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高感度が綺麗って言うけれど・・・。

最近の一眼レフのデジカメの話でよく見掛けるのが高感度の性能。新しいモデルが発売されると、ファンの間では必ずと言って良いほど高感度性能の話題が出る。当然、ISO800迄しか撮影できないカメラよりもISO6400まで撮影できるカメラの方が、被写体に対する撮影のバリエーションが増えるし、暗い場所での撮影においても、シャッター速度を速くして、被写体の動きを止めたりと言った芸当も可能になるわけだけど・・・。
で、ネットでよく見掛けるのがISO5000でも全然実用範囲だ!とか、ISO6400でも問題ない・・・等というお言葉。しかも撮影例まで掲載してくれているから分り易い。それを見ると本当に綺麗に写っていると思う。私のパソコンの画面では・・・。
私はD7000を今も使っておりますが、このカメラの場合はISO1600までは実用範囲だ!などと今もって言う人がいます。確かに、撮影例を見ると、そんな風に見えます。私のパソコンの画面では・・・。
しかし、更に上のフラグシップ機まで含めて言わせて戴きますと、なんか詐欺臭い言い回しなんだよね。実際D7000でISO1600なんて私の主観で申し訳ないが、荒れ荒れでとても人様に出せるような画質ではない。少なくとも結婚式や一世一代のライブの撮影を頼まれてホイホイと設定するようなISOではない。やれるもんならやってみぃと言う感じだ。
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ISO5000とかISO6400とかが綺麗に見えるのは、暗い場所ではあるが、割と明るくて被写体にそれなりに満遍なく光が回っている状況下で撮影ができる場合だ。それを横幅1000px位まで縮小してウェブに掲載したら、そりゃ綺麗に見えるわな。
私が実用域だと思えるのは、結婚式だとスライドショーを見ている新郎新婦やライブハウスのスポット光が無い時のバックダンサーなどが、まるでフィルム時代のISO400辺りで撮影しているかのような画質の場合だ。これを実用域というのだ。
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しかし、暗がりの撮影でISOをグイッと上げると、どのようなカメラでもたちどころに月の表面のようにあばた面の写真になってしまう。ウェブに掲載するのなら誤魔化しようもあるが、A3辺りの写真にするとなると、まず誤魔化しが利かない。ど素人相手なら「まぁ綺麗!!」と喜んでもくれようが、ちょっと写真を知っている者が見ると、「もうちょっと、どないかならんかね?」と苦言の一つもでてくるんじゃなかろうか?
曇天のシチュエーションなどで、スポーツ選手を撮影する場合などは使えるだろうが、月夜の撮影ともなると、やはりフラグシップクラスでもISO1600でもキツいんじゃないですかね?
どんなシチュエーションでもISO5000の設定でISO400のような写真が撮れるなら、それはそれは素晴らしいですけどね~。そんなカメラはISO100もISO3200も見分けが付かない程、綺麗なんでしょうね?ね?ね?
私はD7000で格闘技の撮影であってもISO500以上にした事はほぼ無いです。キツいです。所謂大三元レンズのようなF2.8の高価なレンズでも役に立ちません。キツいから単焦点F1.4やF1.8のレンズで光量を稼ぐんです。するとF2.8まで絞っても開放じゃないので写真が綺麗です。そうするとD7000でも雑誌に載っているような明るい写真が撮れます。紙焼きに起こす場合でも、デノイズだの何だのをしなくても、写真として担保された綺麗な写真が出来上がります。デノイズ処理をしていると輪郭がボケるのと、濃淡が無くなってのっぺりしますのですぐにわかります。
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結局はカメラマンとしての価値観の違いでしょうね。
ウェブ掲載が最終到達点と考えているカメラマンと、あくまで紙焼きが最終到達点と考えているカメラマンの考え方の相違と言うことになるのでしょう。そういうことにしておきましょう。
なぜこんな事を言い出したかと言いますと、nikonがD5とD500を出すから、んでもって世間様はやっぱり高感度性能がどうとかって言ってるから・・・。ISO5000でも常用と抜かす輩もいるので、その言葉、真に受け止めて実物を手にした際に見てやろうと思います。カメラにどんなに高精細高性能なモニターを搭載していようが、私にはわかりますよ~。

掲載写真はD7000+50mm/F1.4、ISO500にて撮影。
スポット光が当たっていない所や影になっている黒の部分を見ると、私にはISO500が限界。デノイズ処理をする事を前提にするとISO800~1000辺り。デノイズはカメラ設定でも外しているし、現像ソフト等でも極力しません。

いつも思います。

暗いところでゴソゴソチマチマときっつい撮影してないで、太陽光がガバッと当たった、明るいところで撮影すればいいのに・・・って。ww

最近の傾向というか・・・。

最近の写真を見る側の人間の流行なのかな。

ちょっと前なら、
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こんな感じだったり、

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こんな感じの写真で充分だったんだけど、

きょうびの傾向として、持て囃される写真の多くが、
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こんな感じであったり、

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こんな感じの写真だったりなんかする事が多い。

「HDRは時代的に必須になりつつあるのかも・・・」

何て言うキャメラマンも出てきそうなんだけど、すいません、後の2枚はHDRではないんです。
HDRというのは知っての通り High Dynamic Range の略で、1枚の写真で光学的に表現が可能である明暗の範囲を、暗い写真から明るい写真まで複数枚撮った物を合成して、デジタル処理によってその範囲を広げた物だ。要するに、雲を出そうとすると、微妙な影の部分が暗くつぶれてしまったり、逆に影の部分を出そうとすると、空が白く飛んでしまったり・・・というのをどちらもオイシくいただくというデジタル加工という事になります。

ちなみにHDR処理の場合は、こんな感じになります。
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ね?
ちょっと違うでしょ?
重く暗い雲の質感と、手前の植え込みの木の陰の部分が両立しています。絵面は超絶的な感じになりますが、目が慣れてくると割かし普通に見えてくる程度に処理をしています。ダイナミックレンジはカメラよりも人間の眼の方が広いので、程よいHDR処理は、慣れると自然に見えてくるんですね。
で、その前の2枚は一体何かと言いますと、輪郭強調という加工を行っています。彩度も上げているのでHDRのように見えるんですが、印影部分のつぶれ具合や白の飛び具合は補正されないのと、カリカリ感というか、画像にざらつきを感じるのが特徴です。そのざらつき感をキャンセルしたい場合は、デノイズ処理というのを行う事で、ヌルヌル感を醸し出す事ができます。東京駅の2枚目はそれを行っていますので、よく見てみてください。
私はいづれの処理にも専用のソフトを使用していますが、時間をかければPhotoshopその物の処理でこれらを実現する事が可能です。
それにしても写真もデジタルという時代になって、段々と光との戯れ・・・という感じが薄れてきているように思う昨今です。既に数年前に輪郭強調やHDRの写真は私も公表していますが、当時はそれ程話題にもならず、どちらかというと異端視された感の方が強かったですね。
「へぇ~、で、どうよ?」
ってな反応です。
それが今や、斯様な加工をされていないと、普通の絵面では話題になる物もならないというご時勢になったもんだから、私的には何と申して良いか・・・。何が良いとは言いませんが、確実に言えるのは、撮影3割加工7割の時代なのでしょう。大衆に受ければ体勢はそちらへなだれ込むのが世の常ならば、写真は一体これから、どのように変遷してゆくのか、もう少し長生きしてそれを見てゆきたい気分満々な小生であります。

