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三脚の体制を再考。

レギュラーで使っていたマンフロットの055XPROB+498RC2ですが、さるお方からの頂き物マンフロットのプロギア三脚475Bに、とりあえず余っていた496コンパクトボールを付けて使い始めてみたところ、前出の055の出番が激減した。
ちなみに私の055XPROBはきょうびの赤入りデザインのモデルではなくて一つ古いタイプです。人気モデルで多くの方が評価している製品ではありますが、今年の桑名での突堤からの花火撮影で、055にD7000と90mm単を載せたものと、475BにD500と50-150mmを載せたものの2台体制で臨んだところ、海風の吹く中で、その安定度に歴然とした差を感じたからだ。475Bは戴いてからもう2年近くチョイ出しで使ってきましたが、主な出番は人垣の後ろから頭越しに撮影をする場合。伸長は162cmではありますが、センターポールの頑丈さが半端なく、その名の通りギア式で持ち上がるので自分ルールで1/2までなら伸ばしてもOKという訳でその場合は、496とカメラの高さで2mを若干超えて、前列の場所取りグループを頭超しにする事が可能だ。実際にその方法で諏訪湖の花火と六甲山・掬星台からの花火大会を、場所取りとは無縁に、悠々と撮影してきたという実績があるわけですが、薄々感じていたのは055との安定度の差。それをまざまざと感じたのが桑名での海風の中での撮影だったわけです。
 
ちなみに055はこんな感じです。
耐荷重:7kg 最大伸長:178cm 自重:2.4kg
ファイル 72-1.jpg
 
で、475Bはこんな体です。
耐荷重:12kg 最大伸長:188cm 自重:5.3kg
ファイル 72-2.jpg
 
見るからにモノが違う感がありますけど、475Bはマンフロットではスタジオシリーズとしてラインナップされていて、フィールドをえっさホイサと持ち歩く事は想定されていない商品のようです。代わりに開脚調整ビームが付いていたりセンターポールをギアにしたり脚径を36mmにしたりして自重を度外視した頑丈さを醸しているようだ。まさにスタジオ用・・・ってか。
一方の055はフィールドユースを想定しているようで、若干シンプルに見えるがセンターポールが横倒しになってマクロ撮影がやりやすかったり、脚部が180度開いて超ローアングル撮影が出来たりと多機能だ。アルミ製ながらも2.4kgと割かし小回りが利くし、ストラップを取り付けると持ち運びもそれほど苦にならない。割と安価ながらマンフロットらしく無骨に頑丈という事もあってコストパフォーマンスの面からも人気があるのでしょうね。
 
しかし、三脚を据えて、強風など悪条件の中での撮影となると完全に475Bに軍配が上がる。ここの所、多少クルマから現場まで距離があっても475Bを持って行く事が多くなり、大は小を兼ね、強は弱を兼ねるを体感してしまった訳であります。
そんな中で、三脚の体制を再考してみる事に至りました。何という単純な・・・(笑)。
 
055が貧弱に感じだしたので出番が少なくなった=不要になったと言うわけではありません。055がなくなると機動性のある三脚が無くなるのでやはり困ります。なんだかんだ言っても出番はありますので処分はしなくて良いでしょう。
今やマイレギュラーとなっている475Bは高さもそこそこで、なにより過酷な条件下では必須の役回りです。
 
あと、私に無い物と言えば・・・
 
そう、圧倒的な高さを持った三脚です。
 
実は前々から欲しいのと必要性を感じてきたのが2.5mクラスのハイエストな三脚だったりします。諏訪湖の立石公園での撮影時に475Bでギリギリ頭越しをする私の隣で、SLIKの2.5mを設置して悠々と頭越しに撮影される方と、伊丹の千里側土手で、これまたSLIKの2.5mで悠々とフェンスを超えて撮影をされる方の姿を見て以来、とにかく欲しいアイテムと化しておりました。もう三脚は買わないと思っていたのに・・・。(笑)
 
2.5m級三脚は有名なところでは前出のSLIKのザプロフェッショナル4Nという物とハスキーの4段というワードが必ず出てきます。最近ではSLIKがカーボン製の物をラインナップしました。
価格的にはSLIKは6万円くらいでハスキーは7.5万円くらい(カーボンはパス)。それなりの雲台を載せると8万円~10万円の出費になる。高い・・・。(;^ω^)
SLIKもハスキーもこのクラスの三脚は別格の扱いをしているような雰囲気満々で、プロフェッショナルとかいうワードがやたら踊るシリーズにラインナップされております。プロフェッショナルというだけあって、造りも半端なく極太の脚径に重量級超望遠レンズの搭載を想定しているようです。そら高いよね・・・。
ただ選択肢があまりないにも関わらず二の足を踏んできたのは値段だけではなくSLIKもハスキーもネジ式なんですよね・・・。
頑丈さをウリに持たせるには結果的にそうなるんですかね。私の性格上、いづれ閉め忘れて倒す気が・・・。(;´∀`)
 
そんな感じで日延ばしにする事幾星霜・・・。
 
最近よく足を運ぶヨドバシ梅田に行く度にそれら三脚を見上げては検討しておりましたが、ふとマンフロットの所を見ると「大型」と書かれた札が掛けられた三脚があり、なんだこれは?と見てみるとなんと全伸長267cmと書いてありました。
マンフロットにも2.5m級の三脚があったんですねー。知らなかったよ。ベルボンにもあるみたいだし・・・やっぱ大きいお店の売り場へも行ってみるもんですねー。
で、結構マンフロットが好きな私はやはりその三脚に目が行ってしまいます。スーパープロ三脚161MK2Bって言うらしい・・・。
しかしなぜ有名になれていないのか・・・?
その理由はすぐに分かった。
 
●SLIK ザプロフェッショナル4N(3way雲台付)
伸長:2530mm 耐荷重:10kg 自重:6.81kg

●HUSKY 4段 #1004 雲台一体型
伸長:2440mm 耐荷重:10kg 自重:4.2kg

●Manfrotto スーパープロ三脚 161MK2B(脚のみ)
伸長:2670mm 耐荷重:20kg 自重:9.0kg
 
マンフロットの三脚が頭一つ抜きん出ているのは見た通りですが、早い話が「重い・・・」という事に尽きるんじゃないだろうか?
このクラスの三脚を当たり前のように購入するのは、スタジオプロのカメラマンの他では鉄専カメラマン。スタジオはさておき、撮り鉄はお立ち台と呼ばれる有名フィールドへ赴く必要があり、とにかく場所取りが過酷なようだ。求められるのは機動性なのでどうしても9kgという超重量がネックとなるのだろう。雲台載せたら10kg超えますね・・・。縮長も105cmととにかくデカいのでこんなのを背負って街中を練り歩くなど、ちょっと想像できないです。(;^ω^)

が、
不肖・土岐劉太郎。この三脚気に入りました。
055も475Bも持っている私。今更475Bよりも貧弱な耐荷重10kgの三脚など不要です。必要なのはひたすら高く、ストイックなまでに頑丈な三脚です。SLIKやHUSKYが4段なのにManfrottoは3段というのも好感が持てます。店が広いからか、なぜかそれほど大きくも見えないマンフロットの2.5m三脚。完全に心を奪われました。
正直この高さがあると、撮影現場で場所取りや柵越えに振り回される事もほぼ無くなり、この頑丈さは多少の強風でも知らぬ顔の半兵衛とばかりに受け流してくれそうです。脚の開き具合もビームで固定できるのもナイスだし、ネジ式ながらもちょっと違う感じのネジ式というのもマンフロットらしくて好感が持てます。価格もなぜか麻痺して安いと感じる6.1万円・・・。
 
