などを実体験を踏まえるべく挑戦してみております。
 
植物栽培は元々嫌いな方ではなく、実は観葉植物なら二十代の頃から色々と育てておりますが、最近は料理に使える事からハーブをちょこまかと栽培しては乾燥させたりして、実際にオーガニックで育てたハーブを料理に使ったり、オリジナルのハーブソルトを作ったりしております。料理にハーブの要素を加えるだけで、味に深みが出たり、見た目がリッチになったりしますし、何よりもハーブを料理に振りかける自分に、ちょっと酔ってしまいますね(笑)。
で、そのハーブもバジルやローズマリーなど外来の物が多いのですが、日本にも世界に誇れるハーブがございます。それが「山椒(さんしょう)」でございます。
「山椒は小粒でピリリと辛い」などと申しますが、山椒の辛さと言うのはワサビや辛子とは違っていて、舌先が痺れるような感覚になるのが特徴ですね。中国ではこの山椒の辛さの事を「麻(マー)」の辛さと言います。中国には日本の山椒よりも「麻」の辛さが強い品種があり、赤い実を付けた姿から「花椒(ホワジョウ)」と呼ばれ、乾燥させた実の皮が調味料としてよく使われていまして、その代表選手が「麻婆豆腐」ですね。麻婆豆腐の麻はこの「麻」から来ています。余談ですが、唐辛子の辛さは「辣(ラー)」と呼ばれ、これは辣油(ラー油)に代表されます。この二つをラーメンに入れた物が「麻辣担々麺」として親しまれていますね。
 
閑話休題。
この日本の山椒は、中国花椒程の痺れはなく、ほんのりさわやかな山椒の香りと風味を嗜む形で利用されますが、どうもこの独特の香りと痺れが苦手で好き嫌いが分かれるようです。私も子供の頃は苦手でした。が、いつの間にか痺れの方が病み付きになり、今では鳥の照り焼きや丼物にも山椒を振りかけるようになりました。
山椒の木は基本的に捨てる所がないと言われます。
葉は生ならパチンと叩いてツマに添えたり、乾燥させて粉末にしたものを香りづけに使いますし、実は佃煮にしたり、乾燥させて皮を粉にした物はうなぎ屋さんで見ますし七味にも入っています。木の皮も粉にして利用する地域もあるようですし、花も花山椒と言って使われます。大きい木になった山椒は切り出して擂粉木にされますね。山椒ってホント優秀な木ですね。
今回は、自分への備忘録も兼ねて、山椒の木の栽培について自分なりにちょっと分かった事を書き留めておこうと思います。

山椒の木の栽培は、難易度で言うと超Aランクと言われています。つまり、長期栽培が非常に難しいと言われております。その難易度を少しでも下げる手段は、気候や条件の整った土地に地植えをするという事になるのですが、多くの場合はやはり鉢植えでそこそこの条件を与えて、こじんまりと、それでいて料理に使える位に便利な山椒として、できるだけ長く育てる…と言うのが希望になるのではないかと思います。
そんな山椒の木ですが、春先になるとホームセンターの園芸コーナー等で手軽な価格で苗木が販売されたりします。冬場も専門店では販売されていますが、落葉樹なのでただの棒が土に植わっている状態で「売れないので裏に置かれている」事が多いようで、声をかければ売ってくれる事もあるようですが、お勧めはやはり春先のお手軽価格の山椒だと思います。

まずは山椒の入手ですが、とりあえずざっくりと園芸店で出回っている山椒の品種を記しておきます。

1)葉山椒…多分、一般には山サンショウと呼ばれている物だと思います。雌雄異株(見分けは困難)なので、雌雄の株が揃っていないと結実はしませんが、葉の香りが強いので「葉山椒」として販売されているのかなと理解しています。小苗が安く売られているのでどうしてもこれを結実させたい方は6株位買って固めて栽培して花芽を咲かせて見分けるしかありませんが、あまり意味はないと思います。

2)朝倉山椒…品種改良されたもので、棘がなく単株で結実します。成長が早くやや大きめの実がたわわになる(らしい)ので、実取りが目的なら雌雄異株の山サンショウよりもこちらがおススメです。が、葉の香りは山サンショウが勝っていると思います。実生株と接木株があります。20cm~50cm位の株が1000~3000円位で販売されています。最近では接木の台に秘密がある頑丈な「スーパー朝倉山椒」と言うのも販売されているようです。全く初めての方にはこれが良いかも…。

3)ブドウ山椒…朝倉山椒の優良株を更に改良したものと言われています。大粒の実がブドウのようになる(らしい)事からこの名前になったようです。100%接木株になりますが、接木の朝倉山椒と並べられると、素人にはほぼ区別がつきませんので「ブドウ山椒」として販売されている物を信じて購入してください。少し割高で栽培難易度は朝倉山椒よりも上に感じますが、育ててみる魅力を感じる山椒です。

4)花山椒…花を利用する山椒のようです。私は園芸コーナーで販売されているのをまだ見た事がありませんし、あまり興味がないのでここでは割愛します(笑)。
 
さて、普通に入手できる種類はざっくりと上記の1)2)3)です。
私はこの超A級に難しいと言われるこれら山椒を「鉢植え」で、どこまで育てられるかに挑戦してみました。

