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海水魚水槽のお話し。

今回は珍しく(?)写真以外のネタ。
ホームセンターやちょっとしたペットショップにある熱帯魚コーナーに足を踏み入れると、今もよく見掛けるのが南の島系の珊瑚礁の海を切り取ってきたかのようなカラフルな海水魚のレイアウト水槽。
到底一般的なご家庭には設置できないような大きな水槽と豪華な装備で飼育されている物もあるが、最近とりわけ目に留まるのが、25cm程の小さな水槽でイソギンチャクとクマノミをペアで飼育しているような、ちょっと昔なら考えられないようなシンプルな設備の海水魚水槽だ。
ちなみに熱帯魚と海水魚。一般の方には同じ物に聞こえるかも知れないがその手の方の間では前者が熱帯地域に生息する淡水魚を指し、後者は読んで字の如く熱帯の海に棲息する魚である。淡水と海水の違いがあるのだから、当然の如く飼育方法は違うし、飼育する難易度も実は海水魚の方が私の感覚では100倍は難しい。更に設備や生体などにかかる金銭も100倍かかるという感じです。今回は主に後者の海水魚の飼育に関する事をウンチクしてみたいと思います。
ちなみに私、淡水魚も海水魚も飼育歴は意外に長く、特に海水魚に関しては最終的に飼育方法と飼育に関する事において、一つの結論を導き出しています。だからウンチクできるのよ(笑)。それはまぁ後に述べるとして、本題に入りたいと思います。
 
ペットショップの入口辺りに、「こんなんどうですか?」と言わんばかりに、小じんまりと置かれた熱帯の海の切り取り水槽をみて、これなら我が家でも飼える!癒やしの空間を作りたい!と、海水魚スイッチが入ってしまった方も少なくないのでは無いだろうか。
で、思わず店員に「これはどうしているんですか?」
みたいな事から聞いてみたりして・・・。w
 
しかし、店員に話しかける前にここを読んでいるあなたはラッキーです。まずここで警告です。
 
あなたが見た(見てきた)その小じんまりとした海水魚水槽、実はとんでもないコストと手間がかかっております。その「私にもできそうな癒やしの海水魚水槽」こそが、沼への入口なのです。
規模の大小に拘わらず、海水魚を飼育するためには、以下の機材が"最低限"必要になります。最低限です。
 
1)水槽。これは基本。大きければ大きい程飼育には有利だがコストも比例して上がる。
2)密閉型外部式パワーフィルター、つまり濾過槽です。昔よくあった水槽の上に設置するやつは駄目です。45cmなら90cm用、60cmなら120cm用を買ってください。或いは2個。オーバーフロー式は高価だし床の補強も必要になる事があるのでここではパス。とにかく3層以上は欲しい。私はエーハイムの2236という製品を使っていましたが、オールインワンでなかなか使い勝手が良かった記憶があります。濾材もそのまま海水で使えます。
3)メタルハライドランプ。或いはそれに匹敵するLEDライト。LEDの方が電球の発熱が圧倒的に少ないので現在ではこっちが主流かな。
4)クーラー。これが買えないなら海水魚飼育はあきらめる事。実際の海のように水温を一定に保ち好条件を維持するためには絶対必要。これも45cmなら90cm用と2クラス以上の物を選ぶ。ショボいのを買うと水温を下げるのに時間が掛かり電気代も余計に掛かるしうるさいし排熱で部屋も暑くなるぞ。ちなみに照明はLEDライトが良いのはそういう事。
5)プロテインスキマー。細かい泡立てを行って海水を貧栄養に保つ機材。小さい水槽なら小型の外掛け式の方が水槽内のスペースを犠牲にしないのでお奨め。水槽内でのエアレーションは不要になる。
6)ヒーター。余程安物のクーラーでない限りヒーター用コンセントが付いているので、サーモスタットが内蔵されていない物を選ぶ事。これによりクーラーに温度管理を一任できるのだ。ちなみにこれも大きめの物を買う事。安物を買うと温度が上がり切りませんよ。
7)底面濾過フィルター。意外と使わない人が多いが海水魚飼育では必ず使う事。
8)水中用パワーヘッド。つまり水中ポンプ。これは底面濾過に接続して底水を吸上げるために使います。逆に接続すると、一部で流行っている吹き上げ式になるが、実際は底砂が踊ってとか想像のようにはなりませんし意味もありません。素直に濾過をするために吸上げる事。これスゴく大事なんです。
9)珊瑚砂(粗め)。水槽底面や外部式濾過槽に入れたりします。
10)珊瑚砂(細かめ)。一番上に敷いて綺麗に見えるようにします。お金に余裕がある方はアラゴナイトサンドとかライブサンドを使っても良いけど、私は高価なだけであまり意味はないと思う。
11)人工海水の元、比重計、水温計。海水を作る三種の神器。天然海水は熱処理が必要なので人工海水の元が結局安上がり。最初の頃は大量に要るので一番デカい物を買って置いた方が結局安上がりになる。
12)RO水。400円/10リットル位かな。結構高いよ。水道水でももちろん構わないが、水槽を回して2週間もするとコケだらけになるのでRO水を使った方が飼育は楽になる。金にモノを言わせて利を取るのは海水魚飼育の基本理念だ。最近は少し大きめのスーパーやペットショップでも有償で提供している。自分で作る装置も売っていますがメンブレンとか消耗品がバカ高いしRO水を作るのも時間がかかる(経験者は語る)。結局私は知り合いからRO水を貰ってました。
13)ライブロック。4000円/1kg位かな。SランクとかAランクのハイグレードな物を水槽の容量の10%以上の目方を目安に入れる。60cm標準水槽なら64リットルなので大体6~7kg。あまり入れすぎても水槽内で澱みが出来てよろしくないです。ライブロックは字の如く生きています。魚水槽だけでも強烈な照明を使うのは、実はこのライブロックの石灰藻を育む為であります。これを入れると水質は立ち所に海に近付きます。

以上です。お金かかります。(笑)
早速Amazonとかチャームとかで試算してみるといいです。げっ!てなると思います。どんなに小じんまりとした水槽でも、海水魚水槽である以上は、上記のどれも省く事はできません。設備の一部を省く事=確実に生体の飼育難度は上がる=コストと手間が増える=結局長期飼育は出来ない。という等式が成り立ちます。
そう、海水魚飼育とは金に物を言わせて癒やし空間を作り出す道楽だったのです。
ちなみに死んだらまた生体を飼う・・・という、事であれば金魚鉢で金魚のように飼う事も出来ます。ただ、淡水魚のように鼻上げして空気を取り込む方法すら知らない海水魚は、2日と持たないでしょうけど・・・。
つまり何年も海水魚をやっていた私の海水魚飼育に関する結論の一つがこれです。
 
「海水魚は、飼う物にあらず、見に行く物である。」
 
要するに、ペットショップや水族館で子供と一緒に、
「わぁ、きれいだね!」
ってやっているのが一番平和だと言う事だ。
 
それでも沼に入ろうとするバ・・・じゃなかった方はいる訳でして、そういう方のために、少しでも平和に長期飼育できるよう、上記の機材を使った海水魚水槽のシステム構築を書き記しておきます。最後に驚愕の言葉を述べるとして・・・(笑)。
 
