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フルサイズシステムが要約完成。重いけど・・・( ̄。 ̄;)

フルサイズは基本的に単焦点でと考えているんですが、少し前に導入したシグマの24-105mm/F4 Artの写りがなかなかの物で、D810の慣熟使用に存分に使っております。3600万画素という高画素にも負けずに改造してくれる点は、まさに純正以上と評する方もおられるほどだと言う事が分かります。
最大写程となるレンズは私の場合は相変わらず150-600mmの/F5-6.3なのですが、年末も押し迫る12月28日に伊賀上野城と月をD810の初めての実戦投入という事で行って参りました。こう言う場合は私は後ろ控えのカメラは持っていきません。つまりD810と150-600mmのみを持っていきました。
ファイル 217-1.jpg

伊賀上野城と月を撮る上で、条件良く一番の遠くの距離から撮影できる場所はほぼ決まっており、正に12月28日はそのピンポイントの日でした。高画素機とは言いつつも、D810はわがままを言う事無く150-600mmの解像力を受け入れてくれてテレ端600mmでISO-800、f8で1/2秒のシャッターを切らせてくれた結果です。
少し距離が足りなかったのですが、トリミング耐性も高く、なかなかの撮れ高だったかなぁと思っております。
こうなってくると、間を埋めたくなってくるのが人情って物ですよね・・・σ(^◇^;)
24-105mmがあって150-600mmがあると、やはり真ん中の70-200mmというフルサイズ用レンズが欲しくなってきます。流れで行くとF4の小三元系レンズで良いのですが、なぁいんですな。70-200mm/F4なんてレンズは・・・。
ちなみにニコンの話をしてるのよ~。
そこで行き着く道の先にあるのが70-200mm/F2.8という事になります。そう、これは私が今まで個人では所有した事の無い、いわゆる大三元系のレンズとなります。で、早速調べてみました所、やはりニコン純正の物は多少の背伸びをしても手の届かない価格で販売されていました。旧型の物も新型のFL(フローライト)の物も私には無理です。って言うかこんなレンズは結果を出さないと収まらない職業カメさんか、家族のない独身貴族な方が使えば良いレンズだと思います。と言う訳で却下。
お値段が一番お手頃だったのが相変わらずタムロン製。中古だと7万円台からあり、新品でもフレンドリーなお値段です。純正の大三元レンズとの敵対レンズとなるので、それなりに拘った造りにもなっているようで、評価を見ると歯の浮くような高いレビューが並んでいます。が、これは個人的になのですが正直私はあまり好きなメーカーさんではないんですね。その理由は他の記事で散々書いていますので、良かったら検索して過去の日記から探して読んでください。今のタムロンはそんなことは皆無・・・と、言われても私はダメです。旧型となると論外です。
で、最終的に出てくるのがシグマのレンズですね。
既にAPS-C用として開発販売されていた「変態レンズ」の異名を持つ APO 50-150mm DC OS HSMをD500で使いまくっております。正直言って撮りたい物を撮らせてくれる一番信頼をしているレンズです。遠征となると、とりあえず持っていく一本です。このフルサイズ版となる APO 70-200mm DG OS HSMも中古で出回っていて、既に旧型となって久しい事もあって、見てくれはともかく、掘り出し物では5万円台から出回ることもあるようです。
しかし、
変な話ですがフルサイズで使う場合、こだわりのある方はこのレンズには手を出さない方が良いです。レンズ筒は50-150mmと同じ物を使っているので当然70-200mm用に作られた鏡筒だとは思いますが、APS-C用のレンズをフルサイズ用の鏡筒に用いていますから設計に余裕があるんですね。正直言って写りは50-150mmとは別物です。分かり易く言うと、このAPO 70-200mmをフルサイズで使うと、APS-Cの範囲を超えた部分からレンズの収差が目立つようになってきます。だから私の場合はD500で使う分には問題は無かったのですが、17-50mmを持っていますので、50-70mmの空隙が出来てしまう為50-150mmの方を選択したのです。結果は正解だったと思います。今思うとAPS-C用の鏡筒にフルサイズの70-200mmを詰め込んだのかなと思わせるレンズですね。このレンズでフルサイズで撮影されている方の写真を拝見しますと、どうしても周辺の写りに眼が行ってしまいます。
と言う訳で、残る選択肢は新しい方の 70-200mm DG OS HSM Sportsという事になります。中古でも今以て10万円を下りませんし、新品はやや雲の上です。が、とある撮影を控えている私はどうしても真ん中となる70-200mmを埋めておきたかった。と言う訳でシグマのこのSportsと銘の入った70-200mmをツモってしまいました。
元日に注文しましたのでまだ手元には届いていないのですが、このレンズを手に次第、ちょっと出掛けて見たい場所がありますので、行って見ようかと思います。
このシグマの70-200mm Sportsは、1.8kgオーバーとかなりの重量級レンズであります。純正やタムロンよりも重くて太いです。しかしシグマはとにかく写りを優先して、重さと太さは度外視して製作するメーカーでもあります。レビュー内容はそれとして、私が試写作品を見る限りでは、恐らくニコン純正のFLの物と同じか条件によっては上回るのではないかと思えるレンズです。D810とで3kg弱はダテじゃないね。がんばって持ち運ばないといけないのですが、新しい物好きしている間は、重さ関係無しに持ち出すかな。(*^O^*)
さて、このレンズで24mm~600mmまでのフルサイズのシステムが3本で完成しました。今まで鳥専としての選択肢はありましたが、風景撮影の選択肢が出来ました。
それに、D500で使うと105-300mmのレンズとしても使えますので、現場によっては野鳥撮りでも使える可能性が出てきますね。まぁ、そう言う意味でも必要かなという気になっていたレンズなんですけどね・・・。
私のような貧乏人間には安い買い物じゃ無いので、いっちょ気合い入れなあきまへんな。