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D610来ました。

D610が届いたとのことで、某K社の最寄り店に受け取りに行ってきました。中古なので外観については期待はしていなかったが、私も店員も感心する程とても奇麗なお姿だった。
「凄く綺麗ですね、A品と言っても良いと思う程の外観です。」
と店員が言う。私もそう思う程だった。
帰宅してからExifで調べてみると通算シャッター数は16730だった。どうやらこのカメラは、あまり撮影する事も無く手放された個体のようだ。AB品で安めの価格設定だったので、お買い得という事になるのだろうか。まぁ壊れるタイミングはシャッター回数からは分かりませんからどうでも良いですけど、やはり中古であっても奇麗と言うのは気持が良い物ですね。
ちなみにD610は、本家サイトでは未だ現行品扱いのようですが、海外ではすでにディスコン扱いになっているようです。気軽なD610がディスコンと言う事は、FX機の囓り出しがD750からと言う事になるわけで、これだとちょっと高価ですよね。正直、鳥専からすると値段のわりに大した事ないんだよね・・・。ならば鳥を諦め切れて、お安くお手軽なD610って貴重なんだよね。D610をなくすならD650とか作ってね。
 
ファイル 93-1.jpg
で、これが本日お迎えしたD610。フルサイズカメラらしくド標準のSIGMA 50mm/F1.4を取付けてみた。格好が良いとかは置いといて、ファインダーを覗くと、当たり前ですが50mmレンズが50mmレンズとして働く訳です。これがDX機(APS-C)を渡り歩いてきた私には懐かしさというか、新鮮さというか、その昔に初めてAE-1pのファインダーをのぞいた時のような感覚が思い出された。感動と言うよりもノスタルジックな感じです。DX機では換算できっちり50mmという単焦点レンズはありませんからねぇ・・・。
ファイル 93-2.jpg
操作の機動性はD500には遠く及ばないが、D7000に近い感じでD7000に慣れている私的には違和感はなかった。拡大縮小のボタンがD500と同じ順序になったのは咄嗟の操作で混乱しないで済むようになった位かな。ボタンのイルミネーション機能は当然ながらないので、暗闇では手探りでも操作出来るようにならないといけませんね。
連写速度は秒間6コマ。連続撮影はサンディスクのextreme使用で、14bitロスレス圧縮14コマ。これはカタログ通りの枚数でこれ以上高速なSDカードを使っても無意味な事を現している。弾切れは2秒ちょっとになる勘定だ。
ファイル 93-3.jpg
これをどうかと見る向きもあるかも知れませんが、フルサイズはD5以外は事実上動標にはあまり向かないと割り切った方が良い。風景などを奇麗にパチっと撮るのが得意なカメラだ。DX機のように機動性のある軽快な動作を求める方がどうかしていると思う。手持ちで狩猟のように撮影するのはDX機の仕事だと私は割り切っています。しかし、お互いに似たような事が出来る事も確かだけど、それぞれの特性に合った使い方をしてあげる方がカメラも幸せってもんだろう。万能カメラなんて物は存在しないのだし。
 
D610にSIGMA 50mm/F1.4を付けて机の上にあるD500とコーヒーカップを撮影してみた。蛍光灯下なのでシャッター速度を上げるべく、フルサイズが得意だという高感度ISO5000にしてf2.5にし、1/100秒で切ってみた。
ファイル 93-4.jpg
高感度が得意だと言うだけあって、ISO5000でもなかなかクリアな画質だ。D90(ISO3200まで)はもちろんD7000でもここまでクリアにはならなかった記憶がある。よく言われているフルサイズ2400万画素の余裕ですね。
ファイル 93-5.jpg
コーヒーカップもこんな感じです。暗所ノイズが見えるものの全然実用範囲って感じですね。元々星を撮りたかったのでD7000からは大幅にステップアップした撮影画像が得られそうです。そうか・・・フルサイズのユーザーさんは、高感度でこんなクリアな画質を堪能していたんですねー。改めてフルサイズの凄さを感じる事が出来ましたよ・・・。
 
なぁんちゃって・・・。なわけねぇだろ。
 
最初の3枚。D500に17-50mm/F2.8を付けてISO5000で撮影した物なんだよね。条件ではD500が劣勢だけど、見分けつきますか?
やはりカメラは撮りたい物相手に使い分けるのがよろしいかと思いますよ。
私はD610は手軽に風景とスナップ撮り用のサブバディですね。