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今日もカメラは置いといて、エレキギターの話。w

タイトルの通りです。
土岐的にシーズン真っ只中なのに、カメラの風はどこへ行ったのやら・・・。だって、撮りたい物がないんだもん。(^◇^;)
でもギターで弾きたい曲はいくらでもあるというわけで、今回はこれから特にエレキギターをやってみようという方向けに、無駄なお金をできるだけ掛けないようにして、思いっきり練習できる環境をご紹介しようと思います。って言うか、私が今やっている練習環境なんですけどね。

さて、
エレキギターを手にすると、必ず買ってしまうのがギターアンプですね。もしかしたら、当たり前のように同時に買ってしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし、実際にギターアンプに繋いで演奏するとなると、お部屋にはそれなりの防音設備が必要だったり、隣の家までの距離が必要だったり、とても理解のある地域住民の方ばかりだったりと、エレキギターをギャンギャン鳴らせるだけの環境が必要になります。あと、やっぱりギターアンプはそれなりにボリュームを上げないと、エレキ本来の良い感じの音も出ないんですよね。しかし、そんな環境がある人なんて今の日本にはそうそういないと思います。特に都会に住み方の場合は・・・。
と言う訳で、キッパリ言いますととりあえずギターアンプは要らないです。それに安物のアンプを買うと、あとで必ず買い直す羽目にもなりますので、まずはエレキギターだけを買いましょう。エレキギターの良い所は、それ単体では近所迷惑になるような音が出ないことです。ここがアコギと違う所なんですよね。生音で思いっきり練習ができるんですよ。
しかし、生音ばかりで弾いているのはエレキギターを買った意味が無いですよね。やっぱディストーションとかのエフェクターを通してぶっ壊れの音で弾いたり、クリーントーンでしっとり弾いたりしたいわけです。そこで必ずと言って良い程お奨めされるのが「ヘッドフォンアンプ」という物です。これは、エレキギターの出力端子に挿せるようになっているのと、ヘッドフォンが繋がるようになっているので、エレキギターの音を直接ヘッドフォンで聞きながら練習できるという物です。しかも、最近のヘッドフォンアンプには、いくつかのエフェクター機能も内蔵されていたり、リズム音を出してくれたりと多機能です。外にはエレキの生音しか出ませんから、自分だけの世界で思いっきりエレキギターを練習できるというわけです。大きさも掌サイズでしかも5000円前後で入手できるのもうれしいですね。

が、しかし・・・

ヘッドフォンアンプの機能はそこまでです。
自分の好きな曲に合わせてコードを弾いたり、アドリブでリードを弾いてみたりと言った事はできません。あくまで自分のエレキの音だけで練習するだけの機材です。便利ですがちょっと残念ですね。と言う訳で、ヘッドフォンアンプもあまりお奨めできません。結局楽しくないですからね・・・。
と言う訳で、私のお奨めの機材が以下の通りです。
私の練習環境を図表でざっと表しますと、こうなります。
ファイル 245-1.jpg

必須なのはミキサーです。と言ってもそんな大それた物は必要ありません。中古屋で数千円で売っている小型のミキサーで充分です。入力するのはエレキギター音、iPhoneかスマホからの楽曲音だけですから入力は2CHあれば足りますね。将来は友達とセッションを・・・と考えるなら4CH位がお奨めです。出力はヘッドフォンとスピーカーの2系統必要です。オーディオミキサーにはこの2つの出力は必ず付いていますから心配なしです。ヘッドフォンはオープンでもクローズでも構いません。ただし遅延が出ないように必ず有線ヘッドフォンにしてください。スピーカーも大それた物は要りません。私は小型の2000円位のPCスピーカーを使っています。普段は鳴らさないのですが、スピーカーについては後述します。
あとは、好きなエフェクターをギターの後に繋いで、ミキサーに繋げば完成です。
iPhoneからは自分の好きな楽曲が流れて、自分のギターの音がミックスされた音がヘッドフォンから聞こえるはずです。つまりプロのバンドに好き勝手に割り込めるわけです。私はiPhoneにYAMAHAのChord Trackerというアプリを入れて楽曲を入力しています。Chord Trackerは自動でコードを解析してリアルタイムに表示してくれますので、正に楽器練習の神のようなアプリです。他にもChord Aiといったキーまで解析表示してくれるアプリもありますが、私はChord Trackerの方がオススメですね。
 