魅せる写真の要素

魅力的な写真を撮って、しれっとネットで公開したり、または展覧会に展示したい・・・そこまではいかなくとも、せめて身内や友人に良い写真だね~と言ってもらえるようになりたい・・・とは、カメラを始めた人ならば、誰もが一度は抱く感情だと思いますがいかがなもんでしょうか?
カメラがデジカメになり、カメラ本体、主レンズといった一通りの撮影道具を買いそろえると、撮影に関しては金も物も特に減る物も無く撮影を楽しめるようになった昨今、ネットの向こうはかなりの盛況ぶりですね。かくいう私もFBなりmixiなりで魅力たっぷりの素晴らしい四季折々のお写真を拝見させて頂いている今日この頃であります。

さて、今日はその写真の魅力の要素について、一つ大事な事が飛んでしまっている方が結構見られますので、ちょこっとここに書いておこうかな~と思った次第です。
魅力的な写真の要素というと、真っ先に思いつくのは、写真の構図であったり、シャッターチャンスであったり、色味であったり、空気感であったりと、この辺りが第一義的に出てくるのではないでしょうか。しかし、それらが込められた写真であるにもかかわらず、イマイチ伝わってこない写真も確かにあるわけでして・・・それはなぜだろうか?って、あまり考える人はいないのだろうか?

結論から言ってしまうと、写真を人に見せる上で、一番大事な要素は構図や色味ではありません。一番大事なのは写真の「大きさ」なのです。幾ら千載一遇のチャンスをモノにした、素晴らしい写真であっても、手札サイズであったり、640×400ドットと言った小さいサイズで見せられると、ぱっと見は素晴らしいとは思えるだろうけど、ディティールまでは見えない(或いは見ない)ため、「ふーん、凄いね。」で終ってしまう事が多いのだ。
逆に、大した事の無い行きがけの駄賃で撮ったようなスナップ写真であっても、紙焼きなら4つ切りやA4判以上、パソコンなら長辺2000ドット以上の画面一杯に広がるほどの大きさで見せられると、細部にまで目をやってじっとりと見入ってしまうのが人間なのだ。
ところが、何を勿体ぶっているのか長辺600ドット程度にまで縮小してアップしていたり、折角の展覧会なのに、たくさん展示したいが為に小さな写真を所狭しと貼り付けて見せていたりする人が結構いるんですね。
もう一度いっておきましょう。

「魅せる写真の第一要素は大きさ」

これであります。
あと、同じ被写体で2席、3席の写真は組み写真や被写体紹介、テーマ性の意図がないなら見せなくて良いです。むしろ引っ込めておきましょう。2席、3席の写真は、1席の写真の値打ちを大幅に下げます。100点の写真であっても2席を出した途端に40点位になります。3席があるともう10点くらいになり、しつこいな・・・という評価に繋がります。理由は簡単、点数基準が3席が中心になってしまうからです。一般の人の評価眼ってそんなもんです。

それと写真に付ける表題とキャプション。
これって結構センスを問われます。私は一軍の写真にだけ表題を付けていて、それ以外は付けていません。そうやって渾身の一枚であるという自覚を自分に植え付けています。それはそれとして、大事なのはキャプションですね。要するに説明文。ネットのSNS等に掲載する場合は、1枚の写真に持って回った説明などは要らないと思います。いつ、どこで撮ったか。それで充分です。私は安もんの機材を使っていますので、フルサイズと思われそうな写真には撮影機材も書き込んでいます。初出しの時はそれだけあれば十二分です。天気がどうだの、この被写体はどうだのと言った図鑑のようなくだりは紹介記事として掲載する以外は不要です。
要は、

「こういう写真です。お好きなように見たまんま批評してください。」

という訳です。
本当にウマい老舗料理屋へ行くと、料理人は食べ方にいちいち説明を付けてきません。「XXを料理しました。どうぞ、お好きなように食べてください」と言われます。一方、中途半端な店ほどウンチクが多く、食べ方まで説明臭い事が多いのと同じですね。「黙って食え!」なんて客を罵るような某ラーメン屋など私に言わせれば言語道断の最低な店です(これは余談:笑)。
最小限の情報だけを与える事によって、見る人はあなたの作品を見て、考えて、何かを感じ取ります。そして何かを批評してくれます。何も言わない人もいれば、一言残してゆく人もいてくれたりします。それがその作品に対する評価ですから、自分の意図とは関係なく有難く受け取っておきましょう。それは間違いなく次作に生きるはずです。

まとめますと、
1)一番良いのだけを、
2)許せる限りの最大の大きさで、
3)最小限の情報を付けて見せると言う事です。

これができているカメラマンさんの写真は、私はとても気持良く拝見する事が出来ますし、話も弾みます。
逆に一つでもやっちゃっている作品になると、魅力を感じ取る幅が狭くなってしまい、批評のしようが無くなり、言葉を失ってしまいます。
展覧会や個展でたくさんの写真を出されるなら、主役の写真は許せる限り大きく引き伸ばして見せ、脇役はそこそこで良いと思います。6つ切り位のばかりが順不同でやたら並んでいるのは、それぞれの写真は良くても、足を引っ張り合ってしまって、良さに気付かない事が多かったりします。
「そんな中でさえも、彼(彼女)の才能を見逃さず・・・」
なんてテレビドラマみたいな展開は現実世界ではありませんので悪しからずです。

なんか・・・
写真の構図とか、色味とか、多くの方が思いつきそうな事とは全く違う要素ばかりになってしまいましたが、こういう事なんです。
というわけで、魅せる写真の要素・・・でした。ちょーーん。