とりあえず何もわからないので、栽培実験用として通販で50cm位に育った「ブドウ山椒」を3000円程で購入しました。実験用にするには勿体ない感じの見事な株でしたが、気分は観葉植物です。基本的にそんな感じでOKと言うネット情報もありましたので、超A級とは言う物の、長年観葉植物をあれこれやってきた私は、ちょっと山椒をナメていました。
私は強烈に西日が差し込み、3年間すくすくと育っているウンベラータやフランスゴムが並んでいる窓際に、そのブドウ山椒を置きました。秋口であったという事もあって、アゲハ蝶などの幼虫が付くのを避ける意味もあったので「部屋で育ててみよう」と思ったのです。更に補助光として育成用のLEDライトも上部から10時間当てて光合成を促しました。
その1週間後に20cm位の朝倉山椒の株を2つ追加購入し、1つはブドウ山椒と同じく部屋で、これを朝倉山椒Aとします。もう一つは日当たりのよい南向きの自宅の玄関口に置きました、これを朝倉山椒Bとします。
山椒は移植、つまり植え替えを嫌う植物のようで、ほとんどの場合が植え替えを機に枯れてしまうようです。なので、これら3株は植え替えずに植え替え適期とされる休眠期の真冬まで、柔らかいポットのままでそのまま栽培する事にしました。
昨年の秋は、ダラダラと暖かい日が続いたからでしょうか、購入後からポロポロと落葉して殆ど棒状になっていた玄関口の朝倉山椒Bが10月突然新梢を出し始めたのです。
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一方の部屋の中でぬくぬくと過保護に育てているブドウ山椒と朝倉山椒Aは、そのままの姿で成長が止まったままで、葉も次第にポロポロと落ち出してきて、朝倉山椒Aの方は購入後2週間ほどで完全に棒だけの状態になってしまいました。朝倉山椒Bは新梢を出しているのに、全く違う状況です。その後、落葉が止まらないブドウ山椒の方を試しに、朝倉山椒Bと同じ条件の所に持ってきて様子を見てみました。

結果は対称的な物でした。
朝倉山椒Bはひょひょろと新梢を順調に伸ばして一気に大きさが40cm程にもなったのに対し、ブドウ山椒は落葉が止まらず、ついに成長する事もなく棒だけ状態になってしまいました。ちなみにブドウ山椒の方の写真が、なぜか紛失してしまい、ありません…。(;^_^A
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葉に安定した物が感じられませんが、新梢を伸ばすという事は、この朝倉山椒Bは環境に順応しつつあるという事を示していると思われました。観葉植物の経験上、購入後=条件が変わった後の新葉は変形した物が多いので、この状態であると思いました。
一方気になるのは朝倉山椒Aとブドウ山椒です。成長せずに落葉だけした状態は、環境変化に適応できていないかも知れないのです。とりあえず、ブドウ山椒はそのまま冬を越させる事にし、朝倉山椒Aも葉が無くなったので、実家の北向きの1日数時間だけ日が差す場所で冬越しをさせてみる事にしました。
 
~数か月後~
 
結果から申しますと、朝倉山椒Aは4月上旬になっても新梢を吹くことはありませんでした。念のため幹の部分をハサミで切ってみた所、完全に乾いていましたので枯死と判断しました。
その1か月後の5月中旬にも、長らく棒だけ状態だったブドウ山椒も、思い切って幹の上部をカットした所、完全に乾いており。これも枯死と判断しました。
教訓としては、強い光が差し込むと言ってもガラス越しの光では山椒の栽培には全く使えない光量であった事です。また育成用LEDライト(よくある赤青の物ではなく、観賞用にもできる白系の物です)で補助しても光量は足りない事が分かりました。つまり、山椒は野山で育つというその性質上、室内や温室での飼育には向いていない事がこの2株の山椒が教えてくれました。
私の実感としては2週間ほど室内で過ごさせると、その山椒は殆ど枯死するのではないかと思いました。
一番良いのは、購入時にどのような環境下で育ってきた山椒かを聞くことができればよいのですが、ホームセンター等では無理ですので、自分で想像するしかありません。と言ってもある程度株から読む事ができます。葉の色が濃い色をしていれば1日数時間の日光下や弱光下で育った可能性が高いです。この場合は、大きい株である程日当たりのよい直遮光に置くと、順応できずに一気に葉を落として株が弱ってしまいます。販売されているのは殆どこの感じですので、他の鉢植えの陰になる場所とか、明るい日陰か午前中または夕方だけ日が当たるような場所で育てるのが良いと思います。今回のブドウ山椒がこれでした。
葉色が黄緑色や、やや薄い場合は強い日光下で育っている株と思いますので、南側の陽光がよく当たる場所においても適応できると思います。春先から売れ残って、秋の店の片隅に追いやられていたような株が割とこの感じです。今回の朝倉山椒ABは正にこれでした。こちらは逆に半日陰などに置くと成長が止まって、やはり株が弱ってしまうようです。
こうしてみると、ブドウ山椒も朝倉山椒Aも、私の対応が逆でまずかった事が分かりました。
 
