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久し振りに…。

今年はどん詰まりの29日まで、ドタバタとお仕事になりそうな私です。いわゆる出世しないタイプです。(^^;

そんなドタバタの合間を縫って、デジスコセットを抱えて地元のカワセミ生息地に出向いてみました。デジスコもカワセミも久し振りです。カメラはP6000からNikon1 J1になり、ブラケットも専用品になったのでセッティングがだいぶ楽になったが、とにかく1年振りのデジスコだったので、Nikon1の方のデジスコ向け設定が、何だか記憶が曖昧で、結果的には結構間違えていたという…。
でも、それなりに写るもんですね。

現場へ行ってみると、地元の方がカモやユリカモメに餌をやったりしているまったりした風景が広がっていました。カワセミは、なかなか姿を現しませんでしたが、デジスコを展開して20分程した所で池の水面ギリギリを横切る影が…。久し振りに地元で会うカワセミさんにちょっと色めきだつ。
が、
その後草むらっぽい中に隠れて、なかなか出てこない…。
そうこうするうちに、逆光がキツくなってきたので場所を変更し、池の反対側へ移動して順光になる位置へ再展開。そこには1000mmコンデジを提げた旦那さんと双眼鏡を提げた奥様の老夫婦の先客様が…。私の

「カワセミですか?」

の言葉を皮切りに、その老夫婦も地元の方で散歩中の鳥見のようだった。旦那さんは写歴40年のベテランで奥様は鳥見専門。結構あちこちへ行かれているようで、話が一気に弾んだ。
が、しばらく話しているうちに奥様の方の話し方に、私はどことなく懐かしさというか、いつかの面影を見たような気がふとしたのだ。

「私は、過去にこの奥様に、お会いしている…。」

そう思うのだが、小中学生の頃となると私も30年以上も昔の事なので、なかなか思い出せない。
小学校位の時だろうか? それとも中学生の頃?
そんな記憶を辿りながらの会話だったが、人、奥様が池の方に顔を向けた横顔を見た時に記憶が戻ってきた。

「話が変わりますが、奥様の方は、以前学校の先生をされてませんでしたか?」

という質問を投げかけてみたところ、やはり大当たりだった。
その奥様の方は、中学生の時の私の副担任のY先生だったのだ。いわば恩師。私の記憶が確かならば、当時既にベテランの域にあったY先生は、新任新米の、何となく頼りない担任先生の後見役のような形で副担任を務めていたので、私も印象が深かったのだ。
あまり言えた物ではないが、過去最悪に悪ガキが顔を並べていた学年だったので、Y先生の方も、そこから手繰り寄せるように、少しづつ私に関しても記憶が戻ってきているようだった。何せY先生にとっては、星の数程いる教え子の中の、それ程印象があった訳でもない私一人の記憶だ。それも30年以上前となると尚更である。
当時の事を、色々と話しているうちに、懐かしい話がどんどん出てくる。こうなるとふしぎな物で、Y先生の年齢や口調がどんどん若返って当時に戻ってゆくように感ぜられるから不思議だ。何よりも、お元気そうで何よりだ。まさか鳥見の趣味の繋がりで、地元の池で再会出来るとは夢にも思っていなかったサプライズで、普段は私を見放しているかのような神様も、今日に限ってはなかなか粋な計らいをしてくれた物である。

話題は鳥の話から昔の話に弾んで、何だかんだと小一時間談笑してしまった。
そうこうするうちにカワセミが、ほんの近くまで飛んできた。
人慣れしているのもあるのだろうか。
なかなか逃げる事もなく、数回のダイブも披露してくれ、私たちを楽しませてくれた。
まるで、私たちの再会を締めくくるかのように…。

Y先生。いつまでも、夫婦お元気で、鳥見を続けてくださいね。

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Nikon F5を…。

先日、オークションでNikon F5を入手しました。
完全に世間はデジカメに移行しているという昨今に、なぜ今頃フィルムカメラを買うかね?という疑問が飛んできそうだ。私もそう思う。なぜ、今更フィルムなのかね? 笑
理由は単純なものだ。

「ただフィルムで撮影がしたくなった。」

それ以上でもそれ以下でもございません。あの、フィルム撮影のピリっとした緊張感を、もう一度味わいたかったから。
フィルム一眼レフは先のキヤノンAE-1PとニコンF801があるんだけど、残念ながらAE-1P用のFDレンズは35-70mmの1本のみ。F801は惜しい事に絞りリングのないGレンズには対応していないので、使えるレンズは35-70mm、15mm魚眼、28mmの3本だけとなる。まぁこれだけあれば充分なんでけどね。そう思って貴重なロモの36枚撮りを装填したんですが、数枚撮った所で、

「どうせならニコンのハイエンドで撮影してやろうじゃないのさ」

という訳の分からない気持が沸き上がってきて、気が付けばオクで購入していたという訳です。
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ニコンのフィルムハイエンドの現行機はF6なので、このF5はその一つ前の機種という事になる。1996年に登場したカメラだ。当然F6の方が機能的には多少上回る部分があるのだろうけど、私的にはF5はニコンフィルム機の最高傑作品ではないかと思う。あの頃はまだニコンにもF3ウエムラを創り上げたような、カメラ造りを追求する職人的な機運もありましたしね…。(今は金の事ばっかり考えているようで、まるで気概を感じませんな…。頭でっかちの「優秀な」大卒のお坊ちゃま社員ばっかりになったからか?あ、大卒を批判してるんじゃないよ…笑)
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ずらりとキヤノンのカメラばかりが並ぶアトランタ五輪の報道カメラ席に、単身堂々と殴り込みを掛けて、余裕をカマしていたキヤノンの尻に火を付けたのがこのF5というカメラだ。デジタルの波が押し寄せる中で登場した優等生のF6とは根本的に開発姿勢が違うと言って良く、それだけに手に取ると当時のニコンの職人魂が伝わってくるほどのオーラを感じる。
どうせならニコンの最高傑作品でフィルム撮影をしてやろうと思った以上、フィルムがこの世にある限りは、このF5と付き合いたいと思う今日この頃だ。
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一方で、フィルム族から悪評が高いのもF5だったりする。
と言うのも絞りリングのないGタイプと呼ばれる軟派で過去のフィルムカメラで使えないレンズを、一気に波及させたのもF5の罪とされているからだ。F5は絞りを本体操作で出来る為、昨今のFT用のレンズがそのまま使えてしまう。これはメリットではあるが、F5よりも前の機種を使っている人には、迷惑な話なんですね。その気持ちとてもわかるなぁ…。私も何も知らずF801を買い戻した時、知らずに28-100mmGを買ってしまい、泣きを見たクチですから…。(T_T)
Fマウントは同じとは言うが、これでは事実上マウントを変えたも同然ではないか!!と当時は思ったものです。
しかし、これによって私のデジイチ用のレンズであるシグマの150-500mmが使える事になりました。コウノトリとか撮りに行こうかな…なんて思える訳でして。(^^)
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フィルムはロモはもう持っていないし、ネガをデジ化すればそれ風に加工も可能なので、ノーマルなフィルムを装填しました。
レンズは魚眼付けたり50mm/F1.4を付けたりして遊んでいますが、やっぱり当時のAF Nikkor 35-70mmが一番しっくりきますね。猿の写真でも撮りに行きたいな…なんて考えています。