ルーフキャリアを・・・。

今年も行こうと思っていた宮城県の伊豆沼遠征であったが、天候回りが思わしくないので1週間延期したが、1週間後の天気も思わしくないようなので、今年の伊豆沼遠征は取りやめることにしました。色々と犠牲にして伊豆沼に注ぎ込んでいたので、残念ではありますが、いまいちな天気なのに往復1800kmも走っても、何の意味も無いのでしょうが無いですね。
で、何に注ぎ込んでいたかと言いますと、主にマイカーです。笑
後ろの座席を倒してコンパネを敷き、フルフラットにしたり背面のサイクルキャリアを取り付けたりしてしていたのはご周知の通りですが、今現在はこうなっています。
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今現在といっても11月1日の状態なんですが、リアサイクルキャリアに加えてルーフキャリアを取り付けています。
INNOとか何とか色々なキャリアメーカーがあったんですが、私の車にはルーフにレールがなかったりするので、直接屋根に載っけて固定するタイプの物である必要があったので、色々と調べて精興工業という所が出しているTUFREQ(タフレック)という製品でファンカーゴ用の物を選びました。
白っぽい結構がっしりしたタイプのもあったんですが、少しお値段が高くなるのと、がっしりしているように見えるんですが、結局耐荷重は同じ50kgである事と、私的に若干応用性に欠けるように思えたので、写真の黒い仕様の物を選びました。
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ルーフキャリアを取り付けるのは、過去幾度となく車を乗り換えてきた私ですが、今回が初めてです。組立て、取付に不安はありましたが、製品の精度は非常に高く、ど素人の私でもわりかし簡単に取付に至る事ができました。
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ルーフキャリアを取り付けたかった理由は二つあり、一つは室内で場所を取っていた脚立を室外へ出したかった事と、もう一つは・・・これは後述しましょう。
何はともあれ、取敢えず脚立を外に追いやる事が出来るようになったのと、サイクルキャリアを取り付ける事で、自転車を運ぶ事が出来るようになり、遠征先での撮影の幅がかなり広がったのは言うまでもありません。山道の途中で撮りたい所を不意に見つけても、安全な場所まで行って車を停め、自転車で現地へ向かう事も可能になりました。この自転車に乗るまでのプロセスをできるだけ簡略化したかったので、どうしてもリアサイクルキャリアが必要だったんですね。
脚立に関しては、少し高い位置に立つ事で、特に風景などではがらっと雰囲気の違う撮影が出来る事があったり、人だかりで撮影場所が確保できない場合でも、後方から頭越しに撮影を敢行できる可能性が出来るというアドバンテージは、やはり捨てがたい物があります。しかし、遠征となると寝るスペースを確保する必要があり、その時にこの脚立がかなり邪魔になるんですね・・・。勝手な事ですが、使うときは有難く、使わないときはとことん邪魔なんです。笑
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脚立はこんな感じでベルクロのベルトで固定していますが、加えて頑丈なワイヤー錠でロックしています。ヘタすると泥棒に重宝される道具でもあるので、盗難への備えはしておかなくてはなりません。ちなみに私の車は最高級の盗難警報装置に加えて、オリジナルのWi-Fiによるカメラ監視を行っており、車に近づく者は全方位型に動画で別の所にあるサーバーで記録撮影しており、不届き者は100%警察に証拠付きで突き出せるようになっています。これを付けてからは見回り警官に「荷物入れすぎだよ~」という盗難予防警告の紙を貼られる事が無くなりました。あれを張られると、余計にドロボーに狙われる気がするんですが・・・。(^^;
あ、それとサイクルキャリアも長尺のワイヤー錠で車体と繋いでおり、更に自転車も同じようにロックしています。今はキャリアをはずしてますけど・・・。
そんなこんなで防犯対策も平行して行っている今日この頃です。
もし不届き者が現れたら、顔出し(できれば名前出し)で動画をYoutubeなり何なりに世界中にアップしてやるから、ドロボーさんは心してかかってきなさいよ。ドロボーよ、お前に人権なんて無いのだ。笑

さて、ルーフキャリアを取り付けたもう一つの理由ですが、実は積年の夢というか希望だったんですよね~。要するに、車の上に載って撮影がしたかったんですよ。(^^)
しかし、タフレックは耐荷重50kgのルーフキャリア。私の体重と撮影機材諸々が載るには耐久性が足りないんですね。
100kgとまではいかなくとも、80kg位まで耐えられるようにしなくてはいけません。
というわけで、風呂のフタをするように、キャリアの底面に板を置いて上に乗れるようにすると共に、耐荷重性を上げる事を考えました。一番良いのは5mm厚位のアルミ板を載っけてリベットなりで固定するのがいいんだろうけど、はっきり言ってアルミ板は高すぎる。普通に60000円とかかかるし・・・。キャリアよりも高いし・・・笑というわけで、色々と考えた末、やっぱリーズナブルで加工がしやすい木工で解決する事にしました。きちんと耐水塗装すれば雨ざらしでも5年位は保つらしいので、それだけ保てば御の字という物よ。10年保たしたければその時にもう1つ作ればいいわけだし。
というわけでホームセンターへGOして1480円の12mm厚のコンパネを1枚購入し、キャリアに合わせたサイズにカットして貰い、超撥水の塗料を4回ほど重ね塗り塗りして、実は11日現在。もうそれも出来ております。
脚立も上記の写真の物ではなく、撮影に使える事に加えてキャリアに乗れるようにハシゴにもなるタイプの脚立にスイッチしています。
これについてのレポートは、また今度という事で・・・。

アンブレラホルダー

カメラ用品でアンブレラホルダーという機材というかグッズがあります。その名の通り三脚などに傘を固定する物です。雨の日の撮影のお供に使ったり、ポートレートなどの撮影でレフに使う傘の固定用に使ったりも出来る物だ。
一見優れものに見えるアンブレラホルダー。今日はこれについてちょっと語ってみたいと思います。なお、レフ機材として使用する場合はどれも全く問題なく使えるのでここでは語りません。あくまで「雨傘の固定」というネイチャーステージでの使用を想定しての語り部としておきます。

三脚への固定方法の違いによって3種類位のタイプがあります。

<その1・カメラやレンズの三脚座を使うタイプ>
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構造が単純なので壊れる事はほぼ無い。しかも安い。クイックシューがない雲台だと、カメラと雲台の間に挟みこんで使えそうに見えますが、残念ながらネジの長さが足りないのでカメラが固定できないっすからそれはできません。ネジの裏に雌ネジがあって固定出来るようになってはいるんだろうけど、それは不安定なのであまりお奨めできない固定方法ですね。これの一番の使い方は三脚座のある大きなレンズを装着した際に、カメラの三脚穴に固定する方法じゃないっすかね?標準レンズの場合は傘を付けたカメラを手持ちで撮影するとか?(^^;)
ちなみにアマゾンでは次に挙げるタイプを売りたいみたいで、このタイプはラインナップしていない。商魂たくましいね。

<その2・三脚に閉じ込めて固定するタイプ>
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固定する側の金具が薄く出来ているのがミソですね。カメラと雲台の間ではなく、雲台と三脚の間に挟み込んで使う、言わば永久固定のタイプ。エツミが出しているがアマゾンオリジナルとしても売っているのでアマゾンにはこのタイプが大売り出し中だ。
これも構造が単純なので故障がほぼ無く、しかも三脚に閉じ込め固定なので安定感も抜群だと思われる。しかし500mmなど長物レンズを装着の際には、逆に三脚固定が災いして、レンズを振る度に固定具が邪魔になったりするいっそカメラの真後ろに持ってきたくなるが、そうすると当然の事ながらファインダーを覗けなくなる。笑
その1の物とは逆に標準レンズやマクロレンズの際に使うと便利さを感じる物と言えるだろう。

