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自転車の運搬・・・その後。

後部座席のフラット化は完結したとして、自転車の運搬に関しては実はちょっと不安がありました。
前回の写真だとこんな感じです。
ファイル 49-1.jpg
キャリアに引っかけられるように運搬用のビームを用いているのですが、前輪の位置が低い・・・。
最低地上高は一応クリアしているので違法にはならないが、実際には下回りで一番低いのでキャッツアイに引っかかったり、コンビニ入口の段差で引っかかったりしないかと、精神衛生上よろしくありません。
しかし、キャリアの位置は実に絶妙に決めてあるので、ここから動かす事は実はできないのだ。なぜかって言うと、問題は右側のサイドフックの位置が事実上ここしかないのだ。この位置から上に行くと、ドアの内側に肉盛りがあって、フックの掛かりが浅くなる為、ドアを開いた時にボディと干渉してしまい、うっかり強引に開くと扉とボディを傷めてしまう事になるのだ。赤いバックライト辺りに来るようにすると、一応引っかけられられるが、扉のカーブのお陰でボディ側とフックが完全に干渉してしまい、同じ結果になる。低くする事は可能だが、高くする事は事実上不可能なのだ。
ちなみにこれ以上低くすると、恐らくママチャリなどの自転車が運搬出来なくなると思われます。またナンバープレートの視認が出来なくなり、警察に停められる可能性も出てきます。知っての通り、リアのナンバープレートの位置は勝手に動かす事は出来ません。
そうなると、残る手段は一つだけ。固定した際の自転車の高さや姿勢が決まるビームの角度を変えるしかない。=自転車のどこに引っかけるか・・・で調整する必要がある。
ビームが引っかかりそうな所はハンドル側では写真のような上端の所とその少し下の継ぎの所だ。サドル側では写真のようなサドル下と、ピラーの「E」の文字辺りかな。
タイヤの角度と見比べて、ハンドルの継ぎの所とサドル下にビームを取り付ければ自転車もまっすぐについてよろしいんじゃないっすか?とか思った人は結構いるんでしょうね。
私もそう思いました。出来ればサドル側も下の方でいけるんじゃないか?とも思いました。
しかし、
ダメなんです。Handybike8は小さいフレームなので、一般車を想定したこのビームだと一番縮めてもハンドル上端とサドル下にしか取付は不可能なんですよ~。(T_T)
と言う訳で、最終手段として、ハンドル上端と同じ高さになるようにサドルの高さを上げてビームを取り付ける事になりますが、このままやっちゃうと前輪の高さ位置が変わらないので、ハンドルを低くしてサドルを高くすると言う調整をする事になります。
まぁ、どちらも簡単に調整ができるんですが、サドルだけならともかく、乗る度にハンドルまで調整するって面倒臭いよなぁ・・・。
私はチャリをいぢって乗る趣味はないので、パッと下ろしたらパッと乗りたいんだよねーー。(-_-)
で、
実際にその設定をやるとスポーツサイクルのようにおしりが上がって前のめりの姿勢で乗るような感じになります。この自転車もママチャリ姿勢で乗ってきた私には違和感バリバリっす(笑)。
でも、いちいち怖かった段差があまり怖くない気がしたのはなぜなんだろう?って言うか始めは違和感があったが慣れてくると前のめりの方が乗りやすい・・・。
ネットの向こうの皆さんは、Handybike8をどのような設定で乗っておられるのだろうかと調べてみると、意外にも皆さん、ハンドルとサドルの位置がほぼ同じような高さで乗っておられる・・・。(^^;
まじっすか。
Handybike8のスタンダードは前のめりなんですか?
という疑問と共に、とあるブログには・・・
Handybike8は後方に重心がかかってしまう為、サドルを上げ気味にして前傾で乗った方が体重も均等にかかり、乗りやすくなる・・・。
らしいのじゃ!!
まぁじっすか・・・。(^_^;)
確かに今まで前輪が浮き気味のようなフィーリングで乗っていたので、僅かな段差も怖かったし、ハンドル捌きもママチャリに較べるとかなりコツがいった。この自転車で「10km走ってきました」とか書いている人とか信じられなかったが、10kmはともかく、慣れるとかなり乗りやすいフィーリングになった事は確かだ。なるほど、そう言う自転車だったんですね。

と言う事は私が慣れれば良いのか・・・(笑)。

そんな事を納得しつつ、ビームを取り付けると、非常にスマートな感じで真横にビームが付いた。そりゃそうだ、そのようにしたんだから。で、キャリアに乗せるべくビームを持って持ち上げると、なんと前後の重量バランスもほぼ同じになりキャリアの上にポンと載せる事が出来るようになって積載もし易くなった。(^o^)
そのまま3点で固定して完了だが、ハンドルの下側のベルトだけではあまり決まらず、ブラブラと自転車が揺れるのだ。さすがにこれは頂けないので、写真にも写っているように青いベルクロベルトでキャリアと自転車のピラーを固定してがっちり積載です。
写真を撮るのを忘れちゃったんですが、当然自転車の位置は少し高くなり、しかも水平に積載され、非常に安定を感じます。
ハンドルを縮めまくって自転車の固定位置を上げすぎると、今度はまたナンバープレートが隠れてしまうので注意が必要だ。っていうか私の場合はこの位置から動かす事はほぼ無いのでOKだ。

試しに夜中の車の少ない時間帯に周辺をテストで走ってみたが、全く問題はなかった。
最後にパトカーが後ろに着いたので、ナンバープレートなどで何か言われるかと思ったが、夜中の暇な時間帯にも拘わらずそのままスルーだった所を見ると、パトカーから見ても問題は特になかったようだ。という訳で、自転車運搬問題もこれで完全クリアです。
しかし、気を付けないといけないのは、このテのキャリアの場合、「盗難」という事に関しては全く考慮されていないのだ。
後部の扉を開けなくてもキャリアのベルトを緩めればキャリアも自転車も丸ごと「ごめんあそばせ・・・」という状態なのだ。ベルトを扉に挟んで固定するハッチハガーというオプションもあるが、フックに対応出来ない車用のパーツであって、ベルトを切られれば同じ事だ。何か良い方法は無い物かとネットを物色してみると、ニッコーというメーカーのフレキシブルワイヤーロック2mというのを発見。通常はループにして使うので2mでも1mになってしまうが、この商品は両端でロックするので2mをフルに使えるようだ。
2mあれば車の牽引ループを使ってキャリア本体と自転車を繋ぐ事が出来る。太さが4mmと若干心もとないが、4mmのワイヤーを切れるクリッパーを持ってウロウロしているヤツなどそうはいないし、そんなヤツは不審者丸出しなのですぐに防犯カメラで突き止められます。
まぁ旅行中だけの事なので、そうそう車から離れる事もないし、危険度は低いんだけど、コソ泥もロックを見たら諦める・・・という面もあるのであるに超した事はないですね。

というわけで、秋の撮影行に備えたマイカー工事は完全終了です。って、気が付いたら彼岸花も咲いているし、今年はどこへ行きませうか。(^_^;)