記事一覧

アクションカメラを買ってみた。

カメラと言えば撮影なワケですが、やっと暑い季節も終わって彼岸花が咲きました。そろそろ私も休眠させているカメラを叩き起こして何を撮らしてもらいましょうか・・・という感じなのですが、相変わらずミラーレスカメラには興味がない土岐劉太郎です。皆さんこんにちは。
 
さて、そんな私が最近買ったカメラがアクションカメラという物。何というか、身体の一部に取り付けたり、クルマの地面すれすれに付けたりして、迫力のある映像を撮ったりすることの出来るアレですね。テレビのバラエティなんかでもタレントさんが自撮り用に持たされている場面もよく見るようになりました。
アクションカメラの代名詞と言えばやはりGoProでしょうか。先日、最新の機種となるGoPro HERO12が発売されましたね。あと、Insta360 X3と言うのも有名なようです。どれも特徴として共通しているのは、とにかく本体が小さく纏まっていて軽い。身体に取り付ける、所謂ウェアラブルに使う事も想定されているからでしょうね。自撮り棒はもちろん、軽量な三脚やクリップなど色んな所に固定が出来るオプションも豊富に販売されているようです。
ただ、アクションカメラの一番の特徴としては、第一義的な機能として動画を撮るという事に特化している点でしょうか。動画を撮るという事に関しては4Kや5.7Kと言った高解像度で60Pとか120Pと言ったFPSでの撮影が可能になっていて、手ぶれ補正機能も半端なく高度な物が複数搭載されています。しかし、静止画となると、さすがに一眼レフの画像で眼が肥えてしまっている私には、お世辞にも綺麗とは言い難い有様ですね・・・。
では、静止画を主体としている私がなぜアクションカメラなんぞを・・・という事になるのですが、以前私はDJIから販売されているOSMO MOBILE 4というお手持ちのスマホ(私はiPhone)をセットして手ぶれ補正して綺麗に動画が撮れるという機材を入手して、ドローン映像とミックスしたりして遊んでいた訳ですが、ある時友人と撮影地に向かう時にも使ってみたのですが、スマホジンバルは確かに綺麗に動画(も静止画)も撮れるんですが、片手が埋まってしまうんですね。これだけ持って軽装で街ぶらしている分にはとても便利なんですが、これが機材を持って階段だの山道だのとなってくると、はっきり言ってとても疲れる・・・。杖なんて突いてたら両手が埋まって危ないんだか何なんだかって状態になるんですね。なので以前からハンズフリーでメイキングなんかも撮れるようなアクションカメラが欲しいなぁ・・・なんて密かに思ったりしていた訳です。
で、今回私が買ったのはGoPro HERO 12ではなく、Insta360 X3でもなくて、なんとDJIのOSMO Action 4です。これ、案外高性能でGoProキラーとも呼ばれているアクションカメラだったりします。別にそんな名前に絆されて買った訳でもないですけどね。私の場合は先述したOSMO Mobile 4があって、同じOSMOシリーズなのでiPhoneでのコントロールアプリが同じDJI MIMOだったからです。それと、ハンズフリーな撮影が目的だったので、何だか丈夫そうで使い易げなネックホルダー(首かけ式のカメラ固定器具)も純正で設定されていましたのでOSMO Action 4に決めた訳です。それ以外に特に他意は無いです。
買ったのは、標準のセットとネックホルダー。
カメラが小型軽量とは言うものの、首に結構な負担が来るかと思いましたが、首に接する部分が太く作られているので案外負担感は少ないです。慣れると気にもならなくなりますね。
これを付けて台所でコーヒーなんぞを入れる所を撮影してみましたが、いやぁ・・・おもしろいですね。首掛けなので自分目線よりも少し下になるのでカメラの角度を調整する必要はありますが、何だか面白い映像が撮れます。って言うか、自分目線のような独特の臨場感を持った映像になりますね。早速孫をあやす撮影もしてみましたが、いや、ホントおもしろい。ヨダレでベロベロになった手が近付いてきたり、顔がどアップになったり、自分が両手を差し出したり・・・。アクションカメラならではの動画になるのが良いですね。しかもハンズフリー撮影なのでストレスも皆無です。
カメラのややこしい設定は特にせず、要するに全てオートなのですが、解像度は私は1080P/30FPSにしています。シャッター速度は1/30が理想なのですが、なかなか厳しい条件ですのでフィルター買おうかと迷っています。手ぶれ補正モードはRockSteadyが多くの動画撮影者の方の推奨のように感じましたが、私が多用しているのはHrizonBalancingと言うモードで、これは通常の手ぶれ補正を行うと同時に、左右45度までのカメラの傾きも吸収して水平に撮影してくれます。首にかけて無造作に撮影するのでRockSteadyでは手ぶれ補正は優秀ですが、揺れは揺れとして捉えてしまう為、後で見ると酔うんですね。ゾンビの視点の再現なんかでは良いかも知れませんけど・・・。HorizonBalancingモードだと、水平が保たれたままですので首掛けでも非常に安定したPOV撮影が出来ます。一番感動したのはこの機能ですね。しかし欠点もあって、カメラの揺れを吸収する為にイメージサークルの画角を狭くするので、要するに移せる範囲が狭くなってしまいます。しかし、元々凄く広角で、周辺歪曲が気になっていた私にはHorizonBalancingモードの画角の方がしっくりきます。ま、ここは好みになるのでしょうか。
防水機能はノーマルで18m。まぁ1.5気圧防水程度に考えておれば良いでしょう。普段の雨中撮影や、せせらいだ川の中を覗く程度なんかでは全く問題なしですね。しかし、滝の中を潜らせたり、激流の川の中とかになると水圧がかなりかかりますので防水ケースを使った方が良いようです。防水ケースを使うと本体を守るのと同時に、なんと60mまでの潜水が可能になります。ちょっと欲しいですね。
とにもかくにも、ハンディカムや一眼系カメラ、スマホ等ではなかなか撮れない映像が手軽に撮れるのはやはりアクションカメラの利ですね。早速川の中に突っ込みたくなって、50cm程度の自撮り三脚棒とクリップ固定器具を追加で買ってしまいました。
この冬、一眼レフ機での撮影なんて忘れてしまったりなんかして・・・。(^◇^;)
ファイル 207-1.jpg