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暑いですね。そして花火、みたいな。

D610が入院した所で日記が途切れていたとは・・・。w
そんな事も忘れてしまうほどこの日記から遠ざかっておりましたでございますよ。まぁ、勝手気ままに書いているだけの日記なので、気楽にいこう。(笑)
あ、余談ですがD610は今は普通に稼働しております。

とりあえず「暑い」という事を話題にするブロガーが、多分99%位だと思うのですが、私はそんな事は話題にしない1%の側の人間であります(笑)。だって夏は暑いもんでしょ。やたら「暑い暑い」と言う人も私はちょっと鬱陶しいと感じる人間であります。いちいち言わなくても暑いのは分かってるし、口に出したからと言って涼しくなるわけでもなかろうて・・・。おっと、そんなこんなで「暑さ」を話題にしてしまっている罠にハマってしまった。(;´Д`)
 
以前から言っておりますが、私は基本的に梅雨入りから彼岸花が咲くまでの期間は特に遠征の撮影には出掛けません。理由はこれももう何度も言ってますが、

1)夏は車中泊が暑くて厳しい。
2)遠征に伴う食料の保存が難しい(生ものが腐るって事)。
3)私好みの被写体がない。
4)気温が高くなるよりも低くなる方が面白いことが起こる。
5)キモい虫が魑魅魍魎のように出てくる。
6)野鳥の姿がほぼ見えない。

とまぁ、ざっと挙げただけでこんな感じ。
今年は特に、ほぼ撮影には出掛けておりません。だって夏だもん。
でも、花火は結構命賭けてるみたいに撮りに行くじゃねぇか?
って言われそうですね。そうです。ここ2年ほどは特別に一生懸命撮りに行ってたんですよ。昨年は宮島水中花火が引き潮という事もあって本命で撮りに行きました。でもその他の諏訪湖や長島温泉は撮影の実験というか、新しい機材のお試しというか、そう言うのを兼ねて割と気楽に行っておりました。今回はそんな花火撮影に関するお話しです。
 
花火の撮影について、よく聞くのは「難しい」「どう撮って良いか分からない」と言うことが圧倒的に多いです。しかし、私が暇つぶしに行く程度の花火撮影です。難しいわけ無いです。ネット上にも撮り方についてのウンチク解説は山ほど出てきます。それでも「難しい」と九官鳥のように繰り返している方は、恐らく花火は撮りたいとは思えない被写体か、色々と面倒臭いと思い込んでいる方なのでしょう。そう断言しても差し支えないくらい当たっていると思いますが、いかがなもんでしょうか?
 
そこで・・・。
 
今回は私が、どこのサイトにも解説されていない、ものごっつい簡単な撮影方法をお教えしたいと思います。
 
しかも!!
 
この撮影方法は、なんと彼女or嫁(彼氏or夫)と、わいわい一緒に観覧する事も可能なのです。
ね?知りたいでしょ?
と言う訳で早速その方法を・・・。
 
<用意する物>
普段使っている一眼レフカメラ又はミラーレスカメラです。出来ればインターバル撮影機能がある物が良いです。インターバル撮影機能とは、撮影を開始すると、一定間隔でシャッターを切り続けてくれる機能です。結論から言ってしまうと、この機能を使って自動で撮影してしまおうというわけです。その機能が無い物は、インターバル撮影機能があるタイマーレリーズと言う物を購入すると良いです。安い物ならネット通販で2000円前後で売られています。大抵は対応品がありますが、もしお手持ちのカメラに対応品が無い場合は、残念ながら今回の趣旨である放置撮影ができないので諦めてください。(完全放置ではありませんが方法はあります後述します)
あと、風で揺れないしっかりした三脚が必要なのは言うまでもありません。
 
<カメラの設定>
花火の撮影では全てマニュアル設定にして撮影を行います。
1)ISO感度を常用の最低にする。(100or200ですね)
2)絞り値をf11~13にする。(f8でもOKだがラストが白飛びするかも・・・)
3)ホワイトバランスを4000Kに固定する。
4)各種ノイズリダクション機能をOFFにする。
5)アクティブDライティング(オートライティングオプティマイザ)をOFFにする。
6)シャッター速度を6秒または8秒のいずれかにする。(これがミソ)
7)インターバル撮影の設定をシャッター間隔2秒になるようにし、600コマ以上撮るように設定する。

これでカメラの設定は終了です。特殊な設定ですのでメモリー機能がある場合は記憶しておくと良いですね。

<実際の撮影>
三脚を立てて、花火が上がるであろう方向にカメラを向け、画角を取ります。どの程度まで花火が上がるのかは、ネットでその花火大会の過去作画像を参考にすると良いでしょう。ちなみに少し引き気味にしておくと後でどうにでもなる事が多いです。
画角が決まったらピント合わせです。山の上からの撮影等で、打ち上げポイントが見える場合は、そこにピントを合せれば、花火が上がる前に全てのセッティングが終了出来ますが、そうでは無い場合は最初の花火が上がった時に、その花火でピントを合わせます。これはAFが効きます。ピントが合ったらすぐにAFをからMFに切り替えてピントが自動で動かないようにします。
あとは、インターバル撮影を開始すれば、花火が終わるまで放置しておけば、勝手にカメラが花火を撮影してくれますので、花火の時間は一緒に行ったいい人と一緒に楽しんでください。
 
というわけです。
このシャッター速度の6秒~8秒というのがなかなか絶妙で、花火が上がるタイミングとほぼ同調します。途中で休憩が入っても大体は大丈夫です。最近の花火は長く光る物が多くなってきましたので8秒で行うと良いかも知れませんが、比較明合成を想定するなら6秒が良いでしょう。間隔が2秒取った方がシャッター揺れを除去出来ます。
 
この撮影方法は、タイムラプス撮影になりますので、コマ撮りされた写真を全てつなげると、パラパラ漫画のような動画に仕上げる事も可能です。RAWで撮影すればより繊細な画像に仕上げて、ハイクオリティなタイムラプス動画やスチル写真にもできます。
 
経験上申しますと、多くの人がやっているであろうカメラをバルブにして、目押し撮影をする方法と、この放置撮影は、実を言いますとあまり結果は変わりません。逆に目押し撮影だと撮り逃がしてしまう場合があるほどで、放置撮影だと機械任せですので案外撮れていたりします。カメラが2台ある方は1台で目押し、もう一台で放置撮影をするとタイムラプスなども同時に撮影出来て、より確実な結果が残せると思います。
 
と言う訳で、今回は簡単すぎる花火撮影の方法を書き記しました。