さて、一方の朝倉山椒Bの方は、日当たり良好な場所で12月初旬にはその成長を止め、落葉しましたが、春先の3月上旬から再び成長をはじめ、安定した新葉を出しながら現在は50cm以上に成長しています。
注目すべきは、春先一番に花芽を出した事です。これが結実すれば面白いのですが、まだ株が若いので厳しいかなと言う感じですね。しかしこれは、完全に今の環境に順応した事を示しているようです。こちらは成長が再開した辺りで、ポットから二回りほど大きな駄温鉢に植え替えを行いましたが問題なく今も成長しています。
植え替えなどに関しては、次回に持ち越したいと思います。

また、春先の新株シーズンに当たって、葉山椒3株、朝倉山椒1株、ブドウ山椒2株も追加で購入し、それぞれ違う条件下で栽培実験を行っています。超A級に難しいと言われている山椒栽培の所以が、段々と分かってきます。
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喉元過ぎれば・・・。

テレビを見ていても、ネットを開いても、毎日毎日某かの新型コロナウイルスに関するニュースが報じられている。

私もこの日記でコロナの話題は連続3回目だ。

他に話題が無いわけでは無いが、これだけ世間がザワついていると、やはり素人の私でも、否応なしに色々と考えさせれてしまいます。
で、
私なりの今後のコロナに関する予想ですが、当たるも八卦当たらぬも八卦という事で、ここに書き記して、どこまでその通りになるか見守ってみようと思う。無意味な事だが暇なもんで・・・(笑)。
 
新型コロナウイルスと言うと、とても物騒な感じがするが、実は世間で言われている「風邪をひいた」という風邪の原因には、ウイルス系ではインフルエンザ、アデノウイルス、そしてコロナウイルスを源にしている物が代表的だ。特に重症化して毎年世界的に多くの死者を出しているインフルエンザには、今は色々なタイプの抗ウイルス剤が開発され、初期に服用すれば数日の安静で快方するようになった。一方でインフルエンザ以外のアデノウイルス、コロナウイルスに由来する「風邪」の場合は、今も抗ウイルス薬があるわけでは無く、基本的には対症療法の薬が処方され、自己の免疫機能に依った治療がなされる。なぜならこの二つに関しては「殆どが重症化しない」からだ。
今般のコロナウイルス、所謂COVID-19が突然の彗星のように話題に上ったのは、今までのコロナウイルス感染とは違って、比較的強い感染力と死に直結するほどの肺炎を引き起こし重症化する度合いが高いと判断されたからだと思われる。
しかし、実際には重症化して死に至る確率からすると、インフルエンザほど高くはなく、感染力と重症化というリスクでは高いかも知れないが、形的には今までのコロナウイルス感染による「風邪」とさして変わらないような感じがする。

これは素人の私の個人的な意見ではあるが、いずれにしても、インフルエンザを含めてウイルス感染による「風邪」の本当に怖い所は、そのウイルスによって引き起こされる症状そのものでは無く、身体の免疫反応によって体内のウイルスを駆逐した跡にくる「二次感染」にあると思っています。
二次感染というのは何かというと、人間の免疫反応というのは、身体に入り込んだ異物(ウイルスなど)を、攻撃して駆逐するという器用な機能ではあるのだが、実はそれだけに集中してしまい、他は手薄になるという不器用な側面も持ち合わせていたりする。風邪の治り始めに花粉症の症状やアレルギーが治まったりするのはその為だ。なので、その免疫機能がお留守になっている隙を突くように、別の「細菌感染」を起こす事が多々ある。ウイルスと細菌は全く別物なので、抗ウイルスの免疫機能は細菌には効かない。これも風邪と同じような初期症状を示すため「ぶり返した」という状態になるのだが、当然ながら細菌の場合は全く別の病状を引き起こす。肺炎、腎臓疾患、多臓器疾患など重篤な物から発熱、咽頭炎、気管支炎と言った物まで色々だ。これらを指して昔の人は「風邪は万病の元」と言った。
抗ウイルス剤があるインフルエンザには今は処方はされないが、風邪を引いて病院へ行くと「抗生剤」が処方されるのは、実はウイルス感染が落ち着いた後に引き起こす「細菌感染」から守るためなのだ。抗生剤は「抗菌剤」とも呼ばれるように「菌」に対して有効なので、ウイルス全盛の期間に服用しても実は効果はあまりなく、3日ほど飲むと身体に耐菌性が付いてしまって無意味になるので、治りかけから飲み始めるのが良かったりする。これがアデノウイルスやコロナウイルスの「風邪」に今も施される処方だ。新型コロナに関しても抗ウイルス剤や治準が無いため、やはり同じような対症療法を施しているのが現状であると思われる。ただ新型コロナウイルスは肺(呼吸器)を狙ってくるので厄介なのである。
 
しかし・・・、
新型コロナウイルスだCOVID-19だと言ってもウイルス由来の「風邪」は「風邪」なのである。つまり、夏にはあまり流行らない傾向がある。もちろん無いわけでは無い。「夏風邪」という言葉があるように、効き過ぎた冷房下に身を置いて免疫機能が損なわれて風邪をひいたりもする。が、大流行はしない。COVID-19は赤道直下の国でも流行していると言う向きもあるが、私はこの「風邪」も例外なく夏には流行はしないと思っている。遅まきではあるが恐らく5月中旬から下旬辺りから徐々に新規感染者が下火になっていって、次第に一旦の収束を見る事になるのではないかと踏んでいる。素人の考えなので経験則が主で根拠は無いが「風邪」であればそうなるはずである。