次の瞬間、私は店員にこの三脚の在庫確認を申し出ていたのでありました。

つづく・・・。w

MACのFusion Drive・・・。

私はMACも含めてあまりパソコン市販機のスペックって見ないんだけど、たまたまネットの片隅に表示されたMACのモニター一体型の筐体スペックに「5K」というワードを見つけて
「へぇ・・・、パソコンはもうそんな解像度の所まで来たのか。」
と、思わずクリックして少しのぞいてみた。
1Kは1920×1080ドット。つまりハイビジョンとかフルHDとか言われている解像度の事で、最近テレビでよく見る4Kと言うのはその4倍の解像度3840×2160ドットという事になります。5Kと言うのはその名の通り5倍の解像度で5120×2880ドットという解像度になるようだ。あまりピンと来ないかも知れないので、デジカメの解像度に例えて言うと、5120×2880をそのまま電卓で叩くと14745600ドットになる。1メガは100万なので、その数字で割ると約14.8メガ。つまり1500万画素のデジカメと同等の解像度を持っているという事になります。現在のデジカメは5000万画素オーバーの物を筆頭に、大体レギュラーなカメラは2000万画素位ありますから、5Kの解像度を持ってしても、まだパソコンのモニターの方が少し縮小して見る・・・という事になります。ちなみに解像度が上がると、それだけ高精細・・・つまり細かい描写や色再現が可能になりますので、例えば同じ1670万色で写真を表示したとしても、1Kよりも5Kの方がより鮮明でグラデーションなんかも綺麗に見えます。という感じかな。
最終的には日本では8Kまでやる事になっているそうです。NHKはスーパーハイビジョンとか言ってます。解像度は7680×4320ドットに達し、要するに3300万画素という、今で言うD810のスチル画像が動画になるみたいな・・・。ここまで来ると大抵のスタンダードなデジカメの解像度を超えていると思うので、動画で撮って静止画を切り出した方が高精細という事になり、写真撮影その物が変わる・・・という話は以前に語ってみた通りです。
しかしなぜ4Kすらおぼつかないのに、日本は国を挙げて8Kまでがんばろうとするのか?
その理由は実は単純明快で、1Kの世界テレビ合戦に日本の家電業界が負けたからです。ならば4Kの更に倍、8Kまでやったったら、さすがにお隣や中近東のお国の方達の技術力ではついてこれまいて・・・という事です。要するに真似っ子出来ないほどの圧倒的な技術力を必要とする映像市場を生み出せば、技術大国ニッポンの復権も夢ではなかろうという魂胆であります。
果たしてそうですかね?
真似っ子が得意な技術国は、どこまで行っても真似っ子がウマいもんだと思うのですが・・・。5Kモニターだって真似っ子どころかDELLが最初だったしね・・・。
まぁがんばって。
8Kのテレビどころか4Kでも不要だと思っている小生には、今の所全く関係ない話であります。まぁ、その話はまた今度・・・。
 
でよ。
もう一つ気になったのが「Fusion Drive」っていう物。
SSDとHDDのいいとこ取りなんて書いてあるから、やたら壊れやすいハイブリッドHDDの事かと思ったら、SSDとHDDの両方をパソコンに搭載して、RAIDよろしくコントローラーで制御した揚げ句、あたかも一つのドライブとして扱う技術・・・と言う事らしい。ここまでなら以前からWindowsサーバー系OSにもコンバインというRAID設定があって、これは2個以上のHDDを連結(コンバイン)して、1つの大容量HDDとして使用できるものがあったのだが、MACのそれはもう少し進んでいて、使用頻度の高いデータは高速なSSDへ、大容量を必要とするデータは大容量のHDDへ自動的に学習機能を持ったコントローラが振り分けて保存してくれるそうだ。
これによって普段の動作では3倍以上、起動に関しては1.7倍で動作する。らしいのじゃ!
 
これがMACユーザーの間では画期的・・・らしい・・・。
 
・・・・・・・・・・・・。
 
サクッと言いますと、私はこの機能は使いたくないです。
別にパソコン様にデータを自動で振り分けて保存もして欲しくないです。自分で作ったデータは自分で思った所に保存しますし、システムもデータも自分でバックアップを行います。
だって、SSDもHDDも寿命がある物だし、強いては機械の事。10年以上使っていてノートラブルという方は単に運が良いだけで、基本的に機械は壊れる物だ。
その時になって、自分のデータが機械任せでSSD、HDDのどちらに保存されているのかも分からないなんて愚の骨頂だし、ましてや購入店やメーカーに「どないしてくれんねん!」なんて怒鳴り込むやつはもっと低レベルなバカユーザーだ。
 
パソコンとはデータを作り出す機械なり。
 
そのデータは自分で能動的に保存し、管理してこそ自分のデータであると言える。壊れてから慌てるなどアホのする事だ。しかし、そのアホを地で踊らせてしまうかも知れないのがこのFusion Driveという機能のような気がするのだ。
私はかなり昔にテストを行い、先述のWindowsのコンバインは使い物にならない機能である事を知っている。なぜなら、連結したはいいが、どれか一つHDDが破損したら、他の健康なHDDのデータも取り出せなくなるからだ。それを証拠にそのRAID機能を使っている人など見た事はないし優れているといった人にも会った事がない。これが現実。
MACのFusion DriveもかつてのWindowsのコンバインと基本は全く同じでSSD、HDDのいずれかが破損した時点で、その両方のデータが取り出せなくなる。バックアップを取っていない諸氏は、片方のSSDかHDDからデータを見る事が出来るかを散々試した揚げ句、最後はデータ復旧業者を頼れるかどうかの道を探ると思うが、現在は多くの復旧業者が無理と回答するんじゃないかな。RAID0やRAID5等は、何とか復旧もしてくるようだが、MACのFusion Driveは未知の部分が多いだろうし、ましてや暗号化などしていた日には、絶対に無理です。またSSDは破損した多くの場合、復旧できないのが常だ。だから有名メーカーのSSDには寿命を見る事が出来る専用ツールが提供されているのだ。
私ならシステム用SSDとデータ用HDDは別個に使うようにします。私はWindowsユーザーですが、実際に今もそのように設定して使用しておりますです。
 
パソコンのデータを守る概念は昔も今も変わりません。
どこまで転ばぬ先の杖を用意しておけるか・・・。
という事につきます。
 
あともう一つ。
バックアップとは、データを2カ所以上の場所に保存する事を言います。外付けのハードディスクを買って、パソコンのデータを「移動」して「外付けにバックアップしたから安心」と言っているそこのあなた。外付けのHDDが壊れたらどないするねん?

撮影に行けないときは・・・。

実は忙しくてプライベートな時間を作る事が出来なくて、一向に撮影らしい撮影に行けていない日が続いている。まぁ今夏は花火をバシバシ撮りに行ったので、その反動が来ているのかな・・・なんて思ったりもして。
 
で、
満足に撮影に行けないときはどうするかと言うと、私の場合は手持ちの撮影環境、つまり小道具を買い揃えたり、グレードアップしたりして、次なる撮影の機会に備える事が多い。
実は今秋も若干の撮影に関する小道具を補充しました。
一つは、山行など極端な話、カメラにレンズ一本付けてしか持って行けないような時や、気軽に持ち出して行き当たりばったり撮影を楽しみたい時に、必ず鎌首をもたげてくる高倍率レンズを購入しました。買ったのはシグマの18-300mmというDX用のレンズ。このレンズに関するウンチクはその筋の方が飽きるほどネットで語ってくれていますのでそちらに譲るとして、とにかく16.6倍という高倍率ズームは便利。F3.5-6.3とやたら暗いレンズなんだけど、用途はスナップが主だし高感度にやたら強いD500に付けて持ち出せばレンズの暗さよりも便利さが前面に来て撮影自体が面白くなります。1:3ながらもMACRO機能まで付いていますので、まぁそこら辺で見つけた物は何でも撮ってくださいなって言う感じのレンズです。
早速D500のフタ代わりになっておりますこのレンズですが、シグマではContemporaryとか言うラインナップのレンズだそうで、何だかよく分かりませんけど、良い感じに仕上げたレンズらしいです。ちなみに私はシグマレンズに埋もれている立場ですが、このContemporaryだとかArtだとか言うラインナップにちなんだレンズを手にするのは初めてであります。要するに全部旧型レンズなわけですが、すいません、全然違いが分からないです。(笑)
いつもすいませんね~。レンズマニアではないので・・・。光学系がどうとかDxOが何だとか、そういう事は今更知りたくもない人間でして、用は自己のカメラに付けて自分的に「良い」か「良くない」か。それだけの事であります。今回も信頼しているシグマの製品だから買った。不満がないのでこのレンズは私的に「良い」。それだけの事であります。高倍率ズームに単焦点レンズのクオリティを求める方がオツムがちょっとアレなんじゃないか?って思う次第であります。
このレンズを手にした事で、今まで150-500mmに加えて、17-50mmと50-150mmの2本を持ち出していたんですが、18-300mmの1本で済むようにもなりますね。良い事か悪い事か分かりませんけど、150-500mmがF5-6.3なので、絞り値もほぼ同じって感じです。何より焦点距離がクロスしますので、レンズ交換の機会がダントツ減りますね。ただ、旧式とはいえ17-50mm/F2.8と50-150mm/F2.8の写りはダントツに上です。ま、本気モードの時は3本持ちだしで、18-300mmはサブになったD7000のフタと言う事にしましょう。いや、D7000には50-150mmを付けておいて、D90のフタでも良いかな・・・。
と、18-300mmというメイトを入手した事で、マイレガシーなカメラも生きてくるわけですな。
 
ところがよ・・・。
 
それだけの機材を持ち出すには、それなりのバッグが必要になるってもんですよね。
今はどうしているかと言いますと、遠征の時は折り畳みコンテナにレンズをゴロゴロと入れていって、Lowproのフリップサイド400AWという私唯一のカメラリュックも同行させ、現場に着いてから、必要なレンズを選択してリュックに入れて車を後にしておりました。これはなかなか効率が良く、これからも続けるでしょうな。だから遠征時は無問題です。
問題が生じるのはプチ遠征時の撮影。
フリップサイド400AWは撮影する物が完全に決まっている場合は超便利です。D500に150-500mmを付けて、後は17-50mmと90mmマクロの3本で行く事が多いです・・・。
そうなんです。
50-150mmが持って行けないんです。なぜなら、150-500mmと50-150mmの2本をどうあがいても同時に収納できないから・・・。
これでいつもジレンマに襲われるんですねー。(;^ω^)
多分いらんだろうと言う事で、150-500mmを省いて50-150mmを持って行くと、野鳥を撮り逃がしたり豆粒撮影で泣き寝入りしたりという事に出くわすし、とにかくこの2本が同時に持って行けないのは、かなりのネックなんですよね。
というわけで頑張りました。
前々から目を付けていたVanguardのXcenior41というショルダー型の大型カメラバッグをゲットいたしました。
ファイル 70-1.jpg
メーカーサイトはこちら。
http://www.vanguardworld.jp/photo_video_jp/xcenior-41.html#go-sectionTop