フィルムからデジタルデータへ。その2

原版があって、それからコピーする形で同じ物をもう一つこしらえる事を「デュプリケート」と言います。業界用語では「デュープ」と言ってました。で、デュープを行う機材の事をデュプリケータと言いますが、今はCDやDVDを大量にコピる機械の事もそう言うので、フィルムデュプリケータと呼んで、区別する方向にあるようだ。
で、
本来のデュープと言うのは先述の通り、ネガからネガ、ポジからポジをコピーする形で起こす事だった。しかしデジタルな昨今では、先日も話題に出したネガフィルムからパソコンなどで見られるデジタルデータに起こす作業も、実はデュープと同じ工程になるので、今はこれもデュープと呼んでも指し付けないのかも知れません。と言うとちょっと混乱を招くかな…。でも実質同じと思って読み進めてもらうと、何か参考になるかも知れませんね。それと、普通デュープはポジからポジで行います。ネガデュープというのは、私の記憶では依頼を受けた事がなかったし、確か依頼している人を一度見掛けたっきりですね。ネガデュープって…って思いましたし。笑

デュープと一言で言いますが、実は2種類あります。
ロールデュープとシートデュープ。
どう違うかと言いますと、ロールデュープというのは、原版を専用のスレーブに固定してバックライトを当てて固定したカメラで複写撮影してゆく感じ。バックライトは色温度が調整出来るようになっていて、原版と近い色味になるように出来るようになっている…のだが、実際は、そう上手くは行かないわけで、結構雑な仕上がりである事が多かったような気がします。カメラで複写する形になるので、仕上がりは35mmフィルムがズラッと繋がった状態になります。だからロールデュープって言うんですね。メリットは、1枚単価が安い事。当時550円でした。今思うと結構高いっすね。

一方のシートデュープは、所謂フィルム焼きです。紙焼きと同じ工程で、原版を焼き付け機にセットして、イーゼル上にあるフィルムに等倍で焼き付けをします。当然、仕上がりは圧倒的にロールよりも綺麗です。反りもありませんしフィルムの厚みもあります。原版よりも品位が高いようにも見えますね。4x5とか8x10のシートデュープなんて言ったら、もう感動する位に綺麗で、原版と見分けが付かない位です。ただし超エクスペンシヴです。1コマ1350円していましたね。あ、ロールもシートも業者価格だった。まぁ、昔の事だし良いよね…。笑
5コマまでの依頼の場合は、有無無くシートデュープになり、安いロールは6コマ以上というのがルールでした。今はどうか知りません。
さて、なぜこんな話を持ち出したかと言いますと、ペンタックス様がこんな面白い物を売り出したから…。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC-30100-RICOH-PENTAX-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B00JOCVZEK

名付けて、フィルムデュプリケーターW/M30100と言う物らしい。
カメラをセットして、蛇腹を挟んでフィルムをセットして1コマづつ撮影してゆくという工程でネガやポジからデジタルデータを起こしてゆくという機材になるようだ。ネガの場合は恐らくレタッチソフトなどで反転してポジ化するのだろう。
仕組み的にはロールデュープの機材という事になりますね。しかし…112000円ってもの凄い値段ですね…。そんなに元手が掛かっている機材とも思えませんけど?部材にプラチナとかダイヤモンドでも使っているのでしょうか?ベルボンのマクロスライダーを見習えよ…。
まぁ値段はともかく、使いようによっては今あるフィルムスキャナーよりも綺麗に出来るのは間違いないでしょう。だってピントを合わせるのが事実上人間だったりカメラのAFなので…。
気を付けなくてはいけないのは、フィルム側のバックライトに相当するライティングですね。蛍光灯下でやるのと、窓から入る太陽光下では、光源の色温度が違うので、さすがにデジカメのホワイトバランス制御が優れていると言っても、やっぱり色が違ってきますので、暗い部屋で決まった光源を使って、仕上がり具合を見ながらやるのが宜しいでしょうな。ヘタな一眼レフカメラよりも高いと言う、少々マーケティング的に失敗の予感がする機材ではあるが、今まで無かったのが不思議な感じのする機材でもあります。
ちなみにこのようなロールデュープの機材は、意外に簡単に自作が可能だ。

カメラを下向きに固定出来る複写台。(LPLのが安いね)
B5サイズ位のバックライトユニット。(ヨドバシで売ってる)
50mmのマクロレンズと中間リング。
ポジを挟む透明ガラスを2枚。片方をテープで留めると良い。これ、コンタクトガラスって言って、昔はKing辺りから売ってたんだけどな。

これでOKです。マクロレンズに拘らなければ到底10万円もかかりません。中古の標準マクロで充分ですし、今持っているレンズにマクロがあればそれでOKかと…。要は画角一杯に35mmネガが写り込む位近づければOKなんです。
バックライトをどうしても買いたくないという人は、パソコンのモニターを上向きに置いて、白一色を表示させましょう。笑
これで、そんじょそこいらのフィルムスキャナよりも綺麗に仕上がるポジ起こしが出来るはずです。とりあえず、均一な透過光が用意出来ればOKです。
AFが使えると思った人は、まだまだアマちゃんだね。
中間リングで半端なく暗くなるので、AFは効きません。って言うかどうせ手動で合わせるので電気接点のない安い物を買いましょうね。3個セットでも1000円しませんから…。
欲を言えば、マクロスライダーがあると、ピント合わせが楽でしょうね。シャッターブレしないようにするのがミソかな。あくまで、綺麗に…と言うのをテーマにしたポジ起こしの方法でした。
ちなみに、実際にやったけど上手く行かなかったという事は、何かが足りないという事です。がんばれーーー!