水槽は大きい程有利だが実は60cmだとコストはかなり上がる。それに60x30x36の標準的なサイズの水槽は、実は海水魚水槽には向いておらず、できるだけ深さのある物が良い。色々使ってみたが、コスト的にもスペース的にも一番良かったと思えたのがADAが出しているキューブガーデンという水槽で横45x高45x奥30cmというガラス水槽。ADAが出しているだけあってお洒落だし信頼性も高い。お値段は14000円位だが、置いている店が少ないので通販で購入した方が良いだろう。深さ45cmは有難い深さ(後述)で、容量も50リットル程度なので、コストも下がるのでお奨めだ。

水槽を置きたい所に置いたら、底面濾過槽セットするが、後の目詰まりを避けるためにキッチンネットなどでくるんで輪ゴムなどで止める。吸上げ口には水中ヘッドを接続する。水中ヘッドの高さは任意で良いが低い(深い)と交換する羽目になった時に面倒なのである程度高い位置が良いと思う。次に珊瑚砂(粗め)をどっと水槽に放り込む。厚さは50mm位かな。この時点で後戻りできないよ。
その上にこの後放り込む細かい珊瑚砂と混ざらないように、網戸の網などを敷き詰める。ここはきっちりやっとこう。隅は少し折り返しを付ける位でも良い。全面からの見てくれは悪くなるかも知れないが、あくまでシステムを構築している気分でやって欲しい。その上に2cm位の珊瑚砂(細かめ)を敷き詰める。
それができたら、ここで人工海水を作る。まだ入れない。
買ってきたライブロックの封を解いて、げんこつ位の大きさの物を取りだして袋に入れ、金づちで叩いて砕く。あまり細かく砕いては駄目。2~3cm位の塊が主流になる程で良い。砕いたら、それを水槽の中に満遍なくばらまきます。これが後に嫌気性バクテリアのエサとなって水槽維持を助けてくれます。ここがミソなんだな・・・。
その上に3cm位の珊瑚砂(細かめ)を更に敷きます。
破片ながらもライブロックが入ったのでここで人工海水を珊瑚砂が隠れる位まで入れます。その上に更に網戸の網などを先ほどの要領で敷き詰めます。これで嫌気層と栄養層の出来上がりです。
ネットを敷き詰めたら、5cm位の厚さで最後の珊瑚砂(細かめ)を敷き詰めてください。好みでアラゴナイトサンド等を敷いても良いです。ただしオーストラリアの白い砂など、あまりに細かすぎる砂は底面濾過槽の吸上げに影響したり、水流で舞い上がったりしますので、私的には珊瑚砂(細かめ)が下限だと思います。最後の珊瑚層を敷いたらヒーターをセットします。壁面に吸盤で付けてもいいですが1ヶ月もすると吸盤が剥がれますから、珊瑚砂に半埋めするなりしてセットした方が良いです。続いて外部濾過装置の配管も行います。よく底面濾過槽と直結する人がいますが、意味が無いので独立してセットします。本能的に背面の角にセットする人が多いと思いますが、海水魚水槽ではライブロックを中央に組み上げますので、実は背面の真ん中にセットする方がスッキリします。この時点で外部濾過装置、クーラー、プロテインスキマーをセットして主用機器類をスタンバイ状態にします。独立式の電源タップを使うと便利ですね。まだ電源は入れませんよ。
さて、一方で底床を敷き詰め終わった所で15cmの高さを使いました。海水魚飼育には深さのある水槽が良いと言った理由、45cmの深さが有難いと言った理由はこういう事だったのです。60cm標準水槽だと高さは36cmなので21cmしかレイアウトの高さが取れないんですね。しかも60cmなのでライティングでコストもかかりますよね・・・。
さて、先述のサイズの水槽ならレイアウトスペースは幅45x高30x奥30cmあります。ここにライブロックを組み上げます。
ライブロックを組み上げる前に、組み上げる高さを見込んで人工海水を入れましょう。あまり多いとライブロックの体積で溢れるので少なめに・・・。
ライブロックは自由に組み上げて構いませんが、裏表があるので赤い石灰藻がたくさん付いている表面が上になるようにしてください。光が当たらない部分の石灰藻は早い段階で死んで白化します。
あと、珊瑚砂多少埋めてもいいのでしっかりと組む事。その為に5cm敷いたのです。背面ガラスにもたれかけたりはできたらしない方が良いです。水に澱みが出来るし掃除もしにくくなるので、できるだけ中央に盛り上げる形で組んだ方が良いです。
ライブロックが組めたら、所定の水位まで海水を入れます。最後に照明をセットして水槽の準備は完了です。照明については24時間式の電源タイマーを接続しましょう。水槽にもきちんと昼夜を作ってあげる訳です。
さて、水槽のセットアップが出来ました。
水槽内はライブロックだけがレイアウトされていますが、水は濁っています。本当に上手く行くのだろうか?等とおもいつつ電源タップのスイッチを入れてください。なお外部式濾過装置には起動方法が各製品にありますのでそれに従ってください。
全てがうまくできていると、水が勢いよく各装置類を駆け巡ります。海水魚飼育水槽の起動です。30分もすれば濁っていた水槽も次第に透き通り、翌日には驚く程透き通った水になっているはずです。
水温は26~27度にセットすると良いでしょう。私は冬季は25度、夏期は27度にセットしていました。
照明は水槽と言うよりもライブロックに当たるように調整してください。場合によってはスポット光が必要な場合もあります。ライブロックも今後入れる珊瑚やイソギンチャクなども南海の強烈な日光下で生を育んできた生き物ですから、それらを再現する必要があるのです。
しかし魚や軟体動物などの生体が入れられるのは1ヶ月程先になります。まだ水槽は起動したばかりで、濾過バクテリアなど有益な微生物が些少なためです。しかしライブロックを中心にそれらは次第に増えてゆきますが、微生物には餌が必要です。それはアンモニアだったりします。アンモニアは魚の糞から得られます。そこでパイロットフィッシュと言って、デバスズメなど安価で温和で丈夫な魚を2匹程入れてバクテリアを増やすという事をする人が多いのですがパイロットフィッシュといえども生体ですし、本命の魚でなければ愛着も今イチ湧きませんし、死んでしまう事も多いです。そこで私の場合は魚が入っていない状態でエサを毎日一つまみづつ入れます。アンモニアは腐敗したエサからも出るからです。そうする事でパイロットフィッシュを入れる事無く1ヶ月程でアンモニアを分解するバクテリアが湧き、続いて亜硝酸を分解するバクテリアが湧いて濾過槽内に活着します。こうなると一定量の生体を入れる事ができるようになります。
始めからたくさんの生体を入れないで、少しづつ様子を見ながら入れてゆきます。サラサハタなど始めは小さいですが、最終的に70cm位に育ってしまう魚とか、中・大型のヤッコ類等は他の魚を圧倒していまいますから避けた方が良いです。またイザリウオなど魚食性の強い魚も避けましょう。何しろ海はおろか大型水槽にもほど遠いスペースですから、小型の魚が5匹程度で満員です。一般家庭で気軽に立ち上げられる海水魚水槽はそんなもんなのです。
珊瑚やイソギンチャクは入れる前に海ぶどうなどが生育できるかどうかを見計らってから入れると良いでしょう。海草類が融けてしまう水槽では、大抵軟体系もすぐに死んでしまいます。
生体を入れたら、後はあまり触りすぎない事です。バタバタと生体が死んでゆく場合は大抵は水に原因があります。軟体の場合は照明の光量なども原因の場合があります。しかしそれらを何とかしようとして色んな添加剤や薬液を入れてみたりするのは良くないです。死滅したら生体を減らし、水の安定を図る事です。ライブロックが白化していたらライブロックを取り替える・・・と言う具合です。とにかく触りすぎない事。機材は上記の物で充分です。嫌気性バクテリアが低床内で活着し、この海水魚水槽が完全に起動するのは、実は1年近くかかります。それまでは無関心気味で良い位です。
 