と、すればだ。

COVID-19が変異して麻疹や水痘のように空気感染の機能を獲得しなければ、6月や7月にもなってくると、あれほど多くいた新型コロナの患者もいつの間にか殆どが退院し「あの騒ぎは何だったんだろう」と言わしめる程に落ち着いてしまうような気がしている。
そうなると、すっぴんや脳内補完で可愛く見せたい女子くらいしか好んでマスクもしなくなって、不足により高騰したマスクも元のように30枚入りの箱が百均でも売られるようにまでなってくると思われるのだ。
特に7月下旬から9月中旬に至るまでのお祭り系を、早々と中止にした所は、多少後悔するかも知れませんね。
で、秋も深まった頃に、もしかしたら全く別の新型ウイルスが発現してくるかも知れないが、それは置いといてもCOVID-19の感染者の話題が、徐々に出てくるのでは無いかと予測する。
しかし2020年末辺りには、ワクチンとまではいかないまでも、アビガンやレムデシビルと言った既存の物や開発された新薬など、かなり有効に働く複数の治療薬が実戦投入されると思われるので、今年ほど死者を出すには至らなくなっている可能性が高いと思われる。私は前回の日記で感染による自己免疫の獲得が先になると言ったが、これには10年単位の時間がかかるため、お詫びと訂正を入れておきたいと思う。
要するに、人間の意思や対処とは関係なく、季節的に間もなく収束の兆しが見えてくる・・・と予測するのだ。
今やっている都市封鎖の一歩手前のような外出自粛などの対処も、やれば、これのお陰で早期に収束したと言う事もできるかも知れないが、まぁ季節的な要素の方が大きくなると思う。恐らく安倍政権もそれに与する役人連中も、のらりくらりと対処政策をやっているのは「夏には一旦収束する」と読んでいるはずだ。と思わされるのだが・・・。
しかし、問題は夏場の収束後の備えである。
自粛を半強要された国民の多くは、その反動でコロナ以前の生活を取り戻そうと行動するはずである。つまり、夏も終わる頃には「喉元過ぎれば熱さ忘るる」状態になっている可能性が高い。国民に関しては仕方の無い事だが、私が懸念するのは政府や役人も「喉元過ぎれば熱さ忘るる」状態になってしまう事である。これだけ衛生材料の不足に悩まされながらも、再びコロナ騒ぎが盛り上がるまで、何の対処も打たない気がする・・・と思ってしまうのは私だけなんだろうか・・・?

新型コロナウイルスの今。

前回の日記で、新聞やテレビ、ネットニュースなどの記事を元に、今話題の新型コロナウイルスについて、どんな物なのかと言うのを庶民的にまとめてみたのを、もう一度書く。
 
1)感染源は武漢市内の食料品店である。
2)宿主は食料として売られていた動物のようだ。
3)人から人に感染する。空気感染能力はない。
4)5マイクロメーターの飛沫感染をするので一般的なマスクは効かない。
5)顔を触らない、15秒以上の手洗いが予防に有効である。
6)接触感染をするので、同じ部屋での食事などでも感染する。
7)感染力は強くインフルエンザ、SARSウイルスと同等である。
8)致死率は2%であるが、非顕現感染者も含めるともっと低い。
9)強毒性変異の可能性はウイルス自体に不利の為低いと思われる。
 
あれから約2ヶ月経ったわけですが、当初語られていた上記の中で、違っていた事が幾つか出てきているので、訂正がてら日記に記したいと思い、キーボードを叩く事にしました。
その後の報道内容からすると、どうやら

1)感染源は武漢市内の食料品店である。
2)宿主は食料として売られていた動物のようだ。

というのは違っているようで、武漢市の食料品店でたまたま初感染者が見つかったと言うだけの事らしい。武漢市にはウイルスの研究所らしき施設もあるので、ここから漏れたとする風説もあるようだがはっきりしない。中国共産党政府(以下:中共政府)はその性質からメンツを特に気にする傾向が強いので、はっきりと「ここが感染源です!」と、世界に公表するのは「嫌」なんだと思う。だからここは掴んでいたとしても知らぬ顔の半兵衛を決め込むだろう。
2)宿主に関しても違っているようで、これも中共政府は公表を避けている状況ではっきりとしない。ちなみに宿主が判明していればその動物には抗血清があるはずなので、もう既に何らかの新型コロナ(COVID-19)に対抗する製剤が臨床されていてもおかしくないがその兆候も無いので、残念ながら宿主は見つかっていない事になる。ちなみに中共政府の公表が信用ならないとする意見も多数あるようだが、これを前提にしてしまうと話が進まないので、とりあえず現状をクールに、そしてセクシーに捉えて書き記しています。
 