私的元祖カメラの復活。

フィルムカメラ時代の遺物として、もう20年以上もの長きに渡って眠り続けていたAE-1Pというキヤノンのフィルムカメラ。
その20年の間に、AE-1Pのフタ代わりになっていたFD50mmF1.8というレンズが、油ぎれなのか何なのか、絞り幕が不良になってしまいドナドナしてしまい。本体はレンズキャップがなかったので、ちり紙を詰め込んでフタ代わりにし、サランラップを巻いていた。10年程経った所で、FD35-70mmF4というレンズが中古カメラ店のウィンドウに5000円であったので、それを買って一応のカメラとしての体裁を保ってあげる事に…。それでも使う事はないまま、ずっと眠っていた訳だが、昨今、久し振りにAE-1Pを手にとってみたら、久し振りにコイツを復活させてみたいという衝動に駆られた。
普通に考えると、本体もレンズもあるんだからレンズを装着すればフィルム装填でハイどうぞ!っと復活するかと思うだろう。
しかし、そうは問屋が卸さないのが20年という眠りからの目覚めなのだ。
まず、AE-1Pは電子式カメラなので、本体に電池が入る。4LR44という、一見するとバンダイのゲームデジタルに使われていたボタン型電池(任天堂のゲームウォッチはLR43)に思うかも知れないが、全然違う。頭に「4」が付いていると言う事で、形は単五サイズ位の普通の電池のような形をしています。これが高いのよ…。(-_-)
使っているとそうそう無くなる電池では無いんだけど、買うとなったら当時で2400円位したのかな。で、デフレの昨今である今でさえ1500円とかするようだ。電池如きに1500円と言う辺りが、いきなり気を萎えさせる事由ではあるが、そこはさすがAmazon様。5本セットだかで1000円以下の互換電池を売っている業者がいるではありませんか。使い始めると私の場合2~3年は持つので、5本となるとヘタをすると私の寿命が先に来るような年数分という感じだ。
早速注文して電池を本体に入れる…。AE-1Pには電池の有無を確認するボタンがあるのだが、実に20年ぶりにピーピーピー!という元気な電子音が鳴り響いた。うぉお!テンション上がるぜ!

一応これで撮影が出来る…。

そう思ったのも束の間。ファインダーを覗いてみると…。
み、見えない。ピントが合っているのか、何がどうなっているのか…??

「なるほど、ファインダー内に大量の埃が入ってたんだな。」

と、思った方。ハズレです。笑

「そうか、老朽でミラーがはずれてたのか!!」

と、思った方も、思いっきりハズレです。(^_^;)

原因は、何と私の眼。視力というか、老眼というか…。(^^;
フィルムカメラでも最終の方で売っていた物とか、今のデジカメだと視度調整が付いているので、難なく補正が可能ですが、AE-1Pには、んなもん付いておりませんので、接眼窓に視度補正レンズを取り付ける必要があるんですな。これは私のもう1台の永久バディであるNikon F801も同じ。
ただ、F801は今もNikonが「F801用」として視度補正レンズを売っているが、キヤノンはない…。しかも古いFDレンズを駆るキヤノンにとっては化石のような痛い存在。
昨今のカメラ事情を知らない私には、さすがに時間がかかった。
何度もファインダーを覗くが、やはり見えない…。メガネを掛けてファインダーを覗くと多少は見えるが、メガネが壁になって鬱陶しい。コンタクトレンズも考えたが、視度補正レンズを考えると、あまりにも高額な買い物だ。それによく知らんけど、乱視が入っているのでコンタクトレンズってどうなの?
その間、F801を復活させるべく、こちらは簡単に視度補正レンズを購入し、電子レリーズ(純正品!)を中古でゲットして難なく昔のセットを揃えた。今は35-70mmマクロのレンズを付けて、ロモのフィルムが入っている。仮に視度補正がなくても、AFなのでピントは合わせられるし…。AE-1PはMFカメラなので、そうはイカのキ…いかないんですな。(^^;

そうこうするうちに1ヶ月程経った頃。
何気なくネットを見ていたら、AE-1Pの視度補正に関する情報を発見してしまった。何と、現行品が合うらしいのだ。まじっすか。
FDマウントのカメラにEFマウントのカメラのパーツが合うってか?キヤノンは、ここまで仕様変更はしていなかったんですな。
色々と調べると、円形のアイカップは同時使用出来ないが、確かに現行品が使えるようだ。なぜ気付かなかった…。汗

早速これまたAmazonで検索すると、それっぽいのが出てきたので、レビューを見るとAE-1Pに使いましたという、一点の曇りもない情報が…笑。

視度補正レンズの存在。これでAE-1Pの完全復活が約束されました。

そうなると復活させるパーツはあと一つ。何気に私のAE-1Pに張り付いてるモータードライブMAという存在。
やはりAE-1Pにはこれを付けていないと、説得力というか存在感というか、とにかく格好良さがまるで違うのだ。秒間5コマと3コマと1コマワインドの3つのモードを備えており、それとは別に最速の5コマにいつでも切り替わるボタンも備えている。当然縦位置レリーズも装備。単なるモードラだけでなく、グリップがし易く、取り回しも便利になるのだ。このモードラには単三乾電池を使うタイプとバッテリーを使うタイプがあったのだが、幸い私のは単三乾電池タイプだったので、バッテリーの劣化云々で奔走させられる事も無く、サクッと単三乾電池を調達してくるだけで事が済む。
のであるが、このモードラ12本も使うのよね…。EVOLTAとか買ってる場合じゃないし…(T_T)。
そこでまたAmazon様に問うてみると、何と60本で1000ちょいと言う神のようなアルカリ電池があるではないか!!
検討の要もなくご注文と言う事で…。