<その3・クランプで挟み込んで使うタイプ>
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見ての通り三脚の好きな所にクランプで挟み込んで傘を固定するタイプ。一見お手軽で万能のようだが全然違う。まず傘。よく見ると傘固定部分は柄を通すタイプなので通常の傘の場合は取っ手の部分を切断しなければいけません。だから専用の傘が付属しているんですね。あと結構大きいです。で、傘側にこんなもんがぶら下がるので、ちょいと場所替え・・・っていうのも、傘を傘として使うまでに結構大層な事になります。

上記それぞれに特徴があり、得手不得手があるので、使い分けるのがいいのかも知れませんが、これはカメラを雨粒から防御する事を目的に「雨がザカザカ降りしきる中で使う」という事を忘れてはいけません。傘を片手でさした状態で、三脚を取り出して広げ、アンブレラホルダーを展開して傘を固定し、そしてカメラを取り出して固定・・・。場所替えや撤収時のややこしさも考慮しておく必要があります。いかがなもんでしょうか?雨の日の必需品と言う人もいますが、実際機動力という面ではどうなんでしょうね。まぁ風景を撮り方には良いのでしょうけど、鳥屋はちょっと躊躇してしまう機材ですね。

あと、
意外に風に影響を受けると言う点も忘れずに。雨が降る時はある程度風も吹きます。ゲリラ豪雨のような状況だと風はかなり強いです。つまり傘を広げる事によって風に三脚もろともさらわれてしまう危険性があるという事です。私は実際にこれで高級なカメラとレンズが犠牲になった瞬間を見ています。10kgオーバーの機材であっても突風を食らいますと、それはそれは簡単に浮きます。三脚がカーボン製のような軽い物だと、それだけで揺れますし、吹き飛ぶリスクは増大します。重しを付けるのも良いですが、機動力を失うのは私は好きではないですね。要するに使うタイミングを充分考えなくてはいけないと言う事です。
さらに、
当たり前の事ですが舞々する軽雪の前には無力です。雪は簡単に傘をよけてカメラやレンズの鏡筒内に入り込んできます(笑)。

私の周囲には、これら機材を買った人はいますが、実際に毎度毎度使っているという人は実はいません。本来の使い方では、実は使い勝手が悪く実用性に乏しいと言うのがその理由です。

「カメラにレインカバーを付けて、カッパを着て走り回った方が余程撮れ高が高い。」
「撮影場所が決まっていて、そのから微塵とも動かない時は使える事もある。」

と言う事だ。私も昔使った事があるが、同じくそう思います。

では、これら機材には実用性はないのか?

というと、そうでもないです。
本来の使い方をしなければ、使い勝手はあります。笑
三脚に傘持ち役をしてもらうという考えで、自分は傘の下で一脚か手持ちで撮影・・・という事なら即席の屋根という意味で充分使えます。私的にはこの使い方が一番リスクもなくて良いのではないかと思いますね。でも、風があって周囲に人がいる場合は安全確保の為に使えないと考えた方が良いでしょう。日傘として使うには充分ありだと思います。花火やカワセミ待ちとかで重宝したりして。

ちなみにレインカバー。
私は昔っからスーパーの袋を即興で使っています。レインカバーなんて嵩張る物をいちいち持ち歩いてられませんからね。降らなかったらただの荷物だし・・・。でも、基本は降りそうなら撮りに行かないって感じですかね。笑

福井県の大野城の雲海写真。

紅葉で有名な福井県にある苅込池の少し手前にある大野城市にある大野城。実は時間帯的にも苅込池と一石二鳥で撮れる立地にあるのだが、すいません。苅込池は写真で見る限り、それ程の感動を覚えなかったので、いつも近所までは行くんですが、いつもパスしています(笑)。まぁ、たくさんの方が撮られるので、私のような低テンションのヘボが撮る事も無いですね。(^^;

と言う訳で大野城の雲海です。福岡県ではなく福井県です。

観光ポスターにはそれはそれは素晴らしい、雲海に浮かぶ大野城の姿が撮られた写真が採用されています。テレビでもやっていたが竹田城趾を筆頭とする雲海+城のブームにあやかって、あちこちのお城で雲海キャンペーンをやっているのだそうだ。特に竹田城趾に近い所では、この波に乗れとばかりの勢いなのだそうです。でも元々丹波・但馬地域は雲海というか霧が多く発生する地域のようで、大江山を筆頭に雲海では有名な地域柄なのだ。故に霧が立ち込めた街に城なりなんなりがあって、それを高台から眺められる所があると雲海の街として売り出せるという、ある意味立地に恵まれた地域柄と言えなくもないと思います。
が、そんな地域からだいぶ離れた大野城となると少し話は変わってくる。しかも福井県大野城市と言えば北陸でも有数の豪雪地帯である。しかし大野城市の役場の職員の一人が、地元のカメラマンが撮影した雲海に浮かぶ大野城の1枚の写真を足がかりに、どうにかして町興しをしたいと言う事で、あの手この手でPRをしているようだが…。

実は下見をすべく、あわよくば雲海が出るのではないかという気象条件も重なったのを機に、春の福島遠征の帰りに立ち寄っておりました。
竹田城趾は向かいの立雲峡のような山場がありましたが、当然大野城も雲海共々見下ろしで眺望出来る向かいの山場があります。
さすがに発展途上の観光スポットと言うだけあってかなりカムカムな取り成しが為されている。ショッピングモールヴィオの駐車場が24時間無料開放されており、車はそこに停めて天空の城へ行ってきてくださいという事になっている。自分の日記を忘れたが、確か前にも書いたような気がするのですが、車を停めたら登山口となる「洪泉寺」へ向かいます。あとは何とかなる。
山道を20分程登ると大野城を見下ろせる高台にでて、大野城が眼前眼下に佇む姿がこんな感じで見られる。
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さて、聞く所によると、ここでの雲海の年間発生回数は平均で16回しかない。ちなみに竹田城趾は平均60回と発生率からして大野城の雲海はいかに出ないか…がよく分かる。っていうか、雲海をPR出来るような状況ではないと思いますよ…大野城市さん…。(^^;
しかし、私の写真を見てもらえば分かるとおり、多少の霧が上がっているのが分かるだろう。これが街全体で大量に噴き出せば雲海になるのは推して知るべしであるわけですが、私が見た感じでは竹田城趾とはまるで違うシチュエーションであり、霧が立ち込めて雲海に発達する確率は極めて低いと考えます。
竹田城趾の場合は元々気温差が出来やすい場所柄に加えて、円山川という圧倒的な水場が竹田の街中を横切っているのも相まって、非常に濃い霧が出やすいのだ。前日が20度位まで気温が上がっており、翌日がよく晴れた放射冷却に見舞われると、まず間違いなく雲海は発生する(写真になる雲海になるかどうかは別です)。
一方、大野城の周辺にはそのような大きな水場はない。つまり大野城市に広がる多くの田園がその水場となるわけである。だとすれば放射冷却を利用した前日との気温差が必要なのはもちろんではあるが、それだけでは地表の水分が少なくて雲海には発展しないと思う稲刈りが終った季節なら尚更の事だ。要は前日位までにかなりの雨が降り、地面に大量の水分が含まれた状態で、その後晴れて日中の気温が上昇し、翌朝放射冷却で極端な温度差が生じた時に初めて濃い雲海が発生する…という事になるのではないかと思われた。そんな条件が揃うとなると、年間で16回でも多いと感じる程だと思うがいかがでしょうか?まぁ、そんな低確率を乗り越えて1枚の写真に収めるという達成感が、この上なく心地よいのだとは思うが、申し訳ないが私にはその二番煎じの写真に行く先がどのような所なのか…を考えると、それ程魅力的にも思えないんですが…。まぁ、城ファンな人には雲海は別として大野城というコレクションが一つ増えるという意味では価値があるとは言えますね。