3)4)5)は今も同じ見解のようだ。空気感染はしていない模様。
空気感染しているのでは?という事を言う人もいるようだが、空気感染をナメてはいけない。空気感染をするウイルスなら、中国人の春節による海外大移動とか中共政府の隠蔽とかに関係なく、ウイルスは中国国内の感染源から偏西風やジェット気流に乗って瞬く間に世界中に拡散し、1ヶ月後(2月初旬)には人類の約7割、2ヶ月後(3月初旬)にはほぼ全員に行き渡っているはずである。今頃は阿鼻叫喚の世界的な医療崩壊状態となっているはずである。なぜなら新型コロナは致死率の低い病原ウイルスだからだ。エボラのような致死率の高い病原体の場合は、短期間にその地で感染者が死亡するので、実は余り拡散しないのだ。その証拠にエボラは今も世界中には蔓延していない。致死率の低い中途半端なウイルスや細菌ほど拡散するのである。これが生物学の道理。新型コロナも中途半端に致死率の低いウイルスであるがために、今の所は人の波に乗ってここまで拡散しているのである。これが空気感染となると・・・繰り返す事になるので言わずもがなと言う事で。
 
6)に関しては「濃厚接触」という言葉が使われている。要は概ね2m以内の距離で一定時間(30分位?)共にした間柄の事を指すらしい。私も諸氏と同じく性病の類いと同じ接触を指すかと思ったが、要は同じ部屋にいて食事をしたり、テレビを見たり、雑談したりした場合を指すようで、これは飛沫感染(感染者の唾液の飛び散り)を指していると思われる。またエアロゾル(唾液などの噴霧状態)による感染も飛沫感染の一種であるので、同じ空間に多人数でいた場合(劇場やバーなど)も感染リスクが増大すると言う事らしいので6)はやはり若干の修正ですね。ちなみにコレラのように経口感染はしないようです。
 
7)8)9)は概ね今も公的機関が発する見解は変わっていない感じがしますが、致死率2%は感染源とされる武漢市での異常な状態での致死率も含まれているためちょっと高いと思います。実際に中国国内に限って言うと、武漢市を除いた場合の致死率を計算すると0.9%という数字が出てきます。つまりは、新型コロナウイルスの致死率は概ね1%前後であり、高齢者を中心とした基礎疾患や免疫弱者の方々に致死率が特に高くなるようです。これを鑑みると新型コロナウイルスは、今は対抗薬はないものの、実際はインフルエンザウイルスと同等か、それよりも弱毒性で、まぁちょっと質の悪い流行り風邪と解するのが正解のようです。
 
しかし・・・。
 
めっちゃ騒ぎますよね。特に欧米の方々・・・。(;゜ロ゜)
新型コロナウイルスサイドからすると、
「俺って、そんなに強いウイルスじゃ無いんだけどなぁ・・・なんで?」
っていう感じでしょうね。私にはそのように感ぜられます。
 
インフルエンザほどでは無いにしても、死亡者が出ているし対抗手段が無いのはやはり不安なので、早いところでワクチンが開発されるのがベストなのでしょうが、私の予想ではワクチンができる前に人類が一定数感染して、免疫を獲得してしまう方が先じゃないかと思っております。人類が地球上で生き抜いてきた歴史は、一定数の人間の感染による免疫の獲得によって紡がれてきているからだ。それが自然の摂理なのだと思う。ウイルスそのものを滅ぼそうとすると、彼らも生物の端くれなので、何とかして生き延びる手段を獲得しようと努力します。結果、変異という形で人類にとって更に厄介な存在となって地球上での生存を主張してくるに違いありません。その方が私は恐ろしい物を感じるのですが、いかがな物でしょうか。

新型コロナウイルスって…。

中国の武漢(ウーハン)発の「新型コロナウイルス」が連日と言うよりも連刻の勢いでテレビやネットのニュースを賑わしている。テレビをつけると、とりあえずどこかの局がこの話題を取り上げているという状況だ。
で、世界各国津々浦々に広がりつつあるこの「新型コロナウイルス」だが、実際にはどんなもんなだろうか…。豚インフルエンザの時もそうであったが、とにかくウイルスに「新型」という単語が付くと、マスコミを中心にとかく人は恐れ慄き、大騒ぎとなり時にパニック状態になるようだ。
パニックと言えば、武漢市内の病院内部の映像もニュースでやっていたが、あれってパニックと言うよりも人類の終末的な様相さえ思わせる感じでしたね。まさに阿鼻叫喚と言う感じで病院はその機能までもが不全に陥っている感じで、昔見た小松左京原作の映画「復活の日」の一場面を見ているかのようでした(Amazonプライムで今も観られるね)。
そんな新型コロナウイルスだが、しかし映画「復活の日」に登場したようなMM-88菌のように人類を破滅に追い込むほどの恐ろしいウイルスなのだろうか…とささやかな疑問がわいたので、ちょっとググって調べてみたことろ、今のところではあるがざっくり書くとおよそ以下のようなもののようだ。
 
・感染源は武漢市内の食料品店である。
・宿主は食料として売られていた動物のようだ。
・人から人に感染する。空気感染能力はない。
・5マイクロメーターの飛沫感染をするので一般的なマスクは効かない。
・顔を触らない、15秒以上の手洗いが予防に有効である。
・接触感染をするので、同じ部屋での食事などでも感染する。
・感染力は強くインフルエンザ、SARSウイルスと同等である。
・致死率は2%であるが、非顕現感染者も含めるともっと低い。
・強毒性変異の可能性はウイルス自体に不利の為低いと思われる。
 