さて、色々な艱難辛苦(?)を乗り越えて、数日後ようやく完全復活を果たした私の一眼レフデビュー機AE-1P。機会があれば写真を載せますが、20年ぶりに完全駆動するAE-1Pは、やはり懐かしくもメカメカしい、カメラ好きのするレリーズ音を立てて唸ってくれる。モードラをHモードにしてシャッターを押し込むと、もうたまりまへんな。たまりまへんで。きょうびのデジカメの連写音のショボい事…。AE-1P持って、大勢のカワセミ鳥専おやじの間に入って撮影したくなってきますな。何人かは影響されると思う。そんな妙な自信が湧いてくる…そんな機械音なのだ。
でも…、
フィルムカメラはその名の通りフィルムを消費するカメラなので、モードラをぶん回してバシバシやってると、後で偉い目に遭うのだ。笑モードラのモードは「S」にしておこう。

ちなみに…

中古ですが、NikonのF5をオクで買いました。
これについては、また後日。
それにしても、ニコンはベロ出し改造してくれるんだろうか…。
実はこれが一番のネックになるかもですね。
昔、キヤノンはT90等あっさりしてくれたがニコンは「報道以外はやりません」と抜かしておったな。
仕事で使うので、F801は強引にやらせたが…。あいつら、そういうメーカーだからな…。

カメラの楽しさを教えてくれるのが、キヤノン。
カメラにトラウマを植え付けてくれるのが、ニコン。

今も昔も変わらない気がするが、一応聞いてみるか…。

あ、ベロ出し改造って言うのは、使い終ったフィルムを自動で巻き上げる時、全部巻ききってしまわないで、ちょっと残して止るというもの。特に自前で現像する場合や、プロショップに持ち込んで切り現したりする場合は、ベロだし改造している方が圧倒的に手間が省けるのだ。まぁリムーバーも使えるし、なくてもベロを出す方法は知ってるんだけど、正直言って面倒臭い…。そういう事です。自動巻上げのフィルム機をお持ちの方はメーカーに聞いてみると良い。

関係ない話だけど…。

全然関係ない話から…。(笑)

別に投資とかそういうのしてないんだけど、先日から何か面白くて注目しているのが¥$の為替レートの変動。
衆議院の解散前に日銀が施したやり直しの金融緩和の影響で、1$120円を超えた辺りからちょっと見るようになった。
ちなみに今は119円前後をウロウロ…。
よく分からないんだけど、円を上げようと努力している側の人の事を想像して見ていると、何だか面白くなってくるのよ。
ここからは私の想像も含まれます…。笑
120円っていうのが、何というか当面のボーダーラインになっているようで、120円に近づくと、ぐぐぐっと円が高くなって117円台位までいく。でも、為替市場の趨勢は円安傾向にあるみたいで、彼らがふと気を抜くと、またぞろ120円に近付いてゆく…。
そうするとまた円高にしたい人達が、

「うぉ!? こりゃいかんわ!!」

とばかりに、円買いに走ってまた117円台に戻そうと奔走する…っていうのを、繰り返しているみたいに見える…。
でも、結局努力の甲斐無く120円超えてしまうんじゃないかな…。って思う。121円位にまで行くと、今度のボーダーは多分リーマンショック前の124円。これもあっさり超えて125円位でウロウロするんじゃないかなぁ…なんて予想してみたりして…。

割かし円安傾向で安定している為替に対して、面白いように暴落しているのが原油価格ですね。1バレル$117とかだったのに、今や$50台。日本はほとんど輸入で賄っているので、即座に値段に反映されにくいのと、円安なので安くなった分だけ相殺されてしまうんですが、それでもガソリンがここ1ヶ月程で10円以上安くなったのは喜ばしい。暴落の原因は米国のシェール革命による増産と、OPECがシェールに対抗する為、価格よりも原油の国際シェアを優先したため生産量を減らさなかった事による原油のだぶつき…。国内の燃油価格が下がっているのは、原油の価格下落が円安ペースを上回っているんですね。
でもね。原油価格も国内のガソリン価格も、まだまだ超高いんだよ?
そうですねぇ…私的には1バレル$15~$20位が適正価格かな。そうすると円安を考慮しても国内のガソリン価格は¥90前後にまで下がるはず。灯油も18ℓで800円位になるかな。せめてこれ位にならないと、好景気はやってきません。
それと、為替で円高になるように頑張っている勢力は日本にとっては長期的にはよろしくない連中だと思う。日本はやっぱり材料を仕入れて物づくりをして高価な付加価値製品に変えて、海外に売る事で潤う国。円安基調の方が海外での日本製品の価格が安くなるので売れやすくなって、結果的には好景気に繋がると思う。
ただ、これまでは「輸入」が有利だったので、急激に円安が進むと、当然それで飯を食っていた企業は倒産に追い込まれるし、安い海外製品の魅力も無くなるんだけど、それは一つの時代の流れだと思って企業も個人も努力しないといけないと思う。そうしないとデフレ不況はいつまでも続くんだよね…こっちの方が不幸だよ。

原油が安くて、円安で、ちょっとインフレ…。

これって、円安以外はバブル前の状態ですね。
未だ一度も無い、平成年間の「好景気」の材料となる事を祈って…。

欲しいカメラが出てくるまで。

ニコンの話題をネットや雑誌で漁ってみるとD750を絶賛する声が職業カメラマンを中心に多い様な気がする。

「プロが言うんだから間違いない」

と言う訳で、カメラ屋に注文したアマちゃんも多いだろう。でも、ホントかね?特にべた誉めしている著名な写真家さんに問いたい。

そんなに手放しで絶賛するほどのカメラですか?

マジで、本当に他人に責任を持ってお奨め出来る程のカメラですか?

間違いなく、自分のカメラ人生を賭してでも、推奨出来る程、カンカンペキペキなカメラなんですか?

そんなにパーフェクトなカメラだったら、多分メインでお使いのD一桁のカメラを全部売り払ってD750だけでいいんじゃないですか?