それよりも…

大野城を高台から見ていて、私にはもう少し興味をくすぐられる風景が脳裏に広がりました。これは内緒です。皆さんは雲海を頑張ってください。その方が幸福になれると思います。

タイヤチェーンの装着ビデオって・・・。

雪の季節になると、お守り代わりにでも車に積んでおかないと気が休まらないタイヤチェーンが今回の話題です。あちこちに雪化粧やドカ雪ネイチャーを撮影に行く方々には、必須のアイテムと言って良いでしょう。
昔はタイヤチェーンの装着と言ったら、とんでもないほどの労力を要したものだが、最近は車を動かしたりジャッキアップしなくても良いものが主流で、モノによっては数分で装着可能になっている…らしいのじゃ!!
かく言う私も以前アルトワークスに乗っていた若き頃に、普通の鎖チェーンの装着で手痛い目に遭った経験から、先代のノア、現行のファンカーゴでは非金属製のを使用しております。

しかし、
はっきり言ってYoutubeなんかで出回っている紹介ビデオのように、チェーン装着作業など専ら彼氏一人にさせてるような感じのおねぇさんが、ウホウホと簡単に装着ができるほど、雪道の現場は甘くはないのが現実だ。
ちなみに私が使っているのはSOFT99の救急隊ネットというタイヤチェーンです。こんな感じで装着ができるそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=MlrMFiIHQ8c

で、
私はこのチェーンを過去に幾度となく装着しておりますが、このビデオのように簡単スムーズに装着できた事など一度たりともございません。まぁ今は、多少の要領というかコツをつかんだので以前よりもマシにはなりましたけど…それでもこんな風にはいきませんよ~。正直言って超簡単装着らしき今風の鎖チェーンに買い換えてやろうかとも思っている次第ですが、18000円も出して買ったシロモノなのでそういう安易な決断もできず…。(^^;
たぶん、雪道の現場だと今風のワンタッチ鎖チェーンも、結構たじろぐと思うぜ。
では、なぜビデオではあんなにスムーズに取り付けられるのだろうか?なぜ、練習ではスムーズに上手くいったのに、本番では時間がかかってしまうのだろうか?
恐らくは、チェーンがなぜか絡みまくって広げるだけでも一苦労だったとか、かかるはずのフックがなぜか届かず、渾身の力を込めて引っ張る必要があったとか…。訳の判らない事が次々に起こったのではないかと思われる。

その原因は…、
簡単な事だ。雪道の現場には雪がきちんと積もっているからです。そして、その雪に若干車のタイヤがはまり込んでいるからです。
タイヤがはまり込んでいる…という事は、つまりタイヤの下端の両脇に雪がたくさん挟まっているので、理屈的にタイヤの外径がいつもよりも大きくなっている事になるのだ。たったそれだけの事でかかるはずのフックが届かなかったりして、予行演習のようにスムーズに装着できなくなってしまうのだ。
タイヤチェーンは規制がかかって、係員に装着場へ案内されて装着する場合は、まだ路面にほとんど雪がない状態で装着をするため、それこそビデオのように簡単に装着ができる。しかし多くの場合、タイヤがスタックしてから装着しようかという感じになるので装着の要領が違ってくるんですね。
ちなみに、装着に少し車を動かさないといけないチェーンなんかは、スタックしてからでは事実上装着ができないタイヤチェーンもあるので、購入の際には最低限、装着の難易度を考えて購入した方が安物買いの銭失いにならなくて済みますよ。救急隊ネットは当然スタックしてからも装着が可能です。って言うか車を動かさずに装着ができる物なら大体は大丈夫です。
ただ、この場合の装着のコツは、タイヤの周辺の雪を、できるだけこそぎ取って極力タイヤ回りをクリアにしておくと装着はビデオのようには行かなくもほぼ練習通りの結果を得られるはずだ。ここがミソなんですね。
雪道でスタックしちゃうと、いよいよ実践という緊張感と、本当に上手く抜け出せるだろうかという軽い焦燥感と、カノジョにイイ所を見せなければという高揚感で、タイヤ周りの雪の事など頭から吹き飛んでしまい、いざ装着作業に入ってみると、

「こんなはずではなかったのに…(泣)」

見たいな事になってしまうのである。
しかし、幸運にもここを訪れたあなたは、「タイヤ周りをクリアにする」という事を知ったので、落ち着いてさえいれば現場での初装着でも20分足らずで取り付けができるはずだ。…たぶんね。
ちなみに私は救急隊ネットに付属しているゴムバンドを引っ掛ける為の金属製の器具を使って、タイヤ周辺の雪をこそぎ取っております。スクレパーやスコップもいいかなぁと思ったんだけど、あまりエッジの効いたものはタイヤを傷つけそうなのでパスしたんですが、先の細いスコップなら便利かもしれませんね。とにかくその作業が一番地味で時間もかかるので、早くできる機材を用意しておきたいところです。
なお、タイヤチェーンはスタッドレスを履いている方も必要になる場合があるのできちんと積んでおきましょう。最終的には自の命を守る器具ですからね。

前出の背面サイクルキャリアについて。

私の使用予定の背面サイクルキャリアという物について、2011年辺りをピーク(?)にして合法だ、違法だという一般ピーポーレベルでの話が行われているようだ。
背面サイクルキャリアを是としない方々は違法だと言葉を一つ覚えた九官鳥のように叫び続けているのは2015年秋の現在でも変わらない。で、更にその中の一部の人間はこう言うのだ。

「だから私はルーフキャリアに自転車を積んでいます。」

と。
違法、合法の話はあれど、車のテッペンに自転車をそのまんま積んで走っている車が、高さ制限の厳しい所をうっかり潜ってしまい、天井がめくれ上がるほどの事故を起こして、更に車道を渋滞させ、ヘタをしたら周囲の人間にも破片で怪我をさせるような運搬方法は、私的にはモラルの問題で黒ではないかと憎まれ口も叩きたくなってくる。

「そんな迂闊なヤツは、ルーフキャリア派にはいねぇよ。」

と、やり返してきそうなので言っておこう。
実際にいるんだよ。うちの近所のトンネル(制限180cm)で、そういうのを何回見た事か。SUV車ならスキーキャリアでさえ引っかかる高さで、迂闊にも潜っちゃってどえらい事になったヤツも見たし、車体が歪んで車内から脱出出来なくなり、レスキュー隊まで駆けつけた事例もあります。合法だという前に人に迷惑掛けてんじゃねぇよ。と当然の事を言いたい。と、ここまで言うと、

