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ジンバルを買ってみたので、接続や設定の備忘録を含めて。

以前から気になっていたジンバルって言うかスタビライザーって言うか、要するに手持ちだと人間が持つ以上、必ずカメラは揺れてしまうので、その揺れを吸収して揺れのないピシッとした撮像を得ようという機材であります。一般的にはジンバルと呼ばれているみたいですね。なので私も以降はジンバルと呼ぶことにします。

以前からずーっと気になっていたジンバルなんですが、実は私は初ジンバルではなく、DJIのOM4というスマホ用のジンバルを昨年の秋くらいに購入して使ったり(使わなかったり)しております。
OM4はこんな感じです。
ファイル 179-1.jpg
スマホを挟んで取り付けて、手軽に手に持って専用アプリで揺れのないピシッとした動画や写真を撮ったり出来るようになっています。特定の被写体を自動追跡するActive Trackという機能も盛られており、たまに使うとかなり手軽にハイクォリティな動画を撮ることができますので、今も常に持ち歩いています。当時は17000円位していたんですが、その後ニョキッと伸びる延長棒機能が内蔵されたOM5が発売され、OM4はSEがついて現在は11000円程度で販売されています。
OM5はこんな感じです。
ファイル 179-2.jpg
OM4とOM5が平行販売されているという事はそれぞれに一長一短があると言う事です。一応ざっくりと記しておきますと以下の違いがあります。

1)OM5の方が小さく折りたためて100g軽い292gである。
2)充電池の駆動時間がOM4は15時間でOM5は6.4時間である。
3)OM5には21cm位ニョキッと伸びる機能がある。
4)満充電にかかる時間はOM4が2.5時間、OM5が1.5時間である。
5)OM4の方が実は首振り等の可動範囲が広い。
6)ペイロードはほぼ同じかOM4の方がやや大きい。

という感じである。普通なら新型のOM5だろってなるかも知れないが、特徴を見るとそうでもない部分もあるから悩ましい限りですね。以上の特徴からガチで撮影する方はOM4、手軽にVLOGなんて方はOM5という風に言われているようです。
首振り範囲がOM5で少し狭くなってしまったのは、やはりニョキッと伸びる心棒の機能を入れたのが原因でしょう。さらにバッテリーの大きさも制限されるので駆動時間にも2)のような大きな差が出ています。
気になるペイロード、つまり耐荷重性能ですが、ほぼ変わらないという説明がされていますが実際はOM4の方が大きいと思われます。
掌サイズの機材で100gもの軽量化に貢献しているのは、やはりこのニョキ棒への置き換えでしょうね。把手の中身がほぼリチウムイオンバッテリーだったOM4でしたが、ほぼ中身が空洞の棒に置き換わったわけですから軽くなって当然です。更に各パーツもやや華奢になっていますので、カーボン素材等OM4とは違う素材を使わない限りは、理屈的にペイロードも小さくなる事はあっても大きくなる事はないですね。ここら辺がガチはOM4でライトはOM5と言われている所以ではないでしょうか。
ちなみにOM4もOM5もDJI MIMOというアプリを使ってその性能を遺憾なく発揮するわけですが、Androidスマホは冷遇されており、不具合が多いようです。なので搭載するのは私的にはiPhone一択だと思います。そんなわけで、私的にはOM5はニーズに合わないのでOM4を使い続けております。
ちなみに先日OM4にiPhoneを付けて飛行機を撮影してきましたが、いやー、やっぱり安定しますねぇ。ビデオカメラを持った人類には、やっぱジンバルは求められる機材ですね。
 
で、ジンバルです。
今回私が新しく手にしたのはDJIのRS3という、一眼カメラが乗っかるマジでガチなジンバルです。ちなみにRS3はつい先日発売されたばかりの新製品です。ペイロードは3kgとなっており、私のバディであるD500にも対応している・・・らしいです。
この上にRS3 PROというペイロード4.5kgの一回り大きな物も同時発売されましたが、私はそこまでジンバルに命をかけるほどの身分ではございませんので、少しでも軽いRS3を選びました。RS3は単体でも売っているのですが、手元でズームやピントを動かせるフォーカスモーターがほぼ必要になると思ったので、これが付属されているComboを購入しました。
元々ジンバルって動画方面で使われる物というのはOM4を手にした時から判ってはいたのですが、何とかしてスチルカメラにも応用できないものかと、その使用法について、ユーザーレビューや動画などを見つつ考察を繰り返してきておりました。

しかし、スチルで使われている方はほぼいませんね・・・。(^◇^;)

私もスチル撮影はより軽く、機動性の高い装備が優先されると思っておりますので、既に3kgを超えてしまうジンバルを持ち歩くこと自体がナンセンスだと思います。
でも、買ってしまったんだよね~(~_~;)
ファイル 179-3.jpg
それも、動画で見ていますとほとんどの方がミラーレスカメラを載せています。しかし私はレフ機であるD500を載せたいのです。そうすると、ほとんどレビューや接続方法などが書かれたサイトも動画もありませんでした。そうだよな。RS3にD500載っけて撮影するやつなんてミラーレスな昨今に至ってはほぼいないよな。
なので、ここに記しておこうと思いました。
これはRS3を手にしてしまった私と、そのバディD500を載っけて撮影できるまでを記した壮絶なバトルを記録した日記である。
ちなみに、RS3に対応していると謳われているニコンの一眼レフ機は、このD500とD850しかありません。そう、D500はついに兄貴分のD5、雲の上のD6を超えたのである。ディスコンになって久しいD500であるが、こんなところで以外にも貴重な存在になっていたりなんかするから、ますます可愛らしいカメラですね。

というわけで、今回は予告編という事で。
どこが備忘録やねん。とか言わないでね・・・。w