記事一覧

iPhoneのappストアでたまたま見たら・・・w

私はiPhone(10smaxです)使いなのですが、金銭関係のアプリをインストールしなくてはいけなくなり、久しぶりにApp Storeを覗くことになりました。それはそれで丸く終わったんだけど、ちょっと気になってドラクエウォークを検索してみると、いやぁ・・・相変わらず最新は辛辣なコメントで荒れまくっていますねぇ・・・。(^_^;)
実は私のiPhoneにもまだドラクエウォーク入ったまんまです。全然やってないけど・・・。で、久しぶりに起動してみたら、色々とダウンロードされて、最終的に起動すると2周年記念だかでジェムをくれるクエストがあったり、モンスターを仲間にするコンテンツが増えていたり、ドラクエVのイベントで例の結婚する選択イベントがあったり・・・。面倒なので一通り見たらスルーです。もう飽きたしな。
で、そのApp Storeの方の不満コメントを一通り見ると、やはり一種の集金システムと化しているガチャに対する不満が多いようだ。
 
そこで・・・。
なぜ、こんな辛辣なコメントが並ぶのか、その根っこを考えてみた。すると、一つの答えが出てきました。
 
「ドラクエウォークは、やはりベホマラーの実装がまずかった。」
 
これに尽きると思います。要は「聖風のつえ」の配布ですね。これが早過ぎたというか、失敗だったように思います。

呪文や攻撃のアイテムは、いくら強力に設定しても登場するモンスターに耐性を持たせたりするだけでイベントが終了したらある程度ゴミ化して、ゲームというか持つプレイヤーと持たざるプレーヤー達のバランスを多少でも保つことが出来ます。ロトのつるぎや天空のつるぎ等がその良い例ですね。

しかし、全体回復・復活アイテムとなると話は違ってきます。

「聖風のつえ」が登場するまでは、多くはSPの「ひかりのタクト」や星4武器等に実装された「いやしのかぜ」で凌ぎ、ボーナス的な「トワイライトブルーム」や「さとりのつえ」で少し楽ができるような感じで戦っていました。特に「さとりのつえ」が優れているとされたのは唯一ザオラルが使えるキャップ650アイテムだったからです。トワイライトブルームもキャップ650で同等の回復能力ですが復活がザオで実用にやや難点がある・・・と言う辺りが駆け引きをする効果を呼び、それはそれでゲーム性があったと言えます。ちなみにキャップ650アイテムのHP回復量は230前後となります。
しかし「聖風のつえ」はキャップ1200と異常に高く、HP回復量も優に300を超える。これだけならまだ良かった。単純に回復させるだけのアイテムであったなら、HP350の回復量を誇ったとしても、最近流行らしいメガモンや強敵が繰り出してくる連続の「つうこんの一撃」を食らってしまう以上は、他の回復アイテムとゲーム性はほぼ変わらないからです。
しかし、運営は何を思ったのか、50%のHPで復活させる「天使のうたごえ」というザオラルと同等の機能を持たせてしまいました。つまり全体HP350を回復し、50%のHP復活ができるアイテムというわけです。これが特技ではなく魔法として発動しますから、賢者が持つと「やまびこ特性」で1ターンで2度発動する事もあります。この突出したアイテムの登場によって、ガチャで「持った者」と「持てなかった者」との間には圧倒的な戦力差が生じてしまい、持った者は単独でも星3メガモンや強敵Lv30でも容易に相手に出来る一方で、持てなかった者は他力本願で戦いに挑む事しか出来ず、単独を強いられる強敵Lv30クラスやLv65級のほこらの敵になると、ほぼ単独で倒す事はできません。ここにゲームを進める上での「効率の差」が大きく出来てしまう事になるのですね。
結果的に運営は「持った者」の為に難敵を用意する事になり、同時に「持てなかった者」の為にそこそこの敵を用意するというゲームとしては非常にアンバランスな事をしなければならない結果になっているわけです。
難敵が現れる以上「持っていない者」であっても、何らかの代替策を講じて相手をしなければ強くなれないしゲームに先も見えてきません。その代替策が特攻のピックアップアイテムと言うことになるのですが、その特攻アイテムもガチャで渋い運任せとなると、ゲームは詰んでしまい、やがては飽きてプレイヤーも離れてしまうと言うわけです。つまりこれが、辛辣なコメントが並ぶ根本的な原因であり、ゲームバランスを著しく欠いている要因になっていると私には見えます。
イベントのピックアップアイテムの現出確率の調整は、収益性にも直接関わってくるので非常に難しい面があるのも確かですが、もう止めようかと思っているプレイヤーでもピックアップアイテムが出ると「もう少しやってみよう」と思わせる要素でもあります。しかしそれが「聖風のつえ」の代替手段または圧倒的な攻撃のアイテムでなかったら、やはりプレイヤーは離れてしまうでしょう。
 