「それでも、背面キャリアは違法だ!」

と、ヒステリックに金切り声で言ってきそうですね。(笑)
こいつらの言う違法論の根拠というのは道路交通法にある「車検証記載の全長の10%を超える積載をしてはいけません。」という一文。つまり、背面にサイクルキャリアを取り付けて自転車を積むとどうしても50~60cm前後全長が伸びてしまう。しかし日本の自家用車は車検証やカタログを見ると分かるが、大体は5mに満たない全長となっている訳でして、5,60cmの伸びしろを持っている車となると、あの長ーいリムジンクラスの車くらいになってしまうのだ。ちなみに私のファンカーゴだと3.88mしかない。つまり38.8cmしか伸びしろはない事になる。さすがにサイクルキャリアを広げただけでオーバーしてしまうわけよ(笑)。

「人に迷惑という以前に違法は完全にアウトだろ!」

というお声が飛んできそうですね。憎まれ口の後なので一層の勢いがありそうだ。唾気まで飛んできそうです。(^_^;)

なので、伝家の宝刀を抜いてしまいましょう。

2011年を遡る事16年。1995年に日米包括経済協議と言うのが行われておりまして。この議題の中でアメリカ様は日本の自動車部品の規制に関して物言いをしております。

「お前らの国の自動車部品の規制は厳しすぎるんじゃ。しかも幾らでも拡大解釈も可能なようにしてある。これじゃあ我々の作った素晴らしく便利なアメリカン部品が輸出できひんやないか。お前らジャップはうどん屋の釜(湯ばっかり=言うばかり)か?ちょっとは考えてケツかれや。」

というような事を言われまして、日本側はこれを了承(笑)。
早速の11月16日付で自動車交通局長から「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時等における取扱いについて」という内容で各運輸局長宛に依命通達がされました。
結構長く自動車部品全般に渡るややこしい内容なので、背面サイクルキャリアに関する事で、ざっくりと申し上げますと、

「簡易的に取付け取外しができるような物なら、構造変更届けや運送許可は不要とし、運用上危険を招いたり、運転に支障が出たり、ナンバーやランプ類などの視認性を損なわなければ多少車長が長くなったり車幅が増えたりしてもOKという事にしましょう。」

というものです。
背面サイクルキャリアはお手々で簡易的に取付け取外しができますね?溶接やリベットなどの恒久的な取付はしませんよね?
つまり、そう言う事です。
ただ、道交法上では1.1倍までという数値があるのに対し、この通達では具体的な数値表現がない為、「常識の範囲内」という解釈になるのでグレーゾーンという事になってしまいます。まぁ役人の仕事で出した通達で立法府からの施行令ではないので、それはしょうがないですが、それでも尚

「役人の通達よりも法律の方が格上だから違法だ!」

と食い下がってくる何て言うのか・・・もう、面倒臭いを通り越して表現のしようが無い「ヤカラ」も出てきそうなので、最後に言っておきます。この通達の根拠になっているのは日米包括経済協議での両国の調印です。国家間の合意事項は条約に準ずる物であり、これは日本国憲法よりも優先します。つまり憲法よりも格下の、しかも特別法である下の下の道交法という法律なんて、ウンコのようなもんなんです。国家間の合意事項を無視した国内判決をしている国って言ったらあんた、お隣の・・・まぁこれ以上は言わないでおきましょう。

ちなみにグレーゾーンなのと、国家間合意というあまりにも高次元な成文律が元になっている為、周知していない現場のペーペーな警察官もいる為、停止をさせられて有難いお説教をされる事もございます。これは日本の免許証が、条約によって実はオーストラリアでも国際免許無しでそのまま通用するという事実があっても、オージーの田舎警官はそれを知らずに取り締まってしまう事実があるというのと同じ事です。それが嫌で結局国際免許を取得してオーストラリアに出かけるという人もいますよね。最終的には処分は「取り消し」をされるんでしょうね。取り消しとは遡及効果があり、始めから処分その物が無かった事になる・・・というものです。日本の免許証もいい加減裏面なりに使える国を書くのと、英語併記をしろってんだよ。
つまり、グレーを黒に見えるか白に見えるかで、運用する側も取り締る側も対応がまちまちになっちゃうって事だよ。違法論者の皆さん、あなたたちの言う事も、あながち間違いでは無いという事ですよ。こんなもんで、振り上げた拳はおさめられますね?(笑)

ちなみに私はグレーは白に見えるので、背面サイクルキャリアは有難く使わせていただきます。本気で取り締ってくる警官に出くわした暁にはあらゆるコネクションを駆使して、

「ヘイジャップ!貴様らの調印は嘘っぱちか?可笑しな事やってっと国連の敵国条項を発動するぞ!お前らのケツにはいつでもミサイルをぶち込めるんだからな!」

と、アメリカ様がスラング込み込みで言ってくれるまで、オオゴトになるようにどこまでも努力したいと思います。だって、白黒ハッキリした方がいいじゃん?

ちなみに、ナンバーが一部または全部が見え隠れしちゃうとか、積んだ自転車の最下部が法定の最低地上高を下回ってしまうとか、ブレーキや方向ランプが隠れるとかは完全にアウトですので気を付けてくださいね。そこまでグレーゾーンって事は絶対に無いです。安全優先で常識に則った使用をしていたなら、私は警察に停められる事も無いと思います。実際にお暇な真夜中でも、私は停められませんでしたからね。
では、お気を付けあそばせ・・・。

