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ついに正式発表されたD7200は・・・。

巷で噂されていたD7200と言うカメラが正式発表されたようだ。発売は3月19日らしい。
発売されるスペックは以下の通りだった。概ね下馬評通りではあったが、若干違っていたので書き記しておく。

- 新型の有効2416万画素 ローパスレスDXフォーマットセンサー
- 固定式液晶を搭載したD7100と同じ(?)ボディ
- EXPEED4プロセッサ
- MultiCAM 3500DX2 AFシステム
- 51点の測距点うち15点はクロスセンサー中央1点はF8-3EV対応
- Wi-Fi内蔵
- 連写は12bitRAWで6枚/秒、14bitRAWは5枚/秒。1.3倍時は7枚/秒
- バッファはロスレス12bit/27枚、14bit/18枚
- 動画はサイトでどうぞ。4Kは非対応。
- 動画の絞りはライブビュー中に調整可能になる

と言う感じです。
このD7200と言うカメラはD7100の弱点をことごとく潰して出てきたバージョンアップという感じのカメラである。言い換えればエポックメイキングな所は皆無というカメラでもある。もっと言うとD7100の時点でこの仕様で作らんかいって言うカメラである。

D7100でクソミソに言われていたバッファの量は、ニコン様にとってはFXの領域を侵さないギリギリの最大量を盛ってきたという感じ(笑)。相変わらずめんどくせぇ企業風土だなぁ・・・。
仕様を見る限りではキヤノンの7DMk2の対抗機ではない。そもそも価格帯が違うので70Dの対抗機だ・・・と巷では言われているが、70Dとは発売時期も世代も違うので、要するにニコンがそれなりに自分で考えてポンと出したDX機であると解釈するのが正しいと思う。
ただ、7DMk2がDX機をあまり作りたくないニコン様に、斯様な仕様にしてD7200を押し出させた・・・という感じは否めませんな。ニコンファンはキヤノンに感謝しよう。

で、
このD7200。
私的には「買い」のカメラだと思う。
ロスレス14bitだと連写が5コマ/秒に減るという、またもやD7000よりも退化するという、ニコン様ルールを厳守するかのような仕様が盛り込まれてはいるが、どんなにエラそうな事を言っている人間でも12bitと14bitの見分けは付かないと思う。要するにD7200は四の五の言わずに12bitで使えという事だ。この辺りはD300sっぽい感じがして、その後継機を待ちわびている人向けへの、せめてもの手向けであると考えれば納得も出来よう?(笑)

12bitロスレスというモードだと6コマ/秒の上、連続撮影可能コマ数は27コマになる。つまり5秒程の連写が持続出来る事になる。圧縮14bitで26コマ。圧縮12bitだと35コマになる。おーー。

「圧縮12bitなんて使ってられるかーー!!」

とか言う奴もいそうな気がするので、ここで言っておこう。このサイトに掲載している写真群で、D90で撮影された物の見分けは付きますかな?D7000ではロスレス14bitを使っていますが、D90は有無なく12bit圧縮である。D90で撮影された画像を100%見分けられないなら、14bitロスレスも12bit圧縮も、喜ばしい事に貴方にとっては同じであるという事だ。
連写6コマで6秒以上続くとなると、動体に充分使えるカメラであると私は思うのだ。

これが1.3倍クロップモードになると・・・。ロスレス14bitでも29コマ。ロスレス12bitだと44コマだ。圧縮12bitだと67コマとなる。
この場合は連写は7枚/秒なので、最大10秒ほどの連写が効く事になる。1.3倍クロップモードの存在理由は、この辺にしか見当たらないが、これについてはD7100の時から結構面白い機能だと思っています。

ちなみに・・・。
予てから噂が絶えないD300s後継機ですが、このD7200に盛れる要素が残されているので、期待する声が絶えないが、私的にはキヤノンが7Dmk2を開発していたような開発はしていないと思います。
そりゃあいつかはD7200の後釜を作るんだろうけど・・・作るのかなぁ・・・?
そのD300sの後釜機として出てきたカメラが、まさかのミラーレスDX機だったら私的には超面白いですけどね。出来ればデジタル時代に対応した新マウントで。(1 Nikkorはイヤ。)

多分OVFへのコダワリが、ニコンの食指をそっちへ行かせないのだと思うが、DXはもうEVFでいいじゃん・・・って、一線を越えれば一気に市場が動くんだけどなぁ・・・。
SSD搭載で2400万画素で30連写とか余裕ですよ。AF追従は開発の余地もあるしEVFだってそうだ。4Kまたは8K動画への対応も視野に入ってくる。FXでガチャガチャやっている間にぜひDXで新境地を切り開いて貰いたいと思う次第だ。
デカ太い三脚必須で、クソ重たい本体に、バカ重たいレンズを付けて、ちっこい鳥を追いかけているなんて、20世紀のカメラマンの姿にしか見えないんですよね。それをカッコイイとしている人間はマニアだけでいいんですよ。
とりあえず頑張ってください。