400AWが17LでしたがXceniorは22.5Lと5.5L分大きいです。バッグの全幅も55cmもありますので存在感アリアリです。部屋に放置しているとカミさんに掃除機でガンガンやられる事必至です。(;^ω^)
しかしそれなら同じLowproの500AWにすれば25Lでもっと広かったのでは?という意見も来そうですが、あれはサンニッパ、ヨンニッパ等の大口径単焦点を想定して作られているようで、たくさんの機材をワンルームに入れるというのとは発想が違うようです。実際に400AWよりも一回り大きいですが、主にリュックの厚みが増して容量を増やしており、楽に150-500mmと50-150mmが収納できる様な気がしません・・・。ので却下しました。それにメッセンジャーのようにも使えるショルダー式が欲しかったんですよねー。
実際に収納してみると、D500に150-500mmを付けてごっそり入ります。その他に50-150mm、17-50mm、8-16mm、90mmマクロ、35mm単が平面に入りました。あと仕切りをかませて2階建てにすると、50mm単とD7000に18-300mmを付けた状態で追加収納できました。まさに大容量のカメラバッグです。
これだけの機材を入れると、私の持っている機材のほぼオールキャストとなりますので、重量も相当なものです。車停めてから1kmも歩くような撮影現場には行きたくない程です。(笑)
しかし、大は小を兼ねるで、選択させられるというジレンマとストレスから解放されるのは間違いなく、コンテナを使うまでもないプチ遠征も少し楽で楽しくなりそうです。
ちなみにこのXcenior、とてもしっかりした造りになっております。これだけの機材を入れて持ち上げても、形がゆがむ事は殆どありません。大概のカメラバッグは底が出張ったりして、次に置くときに気を遣ったりしますが、このバッグはかなり頑丈に作られています。まぁ値段もそれなりですけどね。でもちょっと格好いいです。(^^)
 
あと、実はもう一つ補充した物がございまして。
プチ山行の際のアウトドアな場面でのカメラリュックです。例えば日帰りハイキングの時のカメラリュックが欲しい・・・。
私はテント泊の山行も何度かやってますのでグレゴリーのバルトロ85を持っているのですが、こんなの背負って日帰り登山とかあり得ないでしょ。でも私、安物45リットルを売ったので、今はこれしかないんですよね・・・。何度か前出の400AWで出かけもしていますが、カメラリュックって、それ以外の物が全く入らないんですよね・・・。やっぱプチでも山行ですから雨衣とか食料とかいるわけですよ。でもそれらの収納が想定されていないので、事実上使えないんですよね-。
出来れば雨衣、着替え一揃えと、食料、ストーブやコッヘルなどが入る兼用カメラリュックが欲しい・・・と前々から思っていたわけですが、私の希望を叶えるような商品が、実はマンフロットからオフロードシリーズというラインナップで出ておりまして、これもゲットいたしました。20Lタイプと30Lタイプがあるのですが、私は大は小を兼ねるで30Lタイプ(白)を選びました。単に大きさだけではなく、少し仕様も変えてあるようです。
https://www.amazon.co.jp/Manfrotto-%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E4%BB%98%E5%B1%9E-MB-BP-30GR/dp/B00T8RETYO
 
ついでにハクバのこれも買いました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%90-KH-STH-HAKUBA-%E9%A6%96%E3%81%AE%E8%B2%A0%E6%8B%85%E3%81%8CZERO%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B00FG1UEQS/ref=pd_lpo_421_bs_t_2?ie=UTF8&psc=1&refRID=88WC1EVRFSK1HS2TVHEY
 
まだ一度も使っていませんけど、さすがにカメラの用品メーカーのプロデュース製品というだけあって、カメラマンにとってはかなり使い勝手がよさげに考えられています。
リュックは二気室の構造になっており、カメラの収納はリュックの下段で横からチャック開けて収納できるようになっています。インナーソフトバッグが横向きに入っているんですね。18-300mmを入手した現在では、カメラとこのレンズだけで良いのですが、もう1本レンズの持参が出来るような造りになっています。上段部分は完全フリーで、ここに1泊分くらいの山行荷物が収容できるようになっています。これこれ、これですよ欲しかったのは・・・。(^^)
外側も色々と考えられていて小型の三脚も取り付けられるようになっていたり、首から提げたカメラがブラブラしないように、ベルトで身体に固定できるようになっていたり、山歩きカメラマンには涙がちょちょ切れる様な便利機能が散りばめられています。(笑)
 
というわけで、撮影がいけない今秋の私。
ちょっと散在気味ですが、撮影機材の充実に振り向けております。
肝心の撮影の方はと言いますと・・・。
計画だけはしているんですけどねーー。計画だけは・・・。(;´Д`)

写真評価のくくり。

たまにこんな事を聞かれることがあります。
 
「どんな写真が良い写真で、どれが良くないのか?」
 
この場合の「良い」の反対が「良くない」になるのかどうか微妙な表現ですが、まぁ良い写真と言っても色々とあるわけでして、人によっても評価は分かれるだろうし、フォトコンも全く同じ応募写真で選考人を変えると選考結果もがらりと変わるのは想像に堅くない話だ。それぐらい写真の評価という物はある意味曖昧な物だ。
写真家もそこそこ有名になってくると、1枚の写真が話題になる機会が増えるが、これはその人を知る人が増える為で、特にネット評価の場合は、ある一定のレベルからはファンによる組織票のような形になってくるからだ。そうなると中心にいる写真家としては、自分の写真が世間様から真に評価されているのかどうかの判別が難しくなってくる。コアなファンは、道ばたの犬の糞の写真でも評価するだろうが、中心から外に近い位置にいる閲覧者は、そのような写真を評価しないわけで、そういう外郭にいる人達の評価こそが真の評価値と言うことになってくる。それがどういう風に見てくれているかは、判別は事実上不可能だからだ。
というわけで、この辺りで述べよ論ぜよと言われても、述べて論じる事は難しいので、あくまで私個人として、写真を目の前にしたとき、どういう括りで批評をしているかを記しておきたいと思います。要するに写真の批評のためのジャンルです。
 
<批評に値しない写真>
とりあえず、どんなに素晴らしい写真であっても、ルール違反を犯していると思われる写真は、三文の値打ちもない写真だと思っていますので、以下のような写真は批評にも登りません。
1)私有地や立入禁止区域に忍び込んで撮影した写真。
2)不法行為を行って撮影した写真。
3)公共物損壊など一般への迷惑行為を行って撮影した写真。
4)樹木を蹴っ飛ばしたり、無理矢理に演出した写真。
5)撮影禁止場所で盗撮してきた写真。
などなど。要するに違反写真に名作無しというわけです。撮影者は分からないと思ってそんな写真をフォトコンに応募したりしているようだが、どっこい分かるんだなぁ、これが。
ちなみに、興味深い「おや?」と思う写真を見つけたとき、その写真から望遠率、背景の角度、位置関係、気象条件などから、どの位置から撮影したかはもちろん、撮影データが掲載してあれば、その日の気象条件など、判りうる事由を割り出す所まで私は結構やります。こういう写真を入選させているようなフォトコンは、選考者を調べて名前を留めています。要するにボンクラカメラマンというわけですね。選考者に求められるのは観察眼であって、有名とか実績とか、そういうの関係ないので・・・。でも、結構いるよねー、ボンクラが。
 
<普通に批評する写真>
一番幅広い写真ですね。プロもアマも関係なく、一般の方が一般的に撮れる位置から撮影されたきちんとした写真です。カメラや気象条件、使用レンズなどによって撮り方は千差万別で、そこへ撮影者の主観や表現手法など色々な要素が加わってくるので、見ていてとても勉強になる部分もありますし、自己の閃きを手伝ってくれることもあります。良い物は良い・・・の世界で、見る事が出来ますね。
 
<一般の方が撮れない写真>
ちょっと有名になったカメラマンが、その優越感から勘違いに陥ってしまう事の多いジャンルの写真ですね。要するに、「あなたなら・・・」という理由で特別な計らいで一般の方とは隔離された場所から「撮影させて貰った」写真、特別に航空機などに乗せて貰って「撮影させて貰った」写真などなど・・・。
こういう写真は私は「報道写真」という括りで見る事にしております。つまり、そういう写真は、そのジャンルで活躍している「報道カメラマン」達が撮影した写真と同列に並べて私は批評すると言うことです。最も優れた写真は「ピューリッツァ賞」と言うことになります。報道カメラマンは、報道という錦の御旗を掲げて特別な計らいを受けて「撮影をさせて貰います」よね。そのような写真を一般の方の写真と同列に並べて批評することは出来ません。これら報道写真は戦場や秘境など、とてつもなく幅広い写真が犇めいております。優越感に浸っていないでがんばってくださいよ。
ちなみにそのような写真をフォトコンに投稿するカメラマン、またはフォトコンで入選させている選考者がいたら、私はうれしがりだなぁ・・・とバカ扱いして、やはり名を留めております。(笑)
ちなみに私はそのような写真は、撮影許可を頂いた方に全ての権利があると理解し、私的にネットでも一切公開しておりませんし、撮影に行ったことも伏せております。撮影者をその写真に添えるか、どこに公開するかは「撮らせて頂いた」方の胸三寸というわけです。
 