と言うような事を専門家がつらつらと喋ったことを記事にされていた。
要するに、世間様が恐れている

 「感染→死亡フラグ」
 
というプロセスを具現化するような、そら恐ろしいウイルスではないようである。まずは「怖い」と思う前に落ち着いて予防法を励行する事で自ずへの感染を防ぐ事が肝要だと思われる。
家に帰ったらうがい手洗いではなく、手洗いは出先でも励行する。公共施設のドアなどを触ったら顔を触る前に手洗いである。接触感染を恐れるならば、外食はや公衆浴場などは控えて家で済ませるようにすればよい。たったこれだけの心がけでほぼ防げる。
一番怖いのは、ニュースやネットの書き込みなどの文言に踊らされて半ばパニックに陥る事だ。これは冷静な判断を失わせて、余計な買い物をしてしまったり、逆に危険な行動をしてしまっていたりするものだ。落ち着いた冷静な判断と行動をしたいところだ。
ちなみに、さっきも書いたけど一般に売られているマスクは全く役に立ちません。買い占めたり、オークションサイトなどで高値で買ったりしないように。その行動こそがパニックに陥っている証拠ですよ~。

良いカメラとは…?

今から四半世紀以上昔の、まだ私が若かりし日の頃。写真でお給金をもらって日々の生活をすると言う毎日を送っておりました。
その頃は当然まだカメラと言えばフィルムで、デジタルのデの字もありませんでした。ニコンはデジタルになった今も現役のFマウント、キヤノンはFDマウントからEFマウントに変わり始めた頃のお話です。
仕事では入社した時に宛がわれたカメラがニコンのF2というカメラで、当時私はキヤノンAE-1Pをプライベートで使っていた事もあって、ニコンのカメラの使い勝手に馴染めませんでしたが、人間というのは慣れるもので、撮影の比重が仕事の方が圧倒的にあったので、いつしか使いにくさも忘れてしまいました。
その後、F2も古くなったのでそろそろ買い替えようという事になり、その頃には撮影を丸ごと任されていた事もあって、後継機種の選定を任される事になりました。と言ってもやはり上司(師匠)の意見は聞かないといけませんので、バックにカメラ量販店が付いてくれていた事もあり、色んなメーカーの色んなカメラをデモで触らせてもらい、実際に撮影に使わせていただきました。この時に各メーカーのカメラに対する考え方や拘り方の微妙な違いを知る事が出来たのは幸運だったと思います。
とは言え、数あるカメラの中から、仕事で使う上で「良いカメラ」を選ばなければなりません。
素人チックに考えると、プロならやっぱりニコンF3、キヤノンならF1かT90(EFはまだそれほどレンズがなかった)辺りが真っ当と考えるかも知れませんが、色々と試した結果、私が出した答えは、当時1/8000秒の高速シャッターで売り出していたニコンのF801でした。
今のデジタル機で言うと、D750位の位置付けのカメラでしょうか。ハイアマチュアが使うそこそこのカメラと言う感じです。
これがなぜ私にとって「良いカメラ」となったのでしょうか。
 
仕事で使う場合は、カメラ本体においては、その操作性が重視される傾向にありますが、私が重視したのはファインダーの「視野率」でした。ニコンF3やキヤノンF1などの、いわゆるハイエンド機の視野率は持てる技術を投入されたクリアな100%です。つまり、ファインダーで見たもの全てがフィルムに写ります。

「それでいいじゃないか。さすがハイエンド、最高じゃないか。」

と、多くの方は思うかもしれません。しかしアマチュアの方ならともかく、プロの方が「フィルムカメラ」でそう仰っていたとしたら私は多分今でも「大してカメラを持っていないな…」と買いかぶると思います。口では誉めていてもね…(笑)。
フィルムカメラの場合は、紙焼き(印画紙焼き付けの事)にする場合、イーゼルマスクという機材によってネガの周囲がどうしても切られてしまうのです。これは機械焼きでも同じ事です。つまり100%の視野率で撮影しても周囲が切られてしまいますので、実際は100%眼で見たまんまを写真にする事は出来ないのです。プロが挙って使っていたポジフィルム(スライドフィルム)でも同じ事で、ポジを1コマ切ってマウント(スライドは厚紙で挟むでしょ?)に挟むと周囲が有無なく切られます。私の場合は、仕事で写真複写やポジのデュープ(フィルムの複写の事)も行いますので、そうなると100%に視野率と言うのが逆に災いして、目視で予めその切られる部分を計算して写す必要があり、非常に面倒で使いにくいものになるのです。
では実際にどれくらいの視野率になってしまうかと言うと、大体92%位になります。つまりフィルムカメラの場合は周囲8%分は切られます。ウソだと思うなら試しにフィルムカメラで撮影して35mmマウントに挟んでみると分かります。結構切られますから…。
で、私が選んだF801の視野率は92%なのです。つまりファインダーで撮影した景色のほぼそのままが写真やスライドになるという訳です。ニコンと言うメーカーは、こういう所はあまり宣伝はしません。しかし、こういう細かい所にまで拘っている辺りが、カメラマニアに好まれる所なのでしょう。
ちなみにAE-1PやT90は94%で、たった2%なのですが実際に複写系では使いにくかったです。
ここで勘違いしてはいけないのは、視野率というのはあくまで実際にフィルムに写る景色のファインダー内に見える範囲を率で表わしたものです。実際には視野率92%でも、フィルムには見えていない周囲の8%分も写っています。
ちなみに当時、AFで席捲していたα7000は既にあり、動標撮影に活躍していましたので候補から外しました。
操作系に関しては慣れます。はっきり言ってほぼ機械式のF2から電子式のF801というのは慣れが要りましたが、当時私も若かった事もあり、1週間ほどで慣れました。
つまり、1週間後には私にとってF801は「良いカメラ」となったわけです。
しかし今は、フィルムで撮影してもデジタルデータにして仕上がってくる時代です。そうなると92%の視野率は少し狭い印象がありますので、私は今は紙焼き写真にする場合はF801、デジタルデータにする場合はデジタル用のレンズも使えて視野率100%のF5を使っています。でも、どちらもほぼ出番はありませんけど…(笑)。
 