ホントにホントに…笑

こうやってワイドショーのように突き詰めたら、どうなるのかやってみたい気もするが、人間としてどうなのかと言う点もあるので、この話はここまでだ。どうせヤツらは、次に新しいカメラが出てきたら、そっちへ話題を写して、

「こいつぁ、前代未聞のすっばらすぃい、かめらだぜぇぇぇ!」

って、尻が痒くなるような事を言ってるに決まってるさ。まぁそういうもんよ。だから、本当に買ったのかどうか分からない人の下馬評を鵜呑みにしない事ですわ。ちゃんと自分のバディは自分で足を運んで実際に触ってフィーリングを確かめて決めましょうね。
すぐ壊れるけど…。(>з<)=з

ちなみに私は、今あまり欲しいカメラが無いです。
今年は北海道への遠征はないし、伊豆沼の滞在撮影も何とか終ったし、大きな撮影がないのと、サブのD90もなかなかのカメラだし、更にニコワンも元気だし。ピントも含めてマニュアル撮影がほとんどで、基本写れば何でも良いので購入意欲も湧かないというか、日に日にカメラに対する思いが薄れていってるというか…。(笑)

で、欲しいカメラがこの世に出てくるまで、何でお茶を濁しておくかですが、この冬は、ニコワンが活躍しそうな予感。
私のもう一つのステージ。デジスコを使い倒そうと思っています。
ターゲットはもちろん野鳥だ。一眼レフには無い都合3000mmの超超望遠とニコワンの位相差AFで、P6000よりもエキサイティングな撮影が出来るんじゃないかと思っています。
冬季は渡り鳥が来るので、近所の河原もどことなく野鳥の動きが活発で賑やかな感じがするので、それなりに楽しめるだろう。

鳥の羽毛の機微を撮る!

みたいな撮影をやってみたいと思います。

フィルムをデジタル化する。

先日、我が家のデッドゾーンから大昔に私が撮った写真のネガが大量に発掘された。そう言えば、箱に詰めて婿入りし、そのまんまにしてましたな…。家内曰く、うちが何度か箱を変えてるよ…。あ、ありがとうございますだ。それもそのはず、デッドゾーンになおし込んだらしいのは、もうかれこれ20年以上も昔の話で、中に入っているネガは、もはや私がカメラを趣味にしていたかどうかも怪しい程昔のものだ。つまり高校生の頃に、理屈とか考えずに適当に撮っていた頃の写真。あの頃から動く相手が好きなのと、電気機関車が好きだったので、ブルートレイン全盛期でもあり、北摂という地の利を生かして、よく有名な撮影地になっているらしいレール際に撮りに行ったものだった。
余談だが、大阪発九州行きの寝台特急は、有名撮影地である高槻-山崎間では撮影出来ないと思われがちだが、車両は大阪駅から向日町運転所に回送されるので、朝と夕方にそのまんまの姿で撮影が出来たのだ。ヘッドマークが復活する以前は、後尾のサインが「ゆうづる」とか「かもめ」とか、あり得ない表示になっていた事もよくあったものだ。こんな事は鉄ちゃんと呼ばれる人は、当たり前のように知っている事だったが、知らないと勿体ないブルトレの大通りだったというわけですな。
ちなみに現代最後のブルトレ、トワイライトエクスプレスは新大阪の横にある宮原に待機するので、回送は見られない。でも、上下列車が向日町辺りで交差するダイヤになっているので、運行日のお昼位に、往復ビンタで撮影が可能という、やっぱりこの区間は今も神が住んでいる程に恵まれた立地と言えるのでしょうね。

さて本題。
せっかく発掘されたネガなので、めぼしいコマをデジタル化したくなった。と言う訳で、ルーペはぶっ壊れたD7000で使っていた液晶ルーペを使い、バックライトはネットで買って…って言うのは無駄遣い。いやぁ、今は便利ですなぁ。なんとアンドロイドタブレットにバックライトのアプリがあって、それが代役になってくれました。7インチという大きさが絶妙です。(^^)
そうやってネガを見てゆくと、色々と懐かしい場面があり、古い記憶が蘇ってくる。そしてやはり、デジタル化してみたいコマが幾つか出てくる事に…。さて、問題はどうやってデジタル化するかですね。
ネガをデジタル化するには幾つかの方法がある。大まかには以下の通り。

①ネガシートに○印を付けて、お店に持って行ってCDにしてもらう。
②フィルムスキャナを購入してデジタル化する。
③一旦プリントに出して、光学スキャナでデジタル化する。
④一旦プリントに出して、デジカメでそれを複写する。
⑤やっぱりあきらめる。

と言う感じ。
①に近いほど、綺麗なデジタルデータが出来上がってくると考えて良いだろう。何と言ってもお店のデータ変換はやはり綺麗なようだ。今更スキャン技術を習得する必要も無く、面倒な事は何でも金で解決するタイプの方にはお奨めだ。批判ではなくてホントの話。でも私はこれは敬遠しました。だってデュープの方法を知っているから。正確には金もらってやっていた方だったから…。
と言う訳で②以降が選択肢になるのだが、私は②が一番お奨めだと思う。フィルムスキャナ機能付きのスキャナ一体のプリンターを購入していたら、もう悩む事なく②に決定した方が良いだろう。
③はお手軽だが、一度紙焼きを起こすというコストが掛かるのと、出来上がるデジタル画像は何か眠くて、階調もなくてイマイチだ。④は複写台を使うなら良いと思うが、一般のご家庭にはまずその設備はないだろう。あったとしたら余程のマニアかアホだと思う。だって、趣味の領域の撮影機材じゃないよ…。どっちかというと医療機器なのよ?プロ用は下のバックライトのサイズは、レントゲンのサイズに合せて出来てたりする。だって、元々複写台はそれ用にあった物だから…。一般用はとてもではないが使い物にならない。それと、磨り硝子ではなくてアンチニュートンガラスという透過はするが反射はしないという特殊なガラスが必要。更に露光計、四灯式のレフランプスタンドと500W×4のデイライトのランプ。デジカメには「50mm~55mm」のレンズ。ズームはダメよ~ダメダメ。これだけ揃えてやっとまともな複写ができるのよ。ちなみに一般家庭の電源だと一発でヒューズが飛ぶので十万程かけてその工事も必要。全部揃えたら大体80万円位かな。ね?余程のマニアかアホだって言ったでしょ。だから④はあり得ないと思ってください。所詮複写は複写よ。壁に貼り付けて三脚使って、もっと簡単にやってますよ~と言う方の話はもういいです。そこそこの画像で楽しんでいる普通の方でしょうから、それはそれでOKです。ここでの話はデュープリケートという、フィルムスキャン並に、ほぼ同じ物を作り出すという事を前提にしたお話ですので…。