まぁ、だいたいこんな感じですね。
批評をする場合は、大まかに括りを設けておかないと、何が何だか判らなくなるので特に批評となると結構大事です。
実は昔会ったちょっと有名なフォトコン選考者に会ったことがあるのですが、奴は私が師匠の横でたまたま持っていた写真を、私の写真だと勘違いして、最初は大した評価はしなかった。まぁ当時は私も駆け出しですからねー。少し話をしていて「勘違いしてやがる・・・」と、すぐに私も師匠も感づきました。(笑)
で、師匠はそのままやり過ごすつもりだったようですが、私はどうなるのか興味深かったので、
「この写真、xxさんの眼には駄作ですかね。これはうちが先ほど預かってきたxxさんの作品なのですが・・・。私にはこんな写真は撮れないです。すごいなぁって思っていたんですが。」
と言った途端に顔色が変わりました。しかしプライドがあるのか勘違いしていた事を言わず、そこから徐々に弁舌でリカバーし始めたんですね。
後ほど、師匠と「あいつは絶対に写真の批評を名前で決めてるよな。」って笑いながら話したのは今も面白い昔話です。
と、同時に私にとってもフォトコンへの興味が全くなくなった瞬間でもありました。それからしばらく、師匠は写真の評価眼について色々と教えてくれました。実は上記の括りも私の独りよがりや自己満足ではなく、その昔に師匠から受け継いだもので今も大事にしている事柄の一つであります。
 
「いいか、写真だけで飯を食おうと思うな。写真ほど曖昧な芸術はないからな。1枚の写真には高い評価をする者もいれば、三文の値打ちもないと批判する者もいる。それが写真の世界だ。大事なのはきちんと自分の足を地に着けて、決して他言に揺るがず奢らず、自分の世界で切磋琢磨してゆく事だ。そんな写真にお金を払ってくれるような人が出てきたら、それは稼いだのではなく、ただのご褒美だと理解しろ。そうしないと前には進めないし、いつか廃れてしまうだけだ。」
 
言われた言葉は大阪弁だったが、内容は同じだ。
こんな師匠にマンツーマンで習ったので、私は今も自分の世界でカメラを構えて、撮影していられるのかも知れない。

人気番組ウォーキングデッド7を記念して。ww

アメリカ発の世界的超人気ゾンビ番組のウォーキング・デッドのシーズン7がCSのFOXで始まった。
これを記念して、本当にこのゾンビが発生したらどうなるのかを我が国日本を舞台に私的に考察してみたくなったのでキーを叩く事にしました。(笑)
 
とりあえず・・・。
 
古くは「バタリアン」とか「28週後・・・」とか「ワールドウォーZ」とかに出てくる、とびきり元気で走り回って追いかけてくるものは除外。あれは生きた屍じゃなくもはや生物兵器だよな。
ウォーキングデッドに出てくるゾンビはもう少しゾンビっぽくて、要するに死んだ人間がしばらくすると運動神経だけが蘇生して別人=ゾンビとなって動き出し、人間の血肉を求めて彷徨いだすという物だ。動きは初代ゾンビやバイオハザードシリーズに出てくる物に近い。で、生きている人間も既にそういう事になる病原体?に感染している前提で、どんなに親しい人や可愛い女の子でも、死んでしばらくするとヤバい顔のゾンビになって生き返り、襲いかかってくるという案配だ。
 
で、
このテのゾンビがどこからともなく日本国のそこかしこから現実に湧き出てきたとしたらどうなるか?という話。
 
とりあえず、
 
死んだ人間が墳墓を掘って這い出てくると言うのはない。日本はもう何十年も昔から火葬が義務づけられている国だからだ。なので不気味だが墓場は意外にも平穏なものだろう。もっと言うと、火葬を済ませた死体に危険は無い事になる。あと、ゾンビとなって這いずり回るには骨だけでは物理的に無理。最低でも腐敗していない脳(運動神経)としっかりした手足の筋肉が必要だ。だから野山や海河岸に人知れずうずくまっているであろう白骨死体や腐乱死体が、ゾンビ日和になったからと言って、にわかに這いずり出してきて人に食ってかかる事はない。つまりは、病原体によって再起動可能な脳と、手足を動かせるだけの筋肉を備えた割かし新しめな死体が人間を襲って食おうとするゾンビにフォールダウンする危険性を孕む事になる。お通夜に横たわる死体。交通事故で死亡した死体。病死などで霊安室に横たわる死体。数日前に山に埋められた死体。海へ捨てられた死体・・・。e等々である。少なくともギロッポンの交差点の真ん中で、いきなりゾンビが発生する事は、余程の偶然が重ならないとないと考えて良い。
そんな辺鄙な場所で発生するゾンビだが、動きは緩慢で、青白く潰れた顔と腐った身体をして、人を見るなり「しゃー!!」とか言いながら、田舎の一本道で歯をむき出して近寄ってこられたら、あなたならどうするだろうか?
想像するだに笑いが込み上げ・・・もとい、おぞましい話だが、例えそれが見覚えのある顔であったとしても、それが正常な人間であると思って、ハグをしに行くような人間はまずいないだろう。どっきりカメラ?等と考える向きもあるかも知れないが、とりあえずは逃げながら様子を見ようとするはずだ。で、通常の知識があるっていうかこれだけゾンビ知識がある現代人の場合は、それがいたずらやどっきりカメラでは無い事が分かると、一目散に逃げて某かに連絡するはずだ。しかし、殺そうとはしないだろう。通常ならこんな目に遭っていてもまだそれが「ゾンビ」だとは思わず、殺したら殺人だという意識が強く働く国民性があるからだ。
要するに、警察など人を殺しても良いという国家権力を持った人間に何とかして貰おうとするだろう。
そうこうするうちに、疑う事も緩慢なお年寄りは不幸にも犠牲になる可能性が高い。ショック死されてもゾンビ化するので厄介だ。が、そのショックで総入れ歯が飛んでしまっている老人ゾンビは驚異にはならないんでしょうね。(。-艸-。) クスクス
しかし、そんな感じである程度広がりを見せるであろうけど、ある程度の所で警察と自衛隊によって鎮圧されると考えるのが自然でしょうね。バイオハザードみたいに大都会の真ん中でいきなり数百人規模の生きのいいピチピチゾンビが発生すると話は別だけど・・・。
 
それでも、規模的に関東一円がゾンビに汚染されてしまったらどうだろうか・・・?日本の人口の約1/3が集まる地域である。4000万のゾンビ軍団に抗う術はあるのか?
 
答えは、ある。
 
既に市ヶ谷の自衛隊司令部は潰されていると考えても、自衛隊を始め軍隊という物は、こういう事ではそうそう簡単に壊滅する物ではない。総司令部が無くなっても、最終的には数人単位の分隊規模でさえも指揮系統はあり続けるのだ。それに日本本土から離れていた航空、海上の部隊も存在するので、結局は緩慢で知能や組織性がなく、人を見つけると無防備に近付いてくる、しかも己の歯しか武器を持たないゾンビ軍団が何千万人に膨れあがろうとも、ミサイル攻撃や対地爆弾攻撃等の現代兵器を持って、次第に終息に向かうと思われる。つまりは、映画のようにドラマラスな物語をたどる事はないと考えるのが自然だろう。
 
一方、ウォーキング・デッドでは、初期の頃は湧き出てくるゾンビ軍団からどうやって逃れるかがテーマであったが、シーズンが進むに連れて警察や軍隊はすでに崩壊し、無法地帯の荒野と化した土地に蔓延るならず者軍団の・・・つまりは人間同士の生き残りを賭けた戦いの様相にシフトしている。
警察はともかくとして、陸海空の現代兵器を所持した軍隊が崩壊して、街のならず者集団がバットに有刺鉄線を巻き付けた武器を片手に生き残って王国?を造り上げてゾンビと共に蔓延る・・・と言うのは、どう考えても矛盾していると思うのは私だけか?
危機管理能力では軍隊を上回る組織はないはずで、多少後手に回ったとしても、ゾンビ相手なら核兵器など使わずとも、遠慮も容赦も無しの爆撃や攻撃が可能で、その後手は容易に取り戻せる訳でして・・・。
あ、仮に生きた人間がいる所には爆撃は行わない・・・と言うのはないです。それは映画の話。これは東京や大阪で旧連合国の無差別爆撃を経験したり聴いたりした人はよくご存じだろう。作戦を完遂する為には軍隊は予定通り動きます。ただ、生きた人間にあらゆる手段で警告は行います。それだけの事です。爆撃時刻に逃げなければ巻き添えを食って死ぬと言うだけです。核など使わなくとも、死体など微塵も残らない殺戮兵器は、現代では幾らでも存在します。
 