「何かおススメの良いカメラはありませんか?」
 
と私は結構聞かれる事が多いです。デジタルになった今もニコンを使っていますが、それを見て「ニコンが良いですか?」と二つ目によく言われます。でも、私にとっては「良いカメラ」でも、その方にとっては「良くないカメラ」かも知れません。それはメーカーイメージであったり、価格であったり、レンズであったり、操作性であったり、機能であったり…。
私は職業カメラマンだった事もあって、機能を重視して選ぶ傾向が強い方です。性格もひねくれているので「宣伝文句には必ず誇張がある」と疑ってかかり、この目で見るまで信じません。買ってから「その条件では出来ない」では私的には話にならないからです。
しかし普通にカメラが欲しいという方にとって、そこまでカメラを穿った見方をしてまで選ぶ必要があるかと言うと、私はノーだと思います。多くは実際にカメラを持った時のフィーリング=所有欲を満たす事が大事なんじゃないかと思います。機能云々は恐らくその次でしょう。

数あるデジタルカメラで、私的に「良いカメラ」だなぁ…と思い続けているのはニコンのD3xと言うカメラです。良いカメラと言うよりも私の中では伝説的になりつつあり「孤高のカメラ」と呼ぶに相応しい機材となっています。今となっては3~4世代昔のデジタルカメラで性能的には現在の中級機にも負けているような古いカメラですが、いつかは手にしてみたい名機です。
しかし人によっては、なんで今更あんな動画機能もない古いカメラ…。とか言われるでしょうね。そう、だから「良いカメラ」って、人と時代によって、クルクルと変わるものなんですね。

知らなかったさくらんぼのシステム。

前回に続いて植木のお話。
 
私は基本的には地面に直接植え込む、いわゆる地植えというのはやらない主義です。元々庭植え用の苗木であろうとなかろうと、何でもかんでも鉢植えorプランター植えにしてしまいます。何故かというと、都会の家育ちですので、広い庭など無い家である事と、無理くりに路地や玄関先に地植えにしよう物なら、年々巨大化して最終的に手が付けられなくなり、民法で言うところの「私権は公共の福祉に尊ぶ」という原則が守りきれなくなってしまうためだ。って言うのは大げさですが、とりあえず鉢に植えた植物を矮化剤なしでどこまで矮小的な株に育てられるかという所に、若干のロマンを感じているわけでして、なので基本は鉢植えな訳です。
でも実家には10号鉢の底を突き抜けて地面に根を張って毎年実を付けるようになった1.5m程の樹高のアーモンドの木があるんですけどね。あれ、どうすっかなぁ・・・。
 
で、前回の続き。
レモンの木がケビン・コスナーのウォーターワールドに出てきたような果樹になってくれる事を祈りつつ枝を紐でひっぱらかって樹勢を整えた訳ですが、その後、別用でホームセンターに出かけた際に、やはり嫌でも果樹の所へ足を運んでしまい、色々と見て回っておりました。柑橘類も結構種類が売られていてレモンの他に金柑、温州ミカン、別種のレモン、八朔など大きくなりそうな果樹苗もあります。ちなみにレモンよりもお手軽そうな金柑は家内の実家に大木があって、毎年わんさかと頂きますのでパスしました。
柑橘類の他にも、栗、柿、林檎、梨、ブルーベリー等の果樹の他、キウイ、ぶどうなど蔓性の物まで。基本どれもデカく育つやつですね。
ちなみにオリーブは一番多く売られているのですが、あれってなんであんなに高価なんでしょうかね?
基本的に植木は幹の太さに比例してお値段が上がってゆくんですが、オリーブって細くてショボい物でも平気で千円超えしてくるのでなかなか手が出ません。ちょっと良い枝振りの50cm位の物になると5千円位になるから不思議ですね。実がたわわになりそうな2m物になるともはや万越えですよ。でも、うちには3年ほど前に680円で買ってきたショボいオリーブが一鉢あるのですが、今は幹の太さが3cm程にもなって、8号鉢で順調に育っております。いつ実がなるのか知りませんけど、もう5千円くらいの株にはなってるかな。(*゜∀゜*)
 
