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今年は・・・。

桜は追い出すとキリが無い。自分のお気に入りの桜を見つけて、一点集中で足繁く通うのが良い。」と、昔教わった事がある。私もそう思う。日本は桜大国だ。春のその時期になると、ざっと見渡しただけでも桜の数は視界に嫌でも入ってくる程で、適当な街や村へ足を運んでも、その地の名桜が必ず存在するほど多い。
その桜も、毎年微妙に見頃の時期が変わり、天気や時間によっても写真映えがそれぞれで変わってくる。一点集中でも、何年か通わないと飽きる事がないほどだ。
しかし、
梅の花でサボりまくった今年は、その教えに反して少し桜を追ってみようと思う。舞台は・・・ちょっと内緒。
それにしてもとにかく多い。目的の桜へ到達する道中にも名桜が点在するし、それぞれに味わいがあるからつい欲張ってしまうが、今年は欲張るのだ。(^^;
しかし、あまりにもキリが無いので一定の2015年版の自分桜ルールを設ける事にした。

①一本桜である事。
②電線電柱が入ってこない事。
③ひっそりとしている事。
④桜プラス何かの添加物がある事。

こんなもんかな。
桜吹雪を条件に加えたい所だが、こればっかりは狙いようがないので除外だ。昨年の行田市遠征での桜吹雪は、まさに偶然の賜だった。あれに味をしめてはエラい事になってしまう。
とりあえず今年は一本桜を狙う。並木とか帯とかは提灯が下がっていたり花見客が騒いでいたりするし、大体どこで撮っても同じような物だし敬遠します。
電線電柱は基本ですね。
ネットで名桜を見ていると、これさえなければいいのになぁ~と言うシチュエーションの桜の多い事多い事。電線電柱が入ると一気に興ざめしちゃうんですよね~。
③のひっそり感は大事だと思う。できれば日本の原風景のような場所だと言う事無しですね。又兵衛桜や三春の滝桜といった完全に観光地化しているような桜は当然パスです。撮影は観光客にお任せします。
④が難しいけど一番大事かな。しかし、あんまり真似したくないのが星空とのマッチ。正直言うと、星が回っている写真って、何だか目が回るんだよね。だから私は最近はあまり撮らない。ネットの投稿サイトや草コンなんかの審査員はお好きなようだけど・・・。星が留まっているのはカッコいいけど、よく見ると月の写真と同じで天の川のあの方向の写真ばっかりなんだよね。合成丸出しになるのもなんか嫌だし・・・。それ以外のプラス要素があれば、面白いですね。やっぱ、桜吹雪かな・・・。

それと・・・
私は一つ考えを改める事にしました。
デジカメの場合、ネット投稿や自分のパソコンの壁紙とかにする事が多いし、額にしても定型サイズが多いので、カメラの画角を保つように努めておりましたが、この度、作品として写真を出す場合はその比率を守る事をやめます。つまり、自由な縦横サイズにするって事。よく考えたら自分の持っている発想やイメージを具現化するのに、なんでカメラメーカーが決めた比率に縛られないとあかんねん。あほちゃうか・・・って、思い至ったんですよ。そうしたら、自分のイメージに合った作品と呼べる写真が、要約出来るようになってきました。現代では、とかく余計な物が写りやすい。メーカーが勝手に自分の都合で考えたセンサーの比率なんかに縛られている事自体が馬鹿な事だった。これからはもっと自由な作品作りをしようと自戒したのでありました。

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