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バディのファンカーゴ4WDに、二代目の4シーズンタイヤを付けました。

2017年12月26日に、初めて取り付けた4シーズンタイヤ。
当時はほぼグッドイヤーのVector4Seasons一択という状況でしたが、3年半も経つと状況は一変しており、ブリヂストン以外のタイヤメーカーが挙って日本の市場に投入してしのぎを削っているという状況に様変わりしておりました。
私の車ステージでは普段はほとんど雪など降らない大阪ですので、夏と冬にタイヤをいちいち履き替えるのは面倒で不経済だし、大体うちにはタイヤにカバー掛けて保管しておける場所などない。とは言え、冬季にはカメラを持って時には豪雪地帯に足を踏み入れるため、チェーン規制の関所をくぐり抜けるスノーマーク入りの冬タイヤが必要な事と、スタッドレス履いてようとタイヤチェーンがないと行けないようなヤバい場所に行く事が殆どなので、オールシーズンタイヤというのは私のニーズに非常にマッチしているのだ。
蒸気の装着日から2020年7月11日に至るまでグッドイヤーのベクターを装着したが、丹波方面での突然の降雪に二度ほど助けてもらっている。私の感覚では8cm前後の積雪なら、難なくクリアしてゆけるほどの性能があった。ただしアイスバーンはスタッドレスでも冷や汗をかく事があるので4シーズンタイヤにそこまでの性能を求めるのは酷という物だ。あくまで簡易クリア用。それ以上はタイヤチェーンを巻くのが正しい用途となると思う。よく言われる晴天時の走行時室内騒音は普通の夏タイヤと変わらない。雨天時のグリップ性能は排雪用の大きな溝が排水に一役買うようで、これも普通のタイヤのように普通にコーナリングを安定してクリアしてゆけます。
あ、ちなみに私その昔ジムカーナをやってました。レースではタイヤでは嫌という程拘らされましたし、フォーミュラニッポンの某チームにサスペンションを供給する某メーカーの開発にも在籍しておりましたので、多少の実体験や知識もあってこんな事も多少書けます。でも今はファンカーゴのただのおっさんファンドライバーですけど・・・。
とにかく4シーズンタイヤは、巷のアンチや一部のショップ店員が力説するほど、どっちつかずの劣悪商品ではありません。特に雪が降ってもせいぜい1日2日という大阪圏では、良い選択肢になると思います。が、ベクターは実質2年7ヶ月ほどしか持たなかったため、やはり減りが早い印象がどうしても拭えませんでした。
というわけで私が二代目の4シーズンタイヤに選んだのは、ミシュランのクロスクライメート175/65 R14です。
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装着直後なのでヒゲが付いています。

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大事なのはこのスノーフレークマーク。このマークがないと冬用タイヤ規制の関所をクリアする事ができません。クロスクライメートにもしっかりと刻印されており「M+S」も入っています。扱いはスタッドレスと同等という事になります。

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4シーズンタイヤで、各メーカーが一番しのぎを削っている部分がゴムの材質と、とりわけこのタイヤパターンですね。クロスクライメートは斜めの溝の先端が交差するようになっており、トレッドに行くに従って溝幅が大きくなっています。溝で引っかけた雪を効率よく外側に排出してゆく工夫が感じられます。副産物としてウェットにも強い理屈も分かります。さらに先端のクロスというパターンのお陰で、他の4シーズンタイヤよりも少し長持ちするのではないかと言われています。実はそれが今回このタイヤを選んでみた最大の理由です。1本1万円と割高ですから、少しでも長持ちして欲しいですね。

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装着したファンカーゴの姿はこんな感じです。
新しいタイヤと言うだけで、少し男前になった感じがします。笑
ちなみにルーフに積んでいる脚立はハシゴにもなるやつで、キャリアの上に乗るために積んでおり、RV-BOXはただのゴミ箱です。

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ミシュラン、クロスクライメートの全体。
ベクターよりもちょっと高いですが、その分いい結果を出してください。ちなみにこのファンカーゴ4WD、現在14万キロオーバーです。まだまだ調子が良いので、いいバディでいて欲しいです。