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D7100後継機。そりゃいつかは出るんだろうけど…。

D7200という名前になるのかどうかは知りませんが、ニコンが3月中にD7100の後継機を発表するとの憶測がカメラマニアの間で広がっているようだ。と、同時にそのスペックからして、プロ用途にも耐えうるDXハイエンド機のリリースも推測されているようである。
どうでも良いけど、D7100が発売されたその日から、D7100後継機の期待が広がるって、ニコンって一体どんだけユーザーの期待を裏切るメーカなんでしょうかね。大仏商売続けてっと、本当にWindows8のマイクロソフトみたいになっちゃうよ?写植の写研ってメーカーの事も知っているかな?
まぁ、他所の会社の事なのでどうでもいいけど…。
で、例のサイトの情報というのが何とも言えないが、仮名D7200とやらの推定スペックは以下の通りらしい。

- 新型の24MP APS-Cセンサー
- チルト式液晶を搭載したD750スタイルのボディ
- EXPEED4プロセッサ
- MultiCAM 3500DX2 AFシステム
- 51点の測距点
- Wi-Fi内蔵
- 連写は6コマ/秒
- バッファはRAW+JPEGで16枚
- 動画は1080p 60fpsと720p 120fps(4K動画については分からない)
- 動画の絞りはライブビュー中に調整可能になる

これを見ると早速D300s後継機を期待する声が高まるのも分かるような気がしますな。って言うか、まだD7200とやらも発売されていないんですけど…(笑)。
つまりは、噂とは言え既にユーザーを裏切ったスペックであるという訳ですな。
前にも述べたが、デジカメのスタンダードとなる撮影スタイルは、連写も単写も含めて、とにかくシャッターを押しまくって後からベストショットを選ぶという物なので、センサーと連写機能とAF追従機能が進化していなければ新しいデジカメ本体を購入する意味はほぼ無いと言って良い。それ以外の機能は枝葉末節の話だ。
その3点に絞って見ればD7200とやらは買いかどうかの答えが出てくる。ただし、D7100を使っている方は撮影の設定で連続撮影コマ数を稼ぐとか、高額なSDカードを次々に購入しては試すという涙ぐましい努力はもうやめて、取敢えず買い換えの準備をしよう。あれはどう穿って見ても動標を写すカメラじゃないよ…現場では1秒持たないカメラだって、何かの下ネタの如く影で笑いものになってるし…(笑)。あ、すいません。お下品でした(笑)。
とりあえず、センサーは新型とあるし、AFも「2」という文字が入っているし、この2つに関しては誤差に等しい感じで進化しているんでしょうな。連写は6枚/秒。これはD750が6.5枚/秒という如何ともし難いスペックなので、相変わらず余計なニコン様ルールでそれを超えないようにという配慮だろう(笑)。8枚/秒とか10枚/秒とかいにしたらD750ユーザーの方がワリを食っちゃうからね。
それと、一番摩訶不思議な仕様だったバッファはさすがに増やしてくるようですな。RAW+JPEGで16コマとあるのでRAWだけなら17~18コマは行くと思われ。ただし14bitロスレスだと変わらないか17コマだろう。いずれにしても3秒近く連写が効く事になる。これで、
「早いのは嫌よ。」
と、D7100のように礫を投げられる事も無いかも?(笑)
すいません。今日の私、なんかお下品ですね。
でもまぁ、キモになる3点については多少の進化が見込まれるんだろうから、一応D7000の人は様子見。D7100の人は買い換え。って感じかな。
ニコンは要するに儲からないDXはもう作りたくないんだよね。
レンズは焦点距離の短い物よりも長い物の方が遙かに高度な技術を要するし、また高額にもなる=収益性も高いと言う訳だ。薄利多売の傾向になってしまうDXはちょっと…と、考えるのも無理はないだろう。FXは高感度に強いのでDXは下だという私からすると各メーカー様の意図に見事に乗ってくださっているユーザーもいるんですが、DXでも高感度耐性のあるカメラは作れます。要は1200万~1600万画素で作れば良いだけ。1600万画素だとD810とほぼ同じ画像が出来るんじゃないかな?それを敢えて2400万画素で作る辺りは、DXの高感度性能をFXよりもやや下げる…というのが目的であり、高画素は単純なユーザー向けの宣伝文句というわけじゃなかろうかと私は思う。ライカ判135サイズというフィルムのサイズありきでカメラの設計をしなければならなかった時代とは違い、カメラありきでセンサーの設計が出来ると言うデジカメの昨今。何度も言うようだが36mm×24mmというライカ判135サイズのセンサーを使わなければならないと思い込んでいるユーザーが既にイノベーションを失ったロートルユーザーだと私は断じる。そんなカメラを諸手を挙げて迎合しているからメーカーもユーザーを舐めてかかってくるのだ。
既に動画の世界は800万画素の時代になっている。言い換えれば800万画素のカメラが60連写で撮影出来る時代になっていると言って良い。パナのカメラの4K動画の切り出し画像は、既にそんじょそこいらのデジカメのレベルを超えている。これが8Kになったら画素数は3000万画素を超えるのだ。そこに撮影の喜びがあるかどうかなんて問題ではない。写真は切り出しであろうと、フィルムであろうと最終的に撮った者が勝者なのだ。
ユーザーがきちんと求めない限りは、メーカーは胡座をかいて大仏商売を展開するだけなのである。少なくとも今のニコン様は、ユーザーに耳を一向に傾けないそういうメーカーに成り下がっているように思う。