閑話休題。
で、そんな感じでホームセンターを見て回っていて、ふと足が止まったのが「さくらんぼ」の樹木苗でした。概ね80cm位に幹が切ってあり、5号ポットに植えられて、多少の枝葉が生えた状態で所狭しと販売されていました。よく見ると品種も豊富で高級品の「佐藤錦」を筆頭に「紅秀峰」「高砂」「ナポレオン」「暖地サクランボ(暖地桜桃)」とあります。
苗の大きさからして、間違いなく地植えにして大きく育てて実がなるという果樹苗です。庭が無い私ごときが手を出してはいけない苗ですね。と自分納得したんだけど、傍らに写真が数枚張ってあって、そこには盆栽のような大きさなのに結構な実がなっているサクランボの木の姿が・・・。
「なんと、こんな風にも育てられるのか。すげぇな・・・。」
と感心しつつもしばらく目の前の苗木を眺めていて私は思った。
 
「取り木とか枝を挿し木したら、小さく育てられるんじゃね?」
 
昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と申しますが、さくらんぼは間違いなく桜の仲間なので、取り木や挿し木と考えた瞬間に「馬鹿」になってしまうんですが、更に次の瞬間私は苗木を見て、
 
「枝葉の下端を少し残して、上を切れば小さな木になるんじゃね?」
 
はい、これで馬鹿決定です。(o゜∀゜o)
苗のお値段を見ると、紅秀峰だけが980円でそれ以外はなんと680円という激安価格です。ならば弁当箱程の木箱に入って4000円とかする「佐藤錦」を育てきれば、超お得じゃん!!
みたいな、休むに似たりのアホな考えで、できるだけ下の方に枝葉のある株を選定して幹高30cm位にまで切り詰められそうな「佐藤錦」を購入しました。枝を切りますので、切り口に塗る殺菌剤も同時購入ですが、この薬の方が高かったですわ。
 
で、その佐藤錦を手術により上前をハネて小型化?させた物がこれです。
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盆栽にはほど遠いですが、鉢植えで育てますので、ここはやはり小さい事は正義ですね。
で、切った上側は、そのまま捨てるのは勿体ないので、一縷の望みをかけて挿し木を試みております。多分無理だろうけど・・・。
それからちょっと日が経ちますが、殺菌剤が効いているようで、今のところ切り口が腐ってくる事もなく順調に生育しているようです。
 
ところがよ。
 
この「佐藤錦」。
って言うか、さくらんぼって根本的な話として冷涼な土地で無ければ育たないらしいですね・・・。よくよく考えたらさくらんぼの産地って山形とか寒い所ですもんね・・・。さくらんぼはこの後、葉を落として7℃以下の低温に1200~1600時間晒されないと、休眠から覚めて開花、結実しないとの事。さらにネットには内陸では山梨県辺りが栽培地の南限・・・。
 
「あかんやん・・・。」(O_O)
 
なんとまぁ・・・。単純に桜の仲間なので実がなるソメイヨシノ位にしか考えておりませんでした。(;゜ロ゜)
実際にどこをググっても、関東以西では気温や定温期間の関係で難しいと書かれています。そうだったのか・・・。orz
 
さらに・・・、
 
仮に育ったとしても、サクランボというのはそれ一本で結実はせず、しかも相性の良い異品種の受粉樹が必要らしいのです。
ちなみに佐藤錦の良交配種は「紅秀峰」「高砂」が最高で「ナポレオン」も可だそうです。
では「紅秀峰」となると今度は「佐藤錦」「ナポレオン」です。
さらに高砂だと「紅秀峰」「佐藤錦」
となっています。特に優秀な受粉種は「紅秀峰」で相手選ばずという感じです。話題の有望品種でもあるそうで、なるほどだから980円と少し高かったんですね。ヤラシイなぁ。でも、JRAの優秀な種馬も種付権はそれなりに高額ですから当然と言えば当然なのでしょうね(と、妙な納得をしてしまう私)。
結実は4年目の木からで、気候条件的に考えても厳しいですね。しかしまぁ、さくらんぼってこのようなシステムになっていたとは、ど素人には気がつくめぇ・・・って話ですね。

私のスケベ心が原因で、ちょっと可哀想な事をした佐藤錦ですが、これはこれでどこまで育つ物か育ててみたいと思います。
結実はしなくとも、花が数房でも咲いてくれれば万々歳ですね。
それにしてもなんでそんな寒冷地の品種を大阪で売るんでしょうかね?
 
ここからは余談ですが、さくらんぼには受粉樹が不要な品種もあって、それが上記にこっそり書いていた「暖地さくらんぼ(暖地桜桃)」という品種だそうです。大陸から導入されたさくらんぼ果樹のようですが、単木で結実し、なおかつその名の通り関東以西の温暖地でも育つという特性を持っていて、しかも耐性が高く丈夫で育てやすい。さくらんぼの家庭栽培ではこの「暖地桜桃」一択と言って良いほどですね。なのでこの暖地桜桃の苗も一つ追加購入しました。こちらは上前をハネず、7号の駄温鉢に植えて矮小化しながら育ててみたいと思います。
さらに・・・、同じく暖地桜桃で15cm程度の盆栽用苗木が980円で販売されていましたので、こちらも購入して夢の盆栽サイズで実がたわわ・・・を目指したいと思います。
ちなみに、もしかしたら店で見た写真は、この暖地桜桃の盆栽か矮小株を撮った物だったのかも・・・。
ハラヒレハレホレー。