あと、カオス後のゾンビはどうなるかというと、
生きた人間では無い為、代謝活動はありません。つまりゾンビの肉体は一日一日どんどん腐ってゆきます。ゼカリヤ書ではありませんが、目は目の穴の中で腐り、舌は口の中で腐り、足は立ったまま腐る・・・という感じに進んでゆく。目が腐るとゾンビは盲目で方向感覚が無くなる。あごの筋肉が腐ると噛む事が出来なくなりゾンビの脅威が無くなる。手足を動かす筋肉が腐り落ちたらゾンビは動けなくなり近所でテントを張って寝ていても安心になる。脳が腐ると活動が出来なくなり本当の死体に戻ります。これはエサ(人肉)を与えても与えなくても同じ結果になります。だって死んでるんだもん。何しても腐ってゆきますわな・・・。結局半年も放置すれば何もしなくてもゾンビ騒ぎは次第に終息してゆく訳です。街中は死臭でぷんぷんだけどね・・・。
 
と言う訳で私の結論は、ゾンビファンの方には申し訳ないが、
ゾンビは、現実を考えると、結局は蔓延らない。
と言う事で、お後がよろしいようで・・・。

フィルムの話なので、今やどうでも良いんですけど。

今日は昔あったカラーネガフィルムの話。
今も下記のように自信たっぷりに弁舌する人がいますね。
 
・富士は緑系が強い。
・コダックは黄色みが強い。
・コニカは赤みが強い。
 
と言う事だそうです。
また、この話をしておいてパッケージの色味に出る・・・と、ご説明される方もいらっしゃいまして・・・。コニカの箱は青かったじゃないか?と言う方もいると思いますが、コニカの前身であるサクラカラーの箱は赤かったんです。正確にはオレンジっぽい赤。
 
ちなみに上記の話は、実は全部ウソです。
 
こう言うと、当時(今)のメーカーの人間に聞いたんだから間違いないとか、開発者に聞いたんだから・・・とか、ちょっと自慢の混ざった感じで反論してくる小賢しいのが出てくるんですが、ウソな物はウソなんだからしょうがないです。
それでも反論してくる小賢しいのは、多分床屋の回転する赤青白の看板は動脈と静脈と包帯を表していると説明しかねない輩だ。(笑)
 
答は逆。
 
パッケージの色が先入観となって、そういう発色になっているかのように思えて、いつしかそう言われるようになったというのが正しい話です。別に各メーカーの主観でパッケージの色に合わせた発色をするようには作ってはいません。基本的には各メーカーが(当時は)自然だと見える発色になるように作っているので、それほど大きな違いは無いです。
ちなみにカラーフィルムは自動現像機(自現機)で現像する事を前提に作られており、コダックはC-41、富士はCN-16、コニカ(小西六)はCNK-4という現像プロセスを踏みます。なお、街中でよくあったDPEショップの現像プロセスは更に簡略化された手順で現像されていました。もっと言うと、純正店では無い激安DPEショップでは、安価な互換現像液が使われていました。
印画紙に至ってもコダックはコダックの、富士は富士の、コニカはコニカの印画紙を使用しますし、それぞれ現像液の種類も違います。
つまりカラーネガフィルムは使用するフィルム、現像するプロセス、紙焼きのプロセスの組み合わせによって色味は千変万化という感じになります。特に焼き付けに至っては、カラー現像機の自動補正+担当者のカンと経験による色補正が入る為、同じネガであるにも拘わらず、お店によって全然違う色になりますから、焼き増しの場合は同じ店であっても色見本をつけて依頼するのがテッパンでした。だから焼き増しは高かったのです。
 
色味は、それだけではありません。
 
フィルムは何本単位かまでは存じませんが、同じ条件下で製造された一塊の単位にロットナンバー(エマルジョンナンバー)というのが割り振られており、このロットナンバーが変わると、メーカー的には同じように作ってはいる物の、やはり乳剤の配合が微妙に変わる為、色調も微妙に変わるのです。(私はわかりませんけど)
また、自動現像機の液にも同じようにエマルジョンナンバーが振られており、何番のエマルジョンで現像したかの記録がネガには記されています。フィルムの端にシールが貼ってあったでしょ?
ロットナンバーがよく理解できない方は、毛糸で編み物をする女性(お母ちゃん)に聞いてみると分り易く教えてくれますよ~。毛糸にもロットナンバーがありますから・・・。
プロカメラマンは、撮影した条件を記録として残し、それを有効なものにする為に、フィルムのロットナンバーを控え、現像のエマルジョンナンバーにもこだわります。試し撮りをした後、微妙にフィルターをかけて本撮影をした後に、エマルジョンが変わってしまう前に現像に出す・・・プロは実際にここまでやっておられました。
 
ここまで言えばもう小賢しい輩もわかるでしょ?
 
・富士は緑系が強い。
・コダックは黄色みが強い。
・コニカは赤みが強い。
 
なんてもんは迷信と言っても過言では無い程の物である事が・・・。
箱の色が、多くの人にそういう風に思わせる先入観を作り出し、いつしかまことしやかに言われ出したいい加減な事なんですよ。

「それはウソですわ。1枚の写真になるまでに補正がかかるし、かけないと写真にならないのがカラー現像やし。富士が青で、コダックが黄色でとか、全然そんな事ないですよ。仮にそうであったとしても、多分分からないと思いますよ。」

当時のベテランラボマンが言っていた言葉です。
かく言う私も当時気になって、3社のネガを撮り較べてみましたが、全然そんな事はありませんでした。少なくとも1枚の写真になる頃には、黄色いとか青いとか赤いとか・・・そんなの全く分からないし、仮にそうであったとしても1枚だけで見るとまず分かる人なんていないと思います。
 
ちなみに白黒ですが、ILFORDのパッケージは白く、AGFAは黒いですが、どっちもほぼ同じです。富士は緑色ですが、やっぱり白黒は白黒ですよ。笑

D500のファインダーを改善してみる。

D500のファインダー倍率はなんと1倍。
それまでDX機の番長を張っていたD7200が0.94倍だった事を考えると、DX機(APS-C)のフラグシップとして登場しただけあって、こういう所でも改善されていたりする。
ちなみにFX機(フルサイズ)のファインダー倍率は例えばD5は0.72倍、D810だと0.7倍だ。一見DX機の方がすげぇじゃん?とか思うかも知れませんが、センサーサイズがDX機は2/3の大きさなので、換算しないといけません。そうするとD500は0.66倍となり、D7200は0.62倍となる。要するにファインダーをのぞいた時に見える像が、FX機よりも少し小さくなる為、DX機はちょっと見にくい・・・。
実際にFX機をのぞくと、意識しなくても大きく見えるので、ピントをマニュアルで合わせたりする場合に、とてもやり易かったりする。DX機しか持った事のない私には、ここは正直うらやましい限りだ。私は目も悪いし・・・。そろそろアレも入ってきているし。(^^;
で、前のバディだったD7000の時代はマグニファイアを付けてみたりアングルファインダーを付けてみたりと、色々とやってみたが、まぁファインダーはそれなりに見やすくはなる物の、倍率が高すぎて周囲がケラレたり、何だか余計見にくくなったりして、そういう意味では散々だった。まぁアングルファインダーは、上から覗くという意味では必需品でしたけど、結局等倍モードで見てたしな・・・。
 
で、
D500ですわ。
倍率にしてD7000からは0.06倍大きくなってて、これだけでも実は結構見やすいなと感じる自分がいるんだけど、やっぱりFX機をのぞいてしまった日には、それもD5のファインダーをのぞいてしまった日には、若干の虚しさを禁じ得ない訳でありまして・・・。
ちなみにD7000は安い機種に採用されていると言われる角形ファインダーだったので、D500で採用されている丸形ファインダーとの直接的な互換性はない。アングルファインダーも流用できない。丸形用のアングルファインダーも売ってはいるが、ねじ式なので脱着が面倒で到底使う気にはなれないです。で、何かないかと物色していたら、なんとニコン様はDK-17Mの型番で、マグニファイングアイピースという物を販売してくれていました。お値段はアマゾンで3600円程度と、割かし躊躇なく手が伸ばせそうな価格です。早速注文して入手してみました。
ファイル 66-1.jpg
このDK-17M、どういう物かというとファインダーの手前に装着して、1.2倍の大きさで被写体を見ると言う物。要するにファインダーの拡大鏡だ。たった1.2倍なんだけど、この1.2倍という拡大率が実に絶妙な倍率で、あとちょっと・・・という辺りを埋めてくれるような感じなのだ。
 