ちなみに私はこのシステムにオリジナルのサイフォン式の造波装置(作り方はノウハウなので内緒)を足して、5年程足し水だけの長期飼育に成功しています。最後は状態が良くなりすぎたのか珊瑚が産卵をしてしまい、水槽が白濁し、一気に崩壊してしまいました(生体は知り合いの飼育者に寄付しました)。つまりこのシステムは私の海水魚飼育を色々とやった結果の結論的なシステムなのです。ベルリン式とかモナコ式とか何だとか世間様も色々とやっていますが、珊瑚が産卵にまで至った人は少ないと思います。でも考えてみれば上手く行っても崩壊するのが海水魚水槽なのかなという結論にも思い至ってしまったので、私はこのノウハウを胸に海水魚飼育の全てをたたんでしまいました。
よかったら、上記の方法を試してみてください。
 
なお、当方は責任は一切持てませんし、ご質問にもお答えできませんので悪しからず・・・。

Nikon SnapBridgeについての続報 (iOS10.3.2)

なんと、iPhone7Plusに入れたSnapBridgeとD500のそれが、今日になって再び連係動作を始めたので続報です。
 
事の発端は以下の通り。
 
4日の日曜日に、前々から気になっていたSIGMA 30mm/F1.4 DC Artを要約購入した直後、大阪駅前をステージにD500で撮影した画像を懐に入ったiPhone7PlusにSnapBridgeを使って送り込んでやろうと、iPhone7の方は正常に動いている事を前提にして、久しぶりにD500をRAW+JPEGの撮影モードに切り替えて、画像の自動転送をONにして撮影してみた。
ちなみに私の経験では1ヶ月以上開けて、こういう「正常に動作する事」を前提にした無線系の連係操作を行った場合、結果としてほぼ確実に正常に動かない。(笑)
適当に10枚程撮影した所で、適当な所に腰を掛けて懐からiPhone7を取り出して画面を見てみたところ・・・。
 
うん、思った通り全く画像が来ていなかったよ。(;・∀・)
 
SnapBridgeのアプリを起動し直して、しばらく放置しても転送は始まらない。D500のスイッチを切る入るして見るが、沈黙を保つ事数十秒・・・。何も起こらないばかりか、その後はD500を見失い、大阪駅前ではペアリングさえ出来ない状況に・・・。で、先日のiOS10.3.2では現在ノーサポートとニコン様に言われた日記へと概ね話は繋がってゆく訳です。
 
大阪駅前ではできなかったペアリングは、なぜが自宅へ帰ってくるととりあえず完了でき、カタチ的には連係動作準備完了状態になっていたが、今日AF調整をするためにD500をいじっていた所、いつの間にかiPhone7に画像が転送できている事に気が付いた。
以前のiOS10.2の時はiPhone7とD500がBluetoothで繋がり、SnapBridgeを起動すると、しばらくしてからD500の転送待ちJPEGがあると転送がヒラヒラと始まったが、現在はそう言う感じはない。
 
そこで・・・
 
どういうタイミングで画像が転送されるのかを試行と観察をしてみると・・・。
Bluetoothで繋がる前、或いは自動転送OFFの状態の時にD500でJPEGまたはRAW+JPEGで撮影すると、D500には転送待ちとしてのJPEG画像が溜まる。
その状態から、Bluetoothで繋ぐ、又は自動転送をONにして転送される状態にする。この状態にしても既に撮影済みの画像はiPhone7には(今日は)転送は始まらなかった。
放置していると数秒でD500からはBluetoothのマークが消え、iPhone7もBluetoothのアイコンがグレーアウトした。つまりスリープのような状態になった。当然転送は始まらない。
次にD500を手に持ってAF-ONを押したり、シャッターを半押ししてAE動作をさせると、Bluetoothが動作しだしてiPhone7と繋がった。
で、
「実際にJPEGまたはRAW+JPEGで撮影した。」
すると、D500に溜まっていた画像も含めて、iPhone7へ一挙に転送が始まった。溜まった分も転送するので多少時間はかかるが、ずーっと見ているとそのまま無事に全画像の転送は終了した。
その後は、操作をしないとBluetoothは切れるが、D500の撮影操作をするとすぐにiPhone7と繋がり、撮影すると片っ端から転送を始めるようになった。途中でRAWのみに切り替えると、当然転送は行われない。再びJPEGかRAW+JPEGにすると転送は普通に行われた。
 
要はD500の撮影するタイミングで転送が行われるようだ。
 
これはSnapBridgeの仕様が変わったからなのかなぁ・・・。私的には以前のように繋がったら溜まってた分を転送してくれる方が良いのですが・・・、これだと最低1枚撮らないと撮り溜め分が転送されないし、結局転送されるんだったらその方が面倒がなくて良いと思うのだ。っていうか、これがiOS10.3.2の場合の不具合だというなら、話は別なんですけどね・・・。
とりあえず、なぜか動作を始めたSnapBridgeですが、どんなもんなんでしょうね。
 
あと、ペアリングは、最後の操作が肝心だよ。
カメラがスマホ認識したらカメラ側とスマホ側、両方で操作が必要で、そうしないと正常にペアリングが完了しません。

SONYのα9、ちょっと踊りすぎじゃないですかね。

SONYが新開発のフルサイズセンサーを積んで、新開発の機能を盛り込んで、新開発のα9というミラーレス一眼カメラを先日リリースした模様だ。
世間様は…
 
・一瞬でキヤノンとニコンのヒトケタ機を時代遅れにした!
・もうミラーが付いたレフ機は時代遅れだ!
・カメラの未来を決定付ける歴史的な1台だ!
 
などと、私の足元まで明るくなるんじゃないかと思える程の提灯記事や書き込みがネット上に溢れている。
ちなみにα9ボディ単体の現在の実売価格は平均で48万円位。
これだけの投資をされた方なら、多少の疑問を感じても感動が上回って提灯記事をネットに上げてしまうことだろう。こう言うと失礼か…。
しかし48万円、レンズを入れると50万円を超えるお買い物は、一般ピーポーにはなかなか敷居が高いものなので、もう少し冷静に物事を見たほうがよいと思うのは私だけじゃないはずだ。本当の所はどうなのよ?ってのがあるでしょ?って感じ。
私は実機を触ったことがないので、詳しいウンチクを語る気はない。が、あまりの提灯記事の多さに、少々違和感を覚えた側の人間だと思ってくれればよい。そんな私がこっそり書く日記だ。
 