自転車の運搬・・・その後。

後部座席のフラット化は完結したとして、自転車の運搬に関しては実はちょっと不安がありました。
前回の写真だとこんな感じです。
ファイル 49-1.jpg
キャリアに引っかけられるように運搬用のビームを用いているのですが、前輪の位置が低い・・・。
最低地上高は一応クリアしているので違法にはならないが、実際には下回りで一番低いのでキャッツアイに引っかかったり、コンビニ入口の段差で引っかかったりしないかと、精神衛生上よろしくありません。
しかし、キャリアの位置は実に絶妙に決めてあるので、ここから動かす事は実はできないのだ。なぜかって言うと、問題は右側のサイドフックの位置が事実上ここしかないのだ。この位置から上に行くと、ドアの内側に肉盛りがあって、フックの掛かりが浅くなる為、ドアを開いた時にボディと干渉してしまい、うっかり強引に開くと扉とボディを傷めてしまう事になるのだ。赤いバックライト辺りに来るようにすると、一応引っかけられられるが、扉のカーブのお陰でボディ側とフックが完全に干渉してしまい、同じ結果になる。低くする事は可能だが、高くする事は事実上不可能なのだ。
ちなみにこれ以上低くすると、恐らくママチャリなどの自転車が運搬出来なくなると思われます。またナンバープレートの視認が出来なくなり、警察に停められる可能性も出てきます。知っての通り、リアのナンバープレートの位置は勝手に動かす事は出来ません。
そうなると、残る手段は一つだけ。固定した際の自転車の高さや姿勢が決まるビームの角度を変えるしかない。=自転車のどこに引っかけるか・・・で調整する必要がある。
ビームが引っかかりそうな所はハンドル側では写真のような上端の所とその少し下の継ぎの所だ。サドル側では写真のようなサドル下と、ピラーの「E」の文字辺りかな。
タイヤの角度と見比べて、ハンドルの継ぎの所とサドル下にビームを取り付ければ自転車もまっすぐについてよろしいんじゃないっすか?とか思った人は結構いるんでしょうね。
私もそう思いました。出来ればサドル側も下の方でいけるんじゃないか?とも思いました。
しかし、
ダメなんです。Handybike8は小さいフレームなので、一般車を想定したこのビームだと一番縮めてもハンドル上端とサドル下にしか取付は不可能なんですよ~。(T_T)
と言う訳で、最終手段として、ハンドル上端と同じ高さになるようにサドルの高さを上げてビームを取り付ける事になりますが、このままやっちゃうと前輪の高さ位置が変わらないので、ハンドルを低くしてサドルを高くすると言う調整をする事になります。
まぁ、どちらも簡単に調整ができるんですが、サドルだけならともかく、乗る度にハンドルまで調整するって面倒臭いよなぁ・・・。
私はチャリをいぢって乗る趣味はないので、パッと下ろしたらパッと乗りたいんだよねーー。(-_-)
で、
実際にその設定をやるとスポーツサイクルのようにおしりが上がって前のめりの姿勢で乗るような感じになります。この自転車もママチャリ姿勢で乗ってきた私には違和感バリバリっす(笑)。
でも、いちいち怖かった段差があまり怖くない気がしたのはなぜなんだろう?って言うか始めは違和感があったが慣れてくると前のめりの方が乗りやすい・・・。
ネットの向こうの皆さんは、Handybike8をどのような設定で乗っておられるのだろうかと調べてみると、意外にも皆さん、ハンドルとサドルの位置がほぼ同じような高さで乗っておられる・・・。(^^;
まじっすか。
Handybike8のスタンダードは前のめりなんですか?
という疑問と共に、とあるブログには・・・
Handybike8は後方に重心がかかってしまう為、サドルを上げ気味にして前傾で乗った方が体重も均等にかかり、乗りやすくなる・・・。
らしいのじゃ!!
まぁじっすか・・・。(^_^;)
確かに今まで前輪が浮き気味のようなフィーリングで乗っていたので、僅かな段差も怖かったし、ハンドル捌きもママチャリに較べるとかなりコツがいった。この自転車で「10km走ってきました」とか書いている人とか信じられなかったが、10kmはともかく、慣れるとかなり乗りやすいフィーリングになった事は確かだ。なるほど、そう言う自転車だったんですね。

と言う事は私が慣れれば良いのか・・・(笑)。

そんな事を納得しつつ、ビームを取り付けると、非常にスマートな感じで真横にビームが付いた。そりゃそうだ、そのようにしたんだから。で、キャリアに乗せるべくビームを持って持ち上げると、なんと前後の重量バランスもほぼ同じになりキャリアの上にポンと載せる事が出来るようになって積載もし易くなった。(^o^)
そのまま3点で固定して完了だが、ハンドルの下側のベルトだけではあまり決まらず、ブラブラと自転車が揺れるのだ。さすがにこれは頂けないので、写真にも写っているように青いベルクロベルトでキャリアと自転車のピラーを固定してがっちり積載です。
写真を撮るのを忘れちゃったんですが、当然自転車の位置は少し高くなり、しかも水平に積載され、非常に安定を感じます。
ハンドルを縮めまくって自転車の固定位置を上げすぎると、今度はまたナンバープレートが隠れてしまうので注意が必要だ。っていうか私の場合はこの位置から動かす事はほぼ無いのでOKだ。

試しに夜中の車の少ない時間帯に周辺をテストで走ってみたが、全く問題はなかった。
最後にパトカーが後ろに着いたので、ナンバープレートなどで何か言われるかと思ったが、夜中の暇な時間帯にも拘わらずそのままスルーだった所を見ると、パトカーから見ても問題は特になかったようだ。という訳で、自転車運搬問題もこれで完全クリアです。
しかし、気を付けないといけないのは、このテのキャリアの場合、「盗難」という事に関しては全く考慮されていないのだ。
後部の扉を開けなくてもキャリアのベルトを緩めればキャリアも自転車も丸ごと「ごめんあそばせ・・・」という状態なのだ。ベルトを扉に挟んで固定するハッチハガーというオプションもあるが、フックに対応出来ない車用のパーツであって、ベルトを切られれば同じ事だ。何か良い方法は無い物かとネットを物色してみると、ニッコーというメーカーのフレキシブルワイヤーロック2mというのを発見。通常はループにして使うので2mでも1mになってしまうが、この商品は両端でロックするので2mをフルに使えるようだ。
2mあれば車の牽引ループを使ってキャリア本体と自転車を繋ぐ事が出来る。太さが4mmと若干心もとないが、4mmのワイヤーを切れるクリッパーを持ってウロウロしているヤツなどそうはいないし、そんなヤツは不審者丸出しなのですぐに防犯カメラで突き止められます。
まぁ旅行中だけの事なので、そうそう車から離れる事もないし、危険度は低いんだけど、コソ泥もロックを見たら諦める・・・という面もあるのであるに超した事はないですね。

というわけで、秋の撮影行に備えたマイカー工事は完全終了です。って、気が付いたら彼岸花も咲いているし、今年はどこへ行きませうか。(^_^;)

ファンカーゴを車中泊仕様に・・・完結編。

ファンカーゴを車中泊仕様に・・・って書くと、

「何だよ、別に珍しい話題でもないじゃん?」

って、言われそうですが、まぁまぁそう仰らずに・・・。(^^;
前回も少し書きましたけど、ファンカーゴと言っても私のは後期型のリアリビングバージョンなのだ。前期型はリアシートがダイブダウンと言って、床下にマッチするように折りたたんで荷台全てをフラットな空間にする事が出来たが、その代償としてリアシートはペラッペラの安っぽい仕様であった。これはしょうがないですね。
リアリビングバージョンは厚みのあるリアシートになって座り心地を優先した仕様になっているが、ダイブダウンが出来なくなった為、2段階の折りたたみで前席の背面に張付くような形でリアのスペースが提供される為、ダイブダウンの縦幅最大180cmのスペースに対してリアリビングはシートの厚み分だけ狭くなり、縦幅140cm位のスペースしか取れなくなった。140cmとなると大人ならどうひっくり返っても足を伸ばして寝る事が出来ない。これが後期型のファンカーゴは車中泊に向かないと言われる所以だ。実際に車中泊仕様にしている方は皆無に等しい。それでも私は伊豆沼7日間や福島6日間、小千谷市3泊など、このスペースで寝泊まりしてきた。足はやや曲げなければならないが前席シートで寝るよりもまだマシだからだ。しかし、1週間近くになってくると腰も痛くなってくるし、いい加減に足を伸ばして寝たくなってくる衝動に駆られる。
で、
この秋に向けて、リアリビングバージョンのウィークポイントを克服し、しかも撮影行にとことん便利な仕様にしてしまおうという企画が私一人で立ち上がったのである。これはその壮絶な克服体験の記録手記の完結編である!!
って、んな大層なもんでもないけど・・・。(笑)