と言う訳で②だ。とにかくネガから直接デジタル化する方法を突き詰めないといけません。ネガには無限とも言える階調性があり、それだけの色や深みが刻み込まれているのだ。それをできるだけ引き出す方法…。
一番良いのは、恐らく①で使っているであろうフィルムスキャン専用機を購入する事だが専用機は高いし、もうほとんど生産もされていない感じだ。1万円前後で簡易的な物が多数販売されているようで、今はこれらを買って使うのが手間いらずで一番現実的と言えるかも知れない。
で、今更言うのもなんですが、私のプリンターってPM-A920なのよ。(笑)
CCDカメラタイプのなかなか優等生なフィルムスキャナ搭載だったりする。だからこれを使うんですけどね。(^^;
いずれにしても、専用機と違うのはセットしたネガに対して機械的に読み取ってゆくだけで、厳密なピント合わせをしてくれないので、ネガの位置(真ん中か端っこか)や、反り具合によってはどうにもならない結果になるという点と、やっぱりスキャンテクをある程度習得して慣れないといけないという事には変わりないです。昔のネガをデジタル化したら二度と使わない機能でもあるので、フィルムから直接読み取ってくれるだけでも感謝すべきだと、割り切っていきましょう。
ファイル 6-1.jpg ファイル 6-2.jpg

ファイル 6-3.jpg

と言う訳で、複写って多くを求めてはいけないという、戒めの混じったお話しでした。
凡そ30年ぶりにデジタル画になってパソコンで表示される事になった当時の写真ですが、とにかく退色が激しかった。読み取ったあとはPhotoshop等によるレタッチが必須でした。ピンボケに感じる物もありますが、スキャンの時にどうしてもピントが合わないネガがあって、これはしょうがないんですよね…。
それよりも久し振りにネガを見て思った。
今のデジカメは、「写す」と言う事に関して、半端ないほどに進化していますね。抜けや解像感はダントツですよ。最新のデジカメやレンズを捉まえて、解像感がどうのとかほざいてる輩は、一度フィルムカメラで撮影してみなさい。現代のカメラとレンズが如何に凄いかが理解出来ると思うよ。まじでデジカメ凄いです。あとは、メーカーがユーザーの求めるカメラ本体をちゃんと造る事だけですね。

縮小する一眼レフ市場。没落するメーカーの姿。

こんにちは。Black-Tokiです。(笑)
一度日記データが消えてから、どぎつい言葉で日記を綴っている私です。以前はライターさんが数人いましたが、今は私一人。
とりあえず今は、ユーザー無視の拝金主義カメラメーカー様に呆れているカメラライフを送っています。ちなみにBlack-Tokiは大阪弁丸出しです。ネイティブな大阪弁を勉強したい方は必見です。笑

ちゃんとしたカメラ出すまで、不買運動しようぜ…。
                  By Black-Toki

なんて…。
ここでも本題に入る前に一言言わせてもらいたい事がある。

前略、ニコン様?
貴方の会社って、AF-ONというボタンと、バッファメモリって、そんなに高額なパーツなんすかね?
私が社長なら、「なんでAF-ONを全機に標準で付けへんねん。」
「バッファは最低でも連写10秒位はイケるようにしたらんかい。」
って、開発部長の頭はたいたるけどな。
「それやったら、D7100が20万円位になってしまいますがな」
とか言い返してきやがったら、
「俺が知らん思たら大間違いやぞ。SSDの値段がこれだけ落ちとんのや、なんでメモリ風情を増やしたぐらいで値段が倍になるねん。お前の都合でカメラ作るな。ユーザーの為になるもん作ったらんかい!脳みそ飴色しとんか、このクソボケ!」
って、言い返す。
でも、こんなやりとりもなく、社長は御殿のような部屋でパソコン相手に株価ばっかり見とるから、こんな変り映え所か、頭一つ低いカメラしか出てけぇへんねんで。と、嫌みの一つも言いたくなるわ。

ちょっと話が逸れるけど、デジカメを触ってる人の家には当たり前のように存在するパソコン。その殆どがWindows機だと思いますが、そのWindows搭載のパソコン、昔懐かしいピコピコゲームから3D効果グルグルの最新ゲームに至るまで、普通に「ゲーム」というソフトが動きますよね?
でも、本来のWindowsって、ゲームを動作させる事を想定していないオペレーティングシステム(以下OS)なんです。元々開発陣がWindowsにそのような機能を盛り込む事を考えていなかったのだから当たり前だのクラッカーなんですね。

ではなぜ動くのか?

いや、正確に言うと、なぜゲームソフトが動くようになったのか?
それは当時、マイクロソフト社長のビルゲイツが開発陣に、
「未だにゲームするのにいちいち再起動せなあかんのけ?なんで、Windows上でゲームが動けへんねん?」
と、問いかけた事に始まる。
「いや、そういう想定自体していないOSなので…。」
と、目も虚ろに開発陣が答える。
「あほか。他のOSでは動いとるやんけ!とっととWindows上でもゲームが出来るようにしたらんかいや!何してケツかんどんねん。」
かくして、ビルゲイツ様のツルの一声で開発陣はワタワタと動いてWindows上でゲームが動くようにするモジュールを開発したわけです。それが「DirectX」という今やWindowsにはなくてはならない程の重要モジュールだ。これのお陰でゲーム会社はWindowsを基本としたゲーム開発が出来るようになり、今のようにデスクトップのアイコンをクリックする事で再起動する事無くゲームが起動するようになったわけだ。
ちなみにファミコンやプレステなどゲーム専用機はOSなしでゲームを駆動するので、普通に高速に処理が出来るが、パソコンの場合はWindows内で動くDirectXのサービス機能を使ってゲームを駆動するので、ソフト的な高速処理技術と高速処理が可能なハードウェア(パソコン本体)が必要となる。ハードメーカーの技術革新も誉めるべきだが、何と言ってもWindowsのユーザー層と市場規模を一気に広げたビルゲイツのツルの一声は値千金だ。メーカーというのは常にこういう気持が必要だと思うんだよな。
一時、日産自動車が没落の一途を辿った事があったが、その大きな原因はバブル期の過剰投資ではなく、要するに幹部にお金好きはいたけどクルマ好きはいなかった事。それは当時鳴り物入りで社長に就任したカルロスゴーン氏が来日して日産を視察に来た時に言っている。
なぁ、どっかのカメラメーカーに似てないか?
有名人や著名人の言う事は聞くけど、一般ピーポーの声は聞かない…。まるで当時の日産自動車ですなぁ。全くユーザーが望んでいない、しかも日本の何処を走るのかね?って言うようなデカいクルマばっかり作って