私が以前から「聖風のつえ」をやり玉に挙げているのは、ゲームバランスの崩壊をもたらしているからです。回復・復活アイテムを特攻アイテムのようにゴミ化させる手段は運営が頭を下げてやや弱体化させるか、無効化させるような難敵を多く出現させるしかありません。実際に運営は強敵の中にマホトーンを多用するモンスターを多く出現させたりしていますが、残念ながら今のアンバランスを解消するほどの効果は出ていないのが現実です。灼熱なぎはらいを使って魔法を弱体化させてくるモンスターとかをフィールドに放ったりする必要もありそうです。しかしせめて聖風のつえの復活機能が20%のHPでの復活であったなら、まだ何とかなったかも知れませんが・・・。
って言うか錬成なんてメニューを作るのなら、わざわざゲームバランスを崩してしまうアイテムなんぞを設えるよりも、ひかりのタクトやトワイライトブルームを錬成してちょいと機能を盛る方がよかったんじゃないですかね。
しかし、そんな「聖風のつえ」も二周年記念ガチャで復刻させていたようで、しかも仲間モンスターとか、私にはもはやこのゲームの意味が分かりませんでした(笑)。
 
しかし・・・。
 
回復アイテムをフル機能で使おうと思ったら「賢者」に持たせる必要があります。特にベホマラーの聖風のつえはそうなるでしょう。
一方で、ドラゴンのつえや霊獣のつえ等の強力な全体攻撃アイテムをフルに発揮しようと思うと、これまた「賢者」に持たせる必要がありますね。そうすると、両方をフルに使いたいと思ったら、4人パーティのうち2人が賢者となってしまうため、ほこらで制限が生じたり、レベリングなどの面でゲームが単調化したり、パーティが弱体化してしまう嫌いもあります。他に魔法が得意な職業には魔法戦士がありますが、やまびこ特性が無かったり、あまり攻撃魔力が盛れなかったり、攻略上フォースブレイクの関係で特定のアイテムを選ばなくてはならなかったりします。つまり「魔法」の特化キャラに関しては上級職では賢者しかいないと言うのが現実で、「持った者」は強力な特攻魔法アイテムがあるのに、聖風のつえを持たせなくてはならないというジレンマも生じるのでしょうね。なんせ賢者に特攻魔法アイテムを使わせると、やはり魔法戦士のそれよりも高い攻撃力を発揮しますので爽快そのものですから。って言うか賢者を回復専門キャラとしてしか使えないって、何だかこれもバランスに欠いていますよね。スーパースターか海賊は要らないので、別の攻撃魔法の専門職業を一つ作ってあげると、面白くなるんじゃないですかね。
魔法戦士の機能を上げたように、パラディン(本当は僧侶と武闘家のMIX)の機能を上げて、ザオの特技付加や回復特技(魔法のベホマラーは除外ですね)にプラスアルファが付く職業にしてあげると、他の回復系アイテムも甦って生きてくるんじゃないですかね。そうすると賢者を魔法攻撃に回せるので戦略に幅が出来て面白くなると思うのですが・・・。
 
ちなみに私、完全無課金の上にドラクエウォークの引退をしていますが、先日二周年のふくびきをやりまして、10連をやったらドラゴンのつえが2本でて、更に単発で1本追加で出ました。凸らずに3本をLv50にして、賢者を3人並べて助っ人も含めてドラゴラム4連発を「ゆきのじょおう」に食らわせたら爽快そのものでした(笑)。
ゲームの楽しみ方も色々という事で。
回復アイテムは大事ですが、1ターンで終わると関係なかったりしますね。
でもホント、ゲームバランスって大事ですね。

ファイル 151-1.png