私は以前から8K(3300万画素)の動画が手持ちのカメラで撮影できるようになると、その動画からの切り出しで写真として充分なクオリティを持つことから、最終的にはミラーレスカメラはビデオカメラと融合するんじゃないのか。と申しておりましたが、それに少し近づいたカメラがα9じゃないのかと、正直思っています。
2400万画素で20コマ/秒のミラーレス撮影は、言い換えれば20fpsの6Kか7K位のビデオ撮影の切り出しって言うことですよ。SONYはビデオカメラは得意分野なので、このセンサーでそのレベルのビデオカメラを近日中にリリースするんじゃないですかね。
少し冷めた言い方かもしれませんが、要するにα9は50万円のカメラの形をしたビデオカメラだと思えば、大体当りなんじゃないかと…。だったら50万円ってどうなのかな…って思うし、新世代って言うのもなんだかなぁ…って感じです。
バッテリーは480コマ分しか持たない点にも注意すべきと思う。秒間20コマなので24秒分連写するとバッテリーはあがってしまう事になるのだ。実際はそれよりも短いかもしれない。小型化も大事か知れないが、6Kの20fpsのビデオカメラと考えると、24秒分しか録画ができないって言うのは、かなり致命的なんじゃないかと思う。私はデジタルになってからD90、D7000、D500とニコンを渡り歩いてきたが、今の今まで撮影中(暇な時間に動画も撮るよ)にバッテリーの事なんて考えたことはありませんし、未だにじゃらじゃらと予備バッテリーを持ち歩く事もありません。α9には別付けの大型バッテリーパックが接続できるようですが、あれって本体よりも大きくて重いですよね…。
しかしSONYは敢えてキヤノンの1DXmk2とニコンのD5に対抗するような価格でリリースしてきた。私はこのSONYの行動に、バブルの頃のホンダという車メーカーを思い出させるものを感じる。ホンダはF1に参戦し、そのステージで得たノウハウを自社の車にフィードバックさせて若者を中心に人気を博したのは今50歳前後のお父様方には記憶に留まる所だろう。ホンダがそれを実行できたのは、エンジンを自社で作り出すことが出来たからだ。もちろんトヨタや日産、三菱、マツダも同様だがF1には参戦しておらず、ホンダのように次々に新開発と称して世界最高峰のF1を推起させるような機能を盛り込んだ大衆車はリリースしなかった。SONYもデジカメのエンジンといえるセンサーを自社で開発することが可能で、当時のホンダととても似通っていると思うのだ。だからどうだというわけではないが、当時ホンダが開発した可変バルブのVTEC、風量可変のウイングターボ、シビックにも採用されたサスペンションシステムのダブルウィッシュボーン等、何かとリリースされる度に沸いたものだ。それとα9の提灯騒ぎがとても似通ってみるので、単純に市場って面白いなと感じているだけだ。
バブル期が終わった後もホンダは元気だった。今は当時とは変わってしっとり路線になったが、今も変わらず元気だ。SONYも頑張ってほしいですね。

SnapBridge ふたたび・・・。

以前調子よく使っていたカメラの機能を、飽きたりして自分ニーズが低下し、しばらく使わない状況で過ごし、そう言えばそんな機能があったなーと久方ぶりに使ってみたら、不具合だか何だかで使えなくなっていた…。
まぁ、こんな話はパソコンの世界では三流ソフト会社のC級アプリや、三下メーカーの類似パーツではよくある事だが、そんな事が世界に冠するニコン様の畑でまたぞろ起こっている。
今現在、自分ニーズが低下している方が多いのか諦められているのか、ネット上に情報が少ないので、ニコン様に問い合わせた事もあって書き記しておきたいと思って、久しぶりに日記を更新することにした。
 
早い話が今年の春先にiPhoneのiOSが10.2.xにアップデートした途端に、それまで何となく使えていたスマホとのデジカメの連携アプリであるSnapBridgeが、自動転送できなくなるとか、そもそもBluetoothで繋がらなくなったりする現象が発生して、世間様が大激怒して価格.comやAppStoreなどのクチコミ欄が炎上するという状況になったわけですが、つい最近、iOSが10.3.2にアップデートされた瞬間に、以前と同じような現象が顕現しだしました。
私の場合はD500とiPhone7Plusなのですが、Bluetooth接続はされるものの、画像転送が全くされなくなり、アプリの再インストール、再ペアリングをしても全く動作しなくなりました。よく見るとiPhone側はD500のBluetoothのペアリング信号を認識するものの、すぐにD500側のBluetoothマークが消えて切れてしまう…。
iOS10.2の時はマークは消えなかったので、今回の方が不具合度は深化しているのかもしれませんね。
もしかしたら私のD500に不具合が生じている可能性もあるかと思い、ニコン様に問い合わせてみたところ、この症状を認識しているようでiOS10.2の時と同様、iOS10.3では不具合が出ており現在はサポートされていないとの事だった。
ここでギャーギャー言っても始まらないし、私はあまりこの機能を使っていない事もあって、私のD500の個別の故障ではない事が分かればそれでOKだったので、ニコニコモードで電話を置いた訳ですが、この機能を目当てに他の機種を買った方は、間もなくして火を噴出すんでしょうね…。
ちなみに、連写番長のD500でSnapBridgeをバシバシに使ったら、あっという間にiPhoneの中身が撮影画像で埋め尽くされてしまいます。結局iPhoneをパソコンに繋いだ時にパソコンからガバっと消してたわけですが、私的にはこれがなかなか面倒くさい事に感じるのだ。それに画質も落ちるしRAW同様のすっぴん画像だしねー。iPhone上で加工するのもこれまた面倒くさいし…。パソコンはパソコンでRAWだけ転送すればよいので、メモリの中身がJPEG混在になって、これまた面倒くさい状態に…。
だったらiPhoneで撮ってネットに上げれば良いやってなって、最近は使っておりませんでした。SnapBridgeって、そんなに大事な機能ですかね?って思う部分もあったりするわけですが、それなりに更新頻度の高いブロガーさんなんかには、用途が大有りなんでしょうねー。
 
というわけで、iOS10.3とのSnapBrideは、再び今しばらくのお待ち状態ということだそうです。
ちなみに、
「俺はそんな事もなく、調子よく使えてるぜ??」
みたいに一段高い目線で言うヤカラが必ず出てきますが、同じ組み合わせなら、そのうち同じ症状が出てきます。iOS10.2の時もそうだったでしょ。銃器じゃあるまいし、大量生産の家電商品に、ワンオブサウザンドみたいな事はないんですよ。

ニコン様から新しいカメラが出たね。

ニコン様がD7000シリーズの最新機種となるD7500というカメラをリリースした模様だ。
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既に巷では性能がどうのとか値段が何だとか、期待通りとか、期待外れとか・・・色々と下馬評が出回っている模様ですが、始めに言っておくと現在は実売で4万円程の差になってはいるが、D500はDX機のフラグシップであり、実はD7500よりも10万円近く高いカメラだ。そんなD500と同じ撮影システムが組み込まれたD7500はそれだけで贅沢な仕様であって、その他の部分は当然10万円分の機能が削られて当りまえだのクラッカーなのである。画素数が減っただの、バッテリーグリップが無いだのと、グダグダ言ってる奴がいるようだが、そう言うならもう4万円出してD500を買えば良いだけの事だ。D500と瓜二つのD7500を出してどないすんねん。そうなったら値段もかわらんで。
と言う訳で珍しく今回のニコン様のD7500と言うカメラは、至極真っ当な機能が盛られ削られたDX機だと思えます。実際に主だった所でD500とどこが違うかというとD7500の立場から記すと概ね以下の通り。
 
1)連写が秒間8コマでバッファが50コマ分である。
2)RAW記録に非圧縮が無い、またTIFF形式もない。
3)記録媒体がSDカード(UHS-I対応)1枚装填である。
4)ファインダー倍率が0.94倍(FX換算0.62倍)である。
5)絞りのプレビューが出来ない
6)非CPUレンズが使えない。
7)ストロボが内蔵されている。
8)AFが-3EVである。
9)ファインダーが四角。
10)オプションのバッテリーパックが設定されていない。
11)140gも軽い。
 
とまぁこんな感じだ。
設定がミドルクラスであるとすれば、充分納得のいく所が削られていて、盛られているという感じがするんだがいかがだろうか。
実売4万円の差と言われれば、逆にD500が安く感じる面もありますけどね。まぁD500持っててD7500買う人はかなり奇特な方のような気もしてきますね。
14bitロスレスRAWで秒間8コマの連写が出来て50コマ分のバッファという事は6秒ちょっと連写が効くという事だ。36枚撮りフィルムを想定すると充分カバーできている連続撮影コマ数なのでここは納得ですね。
SDが1スロットでUHS-Iにしか対応していないという批判があるが、上記の連写を満たしてくれるなら何も問題は無いと思います。D500はUHS-IIにも対応していますが高価だし、それを買うならXQDを買えと言いたい位の物だ。
色々と見ていると、D7500はやっぱりそれ相応の新型機ですよ。ミニD500と言う事でいいんじゃないっすかね?
 