で、これで好きな楽曲に合わせて曲が弾けるようになるワケですが、しばらくはこれ以上何も買う物はないかと思います。しかし、ある程度弾けるようになってくると、自分がどうやって弾いていて、どんな音でミックスされているのかを客観的に見てみたくなりますよね。そこで必要になるのがスピーカーです。
そして録画用に私はたまたま持っていたDJIのOsmo Action4という小型のカメラを使って録画・録音をしています。GoProでもInsta360でも、使い古しのスマホでも録画・録音デキれば何でも良いですね。
 
しかし・・・
 
ここでも問題が出てきます。
まぁ試しに何も考えずに録画してみてください。
で、再生してみると・・・( ̄。 ̄;)
映像は綺麗に撮れているのでしょうけど、肝心のギターのギャン音が全然撮れておらずに、代わりに弦をピックでひっかく音がやたら大きく録れていて耳障りになるだけの動画になってませんかね?
なってますよね?
多分友達にLINEで送って聞いてくれって言うと
「何だこの曲、ガリガリガリガリ、うるせー!!」
って言われること請け合いです。
おかしいですよね・・・YouTuberさんなんか、綺麗に録れているのに・・・。なんで俺はこうなるんだ・・・みたいな。

これを解決するには・・・。

結局、ギターとスピーカーの距離を離すしかないんですよ。これが答えです。
私の場合はスピーカー(RCA端子に変換してつないでます。)を向こうに向けてぐいーっと離してギターと大体1.5m位離してます。で、Osmo Action4にはDJI純正でMIC2という直接無線で繋がるワイヤレスマイクがあるのでそれを購入して、スピーカーの前に置いてます。後はスピーカーからの音量を調整して弦を引っ掻く音が無くなるようにします。これで解決です。最近のワイヤレスマイクは集音も優秀なので、そんなに大きな音にしなくても充分迫力あるサウンドが録音できます。私の環境だと、全然近所迷惑にもならない音量ですが、聞くと迫力満点に録音できています。カメラはフリーになりますので、好きな位置から録画できます。これもうれしい点ですね。こうやって自分の(割り込み)演奏を客観的に後から見直す事で、自己採点が出来たり、友達に見てもらったりできるので、練習にも益々熱が入りますよ。しかも近所迷惑、家族迷惑ほぼゼロです(隣の部屋と壁が薄いアパートだとやばいかな(;'∀'))。
GoProとかにもワイヤレスマイクが色々とあると思いますので、探してみてください。
ちなみに私はミキサーにはYAMAHAのAG03MK2というのを使っています。1万円そこそこで配信までできる優れものらしいのですが、私は配信できるほど上手くないし、自己満足で弾けたら良いので本来の使い方はしてない気がしますが、とりあえず安くで多機能だったのでこれを買いました。以前にベーリンガーの4CHミキサーを持っていたのですが売り払ったんですよね。今思うと持っておけばよかったなぁ・・・って思う事頻りです。
 
今回は結局何かというと、エレキギターの録音で、気になる弦の引っ掻き音を何とかする方法を、私なりの解決方法で記してみました。
カメラも同じだけど、こういうのは機材にこだわるよりも腕を磨くのよ・・・。
 
というわけで、お後がよろしいようで・・・。

※MIC2について追記だよ。
このDJI MIC2でのエレキギターと楽曲のMIX音の録音でハマったので備忘録として注意の追記です。
MIC2にはノイズキャンセラーという機能がありまして、これが有効になった状態で件の録音を行うと、高音が削られまくった挙げ句、昔のドルビーC(懐かしいね)のように息継ぎをしているかのような音になって録音されてしまいます。
具体的には、MIC2の電源を入れた後、録音ボタンを長押しすると、スイッチ側にあるオペレートランプがブルーからグリーンに変わります。この状態がノイズキャンセラーONです。これで録音するとがっかりになるので、緑ランプになっていたら録音ボタンを長押ししてブルーに戻しましょう。これで、ギャンギャンのエレキギター音も綺麗に録音できます。