ところがよ・・・、
 
実は私は近眼も持っておりまして、-3の接眼補助DK-17Cを既に使っていたりする。これを通さないと-2迄しか視度調整ができないD500では、肉眼自体でピンぼけになるのよ。だが、ニコン様はこのDK-17CとDK-17Mの併用を想定していない。どっちかを選べという究極の選択を強いられる事になるのである。
確かにメガネをかけてファインダーをのぞくとDK-17Cは不要になるが、私はメガネをかけての撮影はどうも目が慣れなくて嫌いなのだ。だからどうしてもこの2つを併用したい。したい物はしたい。
で、それをちょっとアレな感じで自己責任の世界になるが、とりあえず可能にしてくれるのがDK-19という接眼目当てのゴムだ。これもネットで600円台と非常に安い。DK-17シリーズの有無は置いといても、ファインダーが見やすくなるのでとりあえず買っておいても損はないアイテムだと思います。
このDK-19を使うとDK-17MとDK-17Cの併用が可能になるのだ。
 
方法はこうだ。
 
1)DK-17Cと17Mの接眼のゴムリングを外す。
2)DK-19の金属の輪っかを外す。
3)DK-19をDK-17Mの外したゴム輪の代わりにする感じではめ込んで組み合わせる。
4)DK-19の接眼側からDK-17Cをねじ込む。
5)最後にDK-19の金属の輪っかをはめ込む。
6)D500に装着。

こんな感じになります。
ファイル 66-2.jpg
カメラ側からDK-17M、金属の輪、DK-19、DK-17Cという感じで装着されています。
接眼側から見るとこうです。
ファイル 66-3.jpg
DK-17Cをねじ込んでいるのでむき出しです。でも何だかちょっとかっこいいです。笑
DK-17Cがゴムの摩擦だけで留まっているという感じなので、多少の不安は禁じ得ませんが、触った感じではゴムの輪の大きさが絶妙で、金属の輪っかも効いており、かなりの事が起こらない限りは脱落しないのではないかと思われます。と言ってもあくまで自己責任ね。
で、実際にのぞいてみると・・・。
きちんとDK-17Cも機能して、視度調整も大丈夫です。
そして、ファインダーも1.2倍大きくなった・・・と言うあからさまな自覚は持てませんが、確かに見やすくなった・・・ような気がします。(笑)
しかし1.2倍というのが本当に絶妙の倍率で、ファインダーにケラレがありません。外すとよく分かりますが実際に見やすいです。
倍率で行くとFX機の換算値で0.66×1.2倍ですので0.79倍という事になります。何とD5の0.72倍を上回ってしまいました。そりゃ見やすいですわ。本当に見やすいです。DK-17MはD500の為にあるのでは?って思う程です。
 
ちなみにDK-17Mはフルサイズに取り付けると、さらに見やすくなるようですが、若干四隅の見え方に難が生じるようです。さらにDK-19と併用するとアイポイントが離れる為かケラレはさらに大きくなるとの事です。実際に見た訳ではないので分かりませんが、これを嫌う方もいると思いますので要注意と言う事で・・・。私は撮影の際には四隅を見なさいと教えられたクチなので、四隅の見え方に難があるのはちょっと使えない感じかな。ニコン様もFX用に1.15倍位のDK-17シリーズを出してくれれば一件落着なんですけどねー。

Windows10騒動。やっと終わりおったわ。

マイクロソフト(以下:MS)の独善的なお節介。Windows10への(勝手に)アップグレードキャンペーン?が、日本時間で言う7月30日で綺麗さっぱり終了した模様。私のメインで使っているパソコンにもサーバーで使っているパソコンにも、例の斜に構えた「田」マークが出てきて以来、毎日のようにWindows10へのアップグレードを拒否する戦いを繰り広げて参りました。はっきり言って本当にお節介な話だ。
 
MSの当初の触れ込みはこうだった。
・Windows10はWindowsの最終完成版だ。
・Windows10は全てにおいて完全無欠なので優れているのだ。
・今後はWindows10を改良しまくりで進んでいきます。
・そんなWindows10を1年間無料でアップグレードしてあげます。

という感じ。丁度1年ちょっと前位の話かな。
私は「無償」と聞いた瞬間、イヤな予感がしましたのよ。えー、MSの性格、結構知っているものでして・・・。
そのイヤな予感は見事に的中しまして、無償アップグレード期間が半年を過ぎた頃から顕著になって参りましたですな。あの勝手にアップグレードのご予約状態キャンペーンです。
MS擁護の方は「勝手に」ではないと、ユーザー側の「壮大な勘違い」としてアレコレと言っていたが、Windows7もWindows8.1も購入当初の初期設定では、Windowsの更新(普通の更新だよ)の設定は自動で行うように設定されており、多くの方はその設定画面すら見る事無くパソコンを使っていると思われる。この日々のWinodwsの更新の中に「Windows10へのアップグレード」を埋め込んだら、事実上勝手にスケジューリングされたのと同じであり、何も知らない方は、ある日突然いつもと違う画面が出てきて、訳も分からず同意をした瞬間に1時間以上もパソコンが使えなくなり、勝手にWinodws10の画面になって立ち上がってきた・・・となっても何ら不思議ではない。これを「ユーザーの壮大な勘違い」とは何事か。MSの手前に立って実害を被っているユーザー相手に旗振りも出来ないような輩が言う言葉ではないだろう。
 
パソコンという機械は、現代社会においては深く浸透しており、特に業務で使用しているパソコンの場合は、たった一つ不具合が生じるだけで立ち所に事業が停滞し、果てはサービス関係にも影響し、ひどい時は日々の業績にも影響する程の深刻な事態を招く。OSと言うのはそのパソコンを駆動するための基本ソフトだ。これに支障が出ればパソコンはただのゴミと化す。だからこそOSのアップグレードには事前の精査を行い、細心の注意を払いつつ専門業者の手の元で大金を掛けてまで行ってきた訳だ。たかがMSのえせ慈善事業で事足りる程単純な物ではない。MSのWindowsというOSが社会の中での大きなシェアを占めている事を理解しているのなら「無償アップグレード」等という無責任な事は、最初からすべきではなかったのだ。MS擁護の人間の中にはまだ理解できていない方がいるようなので一応言っておきますと、「無償=タダ」と言う事は、「何があっても責任は取りません」という事と同義だと言う事です。そう、えせ慈善事業と言ったのは「タダでしてやったんだから、何があっても文句は言うな」という言葉が裏側に潜んでいるからだ。
私の周囲には、勝手にアップグレードされたお陰で、パソコンが起動しなくなった、動作が劇的に重くなった。ERPアプリが動かなくなった。等の理由で、泣き寝入りした揚げ句、Windows7搭載の中古パソコンを買い直したという事後の話がかなり舞い込んだ。その方達は、今日の社会情勢から必要に駆られて業務でパソコンを使っていただけで、パソコンその物に詳しい訳ではない。そんな方は世の中にゴマンといるしシェアの大きいWindowsユーザーなら尚更の事だ。非常に気の毒な話だと思う。
 
我が家にはサーバーとして24時間稼働しているパソコンと、私個人が使用しているパソコンの2台がある。どちらもWindows7だがWindows10には意図的に上げなかった。理由はどちらのパソコンにもテレビボードが取り付いており、Windows10非対応なので確実に動かなくなるのが分かっているからだ。その他にも私のパソコンには仕事で使うデータベースソフト等が多数入っており、幾つかに影響が出る恐れがあった。にも拘わらずWindows10へのアップグレードは可能というウソの表示が出るから、これには正直笑った。まぁ、恐らくテレビボードのドライバもWindows10だかの純正ドライバだかが当たってくれるのであろう。しかし、テレビボードというのは地デジになって以降、特にグラフィックボードやドライバと密接に動く視聴ソフトの動作も必要なのだ。肝心のこちら側の判定はされていない模様だった。
これを知らずに言われるがままにWindows10にアップすると・・・、

・とりあえずWindows10になったとする。
・とりあえず全てのパーツのドライバは当たったとする。
・しかしテレビの視聴ソフトが起動しない。
・しょうが無いのでWindows10対応のテレビボードに買い換える。
・ところがパーツ構成が変わるため、Windows10の認証が外れる。
・MSに相談するが構成が変わったならWindows10を買えと言われる。
・結局泣く泣くWindows10を買う。

という事になっているだろう。
言っておくがテレビボードを外しておいてからWindows10に上げても同じ事です。予めWindows10対応のテレビボードに載せ替えておいてからアップグレードすればWindows10の代金は浮くけどね・・・。そんな面倒な事を大金使って今する位なら、あと4年何の問題も無いWindows7を使い倒して、テレビボード2枚分の浮いた金で美味しい物でも食べに行きますわ。笑
という選択を私はしたまでの事。あと4年も経てば、うちのパソコン、確実に買い換えの時期なので・・・。
それにしても、パソコンが壊れて修理した瞬間、Windows10を買わないといけなくなると言う事を知った上で、今般のWindows10無償アップグレードを行った方は、一体どれ位いるのだろうかと心配になってみたりする。購入店に毒突くようなヤカラも出てくるんじゃないだろうかと、そっちの方を心配してしまう。おーい、購入店は何も悪くないぞ~!それこそ「壮大な勘違い」ってやつだ。