ちなみに、D750との比較はないですねー。FX機とはそもそも用途が違うし・・・。申し訳ないが私的にはFX機はD5を除いて風景用だと思っていますので、そういう方向けには良いかと思いますが、野鳥とかスポーツとか動き物を優先し、且つ望遠も人一倍望む方はやはりDX機という事になる。D500まではちょっと・・・という向きの方にはD7200かD7500という選択肢はなかなか悩ましく、良い感じだと思いますね。私ならD7200を買うかな(笑)。
 
ニコン様、今回はなかなかの所を付いてきたなぁ・・・って感じがしております。

プロとは思えないような解説・・・。

少し日が経ったので良い題材かと思いここに記してみる事にした。SNSだと反響がデカすぎるしね・・・。w
 
今日の題材はコレ。
「同じ場所で、同じ景色を撮っても、同じ写真にはならない。」
です。
ほんの数ヶ月程前の事だけど、こんな事をとある所で解説めいた批評と共に書いておられたベテラン?プロカメラマンがいました。名前は伏せておきますが、身に覚えのある人でたまたまここを読んでしまった人は、二度とこのような事は言わない方が良い。プロの名前が汚れますよ・・・。
 
確かに、
「同じ場所で、同じ景色を撮っても、同じ写真にはならない。」
と言うのは正しいです。でもそれはフィルム時代のお話しでございます。フィルム時代は例え同じカメラ、同じフィルム、同じ条件で撮影しても、現像所が違っていたり、各プロセスのエマルジョンが違っていたりするだけで、同じにはなりません。フィルムが違えば尚更の事です。だから、この被写体にはこのフィルムを使用して、この条件で撮影する・・・という勘所がプロの腕の見せ所となっていました。そう、後に撮影条件を教えて貰った所で、写真になる工程上、似せる事も難しかったのがフィルム時代の写真だったのです。ここは私も写歴40年近い者として多少上から言わせて貰いますが、ベテランのプロを自称するならそれ位の事は知ってるよな?
しかし、デジタルカメラのステージではその理屈は通りません。
メーカーによって多少の色の違いは出るだろうけど、デジタルの場合は「同じ場所で、同じ景色を撮ったら、とりあえずほぼ同じ写真」になります。
 
ん、同じ写真にする事が出来ると言った方が正確かな。
 
反論を言いたい自称プロもいるだろうが、デジタルって言うか特にパソコンによる現像を熟知している者なら、カメラに詳しくなくてもピンと来るはずだ。とりあえずこの2枚を見比べてみて欲しい。
ファイル 82-1.jpg ファイル 82-2.jpg
左の写真は私の写真の盟友であるA.C.T.ismさんの作品です。モノクロならぬモノシロ写真とご本人が呼ぶ現像処理が施されたものです。対して右は私がモノシロ写真を見てそれに似せた処理を現像ソフトで再現した物です。あまり似せるとリスペクトが損なわれますので若干ゆるめの仕上げにしています。
いかがでしょうか。一見した所では出展者に見分けが付かない程似ていると思いませんか。
2枚の写真は、時間に多少の違いがありますが、同じ場所で同じ被写体を撮影した物です。しかし撮影機材はA.C.T.ismさんのはキヤノン70Dと28-300mmの純正白レンズという組み合わせです。私はニコンD500とシグマの18-300mmという組み合わせでした。二人で特に示し合せた訳でもなく、当然カメラの撮影条件も全然違います。後から見て笑いが出る程同じ角度からたまたま撮影していただけに過ぎません。
ところが見ての通り、デジタルの場合は後の現像処理の如何によって「同じ場所で、同じ景色を撮ったら、ほぼ同じ写真」にする事が可能です。ただ、パソコンを並べて現像過程を見せ合いしながら1枚の写真に仕上げる訳ではないので、できあがり直後は各人のセンスによって「一時的に同じ写真になっていない」写真が出来上がるだけの事です。これはデジタルカメラの場合はカメラやレンズが変わっても、メモリ内に出来上がる結像画に劇的な違いが無い事と、パソコンによる数値的(=デジタル的)な画像処理によって色補正やトリミング等が容易に出来るからです。
 
「同じ場所で、同じ景色を撮っても、同じ写真にはならない。」
 
一見格好いいように聞こえるこの言葉ですが、私からするとデジタルを知らないんだな・・・という如何ともし難い言葉にしか聞こえないんですよね。
まぁ誤差程度の画角の違いを指して言ってる意味もあるのだろうが、そんなのは事後の言い訳にしか聞こえません。今後カメラの性能も上がり秒間の連射コマ数もますます上がってくると、ますます同じ写真にできる確率も上がってゆきます。今はそういう時代なんですよ。まぁプロカメラマンは写真の専門家であってパソコンの専門家ではないのでここは大目に見ておきますけど、デカい顔して言うと、ちょっと恥ずかしいですよ・・・。まじで。
 
Special Thanks A.C.T.ism様(お写真拝借しました。<(_ _)>)

D500のファームアップで・・・。

今の私のバディ、D500が突然のファームアップとなった。バージョンは1.11から1.12になった。
何が変わったのかな?と見てみると、少し忘れかけていたNikon様のやっつけ・・・ぢゃかなった渾身のスマホ連携機能「Snapbridge」の改善だった。特にiOS(iPhoneやiPad)関係で接続が不安定だったり、撮った写真がスマホに転送されなかったりといった不具合が叫ばれていた訳で、以前にここで散々上げたり下げたりした記憶があるアプリだが、ここへ来てカメラ側のファームウェアの改善によって、ようやく解消された模様だ。
iOSのAPP STOREでは、Snapbridgeのレビュー欄が炎上状態で、実は一度全クリアされている。今残っている悪レビューはその後の物だが、この不具合除去で多少は緩まるだろう。ていうかD500では解消されたが、他のカメラではどうなんだろう?
ちなみにD500をファームアップして実際にSnapbridgeと連携させてみた所、以前とは別物のようにサクサクと連携が出来るようになった。ちなみに私のはiPhone6+でiOSは10.2.1(14D27)である。主機能である自動転送が出来なかった訳だが、今は撮影後すぐにスマホへ転送されるようになった。RAWの転送は仕様上出来ないが、RAW+JPEGモードで撮影する事でJPEGのみ転送する事が可能だ。ブログなどにハイクオリティな写真をリアルタイムに上げたい人はこの機能は便利なのでしょうね。私的にはあまりこの機能は使わない気がします。むしろいちいち不便なWi-Fi側に機能が振られているリモート撮影機能を、もっとスマートにして欲しい。スマホで画面を見ながら遠隔操作でシャッターが押せるのは、何かと便利だからだ。まぁ、別のシンクロ機材を使う方が実用的だけど・・・。
 
