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冬の武装化完了。w

そろそろ山の木立も枯れ葉を落としきって、野鳥や風景撮影の季節到来となりました。私も例に漏れずちょこまかと1、2泊のプチ遠征や1週間単位の撮影行に出掛けるのも、この季節からです。
私の遠征は高速には乗りません。とにかく一般道をひたすら走って目的地に辿り着きます。宮城県の伊豆沼、福島県の三春地区、熊本県など普通に行きます。私の感覚では大阪発だと仮眠や食事も無理なく取りながら、ぼけーっと三日三晩も走っていると北海道以外の場所へは例外なく到着する気がしております。
当然宿も取らずに車中泊です。高速代と宿代を節約して、自炊で食いつないでゆくと、かなりの節約ができます。
「せこい旅行だ・・・w」
とリッチな人は笑うかも知れませんが、実は写真撮影を目的にしていると、最終的に行き着く先はこのようになってしまうんです。絶景が眼前に現れる時刻は殆どが日の出間際の早朝だったり、夕刻のゴールデンタイムなので、宿泊に旅館やホテルなどを取っても、指定する時刻に到着出来なかったり、食事も取れなかったりする事が殆どなんですね。だからせいぜい素泊まりの宿って感じ。それでも時間に遅れたり後発組になってしまうと撮影場所が無かったりして臍を噛む事にもなったりします。だから現場近くで車中泊に落ち着いてゆくんです。あと高速道路ですが、これに乗ってしまうと撮影のスケジュールをびっちり決めてしまわなくてはならなくなるんです。つまり目的地まで一直線に行ってしまう為、かえって柔軟な撮影が出来ず、窮屈な遠征になってしまうんですね。一般道だと思わぬ所で虹が出て奇麗な景色に出くわしたりしても容易にカメラを向ける事が可能ですし、天候の急変などで予定を変更しても容易に対応出来るのです。なので、私からすると、むしろ高速乗って撮影現場に出向いたりしている人を見聞きすると、逆に窮屈で可愛そうな遠征をしているんだなぁ・・・って思います。まぁ、元々私には放浪癖がありまして、高校時代から駅ネしながら気ままに撮り歩いていたと言うのもあるんですが・・・。(^_^;
駅ネの学生時代は夏限定でしたが、車中泊の現在は完全に冬です。キャンピングカーならいざ知らず、普通のクルマの車中を宿にする場合は夏よりも冬場の方がやり易いです。
夏場は暑苦しくて寝てられません。かと言って窓を開放して寝てると虫が入ってきたり、騒音がうるさかったり、治安上の不安も付きまといます。経験的に言いますがサンルーフもダメですよ。それに野菜や肉などの食料系もクーラーに入れておいても気を抜くと腐ってしまいます。また、汗をかくので着替えもたくさん必要になりますから荷物も結構嵩張るんですね。
一方冬場は過酷な感じはしますが、とにかく暖を取る努力をすれば乗り切る事ができます。衣服や寝具の「保温」グッズやノウハウは、夏場の「保冷」よりも圧倒的に多いし、やり易いんですね。食料系も保存しやすく、気温が一桁台の真冬だとルーフキャリア等のボックスにそのまま入れていても冷蔵庫代わりになるほどです。
季節を通して注意しなければいけないのは、絶対にエンジンをかけっぱなしで就寝しない事です。これは排気ガス由来の一酸化炭素中毒になる危険があります。たまに居たたまれない事故に発展しているケースが新聞に載りますよね。クルマは停車したら原則エンジンを切りましょう。命を守る事になりますし、併せて燃費を稼ぐ事になります。とりあえず、車中泊初心者の方は、夏場ではなく、日々冷え込む晩秋から初冬にかけての1、2泊から始めるのがお奨めです。
 
さて、話が逸れまくりましたが、要約ファンカーゴの冬の武装化がやっと完了したよ。
四駆になってヘッドライトがHIDからハロゲンになったので、とにかく暗かったのでLEDに変えました。
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ネットで4000円位のヤツなのですが、かなり明るいです。でも最近の車検官はLEDを嫌う傾向にあるようで、明らかに明るいLEDを光量不足と言って車検不通にし、昼行灯のようなハロゲン光で車検を通すという傾向を強く感じます。要は純正以外は気に食わんという感じ・・・。面倒くせぇなぁ・・・。でもとにかく現実としてLEDにしたことで明るくなりました。
それと、雪中作業の為のワークライトをルーフキャリアに取付けました。
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48Wタイプが2灯という圧倒的な光量を誇ります。ちなみにこの場合は、あくまで作業灯として設置しなければいけないので、運転席から点灯出来ない事、走行中は点灯しない事、作業灯の表示をする事などのルールがあります。当然、運転席からは点灯出来ません。写真では見えませんが「作業灯」の表示がしてあります。って言うかこんなもん走行中に点灯したら、対向車はパニックになって、最悪事故ってしまいますよ・・・。レンズカットがないのでめっちゃくちゃ眩しいですし、フォグランプにもできません。でも実際の消費電力は13W×2位だそうです。LEDって本当に省エネですね。
走行中と停車中の明るさアップは完璧になりましたが、問題の冬用タイヤ・・・。
実は例のアレが入ったとの事で、本日取付けて参りました。
グッドイヤーのベクター4シーズンズ・ハイブリッドというオールシーズンタイヤです。
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夏でも走れるタイヤらしく速度耐性はH。高速道路も不安なく走れます。(スタッドレスだとQなので120km/hまでだよ)
冬用タイヤらしく「SNOW」や雪だるまマークも入っています。これで堂々と冬用タイヤ規制の関所もクリア出来ます。
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クルマ関係者から頻りに言われていた「走行音」ですが、実際に走ってみた感じでは普通のタイヤと全く同じでした。都合良く雨も降ってくれたのでウェットシーンでの走行も試せましたけど、これも普通のタイヤと全然変わりませんでした。まぁ、今の私はええ歳のおっさんですので、そんなモーレツな走り方はしませんので、分からないだけかも知れませんけどね・・・。笑
タイヤパターンは、こんな感じです。
ファイル 90-5.jpg
V字の彫りが目立つ、やはり一般的なタイヤとはちょっと違う感じのするパターンですね。これが雪道や凍結路ではどの程度の性能を発揮するのかは、また機会が巡ってきたら記したいと思います。あと、耐久性能についても今後どうなるか見物です。
ただハッキリ言える事は、一部のお店の人等が言っているような雰囲気とはまるで違うという事です。曲がりなりにもF1に大量にタイヤを供給出来る程の規模を持つグッドイヤーが、何年もかけて開発したタイヤです。雪道専用に開発したスタッドレスよりも雪道性能は劣るかも知れませんが、まがい物では無い事だけは確かです。少雪地域に住む人にとって、画期的なタイヤでありますように・・・。