あとね。
Andoroid OSとMacintoshのOSと、Windows10との決定的な違いも気になります。前の2社はパソコン用OSとスマホ・タブレット用OSを完全に分けて開発しております。つまり、別々に進化できる(=小回りが利く)って事。しかしWindows10はパソコンもスマホ・タブレットも全てひっくるめたOSになっているのだ。AndoroidやiOSに対抗しようとするとWindows10全体を更新。ChromeOSやMAC OSに対抗しようとすると、やっぱりWindows10全体を更新・・・。みたいな・・・。パソコンはいいよ。スペック上げやすいので。でもスマホやサーフェイスユーザーは関係ないアップデートまで強いられて日々重くなって行くんだから堪ったもんではないですよね。こんなWindows10が完成版として未来永劫続いてゆくとは思えないんだよな。Windows11とまでは言わないが、結局インチキアナウンスだったか?と思わせるような動きを、MSはするような気がしてしょうがない。まぁWindows7の期限が切れる2020年が楽しみだ。
 
ちなみにWindows10への移行を促すMSが取るべきだった一番の方法は、家電量販店やパソコンショップへの徹底した草の根宣伝と、マスコミを使ったWindows10発売のお祭り化。そしてWindows10のインストールCDを(タダにできるのなら)2000円前後で販売する事だった。私なら発売年をして2015円で売ったかな。1年という移行期間があったなら、発売を2016年にして、宣伝期間に費やせば良かったのだ。そうすればWindows10はもっと互換性能や完成度が上がっていたであろうし、もしかしたらWindows7とWindows10のシェアは逆転とまでは行かなくとも、同じ位にまではつり上げられていたのではないかと思う。おかしな条件を付けた無償アップグレードという行為と舌足らずな宣伝、そして強引な誘導行為が逆にユーザーに胡散臭さを振りまく事となり、逆に訴訟まで起こされるという事態を招いたのではないかと思われる。
Windowsは全世界のパソコンの9割以上に普及している。言い換えればそれだけ影響力があり、今までで最も成功している優れたOSであるという言い方も出来る訳だ。決して無償アップグレード等という大安売りをする必要はなかったし、トップシェアを誇るディフェンディングチャンプにはディフェンディングチャンプのやり方という物があった。と言う事をMSは理解すべきだったね。ま、いつも思うけど、偏差値の高い立派な高校や大学を出たという、いわゆる「カシコい人」って、なんか引きで見たら一周回ってアホな事を普通にやってしまっているっていうの、特にここ数年テレビでもよく見るんだよね。田中角栄や松下幸之助を思うと政治やビジネスに学歴っているのかねって心底思いますね。まぁ誰とは言わんけどさ・・・。(ちょっと前なら、えーん!この世の中を!!みたいな・・・。笑)
 
それよりも失敗続きのMSさん。Windows10とOffice2016のセットを激安で売り出しませんか?1年限定で5000円とかさ。タダはいかんよタダは・・・。
それよりも、先日テレビに出ていたアメリカのエラーい大学教授のインタビューの背後で動いていたパソコンが、WindowsXPだったのが妙に印象的だった。笑

互換バッテリーとなると・・・。

amazonでなかなか在庫が減らず、売れている感がなかったD500用バッテリーグリップ互換品が、ここ数日の間に徐々に売れ出している。まさかネットの辺境にあるここを読んだ諸兄が、注文に走っている訳でもあるまいと思い少し調べてみると、MB-D17の互換品で検索をかけると前回紹介したPIXEL社製の互換品を紹介するYoutubeの動画が幾つか検索され、そちらにamazonの商品リンクも記載されているようで、どうやらそちらから知るに至った一部の方が注文に走っていると思われる。また同一製品で安い値段を付けた業者も出現し始め、D500のバッテリーグリップ互換品の戦国時代が始まるのは時間の問題だろう。
それにしても、一緒に検索に掛かってきて鼻につくのが、「互換品を使っても問題は無いでしょうか?」という質問をネットでする輩。大丈夫でしょうか?と聞かないと答が出せないなら、黙って純正品を買えばよろしいと思うのは私だけ?「聞く位いいじゃないか」と逆ギレしてきそうな気がするので喰い気味に被せて言っておくが、そんな質問をして手放しに「お奨めです(^^)」等と応答する人間がいる訳ないだろう?多くは数千キロ離れた街で稀に起こった特殊な事例などを持ち出してきて互換品の注意を喚起したり、やはり自己責任で使えと答えるに決まっている。そんな想像は質問をする前から大概分かるはずだ。それでも敢えてそんな質問をした上で、最終的に「やっぱり純正品を使う事にします」という結論に達している事からすると、結局は「カメラメーカー様のステルスマーケティングですか?」と、言いたくもなってきますな。別に互換品を擁護している訳ではないが、カメラの周辺機器というのは、今も昔も互換品が多く出回っている物だ。その代表例がレンズだろう。純正品よりも安いシグマやタムロンは何かと馬鹿にしたり、信用できないと捲し立て、カールツァイスだのの圧倒的なブランドのレンズだとアダプタを通しても信頼できるって言うんだから、ここら辺のユーザーは言ってる事とやってる事がちぐはぐで、存在自体が私は信用できない。レンズに限らずストロボもそうですよ。スタジオでカメラの頭にちょこんと付けるような素人向けのちっこいオートストロボ使ってますか?ガイドナンバー100とか、大容量の社外品ストロボを使ってますよね。プロが昔から使っていると信頼できるんですか?カメラに限らず、純正だ何だと言い出したらキリが無いんですよ。「使って大丈夫ですか?」なんてバカな質問を公開の場でするな。友だちに聞くなり、撮影地で仲良くなった人に聞くなりせい。或いは「人柱になったる!」位の気概で使ってみたら良いだろう?どうせそんな気概で撮っている写真などに魂など籠もるはずもなく、大した写真など撮れはしないと断言しておいてやる。プロカメラマンが尊敬されるのは、その撮影の目的を果たすために経験と情報、あらゆる可能性から、ひとつの方法を導き出して、クライアントの欲する1枚に辿り着く方法を編み出す努力を怠らない点にある。古参のプロカメラマンは、大抵は無理難題を努力と試行錯誤で乗り越えている経験を持っている物だ。その方法論に純正とか社外品とか模倣品とかの概念などは皆無で、とにかく求める1枚を得るためなら、最適と思えば偽造品だって入手して、その特性を利用する事すらあるのだ。だからこそ私はそういうプロカメラマンを尊敬するのである。フロンティア精神のない人間の撮る写真に、私は感動など覚えないし、時間の無駄なので見たいとも思いませんね。既に答えの出ているくだらない質問をしているヒマがあたら、どうぞ安心して使える純正アイテムで固めて、無難で月並みな撮影を楽しんで、自分の世界で●●●ーしてくださいねーー。(^^;
昔いたよな、ちょっと変わった事しているクラスメートを見つけると「そんなんしていいんか?」と声高に叫んで、周囲にしょうもない拡散するヤツ・・・。私は大嫌いです。だまって見とけっちゅう話ですわ。
 
と、今日はのっけから徹底的に毒づいてみた。(# ゚Д゚)
 
なーんかケツの穴の小さい事を言ってるヤツを見るとムカつくんだよね・・・。十人中八人の普通に方には、お見苦しい点をお見せしまして大変申し訳ございません。また伏せ字ではありますが、不適切な表現があった事をお詫び致します。(^_^;
 
で、
そんな互換品なんですが、まだ数日しか経っておりませんが、Vertax D17 別に何ともありません。普通に使えております。今日も普通に使っていたし。壊れたらまた買い直すだけ。その時に純正品が適正に感じるお値段になっていたら、そっちを買うかも知れない。ただそれだけの事。
あ、一つ気が付いた事がありました。互換バッテリーグリップには純正品にはあるシャッターボタンの手前のファンクションボタンがありません。純正品はこのボタンに露出補正とか何だとかの機能が割り振れるようになっていますが、互換品はそれができません。しかし私はMB-D17を使った事がないし、そんなボタンなどなかったMB-D11(現在は純正品)を今も普通に使っていますので、全然違和感なかったっす・・・。グリグリと組み合わせる事でISO感度、露出補正、露出モード、測光モードが切り替えられるようだ。私的には縦位置中に切り替えるような物は何も無いから影響も無いですね。あったらあったで便利なのかな・・・。知らん間に変わってるとか嫌だから、私はあれこれ要らないなぁ・・・。
でも、このボタンの機能が欲しい!という方は、あと4万円ほど足して純正品を買いましょうと言う事で。
 