と言う訳で、今回はNikon様のSnapbridgeがD500において、要約使えるようになりましたっていう、かなりやっつけな感じで書いたお話しです。w

中だるみしまくりのゾンビドラマの合間に・・・。

FOXテレビの人気番組ウォーキングデッド・シーズン7も11話まで進んできたが、話が脇道に逸れたり、伏線張りが多かったりで、中だるみしまくりだ。いつぞや見たターミネーター・クロニクルのシーズン2のようにテレビのライター(?)が物語を細かくし過ぎて一周回って何のドラマだったか訳が分からなくなってしまい、その間に視聴者に飽きられてしまい、なんとシーズン2の最中に打ち切りになってしまった事があったが、何だかあれに似た経過を辿っているのが気になる昨今だ。
 
そんな中だるみの最中、世の中が21世紀になるちょっと前に公開された映画「秘密」のドラマ版を機会があって見てみました。これは今は著名な東野圭吾氏がメジャー作家として一気にジャンプアップするきっかけとなる物語で、この映画版は広末涼子、小林薫、岸本加世子が演じておりましたが、これのリメイクドラマ版があったとは恥ずかしながら最近まで知らなかった。2010年にリメイク版としてドラマ化されており、出演は志田未来、佐々木蔵之介、石田ひかり辺りが中心人物となっている。ちなみに私は原作を知らないので、映画版とドラマ版だけで話を進めます。
内容については映画、ドラマと辿っているだけあって、かなーり有名なようなので、わざわざここで書かなくても良いような気がしますが、知らない方のためにざっくりと言うと杉田平介(佐々木蔵之介)と直子(石田ひかり)は30代後半の夫婦で16歳の一人娘・藻奈美(志田未来)の三人家族という初期設定。
直子と藻奈美が平介を留守番にして帰省する途中で、バスの転落事故に遭い、二人は瀕死の重傷を負う。
平介が駆けつけた時には直子は青息吐息で、藻奈美は体傷はほぼ無かったが意識不明という感じ。
平介の見守る前で、直子は藻奈美の手を握って息を引取る。
その後、藻奈美が意識を取り戻すが、中身は藻奈美ではなく直子の人格になっていた。
かくして、アラフォー夫の平介と娘の身体をしたアラフォー妻・直子の奇妙でいびつな夫婦(親子)物語が展開される・・・。
という感じ。
非常に面白い設定で、映画版をレンタルビデオ(DVDじゃない所が時代だな)で見た時も、結構引き込まれた記憶がある。何よりも映画版は本当にチョイ出しかしない岸本加世子が、物語全般にわたってその存在感を響かせていたのがスゴかったと言う記憶があった。もちろん夫婦という設定なのであっちの表現も盛り込まれている訳ですが、まだ18歳とうら若かった広末涼子が小林薫に布団の上でぱんつをはぎ取られるという1つ間違えると犯罪という場面は、今も語り草になっているようだ。(実際は剥ぎ取ってないよ・・・。)
そんな艶めかしい場面も含まれるこの物語をドラマ版として佐々木蔵之介と志田未来が全9話に渡って演じているわけですが、驚いたのは当時リアルでも16歳だったはずの志田未来の演技力だ。時折見せるミステリアスな視線や表情の中に、母親役の石田ひかりの存在を感じさせる辺りは、とても16歳の女の子の演技とは思えないリアリティ溢れる名演だったと思う。それだけに映画同様に物語の流れに引き込まれて、久しぶりにドラマ一気見に至った次第だ。さすがにドラマ版は全9話=9時間だけあって、描写も設定も人物相関も細かく描かれており、物語は無理なくソツなく進んでゆく。映画版が何となく消化不良だった方はドラマ版を見ると、多少は納得が出来るかも知れません。
 
ある一点を除いては・・・。
 
そうなのよ。この物語はとても悲しくて、面白くて、切なくて・・・という名作だとは思うんですが、どうしても納得できないというか話に無理を感じる点があるんですよねー。映画、ドラマと共通して色々と評されている内容を見ると、全てはこの一点に集約されるのではないかと思えます。
それは・・・。
 
ここからはネタバレというか物語の最後を書く事になるので、まだ見ていない方はここで止めておきましょう。それでも良い方は読み進めてください。
 
物語の途中はエピソードとしてどうでも良いとして、最終的にバス事故によっていびつな夫婦になってしまった平介と直子の行く末は物語としてどうなるのかという点に興味は絞られてゆく訳ですが、映画版もドラマ版も最終的には直子の人格があの世?から戻ってきた藻奈美の人格に取って代わられて、直子に本当の小夜奈良が訪れるという事になっています。早い話が事故直後から意識不明→植物人間状態になっていた藻奈美の意識が無い間、直子の意識が入り込んで憑依する形で藻奈美の身体を動かしていた・・・という設定その1。私的にはこれでそのまま終わっていたら、デミ・ムーアのゴーストを思わせるような、なかなかしんなりとした名作であったと思います。
 
しかし物語はここでは終わらず。作者・東野氏は余計な事をします。(笑)
 
藻奈美の意識が帰ってきたと言う体で、直子の人格が薄れてゆく・・・と言うのは実は直子の演技で、藻奈美は実は帰ってきておらず、直子は藻奈美として生きてゆく・・・という事をします。
私的にはこれもOK。人格が移る・・・という時点でファンタジーなんだから、別にこんな所で現実味をだす必要も無い訳で、平介も直子も、お互い未来ある人生を送ってゆくにはこの方法しか無い・・・という悲哀に満ちた二人の相愛を描いた話であると解釈できるので、物語としては全然OKだと思う。むしろこの方が涙がちょちょ切れるような話で完成度も高いと思う位だ。
 
しかし・・・。
 
問題はこの藻奈美(直子)のラストを飾る結婚相手だ。
こーーれが、どうしょうもなくこの物語の質を下げているというか、見た者の不納得な解釈を導き出す結果となっている。
まず、映画版では藻奈美(直子)が結婚する相手は、事故を起こしたバス運転手の息子(金子賢)。これはどう考えても・・・話の何がどうなってどうひっくり返っても、この設定だけはあり得ないですね。だって藻奈美の中身は直子なんだから、娘を目の前で殺されて、自分も殺されて、夫とも別れなければならない事故を起こした人間の身内(息子)を、結婚相手に選びますかね?
親の墓参りって言うか、盆と正月が来る度に、直子はその事を思い出しては恨みトコブシの人生を送らないといけない訳で、ましてや中身が直子だと気付いた平介にとっても、その後も親子関係としては続く訳ですから、やっぱり心情としてはあり得ないですね。
ドラマ版は、このどしょうもない設定を多少薄めるためか、事故を起こした運転手の実の子ではなく、元妻に「あなたの子よ」と騙されて(途中まで)育てた子という設定になっており、それが平介の会社に就職してきて藻奈美(直子)と出逢って・・・。いやいや・・・、それでもやっぱり無理がありますねー。中身が直子である以上は、事故った運転手の親類縁者、関係者の類との結婚はあり得ませんって。このエンディングを可能にするのは、事故直前から記憶が無いという「帰ってきた藻奈美」が本当の藻奈美であった時だけに、辛うじて通用する設定だ。その場合は平介と息子が事故運転手との関係を一生黙っておく必要がありますけどねー。でもそれならそれで感動はないけどタイトルの事もあって、多少は納得のエンドとなりますけどね。笑
いずれにしても、このしょうもないラストの藻奈美(直子)の結婚エピだけが超余計で、折角の名作もあり得ない話にしてしまっているのが誠に残念。実際に出かけた涙も一気に逆流して乾いてしまう程に醒めるぞ・・・。俺の9時間を返せとまでは言わないが、同世代の娘も息子もいる私には、想像をするだけでも決してあり得ないと瞬殺できる程、あり得ない話だ。実はドラマ版を見てみる気になったのは「リメイク」というワードが踊っており、もしかしたらあの不納得なラストが変わっているのかも知れないと期待したからだったが、作者も製作スタッフも最大のオチと考えているのか、結局変わっていなかったのが本当に残念だ。元々はファンタジーな話ではあるが、ここに至ってまでのファンタジーは不要である。
できれば、もう20年程したら、この設定だけを練り直して42歳になった志田未来を母親役でカメオ出演させて、もう一度リメイク版を見てみたい作品だ。
 
