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ネットゲームでチート(ズル)がバレてないと思っているのは貴方だけですよ。

スマホもパソコンも専用機(プレステとか)も全て含めてネットを介して行うゲームにおいて、宿命とも言えるのがチートプレイヤーの存在である。チートとはいわゆる「ズル」の事で、例えばドラクエウォークやポケモンGOのような歩いてナンボの位置ゲームなら自分の居場所を偽装して、大阪の自宅にいるのにゲーム上では青森や新潟などにいたりして、到底入手できないような地産のアイテムを入手したり、1歩も歩いていないのに10万歩歩いたようにしたりする事だ。こういったチートプレイヤーの存在は、ネットゲームの数だけそれを実現させる為のチートツールという物が存在している。プレイヤーはそのチートツールを有料なり無料なりで入手してきては利用して、他のプレイヤーよりも先行したプレイを行う訳である。
私は実はその昔、初代のコールオブデューティという戦争ゲームのサーバーを運営した経験があります。当時は光ファイバーで100Mbpsが一般家庭の最高速の回線速度で、いち早く導入した私(達)は、その回線を使って64人でサバゲーが出来るサーバーを立てたのである。そのサーバーは瞬く間にアクセス数が増えて、あっという間に24時間常に60人以上がゲームをしているという状態になり、当時あったサーバーランキングというゲームサーバーのアクセス数をランキングしている海外サイトにも掲載され、最終的には実に6ヶ月間アクセス数、アクセス密度、アクセスクォリティの3つを1位独占するという状況になった。当時の日本のゲーム雑誌にもサーバー名こそ伏せられていたが、日本に60人以上でプレイできるコールオブデューティーの高クォリティのサーバーが存在している・・・とまで掲載されるほどだった。しかし、そんな栄光の日々とは裏腹に、サーバー管理者である私(達)の日々は、自分たちがゲームを楽しむ時間などほとんど無く、常に各プレイヤーのチートの監視という状態だった記憶がある。戦争ゲームでのチートの種類はおおよそ次の通りだ。

1)撃たれても死なない
2)壁の向こうの敵が透けて見える
3)空を飛んだり瞬間移動したりできる
4)無限に弾丸を持っている
5)連発できない拳銃があり得ない速度で連発できる

等々である。
初代コールオブデューティは、今でこそ当たり前になっているチート行為に対する自動監視システムなど無かったので、チートプレイヤー(チーター)を見つけては、その都度BAN(出入禁止)を行うしか方法が無かったので常に人間が監視する必要があったのだ。サーバーを立てた最初の頃は平和だったが、日が経つに連れてチートツールが出回るようになり、次第にそれらを使うチーターが増えだした。最終的にはサーバーの運営を阻害するツールまで出回りだしたので、サーバーランクでオール1位の栄光を棄てて私(達)はサーバーを下げたのである。そんなサーバー運営者の経験がある私からハッキリと言っておきます。チートツールを使っている人間は、サーバー管理者からすると丸わかりです。最近は私はバトルフィールド4というゲームにたまに参加していますが、参加者としての立場ではありますが、これもハッキリと言っておきます。参加者の立場でもチーターの存在は必ず分かります(*^O^*)。
チートというのは、何もチートツールを使うばかりではありません。例えば2人以上の仲間がいれば、一人が観戦者で参加して自由にフィールドを動き回って様子を見て、実際にプレイしている人間にボイスチャットで指示を送ってもチートと同様の事ができます。これはさすがに自動監視では見つけられないのですが、そのフィールドでゲームをプレイしていると「やっているな」って言うのは100%分かります。
チーターさん?分かるんですよ残念ながら(笑)。
なぜなら、私も実験的に、そのコールオブデューティの自鯖でやった事があるからです。敵の様子がボイスチャットで適宜送られてきますから、左から出て撃てば良いとか全部出来るんです。めっちゃ有利です。面白いように攻めていけます。だからバトルフィールド4になっても「やってるな」って分かるんです。
バトルフィールド4の場合はチーターがフィールドにいると、ゲームは以下のようになります。

1)常に上位にトンデモスコアのプレイヤーがいて、勝ちチームにいます。
2)自分が誰かを撃ち殺すと、必ず即座に撃ち殺してくる者がいて殺されたプレイヤーを復活させます。
3)常にゲームがワンサイドで展開されてゆきます。
4)常に一人で裏取りをしてくるプレイヤーがいます。

とまぁ、こんな感じでしょうか。この1)~4)のいづれかを感じたら、そのサーバーは現在「やっている者がいる」と判断して良いと思います。私の場合は文句を言っても止めるはずがないと知っていますので、さっさと別のサーバーに移動します。
チーターがいないサーバーの場合は、特にバトルフィールド4の場合は、プレイヤーをチーム替えしたりして均衡が保たれるようになっていますので、大体決まった所が主戦場になり、本当の激戦場のように一進一退の攻防が繰り広げられて非常に面白い展開になります。下手くそな私でも勝ちチームのベスト3に入ったりする事もあります。
チーターさん?
もう一度言っておきますけど、バレてないって思ってやっているのは、貴方ご自身だけですよ。
承認欲求に頭がイカれてしまったのかもしれませんが、正当なプレイヤーは相手にしていませんので、やるだけ虚しいと理解して、普通にゲームをしてくださいね。
 
というワケで、今日はここまでです。