で、
当初D500では認識しないと騒がれた従来からあるEN-EL15互換バッテリーの方ですが、これもぼちぼちと対策された互換バッテリーがネット通販を賑わし始めているようだ。純正バッテリーだと6000円とかしますけど、互換バッテリーは2000円でお釣りが来るような感じ・・・。この差って大きい。かな?
何だか互換BGを擁護するような事を言っておいて何ですが、私は実はバッテリーだけは純正品しか使わないんですよ。(^^;)
最初に1個付いているので、消耗の激しいD500はまだ未知ですが、D7000で言うと、まぁ私の場合は追加でもう一つ買って上手く回せば全然事足りるんですよ。と言う事は6000円が2000円でしょ。差額は4000円程。実際はそれ以下だった。要は3000円程をケチって僻地の撮影で使えなくなったり、突然充電が出来なくなったり寿命が来たりと訳の分からないトラブルを抱え込んでしまう位なら、ここは信頼のおけるっぽい純正品を使っておこうという訳です。実際に写友(キヤノン)で互換バッテリーを5個中2個使っている方がいましたが、寒冷地での雪中撮影では、それこそ「あっ!」という間に互換バッテリーは無くなってしまいました。どこのメーカーのかは知りませんが、あれってホント無いに等しかった。まじで。(^^;
バッテリーグリップは外せば済む事だけど、バッテリーはそうはいきませんからね。なので私は純正品を使っております。現在はD7000+MB-D11にはカメラ本体に1個だけ。D500+MB-D17互換にはカメラとBGに入れております。D500で二つとも無くなった場合は、D7000から抜き取ってD500に使います。要は3つあれば今の所不自由はないです。って、D500が超不安・・・。(^^;
それよりも、他のレンズでは何ともないんですが、シグマの17-50mmを取り付けると、BGの有る無しにかかわらず肩の液晶表示が一部フラッシュしてレンズが作動しなくなるんだよね。一旦バッテリーを抜いて再起動すると正常になるんですが、BGを付けているとそれが面倒な所作になる。と思ったらBGを外す瞬間、一瞬カメラへの給電が切れるみたいで、これまた正常に戻るという・・・笑
互換品って、そういうもんでしょ・・・?

ちなみに話ちょっと変わるけどパソコンの本体にさぁ、AMDってシールが貼ってあったら、それってIntelの互換CPUだよ。パソコンちょっと安くて喜んだろ?互換品って、そういうもんなんだよ・・・。

MB-D17互換バッテリーグリップ

今日、不意に国際荷物が届いた。
結構揉まれて運ばれたのか、小さな段ボール箱が芋虫状になるほど圧縮されたような感じになって、とにかくすったもんだでうちへ届いたようだ(笑)。
内容物は、前回の日記で書き記したD500用バッテリーグリップ(以下:BG)の社外品。つまりMB-D17の互換品だ。互換品と呼ぶか模造品と呼ぶかで、日本人の心証は大きく違うみたいだが「偽造品」ではないので私的にはどっちでも良いです。
今日現在、既にMB-D17の互換BGは数社から発売されていて、一応言っておくとPIXEL社のVertax D17と、なぜかワイヤレスリモコンがセットのMcoplus-JP社のMK-D500と、Meike社のMK-D500がamazon上に存在しているが、たぶん今後も増えるだろう。値段的には7千円台から1万円台と結構な開きがある物の、大元の作り手は同じ?みたいな感じがしないでもない気がするのは私だけか?
で、
私はその中でも一番早くに発売されたっぽくて、これだけ金型が違っているような(=作り手が違う)感じがするPIXEL社製のVertax D17という商品を買ってみました。ちなみに私はAliExplressの方で注文しましたので、30日以降の納品となっているamazonさんの出品者よりも早く、しかも送料込み$70のサービス価格(amazonは1万円ちょい)で入手しております。ここはちょっと自慢(笑)。
段ボール箱は揉みくちゃでしたけど、しっかり梱包されていて中身はきちんと無事でした。で、中身はこんな感じです。
ファイル 63-1.jpg
単三乾電池ユニットとEN-EL15ユニットとD17本体と袋。袋は本体が入るのではなく使わない方のユニットを入れておく袋だから少し小さいです。純正のようなネオプレーンではなくシャカ袋です。妙な所にお金を掛けていないのも安さの秘密か。
ちなみにEN-EL18a系には非対応のようです。純正を持っている人は試してみるのも良いかもしれませんが、私は使用予定もないし、PIXEL社の社員でもないので、どうなっても知りませんとだけ書いておきます。強者の方は自己責任でお試しを・・・。
当たり前ですが、本体は非防塵防滴の非金属感満点の軽量仕様。カメラとの食いつきが多少悪くても、そのうちなじむんじゃないか?と言う位撓んでくれそうな辺りはプラスチック製互換品のアドバンテージ?と受け取っておきましょう。(;^ω^)
 
本体はこんな感じです。
ファイル 63-2.jpg
接点カバーは純正の白に対してこれは半透明の軟プラ。
カメラにセットした時の正面に来るあたりに小さく「MB-D17」と印刷されていて、妙に主張してくれているのが泣かせます。こんなにモロに書いているのは自信の表れか・・・?
しかし、他の互換品はここに「Me●ke」とか書かれている事を思うと、元品番を印字してくれている本商品は、かなりその気にさせる演出ではありますね。
しかし、驚いたのは商品にシリアルナンバーのような番号が当て込まれている点。短期決戦でとにかく売れるだけ売れ!という展開が王道の互換品市場?において、こんな面倒臭い事をやるってどうなんでしょうね。もしかしからニコン様公認の互換品の座をねらっているのだらうか??
 
背面はこんな感じ
ファイル 63-3.jpg
互換品として、本道と同じ物が一通り付いております。それ以上でも以下でもございません。新品だから当然だと思いますが、各スイッチ類は(今の所)結構しっかりした感触です。8方向スティックもクリック感がありますし、AF-ONのボタンもシャッターボタンも本体並みに押した感があります。回転ダイヤルはプラ製独特の軽い音はある物の、悪い感じはしません。本体との接合ネジも食いつきも良好でガタツキは皆無なのは、かつてD7000の互換品(MB-D11互換)を使った事がある私からすると、全体的に完成度が高く感じました。
 
裏面です。
ファイル 63-4.jpg
驚いた事に互換品ではほぼ確実に白紙になっているはずの所にPIXEL社のロゴが入り、ここではきっちりと「Vertax MB-D17」と表記されています。まじでニコン様公認を狙っているのか?(笑)
手触りは、最初はゴムの引っかかりが強く感じますが、使っているうちにカメラ本体との僅かな違和感も解消されていくのではないかという感じがします。実際に装着してみて使ってみると、違和感は最初だけでした。なじむと言うよりも、人間はそのうち慣れるんだという事を理解するでしょう。(;^ω^)
BGを付けた時の最大のアドバンテージである縦位置の構え心地も良い感じです。もう小さな「しぇー」状態で縦に構えて撮影する事も無いですね。ホント言うと私的にはバッテリー問題と言うよりも、これが一番の目的だったりするんだよね~。D7000+MB-D11(今は純正)で慣れちゃったので・・・。ただ、D500の本体の右手の握り感触はとても深くしっかり握れる感じですが、D17の握り感触は浅い感じがします。D17が分厚く感じるんですね。それはそれで私的には嫌いではない感触なんですが、手の小さい方は、カメラ本体とのギャップもあって、少々握り難さを感じるかも知れません。
あと、当然のことながら装着するとD500はずしりと重くなります・・・。
 
最後に本体との互換性。
ファイル 63-5.jpg
EN-EL15を本体と、実際にD17にも装填して装着してみたところ、きちんと「BP」マークが迷う事なく表示された。この状態でD17を外すとBPが消えて本体のバッテリー残量に切り替わります。再度D17を取り付けると、再びBPマークが表示されて残量も切り替わりました。MB-D11互換品の時は、不具合があっていちいち電源を切らないと切り替わらなかったりしたんですが、今回は(今の所)完璧です。あとは実際にバッテリーがどれくらい持つかですが、これはまだ使い込んでみないと何とも言えませんね。そのうち追加レビューしたいと思います。しかしMB-D11互換品で顕著だった、本体と両方のバッテリーをなぜか無駄に消耗してゆくという現象は、今の所出ておりません。
 
最後に総評として、このPIXEL社の互換品は、あくまで所見ですが、結構しっかり作り込まれている感じがします。AliExpressで$70、日本円にして7300円(今日現在の円ドルレート)程度と考えると、互換品としては平均的な価格ではありますが、結構お得感も感じる程の、いい買い物だったかなと思います。でも1万円で買った場合は、お得感はないかな・・・。
他のメーカーさんが出しているMB-D17互換品に付いては触った事がありませんので分かりません。これよりも良いのかも知れないし、悪いのかも知れないし・・・。そのうちネット上にあれやこれやとレビューや評価が掲載されてゆく事でしょう。
 
最後にお約束の一言を・・・。
MB-D17互換品の情報が国内のサイトでは皆無だったのと、一足早く入手した事もあって普段はやらないちょっとしたレビューを掲載しましたけど、実際に使ってみたらこうなった等という責任は持てません。あくまで私見を掲載しただけです。
互換品である以上、本体に影響があったとか、酢のこんにゃくだと後で思ったり、騒ぎたくなるような方は素直に純正を買ってください。互換品という物は、転んでも人のせいにしない、ベソはかいても声を出して泣かないという、大人な人だけが使う事ができるアイテムなのです。たまーにネットで騒いでいる方を見ますがみっともないです。それでいてレンズが社外品だったりすると、開いた口も塞がらなくなります。そこんとこはよく理解して互換品に手を出しましょう。