あ、でも20年ってなると、私の寿命が危ういな・・・。(;・∀・)
今日は、カメラと関係なく、残念な名作という感じで1話裂いてみた。たまにはこういうのもいいんじゃないかなーなんて。

フリーターン雲台というのを知っているか?

本題の前に、2日連続で色々とやらされた揚げ句最新のiOS10.2がインストールされたiPhoneでは「使えない」という判定に至ったニコン様のやっつけ・・・ぢゃなかった渾身のSnapbridgeですが、予想通りAppStore内のSnapbridgeのレビューが荒れに荒れている。
ニコンのアナウンス通り、iOS10.2ではBluetooth接続もWi-Fi接続も安定せず、GPSと時計の同期程度なら何とかできるが、肝心のJPEG画像の転送は100%できないというのが現状のようで、これをウリにした販売を行っているD5600やB700等のカメラユーザーからのレビューは正に怨嗟に満ちた炎上状態だ。撮影目的に少し違うベクトルを持つD500ユーザーは、現状あまり必要とはしていないようで、それほど批判をするユーザーはいないようだが・・・。どっちにしても経営陣に無理くりにせっつかれて、めんどくせぇなー的に現場が取って付けた機能は、事後のサポートに関しても身が入るはずもなく、最終的には顧客のネット炎上を招くのである。そんな事例はニコンも今までに何度か対岸の火事として目の当たりにしてただろうに、それが今回は己の頭上にも降りかかってきたというわけだ。(^_^;
なお、多くのユーザーが指摘している事実なので、
「すんなり繋がったし、問題無く使えていますよ?」
みたいに他人事のように高評価レビューをしている方も、iOS10.1で使っているだけか、今はたまたま上手く行っているだけで、何かの拍子に同じ状況に陥ると思われる。その時には批判レビュアーな方と同じくフォールダウンする事になるのだろう。笑
 
さて本題。
世の中には多くの趣向を凝らした雲台が各メーカーからリリースされているが、フリーターン雲台というのを知っている方はどれだけいるだろうか?
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こういう形の雲台で、一見普通の3way系に見えるが、よく見るとハンドルが一つで、何だか特殊な形状をしているのがお分り戴けると思う。
どういう風に動かすかというとパン棒1本を緩めると上下左右にフリーに動きます。で、パン棒を向こう方面に倒しきるとカメラは綺麗に縦位置になるようになっています。更にカメラ座の下のプレートもレバーを緩めると独立して左右方向のみ回るようになっており、三脚で水平が取れていなくても、パン棒によるフリーターンで雲台レベルで水平を取り、プレートの左右ターンで撮影が出来るようにもなっている。
またフリーターンも、パン棒の緩め方で最初に左右方向だけが先に緩み、更に緩めるとフリーになると言う具合なので、かなり微妙な画角調整も出来るようになっている。
このフリーターン雲台は、SLIKがまだ白石製作所だった頃に考案されており、SLICK MASTER TRIPODと言う三脚に搭載されて販売された。「SLICK」指摘したい気持ちは分かりますが綴り間違えていません。SLICKです。知るは一時の恥ですね。詳細はネット参照の事。
このSLICK MASTERという三脚は大きく2種類作られており、一般向けの上記銘柄とプロ向けのDELUXEがありました。今はどちらも中古で3000円前後で売られているようですが、脚部も雲台も少し違っています。
ちなみにこれがDELUXEです。
ファイル 79-2.jpg
とある中古サイトから拝借した写真ですが、厳密に言うと脚の伸縮ネジはシルバーで先は石突がありますが、この製品は修理したのか石突もなさげで変わっているようです。またパン棒もノーマル用の短い物に変更されています。ノーマルの写真がなくて恐縮ですが、ざっくり言うとセンターポールと脚部を繋ぐビームがあるのがDELUXEの脚です。雲台はカメラ座全体に滑り止めが施されていればDELUXEで丸く滑り止めがされていればノーマルの雲台です。またパン棒もDELUXEは長いです。
中古品は前所有者がこの組み合わせを変えていたり、雲台は別物だったりとバリエーションがあります。また、報道関係者をはじめとするプロが酷使している個体が多く、特にDELUXEでは当時のオリジナル品でピカピカの上物はなかなか中古屋にも出回っていないようです。もし中古屋で特に上物のDELUXEを見つけたら、恐らく3000円~4000円で販売されているでしょうから、現行品のフリーターン雲台の半額ですので、思い立ったら購入して使ってみるのもいいと思います。なお、雲台と脚部が一体ですので、雲台と脚にSLICK MASTERの金銘板が入ってシリアルナンバーが打刻されていれば当時のオリジナル雲台です。
これは私が以前中古屋でたまたま見つけたDELUXEです。
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死蔵品だったようで、ちょっと自慢したくなる程の上物でした。こんな感じで金色の銘板が打ち付けてあり、上部は全面滑り止め付きでパン棒も長い物が付いています。今はケンコーのスカイメモSというポタ赤による星景撮影用に使用しています。これがあると極軸合せに微動雲台等が不要になります。
そんな歴史の長いフリーターン雲台ですが、実はこれと同型のフリーターン雲台も、この三脚を祖先に持つのであろう脚も現行品でSLIK MASTERのシリーズで販売されています。なおフリーターン雲台はSLIKのジャパンローカルなオリジナル品で、昔も今もSLIKしか作成していません。
ファイル 79-4.jpg
これが現行品です。フリーターンの利用価値を更に見いだしたため、自由雲台が付いているマンフロットの475B(ネジ変換アダプタが必要)に付けようと追加購入したものです。SLIKのサイトには掲載されている物はクイックシュー形式の大小2種類のみとなっていますが、オリジナル形式のこの雲台もSLIKの現行品としてAmazonやヨドバシ等の通販サイトでも7000円前後で販売されています。
形状はオリジナル品と同じです。DELUXEの方の雲台でパン棒は短い物が付属されていますが、長いパン棒もオプションで今も販売されています。パン棒は長い方が操作の回転半径が大きくなりますので微動しやすくなるのと、支点と力点が遠くなる分少ない力で操作ができるようになります。
これが新旧の雲台の違いです。
ファイル 79-5.jpg
現行品の脚は、とりあえずSLIK AMT PRO 500DX IIIに載せていますが、フリーターンの機能をフルに使おうと思うと、実はAMTシリーズやカーボン系の軽い脚は使わない方が良いです。後述しますが私の場合最終的にヘビー級の475Bに載せるのはその為です。
 
