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喉元過ぎれば・・・。

テレビを見ていても、ネットを開いても、毎日毎日某かの新型コロナウイルスに関するニュースが報じられている。

私もこの日記でコロナの話題は連続3回目だ。

他に話題が無いわけでは無いが、これだけ世間がザワついていると、やはり素人の私でも、否応なしに色々と考えさせれてしまいます。
で、
私なりの今後のコロナに関する予想ですが、当たるも八卦当たらぬも八卦という事で、ここに書き記して、どこまでその通りになるか見守ってみようと思う。無意味な事だが暇なもんで・・・(笑)。
 
新型コロナウイルスと言うと、とても物騒な感じがするが、実は世間で言われている「風邪をひいた」という風邪の原因には、ウイルス系ではインフルエンザ、アデノウイルス、そしてコロナウイルスを源にしている物が代表的だ。特に重症化して毎年世界的に多くの死者を出しているインフルエンザには、今は色々なタイプの抗ウイルス剤が開発され、初期に服用すれば数日の安静で快方するようになった。一方でインフルエンザ以外のアデノウイルス、コロナウイルスに由来する「風邪」の場合は、今も抗ウイルス薬があるわけでは無く、基本的には対症療法の薬が処方され、自己の免疫機能に依った治療がなされる。なぜならこの二つに関しては「殆どが重症化しない」からだ。
今般のコロナウイルス、所謂COVID-19が突然の彗星のように話題に上ったのは、今までのコロナウイルス感染とは違って、比較的強い感染力と死に直結するほどの肺炎を引き起こし重症化する度合いが高いと判断されたからだと思われる。
しかし、実際には重症化して死に至る確率からすると、インフルエンザほど高くはなく、感染力と重症化というリスクでは高いかも知れないが、形的には今までのコロナウイルス感染による「風邪」とさして変わらないような感じがする。

これは素人の私の個人的な意見ではあるが、いずれにしても、インフルエンザを含めてウイルス感染による「風邪」の本当に怖い所は、そのウイルスによって引き起こされる症状そのものでは無く、身体の免疫反応によって体内のウイルスを駆逐した跡にくる「二次感染」にあると思っています。
二次感染というのは何かというと、人間の免疫反応というのは、身体に入り込んだ異物(ウイルスなど)を、攻撃して駆逐するという器用な機能ではあるのだが、実はそれだけに集中してしまい、他は手薄になるという不器用な側面も持ち合わせていたりする。風邪の治り始めに花粉症の症状やアレルギーが治まったりするのはその為だ。なので、その免疫機能がお留守になっている隙を突くように、別の「細菌感染」を起こす事が多々ある。ウイルスと細菌は全く別物なので、抗ウイルスの免疫機能は細菌には効かない。これも風邪と同じような初期症状を示すため「ぶり返した」という状態になるのだが、当然ながら細菌の場合は全く別の病状を引き起こす。肺炎、腎臓疾患、多臓器疾患など重篤な物から発熱、咽頭炎、気管支炎と言った物まで色々だ。これらを指して昔の人は「風邪は万病の元」と言った。
抗ウイルス剤があるインフルエンザには今は処方はされないが、風邪を引いて病院へ行くと「抗生剤」が処方されるのは、実はウイルス感染が落ち着いた後に引き起こす「細菌感染」から守るためなのだ。抗生剤は「抗菌剤」とも呼ばれるように「菌」に対して有効なので、ウイルス全盛の期間に服用しても実は効果はあまりなく、3日ほど飲むと身体に耐菌性が付いてしまって無意味になるので、治りかけから飲み始めるのが良かったりする。これがアデノウイルスやコロナウイルスの「風邪」に今も施される処方だ。新型コロナに関しても抗ウイルス剤や治準が無いため、やはり同じような対症療法を施しているのが現状であると思われる。ただ新型コロナウイルスは肺(呼吸器)を狙ってくるので厄介なのである。
 
しかし・・・、
新型コロナウイルスだCOVID-19だと言ってもウイルス由来の「風邪」は「風邪」なのである。つまり、夏にはあまり流行らない傾向がある。もちろん無いわけでは無い。「夏風邪」という言葉があるように、効き過ぎた冷房下に身を置いて免疫機能が損なわれて風邪をひいたりもする。が、大流行はしない。COVID-19は赤道直下の国でも流行していると言う向きもあるが、私はこの「風邪」も例外なく夏には流行はしないと思っている。遅まきではあるが恐らく5月中旬から下旬辺りから徐々に新規感染者が下火になっていって、次第に一旦の収束を見る事になるのではないかと踏んでいる。素人の考えなので経験則が主で根拠は無いが「風邪」であればそうなるはずである。

と、すればだ。

COVID-19が変異して麻疹や水痘のように空気感染の機能を獲得しなければ、6月や7月にもなってくると、あれほど多くいた新型コロナの患者もいつの間にか殆どが退院し「あの騒ぎは何だったんだろう」と言わしめる程に落ち着いてしまうような気がしている。
そうなると、すっぴんや脳内補完で可愛く見せたい女子くらいしか好んでマスクもしなくなって、不足により高騰したマスクも元のように30枚入りの箱が百均でも売られるようにまでなってくると思われるのだ。
特に7月下旬から9月中旬に至るまでのお祭り系を、早々と中止にした所は、多少後悔するかも知れませんね。
で、秋も深まった頃に、もしかしたら全く別の新型ウイルスが発現してくるかも知れないが、それは置いといてもCOVID-19の感染者の話題が、徐々に出てくるのでは無いかと予測する。
しかし2020年末辺りには、ワクチンとまではいかないまでも、アビガンやレムデシビルと言った既存の物や開発された新薬など、かなり有効に働く複数の治療薬が実戦投入されると思われるので、今年ほど死者を出すには至らなくなっている可能性が高いと思われる。私は前回の日記で感染による自己免疫の獲得が先になると言ったが、これには10年単位の時間がかかるため、お詫びと訂正を入れておきたいと思う。
要するに、人間の意思や対処とは関係なく、季節的に間もなく収束の兆しが見えてくる・・・と予測するのだ。
今やっている都市封鎖の一歩手前のような外出自粛などの対処も、やれば、これのお陰で早期に収束したと言う事もできるかも知れないが、まぁ季節的な要素の方が大きくなると思う。恐らく安倍政権もそれに与する役人連中も、のらりくらりと対処政策をやっているのは「夏には一旦収束する」と読んでいるはずだ。と思わされるのだが・・・。
しかし、問題は夏場の収束後の備えである。
自粛を半強要された国民の多くは、その反動でコロナ以前の生活を取り戻そうと行動するはずである。つまり、夏も終わる頃には「喉元過ぎれば熱さ忘るる」状態になっている可能性が高い。国民に関しては仕方の無い事だが、私が懸念するのは政府や役人も「喉元過ぎれば熱さ忘るる」状態になってしまう事である。これだけ衛生材料の不足に悩まされながらも、再びコロナ騒ぎが盛り上がるまで、何の対処も打たない気がする・・・と思ってしまうのは私だけなんだろうか・・・?