しかし、車中泊の旅をしたいがリアリビングバージョンを買っちゃっている方には、とっても耳寄りな情報だと思うんですがいかがでしょうか。
ちなみに私の車中泊仕様は普段は家族も乗る為、すぐに原型に戻す事が条件となっている事に留意頂きたい。構造変更届を出すような永久改造の場合は、リアリビングバージョンもへったくれも無いのでネットでキャンピングカー改造辺りを調べてください。

<リアを完全フラットにする>
リアリビングバージョンは後部シートを1段階だけ折りたたむと後輪の足回りの膨らみの高さと畳んだシートの頂点部の高さがほぼ同じになります。つまりこの上にコンパネを設置すれば容易に後部が完全フラットになるのだ。私の計測では縦1280×横1220の大きさで事が足りる感じだったので、さすがに1枚物では高額だし設置も保管も大変になるのでコンパネ2枚を購入し、1280×610を2枚切り出して蝶番で連結しました。結果はドンピシャでした。蝶番を下にするように設置すればそれだけで完成になってしまうほどです。しかし、蝶番が下と言う事は車内で山折りの状態になるので、これだと下にある荷物を取り出したり何かと不便だ。しかも人が乗ると蝶番にかなりの負荷がかかる事にもなり破損する可能性も出てくる。出来れば谷折り状態で設置したいが、その為には前後のセンター、つまり2枚の板を跨ぐように支柱が1本づつ必要になる。支柱の設置は簡単だが、永久固定だと折角2つ折りに作ったのに意味が無くなるし、片付けもしにくくなるのは推して知るべしだ。色々と考えた末に38mmの太さのアルミパイプを支柱とし、パネルへの固定にはそれ用の固定具を用いて片方の板にだけ固定するようにした。そうする事で支柱は簡単に外せるし、パネルを折りたたむ事も出来る。そうやってできたのがこれです。
これが後部の支柱。
ファイル 48-1.jpg
上部の固定具は左のパネルだけに2カ所ネジ留めしてある。左右いずれのパネルもグイッと持ち上げる事が可能だ。(これ大事、特に右はね)
ついでに前部の支柱。
ファイル 48-2.jpg
まぁ、同じ感じで作ってあります。ただ長さは前部が45cm、後部が38.5cmと少し違うのがミソですね。
この2本の支柱のお陰でがっしりとしたフラットスペースがリアラゲッジに出来上がりました。既に前回実験している通り、私は斜めになれば足を伸ばして寝る事ができるようになりました。(嬉)
こんなに簡単に広いスペースができるなんて考えてもみなかったので、本当に嬉しい限りです。ちなみに右側コンパネを跳ね上げると後部シートの右側1人分のシートを起こす事ができ3人まで乗れるようになります。私が谷折りに拘ったもう一つの理由であります。
あとは蝶番がむき出しで危ないし寝心地も悪くなるので上に8mmのアルミマットを敷いて居住性を高めました。
ファイル 48-3.jpg
ね? なかなか良い感じでしょ!?
リアリビングバージョンの夜明けですね。(^^)
実際の遠征時は下段には調理器具や食料などを積載し、上段には撮影機材や着替え、毛布や寝袋と言った物をコンテナで積んで、夜間は斜めに寝れるようにスペースを空けて・・・という風に使う事にしています。たったこれだけの事で、脚立も持って行けるようになりました。今秋の撮影行がとても楽しみです。(^o^)

<自転車の運搬>
前回はこれをどう克服するかで話が終わっていましたが、克服しましたので忘備録がてらご報告です。
デカバッグにいれて車内に持ち込む事は可能になったが、実はそれをやると斜めに寝転がる事が出来なくなり、私的にはコンパネを入れた意味が失われてしまうのだ。1~2泊なら問題ないが1週間となると辛い・・・。ので、自転車を外に固定して運ぶという選択肢になってくる。これには専用の器具が色々と売られているようだ。実際に見た事もありますしね・・・。
まず、
天井に固定するタイプの物は私はNGだ。と言うのは自宅前には高さ制限180cmという低いトンネルがあり、うっかり潜ってしまうとどえらい事になってしまうからだ。それにルーフレールなどやたら金がかかるのも予算を掛けたくない私には敬遠要因になってしまう。
と言う訳で車の後部に固定するアレを選ぶ事になるのだが、これにも2種類あって、車の腹の方から自転車の乗る皿のような物を固定して自転車を積載するタイプの物と、後部ドアやトランクにエイリアンの幼虫(顔にひっつくヤツね:笑)のように器具をフック固定して自転車を積載するタイプ。
皿の方は積載は非常に楽だが、カーショップに依頼する必要があり予算が嫌でも跳ね上がるからパス。エイリアンの幼虫の方は、自分でも取付が出来、いらない時は外しておくのも容易で価格も10000円前後とかなりリーズナブルだ。ただ、適用出来る車をかなり選ぶ事と自転車の積載がベルト3カ所で固定するのでちょっとテクをようする事が特徴だ。ちなみにこれをファンカーゴに付けている人は皆無なのか非適合となっているのかネットで見る事も出来なかった。しかし、後部ドアを見ると、つける位置はシビアに選びそうだが、特に非適合の障害も見当たらないから不思議だ。
結構悩んだが、「なんとかなるんじゃね?」というノリでとりあえず買ってみた。私が購入したのはTERZOのEC16という2台積載可能の機種。
割とリーズナブルだったのとTポイントを使って買えたのと、まぁ色々だ。
しかし、積載予定のHandyBike8にはアッパーのフレームがないのでハンドルとサドルの支柱を連結してEC16に固定出来るようにするビームも購入しました。結構高く付いたっす・・・。
で、すったもんだで取り付けたのがこれです。
ファイル 48-4.jpg
微妙にナンバーが隠れていないし、取付位置も絶妙です。っていうかここしか良い取り付け位置はないです。でも、とにかく付きました。自転車も車幅内に収まっています。最低地上高も確保しています。本当に何とかなりました。(笑)
ちなみに車体には依存していないので、バックドアもちゃんと開きます。
ファイル 48-5.jpg
私の場合は自転車は手段なので、積んだまんまでバックドアが開かないといけないんですよねーー。
とにかくこれで、ファンカーゴのウィークポイントは、結構大事な部分を克服しました。雨を凌ぎ、料理を作り、足を伸ばして寝、自転車で小出動も可能。とりあえず、釣りにでも行ってみようかな・・・。

というわけで、
ファンカーゴ・リアリビングバージョンの簡単車中泊仕様に・・・完結編でした。