広く知られているのか、ユーザーが少数なのかは分からないが、とりあえず使い物にならないクズ以下の雲台だとネットでレビューする方が多いのには驚きです。何故そういう事になるのだろう?とレビュアーの傾向を探ってみると、どうやら使い方その物をビデオ雲台などと混同して間違った使い方をしている事が多いようでした。
細かい使い方は以下のブロガー様が、分り易く解説されていますので、一読の価値ありかと思います。
http://blog.goo.ne.jp/bongo-pete/e/eb25816b58320d2d65515e1f765d380d
あと、上記の記事にはないのですが、雲台に特に長玉を付けたカメラを載せる時ですが、前後バランスを取るように載せると、パン棒を倒しきって縦位置にした時、カメラ座のターンテーブルを緩めるとジンバル雲台のようにカメラを振る事が可能になります。長玉の場合は大抵は三脚座があると思いますので、そのままカメラを横位置にする事も可能ですので、使い方は更に広がる事になります。ただし前後バランスを取るにはカメラ固定をアルカスイス互換にした方が良いですので、その場合は雲台にクランプを取り付ける事で解決すると思います。あと、全体の重量がアンバランスになりますので、だからこそ重いがっちりとした脚が必要になるわけです。私が475Bを脚に選んだのはこの使い方をしたかったからです。
 
フリーターン雲台でよく聞かれるのが、オイルの粘りとカウンタースプリングの強さですが、フリーターン雲台はビデオ用ではなくスチルカメラ用に考案された雲台です。ですからオイル抵抗もカウンタースプリングも入っていません。ですからパン棒を緩めると前後方向にカックンしてしまうのですが、そこは海外の三脚メーカーを手本に、長年コダワリ抜いてきたSLIK社のジャパンクオリティです。ビデオ雲台に匹敵する上下左右の滑らかな操作感、瞬時に縦位置に移行できる機動性、程よいフリクションがパン棒1本の操作で3wayを凌駕する微動性を実現しています。更にジンバルの動きも再現できると言う発見をしたため、この度もう一つ追加購入するに至ったわけですが、これが7000円前後の雲台であると考えるとかなりお得感のある雲台と言えるのではないかと思います。
耐荷重はオリジナル形状の物は大型三脚を想定しているようで7kgとなっています。
クイックシュー形式の物は現行の小さい方が3kgで、旧製品の大きい方は5kgとなっているようです。お奨めはアルカスイス互換クランプなどの装着を考えると、シンプルで耐荷重の大きいオリジナル形状ですね。
しかし7kgとなると大口径単焦点の大砲には少々キツい耐荷重と言えますね・・・。ちなみに私はシグマの150-500mmとD500。クランプ、プレート、照準器を足しても5kgに満たないため、475Bの堅牢さも手伝ってかなりしっかりと保持してくれます。野鳥撮影真っ只中の季節ですので、とても楽しみですが上記でも少し触れましたがマンフロット475B等の海外製三脚に本製品を載せる場合は注意が必要で、ネジ変換アダプタが必要です。咄嗟に思うのが数百円のネジですが逆です。475Bが太い3/8”で、雲台が細い1/4”ですからマンフロットの120かETSUMIのE-6750かE-6599が必要になります。ここは注意が必要ですね。475Bの雲台受けは60mmありますのでE-6599を購入しました。実用はまた書きたいと思います。
 
数多の間違った使い方による短絡的なレビューで、未だに一般受けしないフリーターン雲台ですが、そんなお粗末な物ならこれだけの長い期間SLIKも作り続ける訳がありませんし、ましてやプロの中でも一発勝負の連続である報道カメラマンが使用するはずがありません。正しい使い方を行い、慣れるとこの上なく便利なフリーターン雲台、風景専門で3wayを使っている方は特に、一度使ってみると良いと思われますが、いかがなもんでしょうか?

Snapbridgeを、何とかしてみましたけど・・・。

昨日、散々こき下ろす事になってしまったニコン様のやっつけ・・・ぢゃなかったご提供のSnapbridgeですが、ちょっと言い過ぎたかなって思ったのと、如何ともし難い感はあれど、ネット上にSnapbiridgeのちょうちん記事が散見もされるので、あれから名誉挽回してあげようと、何とか実用にならない物かと(私なりに)頑張ってみましたので続報です。
 
ネットのちょうちん記事を読むと、なんであんなもんに興奮しているのか不思議だったが、読み進めると早い話が以前はWi-Fi接続だったので接続する度にカメラ側のWi-Fi接続の操作が必要だったり、トラブル起こしまくったり、パソコンを介さないとスマホに転送出来なかったりするのが面倒だったが、Snapbridgeになった事で、撮影したらBluetooth経由で即スマホに転送してSNS等に「なう」な写真をアップできるのが画期的なのだそうだ。
まぁ、こんなWi-Fi機能ではスムーズに事が運ぶはずがないのは昨日述べた通りだ。
で、あれから分かった事も含めて、(私的に)実用になりそうな部分を書くと、
一つ目は、ペアリングしたiPhoneからGPSの位置情報を取得して撮影した写真に埋め込んでくれる。これはRAWでもやってくれます。この機能が困るという方もいるかも知れないが、ばか高くて、ロストしまくって、GPS交信に時間が掛かり、しかも不正確極まりない純正ユニット(or類似品)を買う必要が無くなった。これは素晴らしいと思う。カメラ内蔵の物も含めてiPhoneのGPSから取得した方がダントツに正確だからだ。取得した結果は、例えばLightroomのマップ画面で表示される。でもやっぱり結構ずれていたりするのはご愛敬としとこう。これはペアリング後にカメラ側の位置情報取得を「する」に設定する事でやってくれる。
二つ目は、Bluetooth経由で撮影後に撮った写真をiPhoneに自動転送してくれる本命機能だが、JPEGデータ限定の機能だと思っていたのだが、これは私も知らなかった。RAW+JPEGの設定で撮影してもJPEGのみを転送してくれるそうで、そうなるとRAWデータの蓄積もされるので実用性は飛躍的に高くなる。
私は現在、32GBのSDを2連装するほど撮影をしなくなったD7000のSDの1枚をD500に装填して、64GBのXQDとで順番に書き込むように設定していたのだが、早速XQDにRAWを、SDにJPEGを書き込むように設定してRAW+JPEGモードでの撮影を行ってみた。
 
ところがよ・・・
 
ペアリングはしているのだが、一向にスマホにJPEGデータが転送されない。カメラ側の設定も問題無いようだし、iPhone側の設定も無問題のはずである。
そんな事ができると聞いてはいたが、一向にできる気配がないのでここは思い切ってニコン様のサポセンへお電話にてご指導を戴く事にしました。
 
結果・・・。
 
SnapbridgeはiOS10.1までの対応で、最近アップデートされたiOS10.2には対応しておらず、通信不安定などの不具合が出ると言う事で原因はそこにある・・・という結論を頂いて敢え無く終了と相成りました。
 
と言うわけで、相変わらず実用になる事は無い小生のD500とiPhone6との連係動作であるが、本日の撮影ではiPhoneホルダーのお陰で、合間にネットを見たりゲームをしたりと充分に実用してくれました。ニコン様は光学機器メーカーなので、ソフトウェアなる物に期待をする方が間違っていると思い込むのがよろしいようです。
 
余談だけど多分ね、このSnapbridgeとかいうの、流行る前に無くなる予感100%。製作現場サイドにスイッチが入ったもっと便利なのが、後続機に対応して出てくるんじゃないかと思われる次第です。
全般的に、あまりにもやっつけ感とめんどうくさ感が漂いまくってるんだもん。(笑)