「きっと、ビッグカーの時代が、やってくる。」

なんてキャッチ作って、やってたんですよね。
著名人や有名人は宣伝には使えるかも知れないが、市場を引っ張ったり経営の片棒は担いでくれないのさ。それはあくまで一般ユーザー。やる事が逆。著名人、有名人の声は聞くけどスルー。一般ピーポーの声はしっかりと受け止める。創業の頃は、そうやって物づくりをしていたんじゃないのかね?

まぁ、私がここでこんな事を書き記して、仮にこれを関係者が読んだ所で、何も変わらないだろう。その会社が没落して傾いても、拝金主義の幹部の頭は切り変わらない。ユーザーの声を無視した会社のなれの果ては、得てしてそういう物なのだ。
なんか、どこかの東洋の国も同じだね。

欲しいメインカメラのカタチ。

というわけで。
D7000というのは、D300sを超えるかの如く彗星のように現れたカメラではあったが、実はとんだ食わせ物だったというのが使い終った者の正直な感想だ。ニコンは見えない所まできっちりと作るメーカーだと思っていたが、ニコンも見えない所できっちりと手を抜いてくるメーカーだという事がわかった。DXのフラグシップを言うのならミラーバランサー位付けたれよなって正直思う。
で、
次期メインカメラを物色しなければならない訳ですが…。

……。

おぉ~~!!??

改めてニコン様のデジイチサイトを見てみるが、食指が動くほどの欲しいカメラ…いや写真機がありませんよ。なんだこりゃ?笑
これが一時はハーフサイズで勝負しますとまで嘯いていたカメラメーカーのラインナップですかぃ?頭どうかしちゃったか?
別にDXに拘る訳ではないが、ほんと…なんだこりゃ???
気が付いたらFXばっかりだべ?
しかもDXは使い物にならない物ばかり…。オマケに高画素崇拝メーカーに成り下がっちゃてるよ…。ニコン様には質実剛健のイメージがあったが、いつの間にこんななっちゃったんだ?
とりあえず、DX機ではD7100がフラグシップのようですね。ローパスレスとか1.3倍クロップとかそれなりにしてるようだけど、連続撮影コマ数が14bit-RAWで6コマって…。1秒持たないって事ですよね(嗤)。バッファってそんなに出し惜しみするほどのもんですかね?ソニーさんやペンタさんは結構派手に付けていらっしゃいますけど…。
FXでは最新がD750ですか。秒間6.5コマで連続撮影コマ数は16ですね。これも3秒持ちませんな。こんな制限付き連写機能を付けるんだったら…あ、これは後で言う事にしよう。

とりあえず、欲しいカメラ無いです。ホント、今しばらくはD90と旅をしていよう。ちなみに7D2もあまり魅力的じゃ無いです。ごめんなさい。

というわけで、私の欲しいカメラのカタチ。
まずは画素数ですが24メガピクセルが良い。結構高画素を求めるじゃねぇかとか言うなかれ。貴方の頭の中の2400万画素とは違うのだよ。私が欲しいのは4928×4928のスクエアのイメージセンサー。大きさは24mm四方が良い。つまりスクエアDXだな。間を取ってEXフォーマットとか(笑)。キヤノンはなんて呼ぶだろう…。
レンズは丸いんだから、センサーも真四角が良い。そうしたら縦位置も横位置も無くなるので、もうウデを捻ってカメラを縦にして、ひょっとこのお面みたいな顔して撮影する事もなくなるさ。何かと便利だ。EIZOやLGからは真四角のPCモニターも出るようなので、ちょうど良いでしょ。これってフィルム時代から思っている事なんだよな。おーっと、ロクロクとか言うなよ。135での話なんだからな。

連写は6コマ/秒~8コマ/秒位の速さで良い。10コマ/秒にしようが12コマ/秒にしようが、下手な鉄砲は当たらん時は当たらんのよ。ただ、欲しいのは2~3コマのバースト連写。自衛隊の89式小銃にも付いているアレと同じやつ(同じじゃ無いけど…笑)。理想は3連写かな。ワンシャッターで3連写したら止る…みたいな。これだと下手な鉄砲も当たる確率は大幅に上がる。大幅に上がるから今日日の小銃にはバースト連射機能が付いているのさ。カメラとて同じ事。ブラケティングと組み合わせたりしたら便利ですよね。
ところでバッファは…。やはり最低でも5秒位は連写できるくらいはないとあきませんなぁ。それが難しいというなら、せめて36枚撮りのフィルムを装填しているという想定位はしてくれませんかね。

ファインダーは大きいに超した事はないが、ミラーの大きさで決まるのでしょうが無いんですが、拡大鏡を仕込むこと位できんもんかね?小さなファインダー像も、ダイヤル一つで2~3倍にぐぐぐっと大きく拡大出来たら便利でしょ。ペンタプリズムミラーだからどうのこうのって言い訳しそうだから先に言っておくが、今の時代に別にそんなもんに拘る必要も無いでしょ。便利になるように作ったらんかぃって言うのが本音。

大きくはそんな感じ。
でも、固定概念がっつりの2大メーカー様は、絶対に考えも及ばない機能ばかりですね。だから実現はしない。でもそれ以外のメーカー様なら或いは…って思うのは私だけですかね。

たかがメインカメラを失っただけだ!

なんていうタイトルで始めて見ました今日の日記。
これを見て、何かピンと来た人は相当のアニメファンですよ。
これって、ガンダムが頭を吹き飛ばされてアムロが叫ぶセリフです。笑

そんな訳で、先日メインカメラとして頑張ってくれていたNikon D7000が、軽快な連写中に突然「ぐゎしゃ!」という音と共に突然の引退宣言を申し出てきた。何かもう内部で木っ端微塵な壊れ方っす。ローパスフィルターも傷ついたんじゃないかな。そんな壊れ方。後発のニコン党の方の為にも記録的に書き記しておきますと、購入後2年半、シャッター総数は約105000回(Exif調)、落下・
打撃歴なし、ローパスフィルターの掃除を過去3回という案配で、秋の野鳥入り風景画を連写中に突然の木っ端微塵劇というわけです。一応ニコンに見せた所、返ってきた答えは「老朽による自然故障」というかくも素敵なご回答。
ニコンに神話を持った方は色々と取り繕いたい所だろうが、これが足しも引きもしない事実なんだからしょうがない。
2万円ほど出してくれたら直してあげますよ…的なご連絡があったので、一瞬それに乗っかろうと思ったが、いやいや、直してもまた壊れるでしょ。それも今度はもっと短いサイクルで…。精密電子機器ってそういうもんだ。ここでもニコンに神話を持った方は色々と取り繕いたい所だろうが、私の経験上デジカメも含めて電子機器という物は総じてそういう物なのだからしょうがない。
今回は木っ端微塵のタイミングが1週間の撮影期間の最終日前日の夕方に起こったので、大事に至らずに済んだが、今度はどのタイミングで来るか分からない。しかも「老朽による自然故障」とニコン様は仰っているのだ。捉え方は色々とあろうが、少なくとも私には「寿命」と聞こえた。つまりそういう事なのだと解釈した方が今後の撮影行の為にも宜しいと判断することにしました。

「どうせまた壊れるので修理は結構です。戻してください。」

と返答し、何か言いたそうな担当者ではあったが、担当者に言葉で取り繕ってもらってもこの事実は変わらないのだ。それに修理した所で、その修理に保証が付く訳でもない。私の相棒だったD7000は少々無様な最後ではあったが寿命を迎えたと言うことだ。その修理代は次の新しい相棒につぎ込んだ方がD7000も浮かばれようというもの。

D7000の使用回顧を申しますと、ハーフサイズのセンサーでは最もバランスが良いと思われる1600万画素のセンサーを積んでおり、高感度耐性もD300sを超えており、連写も秒間6コマと、当時としてはなかなか使い易くよく出来たカメラだった。14bit-RAWロスレスの場合の連続撮影コマ数はサンディスクの30MB/sのExtremeで10コマとなる。約1秒半連写が出来る勘定だから現行のD7100よりもバッファ不足のストレスがかなり少ない。ニコンの上級機に見られるSDとCFのダブルスロットという意味不明なレイアウトではなくSDのダブルスロットという点も好感が持てる。私はサンディスクのExtreme(30MB/s)32GBを2枚使っていましたが、1枚をパソコンに刺しっぱなしにしたまま撮影に出かけてしまった事が幾度かあり、SDの2連装によく助けてもらった物である。ちなみに32GBのSD1枚で14bit-RAWロスレスで約1100枚。2連装で2200枚位撮れる。バッテリーの持ちは良く、SD2枚目の途中までならバッテリー1個でいける。
と、ここまでの情報なら良い良いずくめなので、思わずD7000の上物中古を探してみようと思った人もいるかも知れませんが…。
さて、ここからはネガティブな情報。
ミラー+シャッターショックが大きいので、1/1000秒以上のシャッターを切れないとブレはほぼ逃れられない。連写を使うと2~3コマ目以降は残念賞である事が多い。つまり一撃必殺の撮影テクが必須となるので、連写多用の鳥専カメラマンにはスカッとした1枚を撮る事は難しいです。初心者はまず無理なんじゃないかな。これはボディ剛性とかそういう問題ではなく、ミラーにバランサーが付いていないという見えない所での手抜き構造が原因で、この点はD300sやD7100の方が優れている。っていうか、デジカメで連写が事実上使えないというのは致命的な気がします。
その上、連続撮影コマ数10コマ(14bit-RAW時)は、実際に使ってみますと連写は使えないと言うほどの短さです。上記のショックとを鑑みると、2~3コマのバースト連写が限界です。それとシグマの150-500mmとの組み合わせの場合だが、AFが壊滅的に使えない。これは純正になってもそんなに変わらないんじゃないかなと思う。カワセミの飛び込みを撮影しようと思ったら、相当以上の技術が必要となります。AFと連写が事実上使えないとなったら、一体誰がD7000を選ぶでしょうか…??
あと、適応SDカードは30MB/sまでです。つまりサンディスクのExtremeまで。高い金出してExtreme Pro(45M/s)とかその上の90M/sとか買っても転送速度は上がらず、従って連写後の硬直状態もきっちり5~7秒かかってきます。逆立ちしたってダメです。
それと、まさかカメラにUSBケーブル繋いでパソコンのUSBに接続してデータを転送しているなんてトーシロな方はD7000使いにはいないと信じたいが、もしそういう人がいたら…D7000はUSB2.0を謳っていますが、その場合480Mbps(60MB/s)の転送速度とはほど遠い激遅転送となります。カードを抜いて、カードリーダーでパソコンに移しましょう。JPEG撮りの方はこの限りにあらずですが…。
D7000と言うカメラは実際はこういうカメラです。正直言って、よくもまぁ120000円もの定価を付けたなぁと言う感じ。当時は選択肢がなかったので購入しましたが、今なら5万円でも買わないカメラです。まぁ、私の場合は実質4万円そこそこの安い買い物でしたのでそれほど後悔も無いですが…。
と、ここまで言うとD7000を喜んで使っている方は、何か言いたくもなってくるんでしょうけど、文句を言う前に撮ってきた画像をもっときっちり見てみると良い、殆どがブレを供してくれているはずだ。これを無くすにはコツがあるのだが、コツがないとブレない写真が撮れないカメラは、早々に買い換えた方が良いと私は思う。というわけで、私はD7000の修理を見送ったわけです。どこかで断ち切らないと悪循環は続きますので…。

とりあえず、今日はここまで。